転生者は知らない。自分の孫が主人公であることを   作:のうち

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ファミリーとの出会い・雲編

 沢田家康、転生者だ。どうも前回の最後から腹の調子が悪い。いや、あの麻婆豆腐はうまかった。口に入るとまるで辛さがマグマでも口にしているかのように口の中を焼き尽くすような感じで一口目を食べた時は悶絶したがその辛さを超えた先に旨さが広がる。心配そうな顔をする訃堂をよそに俺は無意識にまた麻婆を掬って口に入れていた。

 

 辛さの後の暴力的なまでの旨さが俺の頭を支配して夢中になってそれを食べて気付いた時には完食していた。

 

 「だ、大丈夫か家康?」

 

「ああ、口の中に溶岩を流し込まれたような感覚だがその先にくる暴力的なまでの旨味がつい、旨くてお前の分まで食ってしまった。すまん、すぐにお前の分を注文し直す。」

 

 「いや、いい。これはお前にしか食えん。」

 

「そうか、すまんな。」

 

 「ふふふ、中々いい食いっぷりだな。」

いきなり、俺と訃堂の間に割って入ってくる奴がいた。死んだ目をした親父のような格好をした男が話しかけてくる。

 

 「誰だ。お前は?」

 

「私は言峰綺礼。今年、この街の教会に赴任してきた神父の息子だ。」

 

 「そうか、言峰綺礼。俺は沢田家康だ。」

 

「俺は風鳴訃堂だ。」

 

 「教会か、そういえばゴロツキどもを返り討ちにしたとかいう話をさっき、訃堂がしていたな。」

 

「ん、ああなんでも、神父の見習いがゴロツキどもを返り討ちにしたと、家康まさか」

 

 「ああ、おそらくこいつがその神父見習いなんだろ。」

 

とそれから色々と話を続けて、訃堂と綺礼と俺の3人で店を出ると

 

 近くを歩いていた不良集団が綺礼を見て驚いていた。

 

「て、テメェは、この前の神父⁉︎」

 

 「へへ、なんでこんなとこにいるのかは知らねえがこの前の鬱憤を晴らさせてもらうぜ。隣にいる連中もろともな。」

 

 不良集団が俺たちを取り囲む。

 

 「だってさ訃堂どうする?」

 

「舐められたものだ。そこまでいうからにはよほどその命要らんらしい。」

 

 「そうだな。舐められたからにはそれ相応の報いを受けてもらうとしよう。」

 

「いいのか?」

 と綺礼は聞いてくるが

 

 「構わん。躾のなってない奴に痛みをくらわせるにはちょうどいい」

 

 「そういうことだ。」

 

「高々3人ごときで何が出来る!、お前ら袋にしてやれ!」

 

こいつら、何日か前に綺礼に一人でやられたのに俺たち三人で負ける訳ないだろう。

 

 それから俺達は不良集団を返り討ちにしてやった後ろを振り向くと気絶した不良の山が出来ていた。アニメ以外で初めてみたぞこんな光景。

 

 「すまなかったな。二人とも手伝ってくれた礼も兼ねて茶くらいは出そう。」

綺礼に案内されて彼の住む教会へと向かう。そしてそこで俺は俺の運命と出会う事になるのを知らなかった。

 

 




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響の守護者決選投票その1

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