シャニPとアイドルがいちゃいちゃするだけの話   作:馬鹿とオタク

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果穂と散歩する話

P「ただいま戻りました~...」

 

事務所のドアを開けると、こちらに背を向けている朱色の髪が目に入った。

果穂だな。他のアイドルは見えないため、おそらく一人で来たのだろう。

 

果穂「プロデューサーさんっ!お帰りなさい!」

 

P「果穂もお疲れ様。今日は一人なのか?」

 

果穂「はい!」

 

P「そうか...今は何してたんだ?」

 

果穂「はい!実は...さっき、窓から外を見てたんです!来たとき通らなかったところに桜が咲いてて...とってもきれいでした!」

 

先週はまだ肌寒かったのに、もうそんな季節か。

それにしても、もう桜が咲いてるのか、開花時期はもう少し後ろだったと思ってたんだが...。

 

P「...そういえば、早咲きの桜はもう咲いてる時期だよな」

 

果穂「うー...なんか、春が来た!って感じがします!」

 

P「そうだよな。そうだ、果穂は春といえば何が思いつく?」

 

果穂「うーん...そうですねぇ...桜!です!あとは、えーと...桜餅!お花見!...後は、えーと、うーんと」

 

P「ははっ...果穂、春は好きか?」

 

果穂「はいっ!大好きです!プロデューサーさんは好きですか?」

 

P「ああ、俺も好きだよ。そうだ!今度、みんなでお花見に行こうか。お弁当持ってさ、桜見ながら食べよう」

 

283の全員...はさすがに予定を合わせるのが大変だな。なんとか頑張ってはみるが、現実的なところは放クラ全員くらいになりそうかな。

 

果穂「わぁっ......!お花見、すーっごく行きたいです!」

 

P「よし、そうと決まれば、さっそく下見に行かないか?」

 

果穂「下見...?」

 

P「ああ、どこで食べようかーとか、前もって見ておくんだよ。まあ、言ってしまえば散策とか、ちょっと違うかもだけど探検とかかな」

 

探検という言葉を聞いた瞬間、果穂の目がキラキラと光りだした。

まあ、さすがに車で遠くまで...とかはできないので、近くをぶらつくぐらいだが。

 

果穂「探検...!行きたいです!...あっでも、プロデューサーさんはお仕事が...」

 

P「心配しなくても大丈夫だ。みんなとお花見に行くための下見だから、これも仕事だよ。準備するから少し待っててくれ」

 

果穂「はいっ!プロデューサーさんとたんけんたんけん~♪」

 

P「ははっ、すぐに準備するよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

P「お待たせ、じゃあ行こうか」

 

果穂「はいっ!行きましょう!」

 

どこに行こうか。桜...と言ったらここから近くだと河川敷の方か?果穂の家とも反対側だし、ちょうどいいかもな。

 

P「よし、じゃあ川の方に行こうか。あっち方向だと桜の木もたくさんあったはずだ」

 

果穂「はい!たっくさん咲いてるといいですね!」

 

P「ははっ、今たくさん咲いてるとお花見行くときには散ってるから、今はつぼみくらいがちょうどいいかもな」

 

果穂「あ、そうでした。えへへ...」

 

少し歩いて、川辺まで出てくると桜の木が大量に並んでいた。

いくつかの桜は咲いていないが、たくさんのつぼみをこしらえている。予報などは見てないが、おそらく来週くらいには満開になるだろう。

 

果穂「わぁー...!見てくださいっプロデューサーさん!つぼみがぎゅーってしてます!」

 

P「ほんとだな。...お、見てくれ果穂。これなんかちょっと開きかけてるぞ」

 

果穂「もうちょっとで開きそうです!頑張れっ、頑張れっ」

 

P「果穂が応援してくれたらきっと桜も綺麗に咲いてくれるよ」

 

なんてことを言っていると、果穂が何かを思いついたようだ。

しかし、言い出しづらいのかもじもじしている。果穂は優しい子だから、おそらく俺や放クラのみんなに少し負担がかかることなのだろう。

 

果穂「......プロデューサーさん...!あの、わがままを言ってもいいですか...?」

 

P「?ああ、なんでも言ってくれ」

 

果穂「あの...あたし、桜が咲くところを見てみたいです!」

 

桜が咲くところ...というと、咲く瞬間のことか?

さすがに難しいな。よく桜の映像を倍速にして咲くまでの様子を映す動画もあるが、さすがに人力では...。

 

P「確かに気になるよな...でも、どうしようか。動画を撮り続けたりは難しいし...」

 

果穂「あ、あのっ。プロデューサーさんがよかったら!あたしと毎日ここの桜を見に来てくれませんか!」

 

なるほど、確かに毎日見に来たら経過を見ることはできるだろうけど、咲く瞬間に立ち会えるかは...でもまあ、果穂がそれでいいならできるだけ叶えてあげないとな。

 

P「でも、俺でいいのか?」

 

果穂「はい!だってこの桜さんはプロデューサーさんと一緒に見つけたから...だから、咲くまででいいので、一緒に見てくれますか...?」

 

P「ああ!俺で良ければ、毎日一緒に見にこよう」

 

果穂「やったー!あたしは今学校が春休みなので、毎日朝事務所に行きますね!」

 

P「うん、待ってるよ。...そうだ、経過を後から見返すために写真を撮っておこう。さすがに毎日同じつぼみを撮ることはできないかも知れないけど...果穂、良さそうなのを探してくれるか?」

 

果穂「わかりました!ぎゅーってなってるやつを探します!」

 

 

これもいいあれもいいと話あった結果、果穂の理想の「ぎゅーってなってるやつ」を見つけた。

特別大きなものではないが、可愛らしく、応援したくなるようなものだった。

 

P「よし、じゃあ撮るぞ。......よし、一応果穂も確認してくれ」

 

果穂「はいっ、あたしも見たいです!......プロデューサーさんが撮ってくれた桜、とってもきれいです!」

 

P「はは、ありがとう。...よし、そろそろ戻ろうか」

 

そして、明日が待ちきれなくてうずうずしてる果穂と一緒に事務所まで帰ってきた。

 

 

P「撮った写真は全部撮り終わったら現像しようか。どうなるかが楽しみだな」

 

果穂「はい!プロデューサーさんと一緒に桜を見るのも楽しみで、みんなとお花見をするのもとっても楽しみで...楽しみがいっぱい待っててとっても嬉しいです!」

 

P「俺も楽しみだよ。いい思い出にしような」

 

果穂「はいっ!」

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