シャニPとアイドルがいちゃいちゃするだけの話   作:馬鹿とオタク

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めぐるに看病してもらう話

P「お疲れ様です」

 

めぐる「あ、プロデューサー!おかえりー!」

 

事務所のドアを開けると、ちょうど居合わせためぐるが元気よく挨拶をしてくれた。

 

P「めぐるもお疲れ様。今日も元気だな」

 

めぐる「もちろんだよっ!聞いてよプロデューサー!今日学校で嬉しいことがあって───────」

 

 

 

 

 

────嬉しそうに話すめぐるの話を聞いている途中で、体の異変に気付く。

体が重い。節々が痛い。...軽い風邪かな。

 

今日中にやっておかなければいけない仕事だけ終わらせてすぐ帰ろう。

 

 

めぐる「それでねー!......プロデューサー?」

 

P「え?ああ、どうかしたか?」

 

体の方に意識を向けていたせいで少しうわの空になっていたことに気づいたのか、キョトンとした顔でこちらを見てくる。

 

めぐる「わたしは大丈夫だけど...プロデューサーの方こそ大丈夫?」

 

P「俺か?俺はほら、この通りピンピンしてるぞ!」

 

できるだけ心配させないように元気なそぶりを見せる。

おそらく不調はバレているだろうが、本人が大丈夫だと言っている手前、無理に休ませるわけにもいかないだろう。

 

 

めぐる「......本当に?無理してない?」

 

バレバレみたいだな...。でも、やらなければならない仕事もあるし、ここで休んではいられない。

 

P「...本当だよ、心配しないでも大丈夫。急ぎの仕事を終わらせたら、めぐるのお言葉に甘えてちゃんと休むよ」

 

めぐる「...わかった!じゃあ、プロデューサーのお仕事が終わるまでわたしもここにいる!はづきさんも居ないし、プロデューサーはすぐ無理しちゃうから心配だよ!」

 

P「はは...ありがとな。よし!すぐに終わらせるか...ら......おっとと...」

 

気合を入れようとした矢先、視界がゆがむ。まずい、体のだるさはまだ何とかなるが、めまいとなるとまともに仕事に手が付けられない。

 

それに誰が見てもわかるくらいふらついたせいで、めぐるのこっちを見る目が変わったのを感じた。

これはまずいと思ったのか、プロデューサー!と悲鳴交じりの声を上げて、パタパタと駆け寄ってきてふらつく体を支えてくれる。

 

めぐる「プロデューサー!やっぱり少し休もう...!?」

 

大丈夫だ...と言いたいところだが、このままだと仕事にならない。少し休むしかないか...。

 

P「そう...だな。めぐるの言う通り、少し横になるよ...。すまない、仮眠室まで付き添ってくれるか...?」

 

めぐる「うん...!わたしに捕まって...ん...しょっと...」

 

あまり体に力が入らなくなってきた...。

めぐるもなんとか支えてくれているが、このまま仮眠室まで行くのはかなり負担をかけてしまうな...。

 

P「すまん、めぐる。やっぱりソファで頼めるか...少し休めば大丈夫だから...」

 

めぐる「でも......うん、わかった...」

 

進路を変更し、ソファに横になる。

めぐるは俺を降ろすとすぐ横に来て、心配そうな顔を覗かせた。

 

めぐる「プロデューサー...本当に大丈夫?何かして欲しいことがあったらいつでも言ってね...?」

 

P「ああ、すまん...ちょっと寝るな...」

 

めぐる「うん...おやすみなさい...」

 

横になって目を閉じると、すぐに意識を手放した───────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意識が少しずつ覚醒していく。寝ている間に大量の汗をかいたようで、体がべたべたする。

しかし、横になる前よりかは明らかにすっきりしている。汗をかいたおかげでどうやら体の不調はほぼ全快したようだ。

 

少しずつ瞼を開くと、隙間から少しずつ電気の光が差し込んでくる。

しかし、何か違和感を感じる...。何か...影が差しているような...。

 

P「ん......ん...?ってめぐる!?」

 

めぐる「わっ!プロデューサー、起きた?」

 

影の正体は真上から覗き込むめぐるの頭のようだった。

...しかし、この頭の裏のやわらかい感触は...。

 

すぐに飛び起きる。起きてすぐに激しく動くとめぐるが心配するだろうが、お構いなしだ。

今はそんなことよりも重要なことが起こっていた。

 

P「ちょっ...!す、すまん!俺はなんてことを...」

 

めぐる「プロデューサー、まだ安静にしてないとダメだよ!」

 

P「い、いや、もう大丈夫だ!それより...さっきまで俺は何を枕に...」

 

めぐる「何を...って、ただの膝枕だからそんなに驚かなくてもいいのにー...」

 

P「いやいや...膝枕って...その、かなり汗もかいてるし、重かっただろ?」

 

めぐる「全然!真乃や灯織にもよくやってあげてるんだよー!」

 

なんのへっちゃらといった感じで腰に手を当てて、ふんぞり返るようなポーズを取り始めた。

平気さのアピールも十分伝わったし、イルミネの仲の良さを再確認できたのはよかったが...そういう問題じゃない。

 

 

P「めぐる...すまん、結局心配もかけたし、迷惑もかけちゃったな」

 

めぐる「そんな...プロデューサーは気にしないで!そりゃ心配はしたけど、迷惑だなんて全然思ってないよ!膝枕だって私がやりたくてやったことだし!」

 

P「でも...」

 

めぐる「もう!じゃあさじゃあさ、約束しよっ!」

 

P「約束?」

 

めぐる「うん、約束!これから、プロデューサーは何か困ったことがあったときは、わたしを...ううん、みんなを頼ること!プロデューサー、自分でできることは全部自分でしちゃおうとするでしょ?」

 

図星だ。悪い癖だとは分かっているのだが、自分でできることなのだから自分がやるべきだろう、と思ってしまっている。

 

P「う、うぐ...はい」

 

めぐる「絶対に...とは言えないけど、あんまり良くないことじゃないかなって思うんだ。だから、困ったときはすぐに助けを呼ぶこと!プロデューサーが助けを求めてくれたらわたし、びゅーんって飛んで行くから!」

 

その後、口でびゅーんともう一度効果音を付け加えるめぐるを見て、思わず笑いが零れだす。

 

P「ははっ...それは頼もしいな。わかった、約束だ」

 

めぐる「はい、じゃあ指切りげんまん嘘ついたら...」

 

ここで、何か考えるような様子でめぐるの動きが止まる。

 

P「...嘘ついたら?」

 

めぐる「...むむ!...じゃあ!わたしからお仕置き!ゆびきった!」

 

P「ええっ!...はは、そんな約束されちゃったら破れないな!」

 

めぐる「そうだよ~?破ったらこわーいお仕置きが待ってるから、絶対破っちゃダメだよ!プロデューサー!」

 

P「もちろんだ!」

 

 

 

そして、夜も更けてきたのでめぐるを送った後に、急用の仕事を死に物狂いで終わらせていたことが後日バレ、めぐるにこってり絞られたのはまた別の話。

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