シャニPとアイドルがいちゃいちゃするだけの話 作:馬鹿とオタク
P「す、すまん...」
にちか「別に怒ってませんけどー。それに、プロデューサーさんが謝ったってどうにもならないですしー」
普段、事務所に長くいることが少ないにちかが珍しく事務所にいる。
その上、機嫌があまり良くない。
原因はレッスンのダブルブッキングだ。
滅多に起こらないことなのだが、人が管理している以上起こってしまった。
しかも今回は相手が先に予約していたので、仕方なく事務所にいる。といった具合である。
にちか「あー、プロデューサーさんに何してもらおっかなー」
P「え...俺か?」
にちか「えー?だって、謝るってことはプロデューサーさんが1ミリでも悪いって思ってるってことじゃないですかー!だったら何かやってもらわないとなー!」
P「......俺にできることだったら、何でも言ってくれ」
にちか「......なんか、強制してる感じでてやだなー。でも、言質取ったので今から何してもらうか考えますねー」
P「はは...」
にちか「あっ!ランニングとかどうですー!?」
P「え!走る...のか?」
にちか「え、逆に走らないランニングってあります?それに、プロデューサーさん、最近お腹ぽっよーんってなってきてるの自覚してますー?」
P「え...嘘だろ?」
にちか「ホントですー、ほら、ぼーっとしてると置いてっちゃいますよ!」
P「ま、待ってくれにちか!」
河川敷まで出てきたは良いんだが...革靴にスーツ、ズボンもシャツも捲り上げて到底これから走る格好ではない...。
にちかはというと、やる気十分。レッスン室が取れなかった分、これからやってやるぞという気合がひしひしと伝わってくる。
にちか「じゃあ行きますから、ちゃんと付いてきてくださいねー!」
そうして走り出したにちかに並走する。スピードは...追いつけないほどではない。たまに夏葉と一緒にランニングしてるおかげか、この調子だとまだ走れるな。
走り出して30分ほど、もう6キロは走っただろうといったところで、にちかが立ち止まった。
スーツで走ることに慣れておらず、走ること以外に意識を向けられていなかったが、どうやらスタート地点に戻ってきていたようだ。
にちか「はぁっ...!はぁっ...!はぁ...!どうです...!いい...運動になったんじゃ...ないですか...!?」
P「はぁ...!はぁ...!そう...だな...!」
急に止まるのも良くないので、歩きながら呼吸を整える。
やはりというか、にちかの方が息が整うのが早い。これが若さか...。
やっと息が落ち着いてきたところで、水もなしに走り出したことを思い出した。
P「はぁ...はぁ...水、買ってくるよ。にちかも水でいいか?」
にちか「あー...お願いしますー...」
意気込んで出てきたはいいが、自販機が見当たらない。
近くに見当たらなかったため、少し歩くが知っている自販機に来た。
P「水水...うわぁっ!」
自販機に小銭を入れたところで、首に濡れた冷たい感触が来て飛び上がる。
驚いて後ろを振り返ると、水を二本持ったにちかが立っていた。
にちか「もー...自販機探しにどこまでいってるんですかー?」
P「い、いや、近くに自販機が見当たらなくて...ありがとう」
にちか「プロデューサーさんが探しに行った反対側にすぐありましたけどー?前しか見てない感じですかー?」
P「そ、そうだったのか...すまん」
にちか「それに、そこの自販機ちょっと高いんで。ホントはスーパーとかの方が安いんですけど、この辺にないんだよなー」
P「...そういえば、水いくらだった?」
財布を出そうとすると、にちかがあからさまに不機嫌になった。
にちか「お金は入らないですー。そこまでがめつくないし...。けど、そのかわり貸し一つですから!ちゃんとお仕事取ってきてくださいねー!」
P「...ああ、もちろんだ!」
にちか「よーし、それじゃあ次は何してもらおっかなー」
P「え、まだ何かあるのか...!?」
にちか「当たり前じゃないですかー!うーん、次はダンスにしよっかなー。あーでもレッスン室使えないからなー」
P「か、勘弁してくれ...」