シャニPとアイドルがいちゃいちゃするだけの話 作:馬鹿とオタク
P「ただいま戻りました...!」
はづき「プロデューサーさん、お疲れ様です~」
P「はづきさん、お疲れ様です」
今日は一日中外にいた。
撮影、収録、打ち合わせなど、かなりハードなスケジュールに体が疲弊しているのがわかる。
夏の猛暑はまだ続いていて、夕方になると少しましにはなってきたが、暑いものは暑い。
はづき「麦茶とコーヒー、どちらにしますか~?」
台所の方から声が聞こえてきた。ここは、気を利かせてくれたはづきさんに甘えることにしよう。
P「え?ああ...すみません、ありがとうございます。麦茶でお願いします」
はづき「はい、どうぞ~」
お願いします。と言ってすぐにはづきさんが麦茶を出してくれた。
P「もしかして...最初から麦茶って言うのわかってました?」
はづき「なんとなく...プロデューサーさんは麦茶って言うと思ったので~」
P「ははっ、もう俺のことなんてなんでもお見通しですね」
はづき「そうかも知れないですね~。...逆に、プロデューサーさんはそうじゃないんですか?」
意外なカウンターが来た。確かにその理屈は通るが、自信はない。
とりあえず、麦茶を一気に飲み干して誤魔化した。
はづき「...なんて、冗談ですよ~。プロデューサーさんは、アイドルのみなさんのことをよく見るのがお仕事ですから」
P「すみません...はづきさんは俺のことよく見てくれてるのに、何もしてあげられなくて」
はづき「大丈夫です~。別に、何かして欲しくて見てるわけじゃないので」
P「はは...あ、そうだ!はづきさんのことはお見通しってほどじゃないですけど...これ、よかったら一緒に食べませんか?」
そういって帰りに買ってきたものをテーブルの上に置く。
ご機嫌取りに聞こえるかも知れないが、本当にはづきさんと食べようと思って買ってきたため、2つしかない。
はづき「わぁ、フルーツタルトですか。それじゃあ、お紅茶淹れてきますね~」
P「あ、手伝います。はづきさんにばっかり任せていられませんから」
はづきさんが紅茶の準備をしている間に、食器棚からそれぞれのカップを取り出し、ケーキを皿に載せる。
はづき「いいですよね~...こういうの」
いつもよりも一層穏やかな声色で、はづきさんが呟く。
何が良いかはわからないが、幸せそうな雰囲気を邪魔するわけにもいかないので、相槌を打っておく。
P「...?そうですね...」
はづき「あ~、プロデューサーさん絶対分かってないって顔してる~」
P「はは...すみません、はづきさんがなんだか幸せそうな顔をしてたので、つい...」
はづき「も~...。プロデューサーさん、私には適当に返事してもいいと思ってませんか~?」
P「ははっ...なんだか、はづきさんと一緒に居ると気が抜けてしまって...すみません」
P「それで...何が良かったのか、教えてくれませんか?」
はづき「そうですね~...。なんだか、うまく言葉では表せないんですけど...プロデューサーさんとこうして一緒にいると、なんだかいいな~ってなるんです」
P「ああ、わかる気がします。俺も...好きですね」
はづき「......」
P「なんだか...みんなに内緒で甘いもの食べたりとかって、ちょっと悪いことしてるみたいで...いや、悪いことではないんですけど...」
はづき「......そうですね~」
P「あれ、はづきさん、なんだか怒ってます?」
はづき「どうしてですか~?...ブルーベリー、貰っちゃいますね~」
P「ああっ、はづきさんのもブルーベリー乗ってるじゃないですか!」
はづき「え~?......ほら、乗ってないですよ~?」
P「い、今食べたじゃないですか...!そっちがそう来るんだったら、俺も何か貰っちゃいますからね...!」
はづき「あ、もう、ダメですってば~」