シャニPとアイドルがいちゃいちゃするだけの話 作:馬鹿とオタク
困ったな...。
P「さすがにそれは...」
美琴「どうしても駄目?そんなに難しいお願いじゃないと思うんだけど...」
P「うーん...確かに、叶えられないことはないんだが...」
P「それでも俺の家に来たいって言うのはなぁ...」
美琴「でも、この前もプロデューサーの家に連れて行ってもらったんだし、今更だと思うけど...」
P「それでもなぁ...」
どうしてこうなったかと言うと、美琴のドラマ出演をお祝いして何かして欲しいことはないか聞いた。
すると、悩む素振りも見せず「プロデューサーの家に行きたい」なんて返事が返ってきてしまった。
それにこの前のは事故みたいなものだ。待っててくれって言ったのに勝手に上がってきたんだから...。
美琴「あ、そうだ。プロデューサーの家に忘れ物しているの。取りに行きたいんだけど...」
P「この前か、何を忘れてきたんだ?」
美琴「手袋なんだけど...私のだから、取りに行くのは問題ないよね?」
P「あれ、美琴のだったのか。誰かの荷物が紛れ込んでたのかと思ったら、この前の時に置いてっちゃったんだな」
美琴「うん、だから取りに行きたいんだけど」
何とか話を逸らせないか試行錯誤してみるが...さすがにそろそろ厳しいか......?
P「いくらプロデューサーの家とはいえ、男の家にあげるのは...」
美琴「大丈夫。手袋を受け取りに少し家に上がらせてもらうだけだから」
P「うーん......今回だけだからな?」
美琴「お邪魔します」
美琴の圧に負けてしまった...。ただ家に来たいだけなのに、この執着はレッスンに対するそれを感じさせた。
部屋に入った美琴は、ベッドに座って待っていた。
P「美琴...?ベッドじゃなくても、そこ、座っていいんだぞ?」
美琴「あれ...プロデューサーはこういうの、あんまり好きじゃなかった?」
P「い、いや...好きじゃないというか...誰かに教えてもらったのか?」
美琴「そういうわけじゃないんだけど、この前283プロの子が出てたドラマで、男の子はこういうのが好きなんだって言ってたから...」
雛菜が出てた恋愛ドラマか...。何か、悪影響を受けてる気がする...。
P「別に嫌いなわけじゃないが、そういうのは時と場合を考えてな...!」
美琴「時と場合...うん、私にはまだ早かったみたい。よくわからないや」
P「はは...。まあ、いずれわかる時が来るよ」
早速、美琴の今日の目的である手袋を渡す。ちょうど今度事務所に持っていこうとしていたので、目につくところに置いていた。
P「はい、手袋。これであってるよな?」
美琴「うん。...ところで、「これで」ってどういう意味なの?」
P「え?どういう意味...って、どういう────」
美琴「ううん、本当に少し気になっただけなんだけど、プロデューサーの部屋に女性ものの何かが置いてあって、それが私以外だったりするのかなと思ったの」
...なるほど。他に誰か女性が出入りしてないと確かに確認取ったりしないかも、と思ったわけか。
特に考えもせず言っただけなんだが...。
P「すまん、特に何も考えてなかった。他に女性が出入りしてるとかじゃないよ」
美琴「そうなんだ。...ふふ、どうしてかはわからないけど、ちょっと安心した」
P「安心?...よくわからないけど、安心できたならよかったよ」
美琴「...そういえば」
美琴「───アイドルの子たちの中でプロデューサーの家を知ってるのも私だけなの?」
P「......」
美琴「プロデューサー?」
P「......いや、他にも...いる」
美琴「...そうなんだ」
美琴「...今日はもう帰ろうかな。無理を言ってごめんね」
P「いや、いいんだ。逆に美琴がここまで我儘になるのなんて珍しいからさ。頻繁に家に来るのはさすがに良くないけど...たまになら、な?」
それで何か美琴の役に立てるなら、少しくらいはいいだろう...。
美琴「...ありがとう。じゃあ、また今度お邪魔するね」
P「あ、あんまり頻繁にくるのはダメだからな?」
美琴「ふふっ...大丈夫、わかってるよ」
その後、家を出たはいいものの、レッスン室までの道のりがわからず戻ってきた美琴を送り届け、その日は終了した。
美琴「他にもプロデューサーの家を知ってる283プロのアイドルの子...誰なんだろう」