シャニPとアイドルがいちゃいちゃするだけの話   作:馬鹿とオタク

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冬優子にスマホの画面を見られる話

冬優子「お疲れ様です♡...?」

 

おかしいわね...。事務所が戸締りされていないのに、誰もいない?

ま、大方あいつが近くのコンビニにでも出かけてるんだろうけど...。

 

冬優子「まったく...いくら少しの外出とはいえアイドル事務所よ?帰ってきたらきつーく叱っておく必要があるわね...」

 

冬優子「ん?...これ、あいつのスマホじゃない。ったく、どれだけ不用心なんだか...」

 

 

......。

 

ちょっとくらいなら...。

いやいや、こういうのはプライバシーなんだからさすがにダメよね。

でも、あいつのことだから画面を覗いたくらいで怒ったりしないはず...。どうせロック画面までしか見れないのだし...?

どんな壁紙なのかしら。あいつの設定しそうなものなんて全然想像つかないけど...。安直に動物の写真とか...?いや、ふゆが聞いてる限りあいつが動物について話しているところなんて聞いたことない。デフォルト...?これが一番ありえそうね。

 

 

 

 

 

 

 

.........大穴でアイドルとのツーショットとか。いや、ありえない。それだけはダメ。

アイドル事務所のプロデューサーが、特定のアイドルと二人きりのツーショットなんて見られた時にはどんな噂が広がるかわからないじゃない。

......田中摩美々だとか、浅倉透あたりはたまにあいつと写真撮ってるところを見たことあるわね。あの辺はいたずらに壁紙を変えてもおかしくない...というか「壁紙にしてくれないなんて...そんなに私とのツーショットを人に見られるの、嫌でしたぁ?ふふー、冗談ですよー」とか「ねー。私とのツーショット、壁紙にしてよ。大丈夫。だって、プロデューサーとアイドルだし」とか言われるとすぐあいつはデレデレして流されかねない...。

 

 

 

冬優子「あーもういくら考えたって埒が明かないわね!ちらっと見るだけ!何らかの形でバレたって後で謝ればいいのよ!」

 

うつ伏せになってるスマホを叩き起こすように拾い上げ、側面の電源ボタンを押す。

カチッという音とともについた画面を見ると、想像にしないものが映っていたことにびっくりして、頭を鈍器で殴られたような感覚に包まれた。

 

冬優子「......は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P「ふぅ...。まさかレジにあんなに並んでるとは...」

 

P「お疲れ様です。...って冬優子。もう来てたのか」

 

冬優子「......お疲れ様ですっ、プロデューサーさん♡」

 

P「...?誰かいるのか?」

 

冬優子「?プロデューサーさんとふゆ以外誰もいませんよ♡」

 

.じゃあどうして...?基本的に冬優子が俺に対してこの対応をするときは誰かいるか......怒ってるか。でも、怒られるようなことは身に覚えがないし...。

 

P「どうしたんだ...?あっ、それ俺のスマホじゃないか!事務所に置いてたのか」

 

冬優子「プロデューサーさんっ、こんなところに置いておくなんてダメですよっ。誰かにプライバシーを覗き見されちゃったらって思うと~......ふゆこわ~い♡」

 

......もしかして、画面を見られた?。いや、見られたらまずいものなんてあったか...?そもそもパスワード知らないはずだし...。何にしても、この状態になってるのは俺のスマホが原因っぽいが...こういうのは確認しないと始まらないな。

 

P「な、なぁ、もしかして冬優子が怒ってるのって、俺のスマホが原因か......?」

 

冬優子「え~?ふゆ、別に怒ってないですよ♡でも、ふゆが見つけてなかったらぁ...他の子たちに勘違いされちゃってたところだったかも?」

 

いや、これ怒ってないのか...?怒ってないにしても怒りに限りなく近い感情だと思うが...。それにしても、他の子たちに勘違い......?

 

P「その...すまん?」

 

冬優子「どうしてプロデューサーさんが謝るんですか~?」

 

P「...いや、冬優子が怒ってる原因はわからないが、俺が何か悪いことをしていたなら......「はぁ...もういいわよ」え?」

 

もういい?結局何だったんだ...。とにかく、スマホ返してもらわないことには原因の解明もできないし、返してもらうか。

 

 

P「じゃあ、スマホ返してくれるか?」

 

 

手を伸ばすと、スマホを遠ざけられた。

 

 

P「冬優子?」

 

冬優子「だーめ。あんたにはきつーいお灸をすえてやらないとわからないみたいだし?ふゆが怒ってる理由を当てるまで返してあーげないっ」

 

P「...やっぱり怒ってたんじゃないか」

 

冬優子「うるさいわね。いいから早く考えなさい?かわいいかわいいあの子から連絡が来てるかもしれないわよ?」

 

いや、仕事の連絡だったらどうするんだ......。

ところで、かわいいかわいいあの子?誰のことを指してるんだ、まったくわからない...。

ただ、このタイミングで言うってことは、今回のことと少なからず関係があることは間違いないだろう。

 

P「つまり冬優子は、そのかわいいかわいい女の子がスマホに映ってたから怒ってるのか?」

 

冬優子「...は、はぁ!?その言い方だと、まるでふゆが嫉妬してるみたいじゃない!違うわよ!絶対違うから!ふゆはあんたがこんな無防備な写真を壁紙にしてることに対して怒ってんの!」

 

写真...?スマホの画面...写真...あまり変えないからどんな写真にしてたかな...なんとか思い出せそうな...。あっ!もしかして...。

 

P「その...勝手に冬優子の写真壁紙にしててすまん!確かに許可取ってなかったのは謝る!でも、まさか冬優子に見られるとは...」

 

ただただ平謝りする。でも、許可取らずに待ち受けにしてたからってそんなに怒ることなのか?でも、おそらくこれであってるだろうし、顔を上げた時には冬優子の機嫌も少しは良くなってるだろう...。

 

 

P「でも、そんなに怒ることない........すまん」

 

状況がさらに悪化した気がする......。これじゃなかったみたいだ。

 

 

冬優子「あんたねぇ......。いくらふゆの機嫌を取り繕おうってったってそれはないわ...」

 

P「え?取り繕う...?いやいや...あれ?もしかして冬優子から変えてたかな...?」

 

冬優子「はぁ...もういいわ。これ以上やってもボロを出し続けそうだし、注意喚起も含めて正解発表してあげる」

 

すると、冬優子はスマホの画面を見せてきた。

......そこに映っていたのは、この前撮った愛依とのツーショットだった。

 

冬優子「大きく分けてあんたは3つ。3つやらかしてるから、ふゆがアドバイスしてあげる。ふゆが直々に教えてあげるんだから心して聞きなさい!」

 

P「はい...」

 

冬優子「1つ目、アイドルとこんな至近距離でツーショットを取ってるの、愛依以外の他人に見られたらどーすんの?他企業の人もだし、ましてや噂好きの人になんて見られた日には終わりだわ」

 

P「大変申し訳ない...」

 

冬優子「2つ目、これが万が一にもファンの人に見られた場合よ。愛依がこんなにも笑顔で映ってるの、ファンにバレたら愛依のイメージダウンにも繋がるのよ。前にもこれについては話したと思うけど!」

 

P「すみません...」

 

冬優子「そして3つ目!これが一番重要だからしっかり聞きなさい!あんた、ふゆと愛依を間違えたわよね...!いい!?女と話してるときに別の女の名前出すのだけは一番ダメ!わかった!?」

 

P「は、はい!!すみません!」

 

 

冬優子「まったく...気づいたのがふゆだったからよかったものの、見つけたのが浅倉透あたりだったら刺されててもおかしくないわよ」

 

P「ひ、一つ弁明させてくれ!それ、プライベートのスマホで、社用のスマホはこれなんだけど...ダメかな...?」

 

冬優子「ダメに決まってるでしょ...。そもそもプライベート用だからって絶対に仕事中に出さないとは限らないし、それに今みたいに忘れてて...なんてこともあるわ」

 

P「そ、そうだよな...。すまん」

 

冬優子「分かればいいのよ。それに...せめて設定するなら宣材写真とかにしときなさいよね。それならまだ言い逃れできるでしょ。アイドルに見つかったときは知らないけど」

 

P「一応ホーム画面の壁紙は宣材写真......いや、宣材写真じゃないな...。すまん、忘れてくれ」

 

冬優子「...あんた、どんな写真設定してるの?見せてみなさいよ」

 

P「ま、待て!今の無し!違う違う!宣材写真じゃなくてSNSに上げてた写真でいい写真だなと思ったから...!」

 

冬優子「御託はいいから!それがあんたの好みって訳ね!そいつがどんなアイドルなのか見てやるから見せなさい!」

 

P「こ、好みっていうか...いや、これさすがに言うの恥ずかしいぞ!」

 

冬優子「そんな態度を取るってことは自分から図星って言ってるようなもんよ!いいから見せなさいってば!」

 

ここで完全に逆らえないし、逆らってもこれ以上いい方向に進まないと思い、しぶしぶスマホのロックを解除する。最初抵抗しようと思ったのにももちろん理由がある。それは......。

 

 

 

冬優子「あんたこれ...。ふゆがこの前SNSに上げてた写真じゃない」

 

P「すごくいい表情だろ?だから、つい......」

 

冬優子「はぁぁぁ...そこについてはまあいいわ、そこまで言及してもかわいそうだし。でも、ロック画面は気を付けときなさい。誰でも見られるんだから」

 

P「あ、ああ、気を付けるよ。ありがとう、冬優子」

 

冬優子「じゃあ、ちょっとふゆもコンビニ行ってくるわ。今日から好きなアニメのコラボ商品がでるのよねー。来る途中のコンビニはどこも売ってなかったし...全国のコンビニエンスストアって言っておきながら無いのは一体全体なんなのよ......」

 

P「い、いってらっしゃい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

あいつ...いくら何でもふゆだけを壁紙に設定してるのはどうなのよ...。いや、もしかしたらスマホを忘れてったのも計画通りだったってこと?愛依を見せることでやきもちを妬かせてその後に...いや、いくら何でも考えすぎね...。それって結局ふゆ以外のアイドルが来てたら台無しだし、ふゆがスマホ見るのも計算に入れてないといけない訳でしょ?

 

 

......いくら何でも考えすぎね。でも...実際にふゆはやきもちを妬かされた訳だし...。いや、やきもちなんて妬いてない妬いてない...。

 

 

冬優子「あーもう!はっきりしなさいっての!」

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