シャニPとアイドルがいちゃいちゃするだけの話 作:馬鹿とオタク
ラジオ番組スタッフ「では次のイベントはこの日程でよろしくお願いします」
P「はい、問題ありません。詳細は後日メールで────」
ラジオ番組スタッフ「あ、プロデューサーさん。ちょっと待ってください」
打ち合わせを終え、残りの予定の確認をしているところでスタッフさんに声を掛けられた。
P「どうされました?」
ラジオ番組スタッフ「あの...これ、受け取ってください...!」
P「え...!?これは...チョコ...ですか...?」
ラジオ番組スタッフ「はい!もうすぐバレンタインデーじゃないですかー。なので、いろんな方にお配りしているんです。あ、もちろんさっきのは冗談なので、どうぞどうぞ貰ってください!チョコも市販のやつなので」
P「あー...なるほど。急にチョコを差し出されたので驚きましたよ...!」
ラジオ番組スタッフ「あはは!ドッキリ大成功~!でも、プロデューサーさんかっこいいからいっぱい貰ってるでしょう?それこそアイドルの子たちとか!」
P「いやいや...まあ...」
ラジオ番組スタッフ「あー!その反応は貰ってますねー!?いいなー、私もアイドルちゃんたちからチョコ貰いたいなー!」
P「はは...あ、すみません。そろそろ次の予定が────」
ラジオ番組スタッフ「あ、もうこんな時間!すみません引き留めちゃって!」
P「いえいえ、今度お会いしたときにチョコの感想お伝えしますね。それでは────」
P「すみません、お待たせしました...!」
善村「いえいえ!私が早く来ただけなので────!」
P「───それにしても、珍しいですね。いつも打ち合わせはリモートだったのに...」
善村「あぁ、それはですね...はい!いつもお世話になってる283さんに心ばかりの品ですが────ハッピーバレンタイン、です!」
P「え!?......ははっ、確かにこれはリモートでは渡せませんね...。ありがたく頂戴します...!」
P「あ、これはこの前の...」
善村「はい!この前智代子ちゃんがバレンタイン特集でオススメしてたチョコクッキーです!私も気になっちゃって買っちゃいました!」
P「ははっ、園田がお役に立てたようで何よりです」
善村「他誌もほとんどチェックさせてもらってますから!あ、それでは今日の本題に移らせていただくんですけど────」
P「ふーっ....なんだか今日はたくさん貰っちゃったな...」
普通こういうのって、出演者が居るときに配ってるものだと思ってたけど、意外とそうでもないのかな...。
手首に大量に掛かった紙袋をテーブルの上に置いたくらいで、ドアが開いた。
智代子「プロデューサーさんお帰りなさい!いつ頃戻ってこられたんですか?」
P「智代子、来てたのか。ついさっき帰ってきたんだ」
智代子「そうだったんですね!...っと、もしかしてそのたくさんの紙袋は...?」
P「お、さすが智代子だな。ご想像の通り、チョコだよ。出先でたくさん貰ってきたから、よかったら一緒に食べないか?」
智代子「ご一緒します!その前に、紅茶を淹れてきますね!この前夏葉ちゃんが持ってきてくれた美味しい茶葉があるんです!」
P「お、いいな!じゃあこっちでチョコの準備をしておくよ」
P「よし、じゃあ頂くか!どれから食べるか迷うな...」
智代子「ちょっと待ってください!
P「?どうしたんだ?」
智代子「私からも...どうぞ!」
自分のバッグから取り出した小さな赤い包みを受け取る。
流れから察するに、これもチョコだろう。袋には智代子のお気に入りの店のロゴが入っている。
P「おお...。これは、もしかして?」
智代子「はい!私からのバレンタインチョコです!このチョコは甘めのミルクチョコレートなので、コーヒーとかにも良く合うと思います!」
P「ははっ、俺に合わせて選んでくれたのか。ありがとう、さすが智代子だな」
智代子「えへへ...お褒めにあずかり、光栄です...!」
智代子「───あの、さらにもう一つプロデューサーさんにお願いがあるんですけど...!言ってみてもいいですか...!?」
P「ん?ああ、何でも言ってくれ」
智代子「────...」
P「さ、流石にそれは...」
智代子「お願いします!今後の役作りのためにもなるかと思ったんですけど...ダメですか?」
P「うーん...いや、でもなぁ...」
智代子「私、チョコアイドルなので!こういう仕事もそう遠くないうちに来ると思いますし!今事務所に誰も居ませんから!」
P「し、仕方ない...。誰かに見られたらどう説明すればいいかわからないし...一回だけだぞ?」
こういうことを頼むのって、普通男女逆じゃないのか...?いや、深く考えるのはよそう...。
智代子「それでは、行きます...!」
P「よ、よし来い!」
智代子「プロデューサーさん!はい、あーんっ!」