シャニPとアイドルがいちゃいちゃするだけの話 作:馬鹿とオタク
P「ただいま戻りましたー」
恋鐘「おかえり!プロデューサー!」
キッチンの方から元気な声が聞こえてくる。
P「その声は...恋鐘か?」
恋鐘「うん~!ちょっと今手が離せんけんお出迎えは出来んっちゃけど~...」
部屋中に漂うバターの香りからして、何か料理をしているようだ。
お昼から何も食べていなかったことと美味しそうな匂いにお腹がくるくると鳴った。
P「...?よかったら手伝わせてくれるかー?」
恋鐘「大丈夫ばい!もうすぐできるけん、プロデューサーは座って待っとって~!」
そう言われるまま座って待っていると、エプロン姿の恋鐘がキッチンから姿を現した。
手にはティーカップと何やら小皿を持っており、匂いからそれが先ほどまで調理していたものだとわかる。
恋鐘「んふふ~!プロデューサー、良かったらこれ食べてみて~!」
これは...スコーンか。表面のツヤといい、素人目に見るとお店のものと何ら遜色ないものだと思う。
P「ありがとう、いただくよ。ちょうどお腹が空いてたところだったんだ」
恋鐘「それならちょうど良かったばい!ほら、早よ食べてみんね!」
P「いただきます────うん、美味っ。スコーンってあんまり食べたことなかったんだけど、こんなに美味しいとは...。流石、恋鐘の料理はプロ顔負けだな」
恋鐘「えへへ~、そんなに褒めてもなんも出らんよ~」
プレーン、クランベリー、チョコ。それぞれ2つずつあったが、すぐに平らげてしまった。
P「ごちそうさま、すごく美味しかったよ。料理を教えて欲しいくらいだ」
恋鐘「いつでもよかよ~!でもうち、教えるのは得意じゃないけん目で盗んで覚えてもらうばい!」
P「い、意外と職人気質だな...!」
P「それにしても、やっぱり恋鐘の料理は胸を張って誇れる特技だとつくづく思わされるよ」
恋鐘「うん~!他のことはちょっとだけ得意じゃなかけど、料理だけは任せとって!」
と、それはそれは誇らしげな顔で大きく張った胸をどんと叩いた。
P「そういえば、寮はたまに恋鐘が料理を作ってるんだよな?」
恋鐘「そうやね~、夕飯はおばちゃんが作ってくれとるけど、咲耶とか樹里とか、凛世のお弁当はうちが作っとるとよ!」
P「さ、3人分もか?」
なんてパワフルな...いや、もう慣れているんだろうな。
恋鐘「人数はそこまで関係なかよ!2人も3人も、3人も4人も、4人も5人も一緒ばい!」
い、いや...さすがに2人と5人は違うと思うが...。
恋鐘「それに、1人前とかよりも3人前とか、4人前の方が作りやすかったりするとよ!」
P「そうなのか?...あー、でも確かに、レシピとか調べても一人前ってより、2人前とか3人前で載ってたりするもんな」
恋鐘「やろやろ~?それに2人前のレシピを半分で作ってみるとちょっと味が違ってきたりするんよ」
P「な...そうだったのか!?でも、2人前作っても食べきれないしなぁ...」
恋鐘「...!も、もしよかったら、うちが...プロデューサーの作ったごはん...食べても...よかよ?」
P「い、いやぁ~...さすがに恋鐘に食べてもらうのは申し訳ないよ。俺の腕前なんて一人暮らしの男そのものだろうしな」
恋鐘「うん~......そいやったら!毎日プロデューサーがうちの料理を見て勉強すればよか!そしたらうちに食べさせられるようになるばい!」
P「い、いや~...さすがに毎日寮にお邪魔するのも悪いよ」
恋鐘「そ、それなら毎週でもよかよ!」
P「ははっ、ありがとうな。毎週...はさすがに無理かも知れないけど、たまに恋鐘の料理を見て勉強させてもらってもいいか?」
恋鐘「うん~!うちに任せとって~!プロデューサーにうちのちゃんぽんの味を叩きこんであげるばい!」
P「はは...できればちゃんぽん以外も教えて欲しいかな...」