シャニPとアイドルがいちゃいちゃするだけの話   作:馬鹿とオタク

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羽那と恋人っぽいことをする話

P「うーん...今回の撮影でコツを掴んでくれるといいが...」

 

手元の資料を見ながら、ぽつりと呟く。

おそらく撮影が苦手な彼女が上達するにはどうすればいいだろうか。俺に何かできることは無いかと考える。

 

羽那「お疲れ様でーす」

 

P「羽那、お疲れ様」

 

羽那「プロデューサー、今日はどうしたの?次のお仕事の話?」

 

P「ああ、そうだ。次の撮影の話を頂いて、資料をもらってるから共有したくてな」

 

羽那「そうなんだー。どんな撮影なの?」

 

P「説明するよりも見てもらった方がいいと思う。こういう撮影なんだが────」

 

羽那「なになに...。『彼女みたいな距離感の女の子』...?彼女じゃないってこと?」

 

P「そういうことらしい。先方の資料によると、この絶妙な距離感を求めてる読者層向けの雑誌だそうだ」

 

羽那「ふーん...よくわかんないけど、わかった!」

 

P「それでスケジュールなんだが────」

 

改めてみてもかなりニッチな撮影だな────。相手方の他の撮影はこんな感じではないんだが、この雑誌はひと際異彩を放っている。もちろん283プロからは一人も出たことは無い。

どうして羽那にオファーが来たのか、羽那のファンの傾向とかを考えると納得も行くだろう。

 

羽那「あんまり余裕無い感じ?」

 

P「ああ...正直に言って、この撮影まではあんまり時間が無い。難しいテーマだから色々準備したいことがあるかも知れないが...強いて言うなら今日くらいしかないかも知れないな」

 

羽那「そっかー...。じゃあ、今日練習するしかないねー」

 

練習...?まあ、ポージングとかかな。

 

P「...そうだな。俺に手伝えることがあったら何でも言ってくれていいからな」

 

羽那「そうだなー。じゃあじゃあ、プロデューサーちょっとこっち来て?」

 

P「お、さっそく何か思いついたのか?」

 

羽那「ここ座って?」

 

羽那が自分の隣をポンポンと叩く。

 

P「こうか?」

 

指示通りに座ると、「コテン」という擬音が付きそうな感じで肩に頭を預けてくる。

 

P「は、羽那...!」

 

羽那「こんな感じ?これじゃ彼女かな?」

 

P「う、うーん...。彼女みたいな...だからこういうのでいいとは思うんだが、撮影は一人だからな?」

 

羽那「あ、そっかー。うーん、じゃあねー...」

 

そうしてテーブルの上に置いてあったクッキーをつまんで差し出してきた。

 

羽那「はい、あーん」

 

P「あ、あーん」

 

羽那「どう?」

 

P「う、うん。いいんじゃないか。すごく彼女らしい気がするよ」

 

羽那「彼女らしい、じゃダメなのかな?難しいねーっ」

 

P「そうだな...。正直、俺もあんまり力になれそうにないけど、羽那の思う『彼女らしい』でいいと思うんだ」

 

羽那「うーん...こんなのとか?」

 

膝の上に頭をのせてきて、いわゆる膝枕の体勢になる。確かに、この距離感は彼女らしい気もするが、誰も入ってこないことを願うばかりだ。

 

P「はは...どうだろうな...」

 

羽那「もー、プロデューサーちゃんと考えてる?別のこと考えてたらおえんよ?」

 

P「はは、すまん。...大丈夫、羽那ならしっかりできるよ」

 

羽那「えーっ、本当?」

 

羽那「じゃあもうちょっと付き合ってもらいまーす」

 

P「はは...」

 

その後も羽那の練習ははづきさんが帰って来るまで続いた。正確には、はづきさんが帰ってきても続けようとしていたが、流石に良くないので止めた。

後日、撮影を迎えた羽那は練習の成果を活かし、大成功を収めることができた。

 

 

カメラマン「いやー、羽那ちゃんとっても良かったですよ」

 

P「ありがとうございます。羽那にも伝えておきます」

 

カメラマン「まるで本当に彼氏みたいな人が居るような...いや、これは勝手な私の妄想ですけれどね」

 

P「はは...」

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