シャニPとアイドルがいちゃいちゃするだけの話   作:馬鹿とオタク

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めぐると○○面をする話

 

めぐる「ねーねープロデューサー?」

 

ソファで暇を持て余していためぐるが声をかけてきた。

真乃と灯織と事務所で待ち合わせをしているようだが、かなり早く到着してしまったようだ。

 

P「なんだ?めぐる」

 

めぐる「プロデューサーはさ、カレシヅラってしたことある?」

 

全く聞き覚えの無い言葉に驚いて固まる。

当の本人はイントネーションからして、明らかに意味は分かっていないだろう。

 

P「めぐる...どこでそんな言葉聞いてきたんだ?」

 

めぐる「えっとね。この前、ライブのあとにチェインを見てたら偶然目に入ってきたの!ほら、これ!」

 

『マジでライブのめぐるちゃん可愛すぎ、2つ下なのもあって後方彼氏面しちゃうわ』

 

めぐる「灯織と真乃と一緒に考えてみたんだけど、わかんなくて...プロデューサーなら分かるかもって!」

 

P「そうだったんだな。そこまで詳しくないけど、それでもいいか?」

 

めぐる「うん!どんな意味なの?」

 

P「そうだな...この場合は、めぐるの彼氏になったつもりでライブに来てたってことだと思う」

 

めぐる「えー!?私、この人のこと全然知らないよ!?」

 

『彼氏』という単語に驚くとともに少し頬が赤くなる。冬優子や結華から教えてもらった知識を総動員して、何とか説明する。

 

P「ははっ、それでもいいんだ。この人はもちろん、自分を本当にめぐるの彼氏だとは思っていないんだけど」

 

P「この人がめぐるのファンだったら、めぐるのことは少しでも知ってくれているかもしれないだろ?」

 

P「そういう人が、めぐるの内面を知ってることでライブをただのファンって訳じゃなく、少し別の視点で見ているってことなんじゃないかな。見守ってる...みたいな」

 

冬優子からは「ただの関係者気取りよ」なんて聞いていたが、そのままめぐるに伝えてしまってはあまり良くないと判断して、少しマイルドに伝える。

しかしめぐるはやはりというべきか、まったくと言っていいほど理解できていないようだ。

 

めぐる「うーん...難しい...」

 

P「すまん...俺もこれ以上は上手く説明してやれそうにない...」

 

めぐる「ううん!プロデューサーのせいじゃないよ!」

 

めぐる「むむむ...じゃあじゃあ、プロデューサーは後方プロデューサー面?」

 

P「いや...俺は面、というかプロデューサーだから後方プロデューサー...になるのかな?」

 

めぐる「じゃあ、わたしは前方アイドル面?」

 

P「ははっ、アイドル側には前方も後方もないんじゃないか?」

 

めぐる「確かに...あ!ライブで他の人が出てるときのわたしたちは後方アイドルになるんじゃないかな!?」

 

P「確かに...」

 

確かに...と思うが、そもそもこの単語にそこまでバリエーションはないんじゃないかと思う。

二人で新たな単語を作っていると、ふとめぐるが何かを思いついたようだった。

 

めぐる「はっ...!もしかして、ライブに来てくれるみんな、ナントカ面をしてたりするのかな...?」

 

P「デビュー当初から応援してくれてる人は、父親や母親、友達の気持ちなんかになってる人もいるかもしれないな」

 

めぐる「確かに!プロデューサーもお父さんみたいな気持ちになったりすることはあるの?」

 

P「うーん...確かに、みんなが成長してるなって感じた時はちょっとあるかもな」

 

めぐる「そうなんだ!プロデューサーがお父さんかあ...」

 

いや、父親はさすがに無理があるだろう。こちとら20代で、高校生の娘が居るなんて想像もつかない。

 

めぐる「あはは、全然想像もつかないや」

 

P「親子ほど年齢は離れてないしな」

 

めぐる「じゃあ~...お兄ちゃん?お兄ちゃん面になるのかな?」

 

P「そうだな...確かに、お父さんよりはお兄ちゃんの方がまだ近いか」

 

めぐる「逆にわたしは何だろう...プロデューサーの...」

 

P「普段の俺を見て感じて、それから連想していけるんじゃないか?」

 

めぐる「そっか、それに逆で考えればいいんだもんね」

 

めぐる「うーん...プロデューサーは頼りになるなぁっていつも思ってる!」

 

めぐる「......じゃあじゃあ、妹とか!」

 

P「妹か...。確かに、めぐるみたいな妹が居ると毎日が楽しそうだな」

 

めぐる「お兄ちゃんの反対は妹で...彼氏面の反対は彼女...面はないよね、えへへ」

 

P「そうだなぁ。さすがにめぐるが彼女っていうのは厳しいな...!」

 

年齢的にも、俺が犯罪者になってしまうしな...。

 

めぐる「そういえば、プロデューサーはどう思う?彼女面とか、彼氏面って...」

 

P「え?うーん......度を過ぎなければいいんじゃないか?俺も完璧に理解しているわけじゃないから、一概に大丈夫とは言い難いけどな」

 

確かに、ファンが自分の彼氏のふりをしているのかも、と思うと不安にもなるよな。

二人から聞いていた限りだと過激になることもあるらしいし、少し注意しておくか...。

 

めぐる「そう...なんだ。確かに、本当のそういう関係になるってわけじゃないもんね!」

 

P「え?ああ...」

 

なんだかいまいち話がかみ合ってない気もするが...。

 

めぐる「...あ!真乃と灯織の声だ!行ってきます!プロデューサー!」

 

P「お、おう、気を付けてな!」

 

まだ事務所の前に居るはずの真乃と灯織の声が聞こえたようで、すごい速さで駆け出して行った。

 

 

 

めぐる「真乃ー!灯織ー!あのね、プロデューサーが────────」

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