【完結】もしもし、アクアくん?〜女優探偵の事件簿〜   作:ねこのまんま

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⑳ 第10話 埋もれた痕跡(前編)

 17:00

 

 夏だから日は長く、昨日のこのくらいの時刻はまだ山の上の神社にいた気がする。

 今日は昨日のような大規模な冒険にはならず、この時間には帰ってきて共用コテージにいる。

 

 机の上にある卓上用小型IHはあかねちゃんの持ち物らしい。

 炊かれていない、まだ固いお米がさっきザラザラ音を立てながら器に入れられて、その横にタッパに入っていた野菜(?)がゴロゴロと置かれている。

 もう一つ横に置かれた紙小皿には、怪しげな粉や顆粒がこじんまりと置かれていた。

 

 そして、三脚に取り付けられた私の業務スマホは、自撮りするためにレンズと画面をこちらに向けた状態で録画が始まっていた。

 

「みなさーん! こんめむ~! MEMちょだよー! いぇ~い!」

「じゃなくって! 不知火フリルちゃんと星野ルビーです! 無人島ロケも最後の夜です! これからごはん作りまーす!」

「どお? 私のMEMちょの声真似」

「一瞬マジで本人来てるのかと思って超イヤな汗かいた」

 

 プロデューサーは亡くなっちゃったけど……メイキング動画をみんな気軽に撮ってほしいという言葉もあったし。

 あかねちゃんがロケ先でご飯を作ってる動画なんて絶対に需要がありそうだと思ったから、昼の撮影の時に思いついたとおり、絶好のチャンスとばかりに撮影することにした。

 

 そして今、机のある共用コテージに来て、元々は昨日予定していたあかねちゃんの夕飯を今夜作ろうとしているところだ。

 共用コテージには機材や水とかが置かれていて、特に水は各個人で自由に補給できるようにするために、このコテージははじめから施錠されていなかった。

 本来の日程では今夜帰る予定だったけど、台風が過ぎた段階で風が強い日が延びて、帰るのが少し延期された。今夜ご飯を作ることになったからちょうどよかったかもしれない。

 

 この島に行くことになった段階ではあかねちゃん1人で料理するつもりだったらしいけど、3人で作ろうとあかねちゃんから言ってきた。

 二人揃って、二つ返事で了承して共用コテージについて行った。

 

「シェフのあかねちゃんと一緒に、冷蔵庫もない過酷な無人島でサバイバルメシ作ります……! さあ、何が出来るんでしょうか! 怪しい粉があるけど何なのか分かりません! 試しに舐めてみてもいいかなぁ?」

「どー見てもスパイス系にしか見えないけど自己責任でどーぞ。っていうかあかねは?」

「フライパン忘れたから自分のコテージからとって来るって」

 

 実際は知ってるけど、いつかこの動画を見てくれる人のためにフリルちゃんが状況確認質問をしてきた。

 

 何を作るかは聞かされていないけど、材料的にも単純な一品料理じゃないかな。

 共用コテージにある未開封の水を必要な量だけ用意しておいてほしいと言われたから、フリルちゃんと計量カップを使って計りとった。

 

「ただいま。お待たせ」

「おかえりー! はい、本日のシェフ、黒川あかねちゃんでーす!」

「え、何? あ、撮ってるの?」

 

 フライパンを掴み、油?のボトルを中指と薬指で器用に挟んで持ってきたあかねちゃんが玄関口から上ってきた。

 向けられたスマホの真ん中にIHが映るようなアングルにしてある。

 フリルちゃんと二人でIHの前の特等席を空けて、そこに立つようあかねちゃんに促した。

 

「えっと……野菜、根菜ばっかじゃん。……ごぼうと、これはお芋? あとこれは? 魚肉ソーセージ? サバ缶? あかね、このチョイスの意図は?」

「夏に常温保存できる食材って限られてて……切ってきたけどそれでさらに賞味期限短くなるし、本当に日持ちするものを選んでたらこんな感じに……」

「小型冷蔵庫持参くらいアリだと思うんだけどねぇ。水だって冷やせるし。監督がケチなんだね。あっと……無意識が口に出てしまったね。ルビー、ここの部分メイキング動画からカットしてもらえるかな??」

「えー……」

 

 わざとらし過ぎて、本当は残してほしいのか判断しかねるんだけど。

 

「それとさ、あかね、この怪しい粉は? 教えてくれないとアホな子がきな粉感覚で舐めちゃいそうだから」

「アホな子? 誰の事だろう?」

「ルビーのお兄ちゃんの妹の事だよ」

「まあまあ、二人とも……これはね、カレー粉だよ。炊飯器も無いから……今日のメニューはカレーパエリアです」

「えっ 今日は全員カレーライス食っていいのか!!」

「すごーい! パエリアってなんかオシャレ野外メシって感じだね!」

「ルビーはパエリア知ってんの?」

「知らない。音感のイメージで適当に言っただけ」

「えっ……ルビーはいい年して今日までパエリアを知らずに……マジ……?」

「……。フリルちゃんは知ってんの?」

「知らない」

 

 魚肉ソーセージはラッピングがまだ外されていなくて、包丁類も備品に無かったから手で一口サイズにちぎっていった。

 サバ缶も開けて、中の魚をスプーンで刻む。それ以外の野菜とかはあらかじめあかねちゃんが切ってあるらしく、既に細切れになっている。

 

「他にやることは?」

「えっと、水……は計ってくれてるんだ。じゃああとは炒めるだけかな」

「あれ? そんなに簡単なの?」

「こんな島でも出来るものを選んだからね」

 

 あかねちゃんが来た段階で電源を入れてあったIHに少し前からフライパンが乗せられていて、そこにオリーブオイルが垂らされる。

 フライパンが十分温まっていたからか、油は水のようにさらさらと全体になじんでいった。

 

「ルビーちゃん、そこのチューブにんにくを」

「うん! どのくらい?」

「7cmくらいかな」

「7ってどんなもんだろ? まあいいや! 適当にうにょ~んと!」

「ちょちょっ多い多い!……じゃあ次は、本当は刻み玉ねぎが欲しいけど、持ってこれなかったから……フリルちゃん、お米二合」

「研がなくていいの?」

「無洗米だから大丈夫だよ」

 

 熱くなったフライパンにザラザラとお米が入って、ニンニクと油をヘラで混ぜながら炒められていった。

 パチパチと音を立てていて、油が跳ねそうな勢いの中、あかねちゃんが気持ち目を薄めてフライパンを見つめている。

 生米炒めるだけなんて、出来損ないのチャーハンみたいにコリコリに固そうなご飯が出来ちゃう気がするけど。

 

「こういう料理なの?」

「うん、お米が半透明になるまでこうして……そろそろ水とか入れようか。ルビーちゃん、カレー粉大さじ1.5杯」

「はーい!」

「フリルちゃんはそっちの粒。コンソメ顆粒大さじ一杯ね」

「御意」

「最後にお水600cc……全部よ〜く混ぜて……」

 

 水を入れた一瞬だけフライパンが音を立て、静かになるくらいまで水を入れたら、お米が沈んでいく量になった。

 持ってきた卓上IHの力がすごいのか、すぐに小さな泡が中に立っていき、水面でお米の一部が踊り始める。ふうん、ここで炊くんだ。

 沸騰し始めたのを確認して、持ってきた具材をバランスよく並べるようあかねちゃんから頼まれた。

 

「火傷しないようにね」

「うん、こんな感じかな? う〜ん……これちょっと……いや、ごめん何でもない」

 

 根菜類と、サバ缶の中身と魚肉ソーセージ。

 フリルちゃんと二人でバランスよくフライパンに並べたけど、茶色と黄色とばっかりで……。

 

「うん、地味だよね……本当はパプリカとかブロッコリーとか、彩が欲しかったんだけど。無人島で食中毒なんて絶対にやっちゃいけないから」

「でもさ、いー匂いしてるよ。たとえ見栄え悪くてもそれ以上に。カレー粉とコンソメって相性良いんだね」

 

 湯気立つフライパンに、フリルちゃんが一つ結びにしている長い髪を抑えながら、自分の頭が真上に来ない程度に少しだけ鼻を近づける。

 確かに良いにおい。誰もが食欲をそそるカレーの香ばしさ。あと、私が入れたコンソメが効を奏してる?

 

 コテージの中とは言え、グランピング中の屋外料理のような非日常感と、ロケの疲れと、汗かいたから塩気が欲しいのと。

 ちょっと手伝っただけだけど、自分が作るのに協力しているご飯ってだけですごくおいしそうに見えるし。あと何よりも……。

 

「なんかもう、一か月ぶりくらいに炊かれたご飯食べる気がする……」

「そんなに恋しかった? ご飯」

「だってこんな場所だもん……というか、ロケ自体が大変だったから」

「……そうだよね」

「いやルビーの気持ちわかるよ。海の向こう行ったら日本食恋しくなるし。私は長い時間かけてこの国で育っていくうちに、醤油が無いと生きていけない体にされちゃったんだなって。これで調理はおしまい?」

「ほとんど終わりだよ。あと20分炊くというか、煮込むというか。その後IHのスイッチ切って5分余熱で蒸らして……黒コショウ振って完成。ほんとは卵とか入れたいけど」

「へぇー! すごい! 何かを料理したな~!っていう達成感とお手軽さのバランスがちょうどいいね!」

「でもちょっと量少なくない?」

「これ4人分だから。同じこともう一回するつもりだけど、冷めちゃうのももったいないし、皆で食べながら次のを作ってもいいかな」

 

 沸騰する水の上で踊るごはんが、気のせいか少しずつふっくらと大きくなっている気がする。

 蒸らすために閉めちゃうね、と言うあかねちゃんがフライパンを蓋が覆うまで、フリルちゃんと二人で横からフライパンを覗き込み続けた。

 

「いやはや、こんなロケでこんなご立派なものをいただけるなんて」

「フリルちゃん海外に行った時ゲテモノ食べさせられてなかった?」

「ゲテモノだなんて失礼な。その土地じゃ高級食材だから。タラ○チュラのから揚げとかサ○リの串揚げとか」

 

 ちょっと前に見た、旅行系バラエティで海外に行ったフリルちゃんは、もちろんエンタメとしてリアクションを求められながら、日本じゃ絶対食べられないものを口にさせられていた。

 

「あれさ……どんな味なの?実際」

「ウソかホントか、大昔、同じ生物が海で進化したのが蟹で、陸で進化したのが蜘蛛なんだって。知らんけど」

「ふうん?」

「でもそれ思い出しながらタラン○ュラ食べたらさ、鶏肉に近い蟹っぽい味がした。目を閉じて『これは越前ガニ』って思えばハッピーになれる」

「ええ……ほんとに……?」

「そうなんだ? ちょっと興味あるかも」

「ええっ!? あかねちゃんほんとに!?」

「ちなみにサソ○は目を閉じて『これはカッパえ○せん』って思えばハッピーになれる」

「自己暗示が上級者向け過ぎる……!」

「でもねー、北欧行った時かな、ラベル覆って中身分かんないようにしたシュールス○レミング缶を開けさせられた時は流石に冷静さを欠いたね。報復として企画した人の家の庭にミント植えてやろうかと思った」

「フリルちゃんがそこまで怒るなんて……ちょっと興味あるかも……!」

「ええっ!? ルビーちゃんほんとに!?」

「だってさー、海外を見てるフリルちゃんの話聞いてるとさ、私も行ってみたいって思っちゃう!」

「そっかそっか、国内線と国際線の乗り場が違うことを知らなかったルビーがついに海外デビューか……食事と水が合わないと最悪だし、病気とか治安とか危ない所もあるけど……ま、今どきそういうのはスタッフさんが気を回してくれるけどね」

 

 作業もなく待つだけになり、ぐつぐつ、コトコトと音がするフライパンを真ん中にして、どうでもいい話が続く。

 

 そう、どうでもいい雑談だ。

 

 今はメイキング動画として録画が回ってるから当たり前だけど、それ以前の海の神社から帰ってきた時から、あかねちゃんは『今日分かったことは少ないし、アクアくんの返事が来るまで、事件のことは一旦保留かな』と言って特に話題にしなくなった。

 それだけじゃない。さっきあかねちゃんが1人でフライパンを取りに行く時も、3人で行くべきかなって思って声をかけたけど、『大丈夫だよ』と一言言われてそのまま行ってしまった。

 今日のお昼の段階で追加の事件は起こらなそうとか言ってたし、あかねちゃんのコテージはそんなに離れていないし、確かに元々気にしすぎかもしれない。

 でも、事件が発覚した時よりも、少しだけあかねちゃんから焦燥感や危機感が和らいでいる気がする。

 

 録画も回っているしこの場で問いただすつもりもない。

 そもそももう時間も無いし、これ以上調べて出てきそうな証拠も無さそうだし。中途半端に何か分かったけど、確信に至っていないから踏み込めない状況から動けていないように見える。

 誰が犯人かぼんやり分かってきたとしても、やっぱりどうやって短時間で犯行を可能にしたのか、そこはまだ分かってないよね……?

 でも、みんな無事に帰れるなら。あかねちゃんが無理しないなら。動機を知りたいカントクには申し訳ないけど、ここまま分からないまま終わるというのでも私個人は構わない。

 

 ただ、ちょっと気になることが一つだけ。

 

「ふふふふ……私でも目分量間違えなきゃ出来そう。また料理レパートリーが増えてしまった……これ以上出来ること増えて大丈夫なんだろうか。天は私に何物を与え賜うたのか」

「フリルちゃん料理してたんだ? 今まで私がたまに話題にしてもあんまり興味なさそうだったのに」

「そりゃあかねほどじゃないけど。Co○kDoさえあれば私だって天下をとれるよ」

「……ほんとに料理してるのかなあ。じゃあ『味付けのさしすせそ』言える?」

「ああ、あれだよね。知ってる知ってる。あかね、ちょっと私の事バカにしてない? そんなの料理してるなら基本中の基本だよ。え~っと、うーーーん……

さ 砂糖醤油

し 醤油

す 酢醤油

せ せうゆ

そ ソイソース

だよね」

「全部醤油じゃん。どんだけそれがないと生きられなくなっちゃったの」

 

 かなり気を許した人相手には、意外と毒を吐いたり小バカにしたりする。その点では、目の前の二人は結構似ているかも。

 そんなあかねちゃんのツッコミがお気に召したのか、フリーダムに頭をフル回転させて全力で変なことを言うフリルちゃんの姿は、リラックスしているいつもの姿だ。

 

 あかねちゃんがフライパンを取りに行く時、フリルちゃんは一言『行ってら。ルビーは私とお留守番しよ』と言うだけだった。昨日はあかねちゃんの単独行動を責めていたフリルちゃんが、今日はあんまり気にしていない。

 正確には、やっぱり海の神社から帰って来てから。

 あの神社から帰って来る時も少し変だった。本殿から二人が出てくるのも何だか時間かかってて、何してるのか気になって、私ももう一度中に戻ろうとしたくらい。

 

 二人して何か秘密にしてるなら、ちょっとムッとしちゃう気持ちも正直あるけど、私でもその意図は分かる。フリルちゃんも、うすぼんやり犯人が分かったんだろうな。

 確証がない以上、まだ分かっていない人の中で犯人候補に対する悪い先入観を抱かせないために、秘密にしてる。

 

 でも犯人が分かっただけで動機が分からないなら、やっぱり私たちへの危険性は変わらないはず。そして今、二人の行動がこうなってるってことは……。

 

(撮影が終わってから、海の神社の中を見終わるまでの間に、何か動機に関わるヒントも見つけたってことなのかな……)

 

 私だけ分かってないってこと!?

 それは流石にイヤだなあ……でも、二人は何をきっかけに、犯人の動機にまでたどり着いたんだろ。

 撮影後に海の神社に向かって出発する段階はまだ3人一緒であることにこだわっていた気がする。

 ってことは、さっきの神社に何かあったってこと? 昨日に比べたら大して分からなかった気がするけど。

 今日の神社で分かったことって……何? いや、ショッキングなことも含めていくつかあるけど……それが事件に関係するって確信には至らないような……?

 

 でもやっぱり、ムッとしちゃうけど、犯人が誰と思われるかについては、黙ってくれてありがたかった。

 疑心暗鬼で誰かを犯人だと思いたくない気持ちは、『ここまで三人で調べてきたのに!今更秘密なんてひどい!』っていう気持ちを上回っていた。

 何かを知ってしまって、憶測で『おそらく犯人っぽい』と誰かの事を認識せざるをえない二人は、また違った辛さがあるだろうから。

 4人とも……悪い人だとは、思えないし……。今更だけど、本当に、あの中の誰かがやったのかな……そう思いたくない……。

 やっぱり、気になっちゃう気持ちも嘘じゃない。どうしてプロデューサーに対して犯行に及んだのかが。

 

「そろそろかな。火を止めなきゃ」

「ちょっと蒸らすんだっけ?」

「うん。でももうみんな呼んじゃおっか」

 

 私と違って、あかねちゃんはこの時スマホホルダーを持って無かったから、業務用スマホを机に置いていた。

 それを手にとって、何かをタップした直後に私とフリルちゃんの業務用スマホが鳴った。

 

 

17:45

•Akane Kurokawa

『皆さま、夕飯のご用意ができました。ぜひ冷めないうちにおいでください』

 

 

「行きの船でスイートルームに行く前以来かも、このグループに連絡するの」

「確かに使ってるのカントクばっかりだよねー」

 

 さっき、カントクからグループにメッセージが届いたから、私も録画を一時的に止めて皆でアプリを開いて確認した。

 明日の昼前には、もう帰るから準備するようにって。その他、コテージの簡単な清掃とか、帰りの手続きについても少し細かく連絡があった。

 もともと言っていたとおり、プロデューサーも帰れるように手配してるらしいとも。

 

 人数分の紙皿とプラスチックスプーンを共用荷物から取り出して、蒸し終わるまでフライパンの横で待つ。

 あかねちゃんのゴーサインを受けてフリルちゃんが盛り付けたのを、私が8人分並べていった。

 

「一人分……材料が余っちゃうけど。皆で食べよっか。体格のいい男の人もいるし、完食できるよね」

「うん……そうだね」

「みんなあかねのメッセージに気付いてる?」

「うん、さっきまで6だったけど、今見たら7人読んでる。皆スマホが手元にあるはずだもんね」

「そっか、今は自分以外で7人で全員……だよね」

 

 あかねちゃんのグループメッセージに書かれた既読数に7と書かれているのが見えた。

 各コテージは歩いて行き来できる範囲内だから、直にみんな集まってくるはず。

 

 早速、コテージのドアがガチャリと開いた。何人か一緒みたいで、ドアが開く前から話し声が聞こえた。

 『た、炊かれた柔らかいご飯……!はわわわ……!』『ふふ、いい匂い……すごいですね、調理器具もほとんどないのに』とドアが開いて直ぐに聞こえた嬉しそうな声を聞いて、誇らしくてドヤりたくなった。

 

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