ユウスケは勇儀に持ち帰られた後、彼女の家で目を覚ました。頭が重く、意識はまだぼやけていたが、次第に先ほどの戦いの記憶が甦ってきた。
「おはよう。目が覚めたか。」勇儀の声が耳に入る。
ユウスケは少し混乱しながらも反応する。
「勇儀、連れ帰って何をするつもりだ?どうせ俺に乱暴する気でしょう? エロ同人みたいに!」
勇儀は驚いて彼の言葉を訂正する。
「望むならしてもいいが、まあ冗談はその辺にして、そんなわけないだろ。気絶したま妖怪達のいる道に置き去りにした方がよかったか?」
「それもそうか。」ユウスケは一瞬考え込んだが、彼女の言葉の意味を理解し、頷いた。
勇儀はさらに続けた。
「一応言っておくけど、感謝しろよ。お前、私が戦ってなかったら妖怪達全員に襲われて体を裂かれて喰われてたぞ。」
ユウスケはその言葉に、自分の無事を思い返し、深いため息をつく。
「本当に助けられたのか...ありがとう、勇儀。」
勇儀は少し頬をかきながら
「まあ、、私も助けるつもりがつい夢中になってたという点で悪いところはあるかもしれないが」と言った。
ユウスケは少し苦笑いを浮かべ
「最期の拳はやり過ぎだろ…。」と返す。
勇儀は指摘に対して
「お前も私だからよかったけど、他の妖怪滅せれる威力の武器作ってただろ!」と反論する。
話題が変わり、勇儀は興味を持って尋ねる。
「そういえば、ユウスケ。お前、いろんなもの出してたけどんな能力を持ってるんだ?」
ユウスケは少し考えながら
「昨日能力目覚めたばかりだけど、今の所は宣言したものを取り出す能力と認識してる。」と答えた。
「宣言したものを取り出す…か。」勇儀はその言葉を噛みしめ、思考を巡らせる。
勇儀はユウスケに向かって
「それって例えばだが、、ここに私の入れた酒のランクが上がる"星熊盃"があるが、これ取り出したらどうなるんだ?」と尋ねた。
ユウスケは自信を持って
「"生成"星熊盃。」と言い、彼の手の中に盃が生成された。
勇儀は興味深げに見つめ、
「私のは、、あるよな。このコピーした盃に酒を注いで飲むと、、、。」と話し、取り出した盃に酒をすすぎ飲む。
「これ、酒が美味くなってる。ホンモノと同じ効果じゃないか!」と驚く勇儀。
ユウスケは冗談めかして
「アル中量産してしまう、、。」と答える。
「いやー。これは凄い能力だ。コピーした盃はどうしよう、家の屋根にでも飾るか。」と笑った。
ユウスケは少し帰りたくなり
「もう帰ってもいいか?」と尋ねるが、勇儀は彼の服を掴み、酒瓶を口に押し込んだ。
「何言ってるんだ?私と戦ったんだから酒飲もうぜ。」と無邪気に言う。
ユウスケは「ごボ。」と口をふさがれ、苦笑いしながらも楽しそうな目を向けた。
「飲むまで返さないからな。」と勇儀頑なになり、ユウスケは少し抵抗したものの、その表情には楽しみが漂っていた。結局、彼は勇儀に無理矢理酒を飲まされ続け、楽しいお酒の時間が始まった。
部屋の中は彼女の冗談や笑い声で明るくなり、ユウスケは心が弾むのを感じた。彼らの友情と新たな絆が、そんな楽しいひと時を通じて一層深まっていくのを感じていた。
こいしは少し暗い表情で帰ってきて
「ただいま、蝶々いなくなっちゃった」と言った。
さとりは優しく微笑みながら
「お帰りなさい、こいし。ユウスケどうだった?」と尋ねる。
こいしは急に思い出したように驚き
「ユウスケ?あっ!!蝶々に夢中で忘れてた!」と叫んだ。
さとりは心配そうに
「まさか置いてきたの?」と問いかける。
こいしは恥ずかしそうに頷き
「うん、、。」と小さな声で言った。
さとりは優しい口調で
「明日にでも探しましょうか。」と提案する。
こいしは少し安心して
「そうだね。明日は早く出かけよう!」と元気を取り戻す。