地底スタートの幻想郷生活 修正版   作:四国の探索人

7 / 44
第7話 帰宅

次の日、ユウスケは勇儀に昼に起こされる。

 

「起きろ。地霊殿に帰るぞ。私の後ろについてこいよ。」と勇儀が言った。

 

ユウスケは少し眠そうだが、「うい。」と返事をする。

 

勇儀はユウスケを連れ外に出ると、通りにいる妖怪たちは皆、勇儀を見て手を出さない。

 

「なんか世間話でもしようか」と勇儀が言い出す。「また急にどうした?」と不思議そうに尋ねた。

 

「私の知り合いと思われれば、お前は襲われなくなるだろ」と勇儀は微笑みながら答える。

 

勇儀の思惑通り、周りにいる妖怪たちの間でユウスケは勇儀の知り合いで戦った間柄という噂が広まっていく。

 

地霊殿に着いた二人は、さとりのところに向かう。

 

「ユウスケ連れて来たぞ」と勇儀が言うと、さとりは驚きながらも優しい声で

「あら、勇儀。ありがとう。これから行く所だったのだけれど。」と返す。

 

勇儀は「私はやること終えたから帰るぞ。ユウスケ、元気でな。」と告げる。

 

ユウスケは感謝を込めて、「ありがと、勇儀。」と笑顔で応じた。

 

こうして、勇儀はその場を後にした。

 

 さとりはユウスケを迎え入れ

「お帰りなさい。妹のしたこと謝るわね。」と申し訳なさそうに言った。

 

ユウスケは笑顔で

 

「結果的に妖怪に襲われないようになったから良かったよ。」と答えた。

 

さとりは安堵の表情を浮かべながら

 

「それなら良かったのだけど。」と続ける。

 

ユウスケはさとりと話しながら、無事に地霊殿へと戻り、その日を穏やかに過ごした。

 

 ユウスケはその晩、今後の身の振り方について考えながら呟いた。

 

「地霊殿には置いてもらってるけど、このままお世話になりっぱなしもな。」

 

すると、ふとベッドに猫が乗ってくる。ユウスケは驚きながら

 

「猫?地底にいたのな。赤毛が混じって可愛いなあ」と言って、猫を高い高いして見つめる。

 

その時、急に重くなり、ユウスケは煙に巻かれる。

 

「私だよ。ユウスケ。」と声がする。

 

「お燐重い、、のいて。」

 

とユウスケは文句を言ったが、お燐は笑いながら

 

「失礼な奴ニャね。せっかく心配できたのに」と返す。

 

ユウスケはため息をついて

 

「心配どうも」と軽く答える。

 

お燐はさらに続けて

 

「地霊殿にお世話になってるのも気にしなくていいと思うけどニャね。」

 

と励ますように言った。彼女の言葉には温かさがあり、ユウスケはその気持ちに少し救われる。

 

 ユウスケは悩みながら

「いやでもニートはな、、。」と呟く。

 

するとお燐が頼もしい声で

「そこまで言うなら私が明日、家探し手伝ってあげるよ。」と提案する。

 

ユウスケはその申し出に感謝し、心強さを感じて礼を言った。その時、横からこいしが現れ

 

「抱き合って仲良さそうだね、2人とも」と冗談めかして付け加える。

 

お燐は驚いて「こいし様、いつから。」と問いかける。

 

ユウスケは慌て

 

「こいし、これは違う。猫を高い高いしていただけで」と説明するが、こいしはニヤニヤしながら

 

「猫ってお燐のことでしょ?お燐と遊んでたんだよね、恋人みたいに。」と言い放つ。

 

お燐は真面目な表情で

 

「恋人というか、友達です遊んでいただけですよ、こいし様。」と弁明する。

 

こいしは自分の考えを押し通して

 

「ふーん。じゃあ私も抱きついて遊んでいい?」と無邪気に尋ねる。

 

ユウスケはそれを止めようとして

 

「ほら、もう夜だ。子どもはもう寝なさい。」と笑いながら言った。

 

こうして、楽しい会話が続く中、ユウスケは心の中に少しずつ明るい希望を取り戻していくのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。