P「摩美々!今日もすごく良かったぞ!」
摩美々「ありがとうございますー。今日も頑張ったんでー、摩美々はご褒美を所望しまーす」
P「ははっ、俺が出来ることなら何でも言ってくれ。そうだ。ちょうどおやつ時だし、何か食べたいものとかあるか?」
摩美々「えー?じゃあアイスクリームがいいですー」
P「アイスクリームか...近くにアイスクリーム屋なんてあったかな」
摩美々「そーですねー。...そういえば最近、この近くにおいしそーなお店ができたらしいんですけどー」
P「さ、最初からそこが目的だったな...!」
摩美々「どーですかねー。さ、早く行かないと無くなっちゃいますよー」
今日の仕事の出来について話をしながら歩いていると、後ろから声を掛けられた。
「あのー、すみません」
P「はい?何でしょうか...って」
そこには女性が立っていた。顔を思い出すのに時間がかかったが、彼女は高校時代の友人...クラスメイトだった。
旧友「よっ!(プロデューサー)!」
摩美々「...?それって確かー...」
P「久しぶり、(旧友)さん。高校の時以来だった...よな?」
旧友「そうだよー!去年の同窓会にも来なかったし!っていうか、高校の時はさん付けなんてしてなかったじゃん───!」
P「はは...そうだったかな。同窓会はごめん、仕事が忙しくてさ。また今度誘ってくれたら行くよ」
旧友「あー!絶対だからね!そういえば、○○って覚えてる?彼ね、今────」
そうだ、彼女はこういう人だった。喋り出すと止まらなくなる。近くに居て楽しい人ではあるのだが、この場とはとても相性が悪い。隣から刺すような視線を感じながら、どうにか穏便にここを離れられないか模索する。
幸い、彼女は摩美々に気が付いていないようだ。そもそも知らないという可能性もあるが、知っていて見つかった場合はあと最低でも1時間は覚悟しなければいけないだろう。
旧友「そういえば、(プロデューサー)って今何やってんの?なーんか誰も君の職業とか知らなくてさ」
P「え?あー...営業、みたいな感じだよ」
旧友「ふーん...?そちらは彼女さん?にしては随分と若いね────」
まずい、摩美々に意識が向き始めた。早くここを離れなければ...!
P「あ、ああ!すまん、この後も仕事なんだ!積もる話もあるけど、また今度!行こう、ま、まみ!」
そう言って摩美々の手を引っ張ってその場を離れる。摩美々も何も言わずに引っ張られてくれているのが幸いだ。
彼女も急いでいる人間を引き留めるほど強引な人ではないので、すぐに離れることができた。
P「すまん、摩美々を付き合わせちゃったな...」
随分と仲が良さそうだったな。......別に、プロデューサーじゃないときのプロデューサーだっているのは当たり前だし。
......。
摩美々「別にー......怒ったりとかはしてないですからー、(プロデューサー)さんー」
P「や、やめてくれ...!」
摩美々「んー、これはトリプルを食べないと治らないカモですねー」
P「ははっ。うん、何でも好きなやつを頼んでいいからな!」