ちょっとやりすぎ283プロ   作:馬鹿とオタク

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プロデューサー「彼女かあ」アイドル「」 市川雛菜編

P「彼女かあ...」

 

雛菜「プロデューサー彼女いるの~?」

 

ため息交じりに独り言を漏らすと後ろから、今ここで聞こえるはずのない声が聞こえた。

 

P「うわっ!びっ...くりした...」

 

雛菜「へ~?雛菜ずっとここにいたよ~?」

 

P「あれ、そうだったのか。すまん、全然気づかなかった...」

 

雛菜「雛菜、挨拶したのにプロデューサー集中してて全然気づいてくれなかった~...」

 

P「それは本当にすまん...!でも雛菜、今日は────」

 

雛菜「あ、そうだ~。はい、これプロデューサーにあげる~!」

 

雛菜がバックから取り出した紙を受け取る。...この前渡してた次の雑誌のアンケート用紙か。

記入漏れが無いかの確認を行いながら、本題に移る。

 

P「早く提出してくれるのは凄くありがたいんだが...。雛菜...今日、学校じゃないのか?」

 

そう、今日は平日。時間帯は昼過ぎ。しかも雛菜は制服を着ていない。

 

雛菜「あれ、プロデューサー聞いてない~?今日は試験休みなんですよ~」

 

P「え...それ聞いてないぞ」

 

雛菜「へ~!?透先輩が言っておいてくれるって言ってたのに~!」

 

P「何も聞いてないな...まあ、仕事に支障は無いから大丈夫だけどさ。今度からはちゃんと連絡してくれよ」

 

P「...とにかく、今はみんな試験で疲れてるだろうし、ゆっくり休んでくれ」

 

雛菜「は~い!」

 

P「...あと、さっきの話はみんなには内緒な」

 

雛菜「......何の話~?」

 

P「いや...記憶に残ってないならいいんだ。すまん、気にしないでくれ」

 

雛菜「プロデューサーの彼女の話~?」

 

ぐ...覚えてたか。いや、この場合俺が蒸し返したのか...?何にせよ、雛菜のことだ。

釘を刺しておかないとぽろっと漏らしそうな予感がする。ノクチルのみんなといる時なんかに...。

 

『そういえば、プロデューサーの彼女ってどんな人だと思う~?』

 

『え、彼女いるの。プロデューサーって』

 

『...急に何?くだらない......』

 

『ぷ、プロデューサーさんって彼女いたの...?』

 

────うん。こうなった時、最終的にどういう結論に落ち着いても、特に2人に対して事情の説明が非常にめんどくさそうなので、先に釘を指せるここがターニングポイントになるだろう。

 

P「その話についてだ。一つ、訂正させてほしい」

 

P「まず、俺は彼女かあ、と呟いただけで、雛菜は勘違いしている」

 

雛菜「あは~、じゃあプロデューサー彼女いないんだ~?」

 

なぜか嬉しそうな雛菜の言葉にダメージを受けつつも、なんとか事実のみが正しく伝わるように言葉をひねり出す。

 

P「......まあ、そう、いうことになるな。彼女は...い、いない」

 

雛菜「ん~......彼女、欲しいの~?」

 

P「え!?うーん...まぁ、欲しいと言えば欲しいような...。でもそれでアイドルのみんなに割く時間が減るのもなぁ...」

 

雛菜「え~プロデューサーめんどくさい~...」

 

ぐさり。自分で言いながらも自覚しているが、面と向かって言われると...。

 

P「ま、まあこの話はもうここで終わりにしよう!大丈夫、雛菜たちのプロデュースを疎かにするつもりは無いよ」

 

雛菜「あ!雛菜いいこと思いついた~!雛菜たちともっと一緒に居たらもっと幸せ~になると思う~!」

 

P「うーん...?つまり、どういうことなんだ?」

 

雛菜「プロデューサーが彼女を欲しがってるのって、雛菜たちといない時間が寂しいからでしょ~?」

 

なるほど...?そういうことになる、のか...。少し違うかもしれないが、あながち間違っていない気もする。

 

P「...確かにそうかもしれないな」

 

雛菜「そしたら~、雛菜と透先輩と~、小糸ちゃんと~、円香先輩で今までよりももーっと一緒に居てあげる~!」

 

P「ははっ、ありがとう。雛菜がそう言ってくれて嬉しいよ」

 

雛菜「あは~!これでプロデューサーもしあわせ~だね~!」

 

 

 

 

 

 

 

『プロデューサーが雛菜たちに彼女になってほしいって~!』

 

『は?急に何』

 

『まじかー』

 

『ぴぇ...!そ、それ本当に言ってたの...?』

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