楽しくなるはずだった旅行の中……車が激しく燃えている。目の前には血だらけの両親が倒れている。
「良かったお前だけでも無事で」
「生きてね……私たちの分も幸せに」
両親は無事だった俺の姿を確認するとほっとしたように微笑みそっと目を閉じその後動かなくなった……
事故で両親を失い天涯孤独となった俺は精一杯生きた。本当は両親の元に行きたかったが……父さんと母さんに託された……だから死ぬわけにはいかない……やっと社会に出て両親たちの分も幸せになれる……両親たちの願いが叶えられる……そう思ってた……
「大丈夫か?」
「ごめんさい……」
ボール遊びに夢中になり道路に飛び出してしまった小さい少年を運悪く走ってきた車に轢かれそうになるが、高校生の少年が庇い、小さな少年は無事だったが高校生の少年は血まみれで道路に倒れていた。
「気にすんな……もう何も見えない……少年……最後に頼みがある……精一杯生きろよ」
涙を流しながら謝罪する小さな少年に言葉を伝えると……俺の意識は完全に無くなる……
父さん、母さん……ごめんな……約束……守れなかったよ……
「お前は自分の身も気にせずあの子を助けた……俺たちの自慢の息子だ」
「ええ!貴方は私たちの自慢の息子。でも貴方はこっちの世界に来るにはまだ早いわ」
父さんと母さんの言葉を聞いた俺が目を覚ますと……身体が小さくなっていた。
「貴方……元気な赤ん坊ですね」
「ご苦労だったな」
苦しそうな女性の胸には赤ちゃんになった俺が優しく抱き抱えられ、男性は厳しそうな顔をしてはいるがどこか嬉しそうであった。
どうやら俺は赤ん坊になりこの人たちの息子として転生したようだ。
「オギャア!!オギャア!!」
大きい声を上げながら意識が途切れた。
この時の俺は知らなかったが、俺はIPC(伊集院ペットカンパニー)の御曹司、伊集院炎山として生まれ変わる。
ここは現実とは違う世界でネットナビが存在する世界であった。
数年後……
転生してから数年の年月がすぎ……赤ん坊から少年へと成長した少年、伊集院炎山は自分の専用ナビ、ブルース共に電脳空間と呼ばれる場所で赤、緑、青の三体のナビとネットバトルをしていた。
「三対一!」
「いくら有名なお前たちといえど!」
「勝てるかな!!」
三体のナビはブルースに襲いかかる。
「ブルース」
「はっ!炎山様」
炎山が手元に持つPETに呼びかけるとブルースはナビたちの攻撃を無駄の無い動きで簡単に避ける。
「俺たち三人の攻撃を簡単に……」
ナビたちは驚きのあまり動きを止めてしまう。しかしそんな隙を炎山たちがそう簡単に許すはずもない。
「隙だらけだな。いけブルース」
「はっ!炎山様!」
ブルースは炎山の指示を聞くとナビたちに迫り右腕に装備された武器、ワイドソードで目に見えない程の早さでナビたちを切りつけデリートした。
「これが伊集院炎山とブルースの力……」
ナビのオペレーターたちが自分たちを簡単に倒したブルースのオペレーターの姿を見る。頭頂部が白、襟足が黒の特徴的な髪の少年、伊集院炎山は勝利すると静かにその場から去って行く。
次の話は不幸だった少年とヒロインである不幸な少女との出会いです。
主人公はロックマンエグゼについて友だちから少し聞いた程度の知識です。
ブルースはオリジナルチップだったりオリジナルスタイルだったり強化させる予定です。
追加させるヒロインは誰が良い?
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サロマ
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黒井みゆき
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緑川ケロ
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三人共