誤りやネタバレが含まれます。
羞恥心で削除もありえます。
ガンダムはマシンスペックや歴史といった、複雑で繊細な設定がありますよね。でも当作では期待出来ません。ご注意下さい。
ガノタの攻撃が怖いですが、映画感想などの感情共有が出来たら良いなとも。
人類が増え過ぎた人口を宇宙に移民するようになって早半世紀。
宇宙にはスペースコロニーと呼ばれる人工の大地が幾つも浮かび、そこで人は生き、子を育て、そして死んでいった。
そんな中、地球から最も遠いスペースコロニー、サイド3がジオン公国を名乗り地球連邦政府に独立戦争を挑む。
人型機動兵器、モビルスーツが投入され、数に勝る連邦を圧倒。 開戦から1ヶ月あまりの戦争で、ジオンと地球連邦は総人口の半数を死に至らしめた。
多大な被害を受けた連邦は一時、ジオンの独立を認めざるを得ないと思われたが、連邦側のレビル将軍が演説、抗戦を呼び掛けた事で戦争は継続する事となる。
戦争は膠着状態に入り、8ヶ月あまりが過ぎた。
地球連邦軍はモビルスーツの威力を目の当たりにした事で、自らも作らなければならないと開発を開始。
それら整備、量産、運用の確立を目的とした一連の作戦をV作戦と呼称。 極秘裏にサイド7にて進められ、ガンダムは完成した。
だがジオン軍はV作戦を察知。
シャア少佐率いる部隊が詳細を掴む為、この地に潜入、偵察をしようとしていたのである。
その部隊員の1人がジーンであった。
この男、コロニー内に入るまでは良かったが、連邦製のモビルスーツや設備を見て功を焦り、共に来ていたデニムの静止も虚しく、コロニー内でザクマシンガンを乱射。 軍人、民間人問わず多くの被害を出していく。
この混乱の最中、1人の少年、天パことアムロ・レイが反撃の為にガンダムに搭乗。 ビームサーベルで斬られ爆発、死亡。
続けてデニムもコックピットを串刺しにされて死亡。 何の成果も得られませんでしたーッで人生終了となった。
この騒動がきっかけで、ジオン側はV作戦の詳細は分からず仕舞いのままザク2機を失うばかりか、天パがガンダムに乗り続ける事で更に被害が拡大、そのまま終戦まで止める事が出来ずジオン敗北ルートとなる。
こうした事から、ジーンは人によって大戦犯扱いをしており、コイツが余計な真似をしなければジオンは上手くいったんじゃね? と言われる始末なのだ。
そんな汚名塗れのジーンに朗報というべきか、やっぱ無能認定されたというべきか、ジークアクス世界線はそうならない。
ジーンのザクは故障、コロニー内に入る事が叶わなくなった。 代わりになんと、赤い彗星のシャアが自ら偵察する事となるのである。
そしてジーンを超える腕でデニムと共に暴れ回り、しかもガンダムを強奪。 迎撃に出てきたガンキャノンを破壊。
更に強襲揚陸艇、ホワイトベースをも襲撃、鹵獲までしてV作戦をボコボコにするヤバさを見せるのだ。
その後の歴史といえば、ソロモンが陥落こそしたものの、ルナツーを制圧、連邦が月面都市グラナダにソロモンを落とそうとしたが阻止。
宇宙の拠点を失った連邦は戦争継続を断念、休戦を申し込みジオン勝利ルートとなる。
そしてジークアクス本編、主人公の女子高生アマテ・ユズリハことマチュの話が始まっていくのである……。
しかしジーンを憐れんだ神か運命か、彼は不幸にも移動中のムサイ艦内で頭を強打してしまう。
一時は意識不明の重体となったが、奇跡的に彼は一命を取り留めた。
その際、彼の意識は別次元の人間と交わってしまったのである。
世間的に憑依、というやつであろう。
以降、情緒不安定感は残りつつ、妙な焦りや闘争心は無くなり、代わりに何故だか悪運の強さや生き抜くセンスが備わった。
そうして運命の日、サイド7への偵察を迎えるのであった……。
「ジーン、あとに続け」
「ハッ、シャア少佐……ですが、見張りは優秀なデニムではなく劣等な俺で良いのでは? なんでしたら、少佐自ら偵察に行かずとも……」
「ここまで来て私に帰れというのかね? それと、あまり自分を卑下するものではない」
「失礼しました。 任務に邁進します」
いや、なんでこうなってんだよ。
シャアが偵察とか知らねぇよ。 いや代わってくれるなら良かったんだよ、死地に行きたくねぇもん!
俺はジーンであって、ジーンではない。
自分で言っていて何を言ってるか分からんが。
簡単に言うと、俺は「何か」と融合してしまったのだ。
初めは気が狂ったと思ったが、慣れてくると悪い気分じゃねぇ。
それよりも、ニュータイプってやつになったのか、未来で俺が失態する刻が見えるんで、何とかソレを回避したいところだ。
というのも、俺はこの世界のことを曖昧ながら知っている。
その記憶と性格の全てが一体化したとき、俺は知ってしまった。
俺はこの場所、サイド7で見た連邦のモビルスーツや設備を見て大興奮、破壊すれば出世だぜヒャッハーとザクマシンガンを乱射してしまい、不必要な犠牲を生んだ挙句に白い悪魔ことガンダムに逆襲を受けて死んでしまい、更には祖国の敗北に繋げてしまう未来を。
前までの俺なら信じなかっただろう。 だが今の俺は違う。
生まれ変わったと言って良い。 そのお陰で俺は己の愚かさを思い知ったのだ。
それと、俺がやらかさなかった未来も曖昧ながら見え隠れしてやがる。
その未来は、何故か赤髪の女の子が活躍しているってもんだが……なんだこりゃ。
これもニュータイプなのか? 何にせよ感謝しているぜ。
「ジーン、私は君を評価している。 最初は危ういとも思っていたが、最近は見違えたように動けるようになった。 存分に発揮して見せてくれ」
「買い被り過ぎです。 ですが、やりますよ」
期待されるってのは悪くねぇ。
だが悪いな少佐、俺は出世より生き残るのを優先する。 特に今日この日はな!
「少佐、コロニー内にミノフスキー粒子が散布されていやがります。しかも軍の施設、見た事もないモビルスーツの部品。 ヤマが当たったと思いますが」
冷静に報告だけ、偵察だけすりゃ良い。
暴走さえしなきゃ生きて帰れんだ、安いぜ。
「そのようだな……よし、破壊する」
よしじゃねぇよ!?
ナニ言ってんだこの仮面!?
「ちょっと少佐! 偵察じゃ!?」
「手柄を目の当たりにして、みすみす逃す私ではないのでね」
「ここはルウムじゃありませんぜ!?」
「分かってるさ……援護しろ!」
唸り始めるザクマシンガン!
爆散し始める軍施設、部品の数々!
シャアのヤツ、俺の代わりにおっ始めやがった!?
すると「勘」で視た光景が広がる広がる。
なんだ、視た光景は必ず起こるってのか!?
「くそっ、やらなきゃやられ千葉ァ!」
俺もモノアイ越し、ザクに脅威となりそうなモノを優先的に索敵、少佐共々トリガーを引いていく。
有線式ミサイルを放ってくる車両を破壊。
そうしてると、奥に白いモビルスーツ、ガンダムとかいう悪魔となる奴だ……それが見えた。
アレは天パで起きる前に始末しねぇとヤベェ!
「少佐! 奥にもう1機! 破壊します!」
「まてジーン。 私が乗り込む、援護しろ!」
またナニか言って赤いザクから降りて駆けていくシャア少佐。
本当にワケワカンねぇんだからあのアゴ!
「これも視えてなかったぜ……むっ!?」
そうしてる間に格納庫からモビルスーツが。
両肩にキャノンがのってやがる、ガンキャノンってヤツだったか!?
「少佐、敵のモビルスーツが動き出しました!」
ありゃ装甲がヤバい、接近戦に持ち込んでヒートホークで何とか……!
刹那、脳裏に電流走る……!
「チッ!?」
咄嗟に操縦桿を倒した瞬間。
キャノンから砲弾、いやビーム砲が!?
「ぐああッ、嘘だろおい!?」
肩部シールドを擦り取り、俺のザクが転倒。
衝撃と共にコックピットが警告色に。
モノアイが捉えるは後方へと抜けるビーム。
コロニー内であんなのブッ放すとかナニ考えてやがる!
てか、あんなの俺のビジョンに無かったぞ!
アレは実弾と思ってたがまるで違った!
「少佐! 奴はビーム砲を装備してやがります! モビルスーツがあんなものを!」
「私が何とかしよう」
そう聞こえるや、あの白い奴が動き始めてるのが見えやがる。
いやまさか、少佐が動かしてんのかよ!?
「アイツ、アゴでも動くぞ……!?」
俺がどうこうする間もなく、俺を殺す予定だった筈の白い悪魔、ガンダムは敵のモビルスーツのコックピットをビームサーベルで貫いて無力化してしまった。
そのセンスにもビビるが、俺があそこにいたらと思うと、チビっちまいそうだ。
「敵の揚陸艦がある筈だ。 それも鹵獲するぞ」
「マジですかい」
またとんでもねぇ事をいうも迷いなくシャアは進み、そしてブリッジを串刺しにして中の人間と装置諸々を焼いてしまった。
「は、ははは……まぁでも、俺は生き延びたってワケだ。 戦争は続くがな」
そして俺は運よく生き延びた。
これが、この不完全な未来予想がどこまで通用するか分かんねぇが、上手くいきゃ近未来にいるであろう、あの赤髪の女の子と懇意になれるかもなと、俺は薄ら高望みするのだった……。
後書き
たぶん続かない。
ジークアクスは、1年戦争好きガノタからすれば、冒頭が本編で、どうやればジオン勝てるか論争の答えの1つであり、同時に認めたくないものだな……となるかも。
水星の魔女のように可愛い女の子が主人公で、他にも出てきて、イケメンもでてくる萌え要素とかも苦手な人もいるかも。あと画風とか。
でもティターンズとか地球圏の乱世が続かず平和になったとも見れて。やっぱ連邦は腐敗してたんやなって(殴