鹵獲した強襲揚陸艦をU.C.0085になっても使用してますが、どのような意図があるのか。英雄的な活躍をしたから戦勝艦的、シャアの帰れる場所的な意味かな?
シャアの捜索の為か単艦で独立行動してる風ですが、政治的には他コロニーの宙域をうろうろして、砲艦外交もありそう。カムランにまだ使ってるのかと言われ、中佐はジオンも懐が寒いのですよとはぐらかし、ご冗談をと返されてましたね。
いうて、ガンダム世界の兵器発展は凄まじい印象がある故に。戦争が落ち着いたから、予算もなく急いで開発する事もなく、緩やかな平和の中だと、旧式とはいえ5年程度で破棄する余裕はないのかも。
今回もニャアン。
マチュとニャアンに挟まれての修羅場とか書きたいですね。刺激を求めるマチュ、愛に飢えたニャアン……。
ニャアンが寝たのを見計らい、赤いガンダムの件を中佐に報告すると、時を見てサイド6宙域に向かうと返信あり。
となるとソドン1艦単独行動か。 だとしても外交問題に発展するって。 いくら中佐の部隊でも越権行為じゃね?
「へ、へへへ……ウチに来るたぁな」
ニャアンの寝顔を撫で、つらつら想う。
下っ端が気にする事じゃ無いが、最悪は巻き添え喰らってマクベ中将の軍事法廷所で死刑判決喰らうんじゃと心配になるわ。
宙域の航行に関してはジオンに優先権があるとしても、中立コロニーの周囲を強襲揚陸艦がうろつくのは砲艦外交に見られても仕方ない。
ジオン本国は百歩譲って許すとして、サイド6は怒るって。 行政は入港拒否、軍警はてんやわんや。 もし戦闘でも起きたら亀裂は決定的だ……そこまではないと信じるぞ。
「もし(コロニーに)突っ込んで(領空)犯すにしても(ミノフスキー粒子を)中にブチ撒かなきゃセーフだって、へ、へへへ……」
ミノ粒を撒くと戦闘行動同然だからな。 武力介入という扱いになる。
逆にしないなら、入港許可を得た事にして誤魔化せる。 マジ無茶苦茶理論だが。
意識を集中すりゃ浮かぶ悲惨なビジョン。
ゾッとする可能性に、俺は強張った笑顔と汗を流すばかり。 出来るのは祈る事だけ。
これからの事を思えば、更にあり得たかも知れない宇宙世紀が浮かんでは消える。
歴史が分岐した先、反連邦コロニーにティターンズが毒ガスを散布、中の人間を皆殺し。 或いはシャアがソロモンのようにアクシズを地球に落とそうとする未来。
そうした愚行を回避したように思えるこの世界だが、シャリア中佐のように木星帰りの男となる……天才だが傲慢、ティターンズを乗っ取るシロッコが地球圏に帰還したらどうなる事か。
連邦も大人しく地球に閉じこもり続けてくれるとも限らない。 何度も思っては、俺みたいな奴が気にしても仕方ないと堂々巡りに陥って嫌になる。
「……おじさん」
おっと起こしちまったか。
「悪い、寝ていて良いぞ」
「ううん、そ、その……おじさんが良いなら、私も一緒に、ね、寝たいな……!」
ナニ赤らめて無理してやがる。
こんなおじさんと同衾した噂が立ったら、ますます生き辛いだろ互いに。
「俺は床で寝るから良い」
そう言って離れようとすると、毛布からスッと手が伸びて腕を掴まれた。
「ヤダ。 いないと寝れない」
「ったく、仕方ねぇな」
側に腰掛け、頭を撫でる。
さらさらとした髪が心地良い。 貧困でも身嗜みに気を遣ってるんだと分かる。
「私、変じゃないよね?」
「へへへ、触り心地良いぜ」
「良かった……でも、その言い方イヤラシイ」
どうしろってんだ。
今日は弱気じゃなく生意気だぞ。
マチュを見てから変にベタつくな?
「他でそんな顔しちゃ駄目だから。 私には良いけど、街中でやったら引かれるよ?」
だとして油断するとコレだ。
「悪かったな、人相悪くて」
「でも優しいのも知ってる。 だから、おじさんの為ならって思える」
「優しかねぇ。 出来る事だけだ」
「うん。 でも私は……好き……へへへ」
揶揄って笑う余裕がある内は良い事だ。
貧しい難民街でも、笑顔があるのは癒しだ。
……それはそうと、コイツも俺の笑いがうつってないか。 ニャアンの可愛い顔なら大丈夫だろうが……あれ、なんか涙溢れそう。
「もう良いだろ。 いい加減に寝ろ」
「うん。 おやすみなさい」
結局、俺はニャアンの寝るベッドの近くの壁に背を預けて共に寝る。
それでも戦場にいた頃と比べりゃ天国さ。 弾が降ってこないし、叩き起こされる事もねぇ。
それでも腰の痛みや尻の冷たさがあるのは、俺も歳だって事か。 取りたくないものだね。
「……私には、あんな撫でてくれなかったのに」
勘も鈍った。
オールドタイプは辛い。 ニュータイプなら、出歯亀にも気付けたものを。
それはそれで幸せなのだと思うがな。
後書き
常に更新未定。
最後はマチュの覗き。知らぬが仏。
覗き目はたぶん、ハイライトオフ(妄想
甘えさせてくれるニャアンに嫉妬するマチュ。
居場所を奪うマチュに憎悪してくニャアン。
立場が違う2人は、不幸にもおじさんを巡り対立してしまう。当然、何も起きない筈もなく……という展開はどうでしょう。