感想、評価登録ありがとうございます。
ガンダム世界を取り扱う上で、機械の構造話や戦闘、原作の歴史設定を期待する方もいると思います。
そんな硬派な面があるガンダム世界に対し当作、特に前回は軟派というか方向性が悪かったかも。キャラ崩壊含め不快に思われた方、申し訳ありません。男女の絡れ云々をしつこくせず進めて行けたらとも思います。
さても今回。
チームポメラニアンズの話が出来ればと。
雑念が凄くなってしまいましたが、様々なバージョン、ビジョンの光景が入り混じって情緒不安定、現実が一部曖昧ですね。
メタ的に悪く言えば劇中のガンダムファイトな展開までに引き伸ばし、主人公の立場、関係する舞台と登場人物を整えていきたいです。
事務所のあるスラム街は難民による違法建築群で構成される。 全体的に薄汚れ、文化の入り混じりのままに雑多な場所だ。
治安が悪く犯罪の温床であり、行政や市井からは悪く思われてるのは今更で、 1年戦争から5年経っても難民の問題は解決の兆しを見せない。
それでも人は生きねばならない。
ニャアンみたいに違法取引に手を染める奴もいれば、俺みたいにジャンク屋を生業にしてる奴もいて、ともすれば他社や人との繋がりも重要となってくる。
特に諜報員ごっこをしてる俺は、ビジョンに浮かんだ顔ぶれを探らねばならない。 マチュの暮らす治安の良い場所に家がありながらも、いよいよ難民に混ざってる。
懇意にしてるのはカネバン有限公司。
マチュとニャアンが関わるジャンク屋だ。
ニャアンはデバイスの配達で。 マチュはその付き添いで絡んでいくから当然だ。
この時のビジョンじゃ、ジオンのオメガサイコミュ搭載の新型MS、ジークアクスと赤いガンダムの取っ組み合い、そこに駆け付ける軍警ザクの姿が見えた。
宇宙から外壁を突き破り、コロニー内でガンダム同士が戦闘、続いてスラム街が軍警ザクに荒らされるわ、ジークアクスをマチュがパクるわ、中佐が強襲揚陸艦のままにコロニー内に突っ込むわで、あーもう滅茶苦茶に。 戦争の続きをしたいのか?
コロニー公社もだが、イズマコロニーどころかサイド6全体と、監査局のタマキや大統領補佐官のカムラン涙目だよ。 あと下手しなくてもサイド3のジオン本国に連絡行くレベルだよ。
中佐はガンダムを捕獲する為にジークアクスを出撃させたんだろうが、そんな姿が見えたから、俺としても絡まねぇ訳にいかねぇよな?
閑話休題。
カネバンがデバイスを頼む時点で察せるが、ここは非合法の賭博勝負であるクランバトル、略してクラバに参戦してる会社だ。
登録名はポメラニアンズ。 ジェシーという奴がポメラニアンを飼ってる事から来てるらしい。 安直なネーミングセンスだが、動物を飼える程度には余裕があると見るべきか。
メンバーは女社長アンキー(35)
右腕で実務を熟すナブ(20)
工業高校卒、メカニックのケーン(19)
パイロット候補の短気眼鏡ジェシー(20)
オマケで飼犬ポメとロボの白ハロー。
そう、あの丸型ロボットのハローまでいる。
宇宙世紀に限らず、ガンダムがいる世界にはコイツがマスコットの如くコロコロするビジョンが見えやがる。
細部や設定、役割が微妙に異なる場合もあって、この白ハローは耳がスピーカーになってるが、基本的な見た目は共通。
同時に天パがチラチラして辛い。 考え過ぎだと願う。
ハローって既存の玩具か何かで、それを機械弄りが好きな天パが改造した設定だったような。 なので天パが必ずしも関係する話じゃない……はず。
もう戦争は忘れろ。 良い大人になるのだな。
また話がズレちまった……。
とにかく、視えた被害を抑える為、対応する為に俺はアレコレと人脈を構築中。
ザク1機に変えられる戦局はねぇし、相手がガンダムじゃスペックの差がダンチ。
赤いガンダムは1年戦争時代に改修を受けたきりだとしても、こちらのザクも当時のスペックかそれ以下。 高機動型でも連邦系技術混じりのハイザックでもない。 ビーム兵器は基本使えない。 使えてもオワタ式のザクが勝てる訳ないだろ!
どこかの部隊や、ポケセンみたいにザクがガンダムタイプに損傷を与えるビジョンもあるにはあるが、それだって偶然条件が良かったり、命と引き換えだった。
俺にはそこまでの腕と運はねぇし、戦争が終わったのに死にたくねぇ。
だからこうして、仲間をだな……。
「ジーンさん、大丈夫かい?」
アンキーの声で目が覚めた。
周囲を見る。 カネバンの応接室だ。
ああ、現実に戻ってきたのか……。
「へ、へへへ……少し考え事をしちまった。 それで何の話だったか?」
「しっかりしな。 クランバトルに参加しないのかいって聞いてたのさ」
「そうか。 俺みたいなおっさんにゃ、若い連中についていけねぇよ」
「謙遜しやがる」
眼鏡のジェシーが唸るが、面倒はなしだ。
が、同調してくるナブとケーン。
「同じジャンク屋として仕事を一緒にしてきて分かったが、アンタはMSの動きが分かってる。 十分クラバでも通じると思うが」
「そうだよ。 おやっさんのザクから画像データを抽出したけど、軍警ザク2機相手に一方的だったじゃん」
ナニ勝手に覗いてやがるんだコイツ!?
今後はザクの初期化もしないとか。 面倒だ。
「……赤い奴のとばっちりで軍警を相手にしたんだ。 とはいえ公僕に手を出した事に変わりねぇ、俺に深入りするとお前らまで巻き込まれるぜ、へへへ……」
「それはそうだけど……」
「顔を見られてないなら、どうとでもなる。 駄目なら俺らや、クラバしてる連中はとっくに捕まってる」
「それと軍警にはクラバだけじゃなく仕事も邪魔されてイラついてんだ。 おっさんが難民を代表して、ひと泡吹かせてくれたならありがたいぜ」
「フッ、アンタが思ってるより、みんな評価してるって事さ」
良しも悪しもあるんだろ。
難民に好かれ、軍警に嫌われる、か。
拠点が居心地良くなるのは良いけどな。
「クラバは気が向いたらで良い。 それとは別、なんか困った事があったら言いな。 力になるよ」
「へへ、そりゃありがてぇ……けどな、マジでヤベェ時は俺を見捨てて構わねぇよ」
「冗談じゃない」
好かれるのも問題だ。
俺なんかの為に命張る馬鹿はいねぇと思う。
けれど咄嗟に動かれて死なれたら、残される側は辛いんだよ。
それ含め……ならないよう俺が動かねぇとな。
後書き
更新常に未定。
そろそろモチベがツライさん。
劇中に出てきたザクに書かれていた黒潮建設の文字や、マチュが暮らすマンションはエヴァネタが含まれてるとか?