戦犯回避√ジーンの野望   作:ハヤモ

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前書き
昔PS2でやっていたガンダムvsZガンダムの宇宙世紀モードを思い出しました。
全クリでコレクション要素にマスコットロボットなハロを貰えた記憶があります。
ただ、コピペミッションも多く、苦痛に感じてしまう事もあったかな……。
正史になぞるだけでなく、死亡するキャラを生存させたり、それによりIF展開なども用意されてましたね。
あとゲスト出演か、ZZとジュドー、キュベレイMK2とプルツーも出たような(曖昧
ジークアクスみたいに、シャアがガンダムをパクるのに似たIF展開も。それはZ時代のガンダムMK2強奪だったかな(曖昧
今のアーケードのように、機体がヌルヌルと動きませんが、逆にそれが良かったかも。

さても今回。
マチュをジークアクスに乗らせないと、今後の展開が詰まりそうなので……。


使える物も質次第

 

 

『武装中の民間MSに告ぐ! 投降せよ! 繰り返す! 武装解除し投降せよ! 受け付けない場合、発砲を開始する!』

 

「へへへ、この言い方、この手触りこそ、平和の中の戦争よ」

 

 

コックピットの中で汗をかき、戦犯顔で新たな軍警ザク2機と対峙する。

常に不利な目に遭い続けてる俺だが、幸い置き土産で食い繋げそうだ。

 

 

「使える物は何でも使えってなぁ」

 

 

ガンダムが落としていった、大佐カラーの赤黒いシールドを拾い、機体の半分を隠しながら、片手でマシンガンを構える。

普通、ここまでされる前に発砲して無力化するモンだが、向こうは特殊仕様が2機も転がってること、ここまで戦闘が長引いた事でマスコミ等の目を今更に気にして、中途半端に警察の体裁を保とうとしてる。 が。

 

 

『貴様ッ! 抵抗するかァ!』

 

『沈んじまえッ!』

 

 

2機とも痺れを切らし発砲。

MSサイズの銃が火を噴き、マズルフラッシュを焚く。 実弾故の廃莢が行われ、巨大な空薬莢が黄金の滝となって難民街へ降り注ぐ。

 

 

「自国領のコロニー内でも発砲、そういう戦い方を教わってんのかい。 予想はしてたが、ここが難民街だからってよぉ、へへ、見てらんないじゃないの。 ちゃんと面倒を見てよカムランちゃぁん!」

 

 

熱されたそれらは雨によって瞬時に冷却され、銃身共々蒸気を上げれば、なるほど、より滝のようであった。

が、滝壺となる側は溜まったものじゃない。 その質量は建物や生身の人間には十分脅威であり、実際に奴の足元に落ちた薬莢は建物や車などをペチャンコにしてしまう。

それ以上に撃たれる側は堪らないが。 それら盾越しの振動と轟音を味わいながら、どうしようかと悩む。

 

 

「手持ちの大型シールド。 使えるが……」

 

 

ガンダムの手持ちシールドはザクのより大型で丈夫ではあるものの、規格が違うからか持ち難いし、重力下なのもあって取り回しがより悪い。 片手でマシンガンを構えるのは今更だが、命中率にも影響が出る。

 

 

「この距離ならァ!」

 

 

構わずこちらも発砲開始。

片手故にリコイルが酷く、銃身がブレる。

が、この距離なら当たると撃ち返してやる。

やられたらやり返す。 倍返しダァ!

と、したいが被害の拡大が怖いのでバースト。

5、6発くらい撃って、2発くらいが1機の軍警ザクの頭部を破砕。 相手は咄嗟に降着姿勢、その場に座り込むようになり動かなくなる。

 

 

『く、くそっ……なんだってんだ!』

 

『テメェ、覚えてやがれ!』

 

「捨て台詞はそれで良いなァ?」

 

『ぐおぉッ!?』

 

 

そのまま腕をもう1機に合わせ、発砲。

ドンドンドンッ、と大砲を連続発射する音が響き渡れば、相棒も同じ目に遭わせてやれた。

 

 

「よし、今の内に逃げてザクも隠して……」

 

『ジーン特務曹長ッ!!』

 

 

刹那、切羽詰まったエグザベ君の声。

嫌な予感のままに返事を求める。

 

 

「どうした、状況は!?」

 

『ここにも軍警の奴らが来ました!』

 

「はぁ!?」

 

 

で、予感は……ビジョンは的中しちまうと。

俺に向けられた2機とは別のがいたのか!?

くっ。 ここまで軍警ザクを一方的にしばけたし、ミノフスキー粒子下じゃない、平時のコロニー内だからと油断しちまった!

 

 

『軍警が此処にも来て! ああっ、くそ!』

 

『そのノーマルスーツ! ジオン野郎がなにコソコソしてやがる!』

 

 

向こうの通信も拾い始める。

……状況は芳しくない。 逼迫してそうだな。

 

 

『待て待て、サイド6とはお仲間だろ!?』

 

『マル暴と接触した奴か! MSから離れろ!』

 

『待てって! コイツに触れるな!』

 

 

やはり駆動系に問題があるのか、政治的な問題もあってエグザベ君は上手く抵抗出来ないようだ。

俺は難民街を踏み潰さないように気をつけつつ、斃れたザクの装備を漁り、予備のボックスマガジンをパクっては地下整備用トンネルのリフトに急行する。

 

 

「マチュ、ニャアン! 軍警ザクに体当たりしてでも妨害するんだ! どうした、応答しろ!」

 

『……そんな叫ばないで。 頭に響くから。 今、てっぽうで殴り倒されたばかりなんだよ』

 

 

やられていた……!

期待してなかったが、NTの素質がありそうだからといって、操縦出来るかは別問題!

 

 

『くぅ……! 君の所為だからね! 操縦桿は別々に握って動かしちゃうし、ペダル踏もうとしたら足を踏んじゃうし!』

 

『元々1人乗りなんだから仕方ないじゃん』

 

 

喧嘩してる場合じゃねぇだろ!

それも仕方なし、出会いからして仲良くはなさそうだったからな……!

 

 

『こんなポンコツじゃ勝てない!』

 

 

おいこらマチュよ、俺とも険悪になりたい?

俺はそのポンコツのザクで軍警と戦ってきたんだからな? なんならガンダムとも戦ったからな?

 

 

『……あっちの方が強そうじゃない』

 

 

不穏。 狂気を孕むマチュの声が……!

思わずザクの歩行速度を上げてしまった。

砂埃は許せ。 雨で直ぐ払われるから。

 

 

『ちょっとアンタ、なに言ってんの!?』

 

「……エグザベ少尉。 今から救援に向かう。 持ち堪えて見せろ」

 

『はい!?』

 

 

そりゃガンダムに乗ってでも、とか言ったが!

それは言葉のアヤってか……ねぇ?




後書き
更新常に未定。
おじさん機体、ザク以外いる?(無慈悲
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