東方陽炎目   作:ゆっくりゲムオ

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次回やっと幻想郷になじめる・・・僕がんばったよね。


序章 宴会の準備

「え~、今日から、幻想郷に新しい人が来ます。はい、それじゃあ、名前と能力と能力の説明と一言お願い。」

『おっ、新しい奴は、能力持ちか。楽しめそうだ!』

『盟友よ!外の世界の機械がどうなってるのか、教えてくれ~!』

「とりあえず、河童とは黙ってなさい。酔っ払いの鬼は戦いを挑もうとしないで、まだ弾幕すら撃てないのだから。はい、それじゃあどうぞ。」

 

途中、じゃじゃ馬が入ったが、霊夢がうまくスルーし、だるそうに自己紹介を進める。すでに、目の前では料理などが所狭しと、並べられている。妙にでかい杯を持ってる奴や、でかい鞄や、角をつけてる奴や、背中に羽が生えてる者を見ると、改めてここが『幻想郷』という事が強く押し付けられる。もっとも、シンタローの頭は、そんな事よりも驚いている事があった。

 

「・・・マジで宴会が始まったよ。」

 

 

 

~数時間前~

 

「さあ!あんたらも準備して!」

「・・・何をだ?」

 

霊夢が魔理沙に「準備分かってるでしょうね。」と言った後、魔理沙が「モチロンだぜ!」と張り切って返事した後、魔理沙は箒に乗って、自分の家に向かった5分後。唐突に後ろで立ち上がる音が聞こえると、キドに治療されてた霊夢が言った。誰に言ったのか分からないので、面倒くさそうな声で返事する。正直に言ってめんどくさい。いきなり箒が顔面にクリーンヒットするし。湯のみを投げられるし。オレだけが不幸な目に遭っている気がする。だが、もしここで断れば、オレ達が路頭に迷うかもしれない。現在の家主は霊夢だ。わざわざ無駄な冒険をするつもりは無い。足を縁側の外に投げて、右手で自分の頭を支え、霊夢の方を向かずにつぶやく。

 

「何って、あんたらの歓迎会と紹介よ。」

「え?」

 

意外な言葉が返ってきたので、思わず後ろを向くと、腕に包帯を巻いてて、仁王立ちしている霊夢の姿があった。だが歓迎会を開くというのは驚いた。

 

「あ、ちなみに宴会になるから。」

「はあ、人数はどのくらいだ?」

「ざっと数えて、40人ぐらいね。」

「・・・まさか、幻想郷にいる人妖怪全員集める気じゃないだろうな。」

「そのつもりだけど?それに、もう何回もやってるから、別に不思議じゃないわ。」

「・・・おい、お前の持ってるビンの中身は何だ。」

 

オレと会話しながら、霊夢は宴会の準備をしていたようだが、桶に乗ったビンを見て一瞬凍った。それは白をベースに青色の絵が描かれていた。明らかに酒瓶だった。よく見るとおちょこもある。

 

「何って、酒だけど。」

「・・・おい、お前何歳だ?」

「えっと、15だった様な、そうj「明らかに法律破ってんじゃねえか!」

「あ!ちょっと返しなさいよ!」

 

おそらく宴会で飲むのだろうけど、霊夢は明らかに未成年だ。立ち上がり近づきながら、年を聞く。そして、やはり未成年だったので、桶をひったくる。霊夢が取り返そうと手を伸ばしてくるが、モモと同じぐらいの背なので、両手に持って持ち上げれば、どうという事は無かった。

 

「返しなさいよ!」

「未成年が飲んだら駄目って、ここ法律とかあんの?」

「法律なんてしるかあ!」

「霊夢さん!手伝います!ってうわあ!」

 

ピョンピョン飛んで取り返そうとするが、10cmも差があるので大丈夫と思っていたら、神社の近くを散歩してきて、帰ってきたモモが参戦、と思った矢先、畳に足を引っ掛けこける。オレは縁側の方に後退していたので。

 

「いったああああ!!!」

 

モモの顎が、オレの足の小指にクリーンヒットした。その衝撃で、桶を投げるが霊夢がうまくキャッチしそれと同時にほっとした表情を浮かべる。オレはモモの顎が当たった、右足の小指を持ち上げ、苦痛の顔をしながら、転がる。モモは、立ち上がり、「散々だなあ・・・。」とつぶやきながら、流しへ向かっている。顎を冷やすつもりなのだろう、だがオレは言う。

 

「オレの方が散々な目に遭ってるわ!」

「知らないわよ、もうあんたはそこで寝っ転がってろ。」

 

未だに転がってるオレに霊夢はピシャリと言葉を放った、その直後。

 

「ぷっくっくくく・・・」

「「・・・。」」

 

縁側の方から、笑いを堪えている、あの憎たらしい声が聞こえてきた。

 

「霊夢、湯のみあるか?」

「多分私、あんたと同じこと考えてる、湯のみはそこに二つあるわよ。」

「そうか・・・。」

 

立ち上がり、湯のみを取り、霊夢も湯のみを持ったのを確認すると、あの、憎たらしいカメレオン男を呼んだ。

 

「お~い、カノ?」

「ふふっ な、なあn「「天誅!!」」ぐぶう!!?」

 

 

 

 

~現在~

 

 

あの後、仕方なく宴会の手伝いをした。(霊夢には、酒を控えるように言った。)しかし多い。マジで40人ぐらい妖怪やら、妖精が居る。まあ覚悟はしてたが、ここまでとは・・・。

 

「はい、じゃあ1番から自己紹介してって。」

 

霊夢はその言葉を言い切ると、さっと後ろに下がる。そして、自己紹介をキドが始める。

 

「メカクシ団No.1、団長の木戸 つぼみだ。キドと呼んでくれ。能力は『目を隠す』。約半径2m以内にある者の存在を極限まで薄くできる。よろしく頼む。」

 

パーカーのポケットに手を入れ、フードを深く被り、冷静に自己紹介して、オレ達と逆の位置に移動する。その後セトが自己紹介を始めた。

 

「メカクシ団No.2の瀬戸 幸助っす、セトって呼んでください! 能力は『目を盗む』。相手の情報を読み取る能力っす、でも俺は、こんな能力を使わずに、皆の事を知って行きたいっす、よろしくお願いするっす!!」

 

腰に手を当て、いつもどうりのさわやかな声で、親指を立てて言う。そして満足そうに下がると、後ろのニヤニヤしてる奴が前へ出た。

 

「メカクシ団No.3鹿野 修哉っで~す!、カノって呼んでね。僕の能力は『目を欺く』で、実際に会った事がある動物に化けられる能力です。よろしくね~。」

 

両手をわざとらしく広げ、いつもどうりヘラヘラ笑いながら、自己紹介を済まし、下がって行く。その後、マリーがビクビクしながら前に行った。

 

「え、えっと、メカクシ団No.4マリー、です。能力は『目を合わせる』で、目と目を合わせた相手を、しばらくの間、石にできます、ええと、よ、よろしくお願いします!!」

 

白色にうバラの刺繍が入ったパーカーを強く握り、一生懸命話す。途中までうまくいってたのだが、最後は言う事が無くなって焦ったのか、少し口ごもってしまった。終わった途端に、セトに近づき後ろに回る。まるで座敷わらしみたいだった。気づいたらモモが自己紹介を始めていた。

 

「メカクシ団No.5 如月 桃、16歳です、モモって呼んでください!能力は『目を奪う』で、他人がどんな状況でもその場に居る人物、全ての視線を集める能力です、これからよろしくお願いします!」

 

下腹部の位置に、手を合わせ自己紹介をする。モモは恐らく、初めてオーディションを受けた時の事を思い出しているのだろう。深くお辞儀をして下がる。目の前をツインテールの黒髪が通り過ぎていった。

 

「メカクシ団No.6、榎本 貴音 エネって呼んで。能力は『目を覚ます』。簡単に言えば「不老不死」になれる能力です。よろしく。」

 

今度は、両手をだらんと下げ、だるそうに自己紹介している貴音の姿があった。どことなく霊夢に似ている気がする。貴音が下がったのを確認すると、前へ出る。息を整え、落ち着きを取り戻し、いつもの調子で自己紹介を始める。

 

「メカクシ団No.7如月 伸太郎。シンタローって呼んでくれ。能力は『目に焼き付ける』。単に、記憶を忘れられなくなる能力だ。これからよろしく頼む。」

 

ジャージのポケットに手を入れ、ちょこっとお辞儀をし、さっさと下がる。しかし、緊張した・・・もしあそこで、いつかのデパートの店員に話しかけた時のような声だったら・・・と考えているとキドが話しかけてきた。

 

「おつかれ、いつものシンタローだったぞ。」

「お兄ちゃんにしてはうまく声出てたじゃん。」

「お、おおそうか、良かった・・・。」

 

キドとモモが声をかけてくれたので、とりあえず落ち着いた。___怖かった、もしあそこでボソボソ声で話していたら、明らかにビビリのレッテルを貼られていただろう。気が付いたら、後ろでヒビヤが自己紹介を始めていた。

 

「メ、メカクシ団No.8、雨宮 響也 ヒビヤって呼ばれてる。能力は『目を凝らす』千里眼と思ってくれればそれで良いです。よ、よろしくお願いします!」

 

未だ、人前に出る事に慣れてないのか、怯えながら自己紹介を終えると、一目散にこちらに走ってきた。オレを通り過ぎると、膝に手をつけて息切れをしながら、冷や汗を流している。ありがとうヒビヤ、ビビリのレッテルを代わりに貼られてもらって。目の前を見ると、遥が自己紹介を始めている所だった。

 

「初めまして、メカクシ団No.9九ノ瀬 遥です。コノハってよんでください。能力は『目を醒ます』えっと、僕にもまだあんまり分かってないんだけど、自分の体を強くする事ができます。これからよろしくお願いします。」

 

相変わらず、落ち着いて優しく事を済ませると、オレ達の方にくると、右手を挙げてきたので、オレも右手を挙げ、ハイタッチをする。締めをくくるのはアヤノだ、というかさっさと終わらせてくれ、もう面倒だ。

 

「どうも、初めまして。No.0 楯山 文乃です。アヤノって呼んでください。能力は『目をかける』相手に、言葉を使わずに、思いを伝える能力です。」

 

アヤノが言うと、目が真紅に染まった。すると頭の中に言葉が浮かぶ。

 

(これからよろしくお願いします。)

 

それはアヤノの声だった。オレ以外にも聞こえたらしく。数人が「なるほど。」とつぶやくのを聞いた。

 

「はい、じゃあ自己紹介が終わったから、乾杯!」

『乾杯!!!』

 

自己紹介を終えた瞬間、霊夢が割り込み、乾杯の音頭を取る。全員が一斉に酒を飲み始める。____幻想郷では、酒を水みたいな感覚で飲むんだな・・・。

 

「・・・俺らも飲むか?」

「いいね、僕キドが酔った所見てみたい!」

「ほんの少し程度だ。酒なんて飲まないし折角の機会だ、贅沢したって誰も文句いわんだろう。」

「お酒かあ、私ちょっと緊張するなあ・・・。」

「俺も緊張してるっすマリー。まあ楽しみでもあるっすけど。」

 

まあ、酒なんて今まで無縁だったから、楽しみな気持ちもある。しかし、10人まとめて行くのは暑苦しいので。

 

「じゃあ5グループに分かれて飲むか。」

「なんで分かれるんすか?皆で行った方がいいんじゃ?」

「10人で行くとさすがに暑苦しいだろ。」

「なるほど、じゃあ僕はキドと行こっかな!ふぐう!」

「俺は別に構わないが、セトはどうするんだ?」

 

キドのグループに入って調子に乗ってキドの肩に手を乗せたので、キドの鉄拳をカノがもらう。

 

「俺は、マリーを行くっす、いいっすか、マリー?」

「モチロンいいよ!あ、モモちゃんはどうするの?」

「私ヒビヤくんが心配だから、ヒビヤくんと行くね。」

「はあ?なんでモモと一緒に行かなくちゃ駄目なんだよ。」

「ついさっきまで、ビビッてたのは、誰だったかな~?」

「うぐ・・・。」

 

モモに言い寄られ、返事する事ができないのでモモとヒビヤのグループと両者ご満悦のセトとマリーのグループも出来上がる。

 

「じゃあ僕ら、なし崩し的に、僕と貴音、シンタロー君とアヤノちゃんだね。」

「そうだな、じゃあ後で、酔いつぶれるなよ。」

「こっちのセリフだ・・・じゃあな。」

 

 

 




次回は、宴会でいろんな人とはなします!5グループまとめて書くので、楽しみにしていてください!コメントや感想などがありましたら、よろしくおねがいします。
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