~霊夢side~
魔理沙が開いた襖から、外に出て、空を飛ぶ。それに続き、魔理沙も箒に乗り、同じ様に空を飛ぶ。
メカクシ団「「「「「「「「「「えええええええええ!!!?」」」」」」」」
残された全員が驚きの声を上げる。
シン「おい!これどうなってんだ!?」
シンタローが私たちを指差し、驚きの声を上げながら、質問する。
エネ「いやいや!ゲームの世界じゃあるまいし!なんで飛べてんの!?」
エネが指は指さないがシンタローと同じ事をしている。
コノハ「うわあ、すごい!空を飛んでる!二人の様子を書かなきゃ!」
コノハが縁側にすわり、どこからともなく取り出した鉛筆で、絵を書いている。私たちを書くつもりだろうが、そんな時間は無い。
エネ「いやいや!なんであんたはそんなに平然としてんの!?」
まあ、いきなりありえない事が起きているのにそれを書き記す行動はおかしいだろう。
カノ「すごい!僕たちも飛べたらいいのに。」
セト「いいっすね!鳥みたいに優雅に空を飛ぶ・・・憧れるっす!」
カノは飛べたらいいのに・・・などと自分の願望を述べている。セトは鳥に私たちを重ねているようだ。動物にそれほど、愛着でもあるのだろうか。マリーとモモとヒビヤは声も上げずに、こちらを見つめている、状況を飲み込めていないようだった。
キド&アヤノ「あれは一体どうして飛べているのだろうかもしかしたら不思議な力があるのかもしれないもしや俺たち(私たち)にも、いやだったらもっと早く飛べているはずだなにか条件がいるのか?もしそうだったら調べないとだがあの魔理沙というやつ(と言う人)は魔法使いのようだが(だけど)もしかしたらあいつ(あの人)は本物の魔法使いなのかだとしたらブツブツ・・・」
・・・キドとアヤノには、触れないでいよう。
霊夢「残機は4! スペカは2枚!いざ尋常に・・・」
札とお払い棒を構える。魔理沙もマジックアイテムが入ってる入れ物と八卦路を構えている。準備完了なのを確認したあと、叫んだ。
霊夢&魔理沙「「勝負!!!」」
~シンタローside~
シン「すげえ・・・」
今は、あの二人が空を飛んでいる事など、どうでもよかった。立ち、ジャージのポケットに手を入れ、二人を眺める。今は、ただ、このきれいな戦いを見ていたい。ただそれだけが、俺の頭を埋め尽くしていた。霊夢は御札みたいなものを、飛ばしたり、丸くて鮮やかな色をした弾を衝撃波風に、円を描くように、マシンガンのようにバラバラに飛ばしたりしている。魔理沙は、星型の弾を同じ様に飛ばしている。それは、口では表せず、ただただ美しかった。両方が一発ずつ弾に当たった。
魔理沙「そろそろいくぜ、霊夢!」
箒に器用に立ち、懐から一枚の紙を取り出す。それに描かれている、絵は、また美しかった。
魔理沙「魔符『スターダストレヴァリエ』!!」
呪文みたいな言葉を叫ぶ。すると、持っていた紙が光り、七つの模様に分かれた、そこから星型の弾が、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色に分かれ円を円を描くように、弾を放つ。ちょうど、七角形になるように止まると、七角形を保ちながら、七色の弾をそれぞれ模様が円を描きながら、弾を放っていた。それもまた、美しかった。
アヤノ「きれい・・・」
背後にいるのでどんな状態かは、分からないが、感動しているのはたしかだろう。
コノハ「まるで星屑みたい・・・」
まさにそれだった、星屑を撒き散らし、幻想を描く。
シン「スターダストレヴァリエの意味は『星屑の幻想』だ、文字どうりだな。」
余りにもきれいなのでつぶやく様に言ったのだが、聞こえていたらしい。辺りに二人の勝負の音だけが聞こえる。霊夢はそんな弾幕の中でも、的確に動き、弾を避け、御札を放つ、しかし魔理沙も負けじと避けるため、中々もつ。すると、七つの模様が消え、美しかった、弾幕も消えてしまった。全員「あ・・・」と声をあげ、悔しがる。
魔理沙「あちゃー、終わっちまったか。」
箒に座り、帽子を持つ。
霊夢「今度は、こっちの番よ!夢符『封魔陣』!!」
同じ様に唱えると、数枚の御札を出す。なかなかの大きさで、一定距離まで行くと、それぞれが5枚に分かれた。さらに円状に白い丸い弾も放ち、文字どうりの意味でその技らしい、美しさがあった。
「・・・」
誰もが、息を飲んで観戦する。しかし、難しいがワンパターンで、慣れているのか、魔理沙は簡単に避けている。そして、時間切れしたようで、技をやめた。
霊夢「ええい、しつこい!いいかげんやられて、襖直しなさいよ!!」
弾を放ちながら叫ぶ。
魔理沙「断るぜ!」
その一言だけ、言い放ち、同じ様に弾を放ち合う。
シン「これが、『弾幕ごっこ』」
紫「そうよ」
いつの間にか、隣でスキマに座りながら、俺のつぶやきに応える、スキマ妖怪がいた。
シン「よう、性悪スキマ妖怪。」
横目でちらりと見た後、すぐに視線を戻す。
紫「どうも、初めて来た場所としては、どう?」
扇子は閉じたままで、膝に乗せ、同じ様に、横目で俺を見た後、俺の視線が向かっている所に視線を向けている。その先では魔理沙が二発、弾幕に当たっていた
シン「そうだな・・・綺麗、かな。・・・後お前が、性悪と言う事。」
紫「失礼ね、これでもレディなのよ?」
シン「お前がレディだったら、他の女性皆レディだよ。」
紫「またスキマから落とされたい?」
シン「はいはい、ごめんなさい。」
軽く冗談を言いながら、紫をあしらう。
シン「で、何の用だ?」
紫「弾幕ごっこについて、説明しようと思って。」
シン「なら、よろしく頼む。」、
紫「幻想郷内での揉め事や紛争を解決するための手段。決闘を開始するには1.カードを使う回数を宣言する。 2.技を使う際には「カード宣言」をする。 宣言が必要とされるため、不意打ちによる攻撃は出来ない。尚、「カード宣言」は叫ぶ必要は無く、技の名前を言う必要もない。 相手がカード宣言したと分かればいい。・体力が尽きるか、すべての技が相手に攻略されると負けになる。 ・このルールで戦い、負けた場合は負けを認める。余力があっても戦うことはできない。 ・・・こんなところかしらね。」
シン「なるほど・・・。」
紫「だから、この世界では弾幕が、撃てないと、何もできないわ。」
シン「どうすれば撃てるんだ?」
紫「霊夢から学びなさい。」
シン「あっそ。」
弾幕ごっこの内容を聞いた後、霊夢対魔理沙の対決に決着が付きそうだった。
霊夢「ああもう!めんどくさい!これで終わりよ!!」
魔理沙「それはこっちのセリフだぜ!霊夢!!」
両方が、スペルカードを構える。先に霊夢がスペカを発動させる。
霊夢「『霊符「夢想封印」』!!」
霊夢から色とりどりの大き目な光弾が次々と飛び出しては相手めがけて飛んでいき、当たると同時に炸裂する。きれいな色から出る、暖かい光は、どこかに、嫌な気持ちを生み出させる。何故、あんなにきれいな光なのに、嫌な気分になるのか、わからない。
紫「それは、あの光は『妖怪を封印する力を持つ光』だから。」
シン「そういや言ってたな。『俺たちが妖怪になっている。』って。あんたは大丈夫なのか?」
紫「もう慣れたわ。」
シン「そ、そうか。」
よく見ると、背中に哀愁が漂っている。今までに何かあったようだが、触れないようにした。すると、魔理沙が叫んだ。
魔理沙「そんなもの無駄だぜ!」
それを見た瞬間理解した。まず魔理沙と霊夢の間に『夢想封印』がほぼ一直線に魔理沙に向かって、進んでいる。そして魔理沙の手には、なにやらどでかい、ビームみたいな絵が描かれている。そのスペカが消えて、魔理沙が、八角形で、中心から、黒→白→黒→白→黒という色合いになっている。二つ目の黒色の部分に、黒い線が入っていて、中心に白い人魂の中心に黒い点がある物と、それとまったく逆の色をした同じものが、ぴったり合致して円形になっている絵が描かれていた。その物体の中心に力が集まっているのが分かる。
魔理沙「恋符『マスタースパーク』!!!」
八角形から、空を埋め尽くす様な、どでかいビームが撃たれる。それは、夢想封印も、霊夢も、覆い尽くすほどに、大きかった。それは、虹色で神々しく光っていた。しかし、ビームの先から、夢想封印がビームの周りを回りながら、魔理沙に向かっている。
魔理沙「弾幕は、パワーだぜ!!!」
その言葉を放った瞬間に、マスタースパークが更に、大きくなる。それは盗り逃した夢想封印を、飲み込んだ様に見えたが、飲み込めずに、そのまま夢想封印は魔理沙に向かっている。
魔理沙「ちっ!」
マスタースパークを解除し、夢想封印から逃げようとするが、間に合わず。
魔理沙「ぐあっ!!」
魔理沙が夢想封印に当たる。その瞬間、ピチューン と音が鳴った。おそらく負けたという事を表す音だろう。
煙の中から、魔理沙が落ちてくる。すると、気づく、魔理沙の箒が無残にも壊れているのだ。あれでは、飛ぶことなどできないだろう。
霊夢「魔理沙!」
魔理沙「くそっ!」
シン「あっ!、コノハ!!」
コノハ「うん!」
コノハが魔理沙が落ちるであろう、落下予測地点へ向かう
__________灰色の髪を白くし、右頬の模様と自身の目を桃色に染めて。
コノハ「魔理沙さん!」
魔理沙「きゃっ!」
自身の肉体を強くし、落下予測地点に向かって走る。そしてうまくキャッチする。怪我は無い様だ。お嬢様抱っこをして立ち上がる。
コノハ「大丈夫ですか?」
魔理沙「ああ、大丈夫だぜ。」
霊夢「魔理沙大丈夫!?」
魔理沙「勿論だぜ!」
抱っこされている状態から、ひらりと、コノハから離れる。その後、帽子を片手で持ち上げ、元気な声を上げる。
魔理沙「って言うかお前、髪と瞳とその模様の色変わってねえか?」
コノハ「ああ、能力を使うと、こうなるんだ。」
魔理沙「ふーん。」
すると、みるみる、元の姿に戻っている。すると、霊夢が降りてきた。話を聞いていた様で、コノハの色の変化については何も聞かなかった。
霊夢「まったく、こちとらさっさと襖を直してもらえば良いのに、抵抗するから。」
魔理沙「だっていやなんだぜ、わざわざやりたくない事やらなくてもよいだろ。」
コノハ「いや魔理沙さん、自分で壊したのなら、自分で直さないとだめだよ。」
魔理沙「はあ、分かったぜ、やりゃあ良いんだろ、やりゃあ。」
霊夢「そうよさっさとやりなさい。」
コノハ「そうそう。僕もやるから、一緒にがんばろ。」
魔理沙「分かったよ、じゃあやろうぜ、コノハ。」
コノハ「うん!」
それぞれが文句を言いながら、コノハと協力して、襖を直す事によって、事は収まったようだ。
シン「あ、そうだ。俺たちはどこに住めばいいんだ、紫?」
紫「霊夢の神社に住ませてもらいなさい。賽銭でもやればすぐに了承してくれるわ。」
シン「あ、そう。」
やはり、貧乏なんだなと言う事が分かる。その後は、全員が百円を入れて、泊まることを了承してくれた。お金にがめついと思ったが、これだけ貧乏なら、それも仕方ないと思う。
そして、俺たちの、長い長い新しい生活が、始まった。
間違いがありましたら、コメントや感想などを送ってくれるとありがたいです。