パンドラルートに決まりました
アンケートはどのエンドから書けばいいのか迷ったので作っただけで、気力とやる気があったらば全部のエンドを書くかもしれないです。
「お兄様」
そう呼ばれ目を覚ます
おかしい、自分をお兄様だなんて弟が呼ぶはずなんて無いのだから
今は兄様だが、昔はよく兄さんと呼んでくれていた…別に兄様呼びに不満があるわけでは無いのだが…たまには…と言う我儘がある
そんなことを考えながら横になっている体を起こし、声の持ち主を探す
「…」
「どうかなされましたか?お兄様?」
自分とは似つかない白金の髪、微かに片方だけ違う青いの瞳
「パンドラか」
ああ何を寝ぼけているのだろうか、目の前にいるのは自分の大切な妹じゃ無いか
「いいや、少し寝ぼけていただけだよ」
…何を考えていたのかも覚えていていない…ならば自分にとって下らない事だったのだろう
「所で、パンドラ?」
「どうかなされましたか?」
優しく微笑み語りかけてくる妹に微笑み返す
「俺が寝坊したのが悪いが、料理を作る際はエプロンの下に服を着るように言っただろ?火傷したら危ないだろ」
世にいう裸エプロン、丈が短く動いたら大事な所が見えそうで目のやり場に困ってしまう
「火傷などしませんよ?」
「そうだな、その以前の問題だ。いいか、パンドラお前は女の子なんだから、肌の露出もあまりしちゃいけません。いいか?世の中変な奴が多いいんだ…だから」
「でもお兄様?似合っていますよね?」
上目遣いをしていってくるパンドラに負け、似合っていると言いかけた口を止める、この場で似合っているなんて言って仕舞えば、2度と注意が出来ないと理解しているから、かと言って素直に似合ってないと言えばパンドラを傷つけてしまう
「…前買った下に服着てくれた方が俺は嬉しい。」
その言葉に不満げに見つめてくる
「寝坊した俺の代わりに朝食準備してくれたんだろ?それはすごく嬉しいことだよ、ありがとうパンドラ」
白金の髪に優しく触れ撫でる
髪質がいいのか、髪は手から滑り落ちる、撫でたとは思えないほどに整った髪、暖かいはずなのに何故か冷たく感じるのは何故だろう
昔はもっと
…もっと短くってふわふわしてた気がする
もっと赤くって…小さくって、暖かくって
「お兄様?」
「いや、なんでも無い」
ふとした違和感を感じたが気にしないことにした
寝台から降り、朝食が待っているであろうリビングに向かう
山奥にある狭くも広くも無い家に住んでいる、パンドラは可愛らしい見た目のせいか変なのがつきやすい、のと別に街や村に居なくたって案外不便はないため、そうしている
「…」
いつからこんな暮らしをいていたんだっけ
不思議そうに椅子に腰掛け待っているパンドラが目に入り急いで、パンドラの向かいの先に座る
スクランブルエッグに町で買ったパン
シンプルな朝食だ、そもそもあまりパンドラに料理をさせてこなかったからかレパートリーが少ないせいもあるのだろう
「お兄様、上手に出来たと思いませんか?」
自信ありげに笑っていた
『兄様…上手く出来たでしょうか?』
不安そうに眉を下げながら語りかけられた
二日酔いになった父様のためにお粥を作っていたな、1人で作ると言って聞かなくって塩と砂糖の間違いがないようにっと言ったら真剣な顔をしてその結果『塩の理の加護』を授かっていたな
いるはずの弟の存在に気づいた
それと同時に自分には妹なんていない事も
「…ぁ」
「…ああ思い出してしまったのですね。」
残念そうに微笑むその姿に、さっきまで無かった恐怖が噴き出てくる
立ちあがろうとした体は座っていた椅子につまずき地面に座り込む
そうだ、ずっとこんな生活をさせられていた
記憶を改竄させられ、時には恋人、婚約者、夫婦、そして今みたいに兄妹、いろんなことをさせられ生活されられた、そして今みたいに記憶が戻り『剣聖』兄としてのレインになればまたパンドラの思う理想の記憶に改竄されられる
「次は愛し合いましょうね」
そういい微笑む姿を逃げることもできず見つめる
ーーー
「…」
「お兄様」
その声で意識がはっきりする
椅子に座り目の前には朝食が並んでいた
「遅くまで読書をしていたから、寝ぼけているのですね。朝食を取り終わったら少し仮眠しましょう。」
「…ぁ、ああごめん、パンドラ」
「…やはり、兄妹はすぐに記憶が戻ってしまいますね。」
その小さなつぶやきはレインの耳に言葉として入ることは無かった
「ごめん、聞き取りなかった何か言ったよな?」
「いいえ、お兄様が寝ぼけながらもちゃんと私の作った料理を食べようとしてくれて感激しているのです。」
「…そりゃ…俺は兄様だから、どんな料理を出されても食べるぞ」
その言葉を聞き可愛らしく微笑み
「嬉しいです。」
その微笑みを見てスクランブルエッグを口にした
ーーー
ソファに座り本を読む、足や胴体が密着するほど、すぐ隣にはパンドラが座っている、説得の元何故か布一枚というきわどい格好になったが…裸よりはマシだと自分を納得させる
「お兄様」
「どうした?」
呼ばれ反射的に読んでいた文字列から目を離したパンドラを見つめる
「いえ、呼んでみたかっただけです」
「そうか、それなら満足いくまで呼べばいい」
可愛らしい姿に普段なら微笑むのだろう、だが言葉に言いようのない違和感に眉を顰めてしまう
「どうかなされました?」
「いや、なんでも無いよ」
「体調が悪いのでしたら休んでください」
「ああ」
首を傾げ違和感の正体を探る
ーー
何もせず、ただパンドラと一緒にいるだけで終わってしまった
勿体無い気もするが、やる事もないのでそういう日もあっていいと納得する
何か、もっとやるべきことがあった気がするけどな
誰かに何かを教えていた気がする
朝にやり忘れていた、剣を振るう日課を夜にしながらそんなことを考えていた
剣を振るう、それは
「…」
守りたい以外にもあった気がするけど…
違和感を無視して剣を振るう
いるか分かりませんが一応メモ的な感じで書いときます
バットエンド→本当に救いがない
メリーバットエンド→レインしか幸せになれない
パンドラルート→パンドラとレインだけは幸せになれる
ラインハルトルート→パンドラ以外幸せ
ハッピーエンドに決まりました!
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ラインハルトルート(和解)
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パンドラルート
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どっちも