機動戦士ガンダムRTA 連邦軍 緒戦スタート 量産機縛り 作:ZK
「ボール1個小隊と戦闘機ごときに…!ザクは何をやっている!?」
緊急電を受けて地球軌道へやって来たヨーツンヘイムのクルーが見たのは、そこで見たのは、酷い光景だった。
オデッサから急遽脱出してきたHLV、コムサイなどの往還シャトルの多数が浮遊し、そして互いに衝突する様。そして現れたボールや戦闘機になすすべなくなぶり殺しにされるザクやコムサイ、HLVが爆発し、デブリとなりまき散らされていく。
「あれは陸戦用のJ型です。溺れているんです!!」
HLVに積載されていたザクに、これに抵抗する術はない。その事実は、目のまえに浮かぶ多くの同胞が無防備に虐殺されるしかないという未来を指し示していた。
「第32パトロール艦隊到着まで残り4分です!」
友軍のザクは戦力たりえず、ヨーツンヘイムにも、最低限の火器しか備えられていない。
そこへ、敵の画像識別が完了した。
望遠で撮られた敵の重戦闘機には、白い花を基調としたマークが描かれている。
「ルナツーの白百合!!こんな時に!」
ルナツーの白百合こと、レイチェル・ジョーンズ大尉。連邦のプロパガンダにも登場したのを何度か見たことがある。
撃墜したというザクのガンカメラの映像で一度は討ち取られたと思われていたものの、生きているという噂はあったが、本当だったのか…!
非力なはずのセイバーフィッシュでザクを撃墜し、補給線の襲撃を繰り返し、更にグラナダ空襲まで行ったことで、懸賞金がかけられている厄介極まる相手。
…他に手は無い。
「ヅダの発進用意をしろ!603はヅダの飛行試験を再開する!」
「いけません大尉!」
「搭乗割、デュバル少佐、ワシヤ中尉…」
「大尉、いつもあなたは…!」
「…予備の1機も出せ!搭乗者は、私だ。」
***
軌道上でゴーストバスターするRTAはーじまーるよー。
前回は、地球軌道上でノコノコ上がってきたジオンのHLVの解体ショーを楽しんだところまで。
ボール隊の3番機が通信途絶したところを見るに、奴らが来ましたね。
《ボール隊、集結しろ!》
《敵機!恐ろしく速い奴だ!》
ノーン!ジオンの新型機だ!
《オペラハウス!そっちに行ったぞ!》
は?
(NTの音)
上から来るぞ!気を付…オッブエ!?(詠唱キャンセル)
コア・ブースターがなければ即4でしたね…(冷や汗)
出ましたわね!EMS-10ヅダ!
空中分解がよく話題に上がるヅダ君ですが、土星エンジンの大推力から生み出される高速性や機動性は侮れないものがあります。
とはいえ、その速さはあくまでMSやボール基準でのお話です。
Gを気にしないレズのコア・ブースターで追いつけない相手ではありません。
アネットちゃんやヤルオを呼び戻し、4機で囲んで袋叩きのいつも通りの奴で落とします。
《速い!こんな機体が!とか笑ってた奴はどこのどいつだ!?》
(ドイツじゃ)ないです。(激寒ギャグ)
アニキはこんなことを言ってますが、伊達に飛行機乗りをやってたわけでは無く、単機相手ならなんとかしのげそうで安心です。
《隊長、こっちにも1機!ザクじゃないお!》
敵のヅダは1個小隊の内、コア・ブースター組とジム組にマシンガン持ちを、そしてボール隊にバズーカ持ちを1機ずつ差し向けている様です。
《ひでぶっ…!?》
《我々では敵を抑えられない!》
我々はしのげている様ですが、ボール隊はMSとの乱戦では不利です。
よしアニキ、こっちで引きつける間にあの筆箱みたいな船に対艦ミサイルを遠投しろ。
《?…あぁやってみる!》
ということで対艦ミサイルを遠投させて、相手の気を逸らします。ヅダやヨーツンヘイムが画像識別のシーカーにあるとは限りませんが、HLVやザクは大抵入っているのでミサイルを撃墜しないと味方が4にますよ?(悪人面)
と、マシンガン持ちの2機がミサイル撃墜に気を取られましたね。
今です、アネットちゃんたちのジムと共にバズーカ持ちへ一斉攻撃を仕掛けて、ボール隊から気をそらせます。
一旦離れたところで態勢を整えさせ、後から来るジム2個小隊と合流してもらいましょう。
全滅されるよりは存在して戻ってくるかもという圧力を加えてくれればそれの方がマシです。
《すまない、恩に着る!》
あとで何か奢ってもら…
《隊長!下です!》
ファッ!?(鳥肌)
戦闘機に刺突ピック刺そうとする奴があるか!あいつデュバル少佐かよ!
《空中分解するんじゃ無かったのかお!?》
ぬぬ、ここはジム組を乗せて一時退却です。覚えてろよーっ!?
…ウソでーす♪(SIRN姉貴)
ちょうどヨーツンヘイムに爆炎が上がりましたね。本編で流星になっちゃう例のジム2個小隊です。
彼らと囲んですり潰すべく反転して最大推力で現場に戻ります。
実はこの部隊の性格は二つあり、どちらかランダムです。
片方は、OVAで見た、親の露悪的態度より見た露悪的なチンピラ連邦兵、もう片方はいたって普通な連邦兵のどちらかといった感じです。
ステや行動パターンは両者であまり変わらず、チンピラの方は挑発に乗り、普通の方は隊長をやられた仇討ちでヅダを追いかけて流れ星になります。
まぁどちらも経験値こそ浅いですが、この時期にMSで隊伍を組んで、徴用船相手とはいえ対艦攻撃を命中5割できる程度には練度はあるので、ボール隊ともども助けられれば助けていきましょう。
あのジム隊に襲い掛かろうとしている活きの良いのが少佐機ですね。
突然行って、びっくりさせたる!
偏差を取って…ドバーッ!!(メガ粒子砲の音)
避けられましたが、マシンガンで討たれるはずだった隊長機は助けられましたね。
バズーカ持ちはやっぱり刺突ピックに刺されましたが、指揮系統が生き残るだけで彼らの有用度は上がります。
《なんだ!?ザクじゃないぞ!》
《落ち着け!訓練通り囲んで落とすんだ。第1、第2小隊、フォーメーションを組め!》
とはいっても縦横無尽に飛び回る少佐のヅダを落とすのは難しい様子。
あら、こんなところに敵の母艦が。少し、(撃って)見て行こうかしら。
そのための、対艦ミサイル?あとハイパーバズーカ?
小賢しく、謀略で、セコく!K!B!S!って感じで。
ン"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ!!(対艦ミサイルの飛翔音)
ヨーツンヘイムに備えられているのはせいぜい自衛用のバルカン程度、ミサイルは落とせてもこの背中に背負ったアネットちゃん機のハイパーバズーカ弾までは撃ち落とせません!
そして…!
少佐がかかりましたね。救助活動中でろくに回避もとれない母艦を守るためには、その弾頭を撃ち落とすしかありません。
その瞬間の隙、このコア・ブースターの推力なら、間に合ってしまうんですねぇ!これが!!
あっ…(焦りのあまり外す大ガバ)
あぁもうめちゃくちゃだよ!!
こっちを狙ってるぜ!?
また刺突ピックとは芸が無…振り向きシュツルムだと!?
《ぐわっ!?》
ヤルオがアニキを踏み台にして軌道が変わらなかったら直撃でしたね…。
しかたありません。この際ワシヤ、モニク機はジム5機と生き残りのボールに任せて、我々オペラハウス隊でデュバル機を最初に潰します。
4人に勝てるわけないだろ!
あ、逃げやがった。
奴は速い機体って話だが、戦闘機が直線勝負で負けるわけねぇだろ!行くぞぉ!
MS組を積載し、エンジンの吹かしすぎを防ぎつつ、兵力を集中させます。
流石に純戦闘機の推力には勝てないので追いついてメガ粒子砲で流れ星にしてやりましょう。
(復讐者チキンレース中…)
距離が縮まったら、メガ粒子砲で…ファッ!?
うわぁ!急に速度を落とすな!!
前からヅダが!!
《うあぁぁぁぁぁ!!!!》
機上のアネットちゃんがビームサーベルで左腕ごとシールドピックをぶった切ってくれました、が、体当たりを喰らって弾き飛ばされてしまいました。
たまにオッチナン・シェルが試験で生存していると、暴走した際に確率でこちらに特攻をしかけてきます。
(なお「Shell」には「砲弾」の訳語がある)
制御を失っているくせに意外と誘導性能が高く、接触するとその高速から隕石ミサイルなみのダメージで一緒に流れ星にされるので気を付けましょう(1敗)
今回はそれでは無いので、ヤルオにリカバリーさせます。
おうヤルオ、なんとかしろ(無茶振り)
《だ、大丈夫です!まだやれます…!!》
無理しないで、どうぞ。ヤルオと組ませてレズとアニキが援護するまで持たせてもらいます。
《隊長!そっちに行ったお!!》
は?
わしっ(グリップを掴まれる音)
HA☆NA☆SE!
ん?エンジンがフルスロットルになって押され、てるように見えるのは、私だけでしょうか?(疑問)
《中尉、ならびにヨーツンヘイム。聞こえるか?私は今、どのように嘲られようとも、もはや少しとも恥辱とは思わない。》
ん?これは混線?そしてこのセリフはもしかして…?
《モビルスーツ、ヅダは、もはやゴーストファイターではない。この重大な戦局で、確かに戦っている。この独立戦争に、現前と存在しているのだよ。》
こっちを道連れにする気です!?こんなの聞いていません。ちょ、ちょっと待ってください!待って!助けて!!待ってくださいお願いします!!
《くそ!ヤルオ!新手だぞ!》
《あのジムたちは何してるんだお!》
アニキ!ヤルオ!アネットちゃん!シャア少佐ァ!(異物混入)助けてください!減速できません!
ちくしょー!あの太陽が最後に見るものだなんて嫌だーーー!!!
***
《畜生!寄って集りやがって!》
ヨーツンヘイムは危機に瀕していた。救命ランチによる救助が続けられているが、ジム5機とボール2機による襲撃で、自身の身すら危うくなっている。
2番機を務めているワシヤ中尉がジム1機を落としたものの、多勢に無勢だ。
「ウジ虫!!」
よそ見をしていたジムにマシンガンを叩き込むが、マガジンはこれで最後だ。
そもそもは試験が目的なため、ヨーツンヘイム側にも用意されている実弾は少ない。
《くそ!こっちもカンバンだ!》
ヨーツンヘイムへ辿り着いたJ型ザクも、格納庫上に機体を固定して対空砲代わりとなる者もいるが、彼らとて弾薬は少ない。
そんな中、火線をくぐり抜けた1機のジムがヨーツンヘイムへ肉薄し、そのバズーカの砲口をブリッジへ向ける。
「しまった!」
シュツルムファウストも、マシンガンも弾薬は無い。
近接武装も、この距離では間に合わな……
「は?」
直後、そのジムを黄金色の光条が貫く。
《こちら第32パトロール艦隊、あとは我々に任せてもらおう。》
ムサイ級3隻は、艦載機のザクを発進させながら、メガ粒子砲でジムやボールを狙う。
《増援かよ!?》
《これ以上は無理だ。下がるぞ!》
そんな様子で生き残ったジムやボールは退却を選び、ヨーツンヘイムと周囲を未だ漂う友軍は一応は安全が確保された。
《大尉!少佐を連れ帰ってください!しかし推力ゲージがレッドゾーンに入らないように注意を!》
「そんな余裕はない!!マイ!そっちから監視してくれ!!」
しかしルナツーの白百合を引き受けた少佐はまだ戦闘中の様だ。
弾切れの武装を投棄してしまったワシヤ中尉に代わり、私が掩護しに向かう。
救助したJ型から渡されたマガジンを装填していると、戦闘機動のバーニアが見えた。
《中尉、ならびにヨーツンヘイム。聞こえるか?私は今、どのように嘲られようとも、もはや少しとも恥辱とは思わない。》
見ると、少佐のヅダが白百合の機体のグリップを掴み、最大推力を出しているのが見えた。
「少佐!何をしているのです!戻って!!」
《モビルスーツ、ヅダは、もはやゴーストファイターではない。この重大な戦局で、確かに戦っている。この独立戦争に、現前と存在しているのだよ。》
「エンジンカットを!!」
そう叫ぶが、少佐のヅダは止まらない。そして白百合の列機がこちらへ向かってくる。
《この事実は、何人たりとも消せまい…!》
想定されていない方向へ加速させられ続けた敵重戦闘機から部品がいくつか脱落する。
そしてヅダもまた、彗星の様な尾を曳きながら、分解していった。
またしてもオリチャーを発動してしまいました…
これ(チャートどころかれずも生きてるか)もうわかんねぇな?
本編オペラハウス隊は終戦まで…
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コア・ブースターとの混成
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には純MS隊に機種転換
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おうオリチャーなんとかしろ
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傍観席