縁繋の魔女〜小さな偶然達の集会で会いましょう〜   作:慈愛の魔女

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明けましておめでとうございます

はい⋯⋯ストックが完全に切れました⋯⋯。
オワタ\(^o^)/

ですので来年からは不定期《最悪数年に一度》の最新になります。


その10 EPISODE2【便利屋68】

「貴方が依頼人ね」

 

 とある廃墟の建物の中で、便利屋68の面々は目の前にいるつば広のトンガリ帽子をかぶった少女⋯⋯黒木ミサにそう言った。

 

「はい! そうです!」

 

 対するミサは陸八魔アル達に元気よく返事をする。

 

「そう⋯⋯それでは早速だけど仕事の話と行きましょうか?」

 

「あっはい! じっじちゅわ! あう〜〜」

 

 そんなミサを見ながら少しばかり肩透かしを食らうアルは、それを何とか顔に出す事無くミサに仕事の内容に着いてを問いかける。

 

 対するミサは張り切って答えようとするが謝って噛んでしまった。

 

「⋯⋯えっと⋯⋯ひとまず落ち着いて話しなさい⋯⋯」

 

「はいぃ⋯⋯」

 

 余りの状況に一緒白目を向いたが、直ぐに気を取り直して彼女に気を使うアル⋯⋯そんなアルに対して顔を赤らめながら涙目にミサはそう言うのだった。

 

─────⋯⋯⋯⋯⋯

────⋯⋯⋯⋯

───⋯⋯⋯

──⋯⋯

─⋯

 

 便利屋の仕事部屋にて、鬼方カヨコは自身のスマホが鳴った事に気付き、直ぐにモモトークを確認した後に溜息を着いた。

 

「ん? どうしたの? カヨコちゃん」

 

「⋯⋯ミサから連絡⋯⋯何か風紀委員会でアコが、私達に何か仕掛ける予感がするから、一応気お付けてだって⋯⋯」

 

「アコちゃんが?」

 

 急にため息を吐いたカヨコに気づいた浅黄ムツキはカヨコに問いかけた。対するカヨコはそんなムツキにため息混じりに返答する。

 

「まぁね⋯⋯多分。書いてある内容から見る感じだと、アコの独断の可能性が高いから、これに関してはヒナは関わって無い可能性は非常に高いだろうね⋯⋯それと文を送った本人であるミサも不在の可能性が高いから、今の所は警戒はしても、そこまで気にする必要は無いって所かな? ミサとヒナを敵に回すよりはやりやすいからね」

 

「クフフフ⋯⋯確かにミサちゃんとヒナちゃんは、私としてもなるべく避けたくはあるね〜〜」

 

「えぇそうね⋯⋯特にミサは私達のお得意様でもある以上、出来る事なら敵対はなるべく避けるにこした事は無いわ」

 

 二人の会話を聞いていた陸八魔アルは何処か誇らしげにそう言った。

 

 とはいえ事実、アル達にとってはお得意様であるのは確かであった。

 

「まぁ確かにね♪ それ以外にもミサちゃんには何度か見逃してもらった仮もあるしね! クフフフ」

 

「あ⋯⋯はい⋯⋯確かにミサさんには幾度か、話し合いの下、助けて貰いましたし⋯⋯私としてもミサさん相手は出来る事なら戦いたくはありません⋯⋯でででですが⋯⋯アル様が戦えと命令されるのであれば私は、徹底的に⋯⋯」

 

「クフフフ♪ハルカちゃんは相変わらずだねぇ♪」

 

 ハルカの発言に愉快そうに笑うムツキ、とはいえミサに助けられた事は幾度かあるのは事実ではあった。

 

 と言うのもミサは風紀委員会では珍しく、話し合いや交渉の元で、解決出来る事柄なら仲裁を試みると言うスタンスで行動してる事も相まって、便利屋にも依頼主の件で動いており。

 

 その為、お互いに利害が一致するなら共闘したり、お得意様として風紀委員会の強化合宿に、仮想敵役として参加するなど、様々なの借りから考慮して幾度か見逃してもらう等、色々と待遇を受けてもらっていたりするのだ。

 

 それ以外にもミサはお互いに利害が一致するならば依頼と称して協力を要請するなど、コチラに気を使ったアプローチをしてくれるのだ。

 

 以前に何故自分達にそんな事をしてくるのか聞いた事があった。

 

「そうだね⋯⋯正直に言うとミサ相手に敵対するのは、ハッキリ言って風紀委員長の空崎ヒナを相手するよりも厄介だからね⋯⋯特にワルプルギス親衛隊は1番敵に回したら危険だ」

 

「うっ⋯⋯たっ確かにそうね⋯⋯それについては強化合宿でも嫌という程に理解してるわ」

 

「クフフ本当に理解してるのかなぁ?」

 

 アルは少し苦い顔をしながらそう言いう、それに対してムツキは楽しげにそう言った。

 

 とはいえ便利屋一行はカヨコが口にしたワルプルギス親衛隊と言う言葉で、完全に強化合宿での彼女達を思い出していた。

 

 訓練の際にミサが指揮いる事になったタイミングでの事だ。

 

 一部の者が突然、ミサを模したようなつば広のトンガリ帽子とロングコートを纏い、ワルプルギス親衛隊を名乗り出したあの時を⋯⋯。

 

「そうだね⋯⋯明らかに殺しに来てるってレベルの殺気で、幾ら撃っても怯む事なく雄叫びを上げながら接近してくるし⋯⋯仮に倒してもその倒した連中を踏み越えて一発でも撃ち込もうとしてくるし⋯⋯しまいには手榴弾を抱えての自爆特攻⋯⋯策を練って人質や同士討ちに持ち込もうが、ミサの為なら1人でも道ずれ覚悟で構わず撃ってくる。正直言って何百人のハルカを相手にしてる気分だったよ。アレでもまだ強化合宿だからまだ手加減されてるLvなんだから、本当にミサを敵に回した連中がトラウマを抱えたって話も頷けるってものだよ⋯⋯」

 

「⋯⋯そっそそそっそうね⋯⋯」

 

 思い出してなのか白目をむく陸八魔アル⋯⋯これに関してはムツキも、若干遠い目で苦笑いを浮かべる。

 

 とはいえ今回はアコが独断で何かやらかしそうと、注意喚起の連絡を撮ってきたのはミサ本人であり、ミサが相手になる事は殆ど無いと言う事だけはかなり大きかった。

 

「でもこの連絡に関してはありがたいって話だね。仮に風紀委員と対面しても、それはアコが独断だって可能性が高くなった訳だし、多分連絡してきたミサもそうだけど、アコの事だからヒナが来る可能性も低い⋯⋯今の所は現状として要注意っではあるけど、頭の片隅に入れておく程度の判断で問題は無いと思うよ」

 

 カヨコはそう最後に締めくくると、便利屋68は今後の方針として、アコが自分達に何かしでかす事にかんしては現状警戒していく事で話はまとまり、それよりも今後についての話をお互いにし始めるのだった。




おまけ
黒木ミサ
便利屋68に仮想敵役をお願い出来ないか依頼を出した張本人。依頼の料金はミサ本人のポケットマネーから出してたりする。ちなみに便利屋68は、自身の大好きな物語の魔女に似てるとの事で、かなり憧れの様なものを抱かれている。

便利屋68
ミサからは何か憧れを抱かれてるし、何やかんや話し合いの意思があるなら聞いてくれるし、強化合宿等で仕事の依頼をくれるのでお得意様としても無下には出来ない相手⋯⋯ただしワルプルギス親衛隊だけは敵対したくないとの事⋯⋯。

ワルプルギス親衛隊
またの名を黒木ミサファンクラブであり、風紀委員として出なく、ミサの為に活動する場合に置いては、ミサのトレードマークとも言えるつば広トンガリ帽子を身につけている。またミサに関する情報においては共通して共有しあっている。今回アビドスに休暇で向かう情報も既に入手済みだったりする。ちなみに風紀委員会の風紀委員長を含むその他、幹部メンバーは全員会員登録済みである。

黒木ライカ
ミサの姉にしてワルプルギス親衛隊会員No.1の女性。ミサに何かあってはならないと考えてる為か、親衛隊には風紀委員の活動とは別に、自ら直々に訓練を施してたりする。
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