ホシノの同級生になっていた話 作:キヴォトス一般人
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今回は一旦主人公に視点が戻ります。
「……ん」
ふと意識が覚醒する。
ゆっくりと起き上がろうとすると、隣にちょっとした重量を感じて視線を向ければベッドの横で座り、こちらに頭の乗せた状態で眠っていたホシノちゃんが居ました。
「あ、そうでしたね」
セリカちゃんに当たりそうだった戦車砲の砲弾を代わりに受けたんでした。いや、流石にあれは痛すぎましたね……キヴォトス人が頑丈であることは知っていましたが、極度なダメージを受ければ普通に気絶もするし下手をすれば死ぬこともあり得ました。
「ん……! セレネちゃん!」
「うあっと。危ないですよ、ホシノちゃん」
子供のように抱き着いてくるホシノちゃんが可愛すぎる件について。
「お願いだから無茶しないで、セレネちゃん」
「ごめんなさい、ホシノちゃん」
「ううん。無事で良かったよ」
曇らせるつもりはなかったのですけどね……。
さて、わたしが何故セリカちゃんの攻撃を代わりに受けたのかですけど、純粋にセリカちゃんを守りたかったからです。とはいえ、ホシノちゃんに以前言いましたけど、これではわたしも人のこと言えなくなってしまいましたね。自分の犠牲にするという選択肢。
ロケランで戦車を破壊しても良かったのですが、結局機動力を考えて今回は持ってこなかったのですよね。後は勝手に身体が動いてしまったというべきでしょうか。言い訳ということではないのですけどもね。
「勝手に身体が動いちゃいましてね……あはは」
「もう! 無茶するんだから!」
「あの後はどうなりましたか?」
「ええとね……」
ホシノちゃんから事の顛末を聞きました。
わたしが代わりに砲撃を受け、気を失っている間、ホシノちゃんが戦車を破壊した後、皆先生の指揮の元で好き勝手暴れていたようです。いえ、好き勝手というのは語弊がありますね。
今まで何度も襲撃を防いだ対策委員会の面々です。今更ヘルメット団相手に後れを取ることなんてないですし、相手の隠し玉である戦車はホシノちゃんが破壊したので、ただのヘルメット団と同じと化しました。
「セリカちゃんは無事でしたか」
「うん。セレネちゃんのおかげで無傷だよ」
「そうですか、良かったです」
「良くないよ……セレネちゃんは怪我しちゃったし」
「それは仕方がないことですよ」
とは言え、ホシノちゃんたちには心配をかけさせてしまいましたね。これは反省点です。ロケットランチャーを持ってくるべきでしたかね。
「ごめんなさい、ホシノちゃん。本当に」
「いいよ。さっきも言ったけどセレネちゃんが無事ならそれで」
うん、ホシノちゃん優しい。
身体の方は……はい、問題なさそうですね。流石はキヴォトスの生徒ですね……戦車砲を受けても一晩寝ると回復するとは。
いえ、流石に戦車砲は受けたことないですよ? なので治るまでどれくらいかかるかは実は分かりませんでした。ちょっと無謀だったかもしれませんね。
「それにしてもセレネちゃん、よくセリカちゃんが襲われるって分かったよね」
「ええまあ……ちょっと嫌な予感がしたもので。でもそれだけですよ? 正直、それだけで動いてくれたホシノちゃん達にも驚きましたが」
「ん~何となくかなあ。直感てやつ~?」
「直感ですか」
何だか腑に落ちないですが、まあそれでいいでしょう。ホシノちゃんであれば、そんなことが分かってもおかしくないでしょうし。先生も動いてくれたみたいですしね。
「どうですか、ホシノちゃん。先生は」
「うん……まだそんなに長くないけど、悪い人ではないかも?」
「そうですか」
「でもセレネちゃんが言うのであれば信じてもいいかなって」
「流石にそれは極端と言うか……浅はかではないですか」
「そうかなぁ?」
信用してくれることは本当に嬉しいことですけどね。
「それから今アヤネちゃんが戦車の破片を解析してくれてるんだけどね」
「戦車の破片ですか」
「うん。流石にヘルメット団があんな戦車まで用意できるとは思わなくてね。セレネちゃんはどう思う?」
「そうですね……今までのことを踏まえると、明らかに襲撃の裏には誰か居ると思います」
「だよね~。どうしてそこまでアビドスに執着するのかなあ」
裏に居るのはカイザーであることは知っていますが、知っていたところで結局何にもなりませんからね……やっぱりこの記憶、あまり役に立ちませんよね。多少は立ちますけど。
「どうしてなのでしょうね……」
「黒服が関わってる可能性もあると思う?」
「何か怪しいですよね」
何度も言ってますが、あの黒服がすんなり諦めることは考えられないのですよね。使える手は使ってまだ何かを仕掛けてくる可能性は非常に高いです。
……もし、またホシノちゃんに手を出すのであれば。
「わたしも考える必要がありますね」
「え?」
「いえ、何でもありませんよ。ところでホシノちゃん」
「何ー?」
「戦車とか欲しくないですか」
「え、どうしたの急に」
「いえ、アビドスの戦力増強計画なるものを前々から考えていたのですけどね」
「あー何か言ってたねえ」
現状は何とかなっているものの、やっぱり戦力的な方面で不足しているのも事実なのですよね。シロコちゃん達は普通に強いですけど、それでもやっぱり限界もあります。
わたしやホシノちゃんが居るならば何となるかもしれませんけど、ずっと居る訳でもないですからね……いえ、学校に泊まっているので居ると言えば居るのですが。
「でもさ。戦車あっても人数はどうしようもないよね」
「そうなんですよねえ」
結局はそれなのです。
アビドスは現状6人しか生徒がいません。6人で戦車を回すというのも現実的ではないですし、結局はあまり意味がなさそうなのですよね。
「となると、学校の武装化ですかね」
「それならいいかもしれないねえ」
固定式機銃的なものをベランダとかに設置したらだいぶ戦いやすくなるのではないでしょうか。後は自動砲台みたいなものを屋上に設置するとか。
「校庭の滅茶苦茶な塹壕とかも整理したいですよね」
「それはそうだね……というかセレネちゃん」
「はい?」
「セレネちゃんは怪我人なんだからゆっくりしてね」
「え、でもピンピンしていますし」
「いいから」
「え」
「分かった?」
「……はい」
「それでよし。セレネちゃんは頑張りすぎ。ちょっとはおじさん達も頼ってくれていいんだよ」
「ホシノちゃん……」
十分頼っているつもりなのですけどね……。
「私だって対策委員会なんだからさ。それに委員長は私なんだから。2人で作った組織だけど、今ではノノミちゃん達が入学してくれて賑やかになったけど」
「そうですね、嬉しいことです」
懐かしいですね。
前世を思い出す前のわたしではありますが、記憶は継承していますしそのまま残っています。何ならわたし自身であることに変わりはないのですから。
「覚えてる? 対策委員会に名前を変えたときのこと」
「もちろんですよ。そもそも言い出しっぺはわたしですからね」
「だねえ」
ちゃんと覚えています。
勢力図
ホシノ>>セレネ
そりゃ委員長ですしね?
ホシノに足りないのは同級生だと思います(謎の勢力)
あ、もちろん、途中退場とかそういうのは駄目です。ちゃんと3年生まできっちりと居てくれる同級生(過激派)
投稿時間(参考にさせてください)
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朝(6時~10時)
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昼(11時~14時)
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夕方(15時~19時)
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夜(20時~24時)
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深夜(25時以降)