ホシノの同級生になっていた話   作:キヴォトス一般人

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こう、ホシノの先輩後輩同級生概念の話ってよくあると思っていましたけど意外とない……?
今更ながら前世の記憶なんて要らなかったかもしれないと思ってしまう作者がここに()


Act.08:柴関ラーメン

 柴関ラーメン。

 それは原作でも登場したアビドス自治区内に店を構える、ラーメン屋さんです。アビドス自治区と思われていましたが、実はカイザーのものとなっており、柴関ラーメンの店主である柴大将は何度かカイザーから立ち退き命令出されていたことが、後に原作では分かりました。

 

 まあこれは前世の記憶にあるゲームのシナリオの話なのですけどね。

 前にも言ったと思いますが、柴関ラーメンのある場所はこの世界線のキヴォトスでは、辛うじて残っているアビドスの自治区内の土地となっています。

 

 これも大きな違いの1つですね。

 この世界では柴関ラーメンはれっきとしたアビドス自治区に存在するお店ということになります。アビドスの土地は確かに少ないですが、それでも原作よりはだいぶマシな状態となっています。

 

 わたしの知ってる知識との齟齬がありますけど、おおよそ原作通りな進行ではあります。情勢や状況は異なっていても、やはり根本的なところは一緒なのですよね。

 

「”こんなところにラーメン屋さんが……柴関ラーメン?”」

「そそー」

 

 そして今、セリカちゃんを除いたわたし達は6人は柴関ラーメンの店舗の前まで来ていました。

 お察しの通りですが、ここがセリカちゃんのバイト先だったりします。わたしも時々ここに来ていましたが、原作通りで美味しいのですよね。それと同時にそんな柴関ラーメンを食べれたことにちょっとした感動も覚えましたからね。

 

 ……さて、話を変えるのですが。

 今日がこのイベントということは、恐らく今日セリカちゃんはヘルメット団に襲われます。原作では応戦するように動くセリカちゃんではありますが、相手には思わぬ伏兵というか兵器がありました。それもあって彼女はやられてしまい、攫われてしまいます。

 

「……」

 

 セリカちゃんに加勢するのは簡単です。

 場所と起こる日が分かっていればそこに張り込む形で待機していれば、加勢自体は簡単です。しかし相手の兵器……原作通りなら戦車に対して対抗できるかと言われると怪しいところではあります。

 ……いえ、対抗は出来ますね。つい最近新調したばかりのロケットランチャーがありますし。ただロケランは火力がでかい分、普通の銃と比べて重量がありますし、大きさも小型化されていても結構大きいです。

 

 こいつを持っていくとなると……武器はもう1つくらいしか持って行けなさそうですね。いえ、キヴォトスというか生徒は力持ちというのもあるので、持っていくだけなら可能ですが、その状態で戦闘できるのかと言われれば状況次第としか言えませんね。

 

「”セレネ?”」

「はっ」

「”大丈夫? ぼうっとしていたけど”」

「大丈夫ですよ。ちょっと考え事をしていました」

「”そっか”」

「おーい、先生もセレネちゃんも早く来なよ~」

 

 そんなやり取りをしていると既にお店の中に入りつつあるホシノちゃんに呼ばれ、先生と一緒に中に入るのでした。

 

 

 

 

 

******

 

 

 

 

 

「いらっしゃいま……え」

「あの~☆ 6人なんですが!」

「あはは……セリカちゃんお疲れ」

「ん。お疲れ」

「”どうも”」

 

 柴関ラーメンの店内に入れば、セリカちゃんが元気よく挨拶をしますが、わたし達の正体に気付いたセリカちゃんはこちらを見て固まりました。気持ちは分かります。いきなり対策委員会の面々が来ればそうなりますよね。

 

「どうしてみんながここに!?」

 

 はっと我に返ったセリカちゃんが何か思い当たる節があるのか、先生の方を見ます。

 

「まさか……」

 

 先生を疑うのは分かりますけど、残念ながら違うんですよね。

 

「”いや私じゃなくてね……”」

「うへ~この辺りでバイトするならここかなと思ってねえ」

「ホシノ先輩!?」

「まあここしかないですよね」

「セレネ先輩も!?」

 

 そう、犯人はわたしとホシノである。セリカちゃんには申し訳ないですけどね……ちょっと苦笑いします。犯人が対策委員会の年長組2人であることを理解したのか、セリカちゃんはがっくしとしています。

 

「いきなりごめんね、セリカちゃん」

「い、いえ……」

 

 ひとまず、いきなり来たことについては謝っておきます。

 

「おう、セリカちゃん。アビドスの生徒さんたちかい? 話をするのはいいが、席に案内してあげなー」

「は、はい! こ、こちらです」

 

 そんなやり取りをしていると、奥からこの柴関ラーメンの店主でもある柴大将が出てきてセリカちゃんにそう言いました。こうやって見ると本当に柴大将で柴犬が二足歩行している感じなのですよね……別に初めて見た訳ではないですが、改めてキヴォトスの謎が深まりました。

 

「こちらになります……」

 

 セリカちゃんが案内した場所は恐らく原作でも案内されたテーブル席でしょう。背景だけでは分かりませんからね……とりあえず、テーブル席なのは間違いないのでそれでいいと思います。

 

「先生、私の隣空いてる」

「こっちも空いてますよ~☆」

「む」

 

 案内されたテーブル席ですが、原作では4人が座って先生がどっちかの隣に座るような選択肢になってしましたが……この世界だと6人なのですよね。まあここは先輩として……。

 

「流石に6人だときついですね。わたしはあっちの席に座りますね」

 

 譲るというもの。この先生が誰の隣を選ぶかは分かりませんけどね。

 

「うへ~ じゃあおじさんもセレネちゃんの方に座るねえ。そうすればいい感じのスペースになるよね」

 

 ここでちょっと予想外の出来事が発生しました。

 何とホシノちゃんはわたしの隣にやってきたのです。テーブル席を1人で使うのは気が引けたので、カウンター席の方に行こうと思ったのですが、ホシノちゃんに引っ張られて先生たちの居るテーブル席の隣のテーブル席に座りました。

 

「ん。ノノミが向かい側、私が隣……これで完璧」

「え、ずるいですよ~シロコちゃん」

「ん。これがベスト」

「じゃあ私もそっちに行きますね~☆」

「人の店で何してんのよ!?」

 

 そんなやり取りをわたしとホシノちゃんは何処か微笑ましく見ていました。

 

「人気ですねえ」

「”う、うん”」

「両手に花だねえ……」

 

 苦笑いする先生ですが、嫌な気はしていないようです。

 結局、先生を挟む形で左と右にシロコちゃんとノノミちゃんが座ったようです。向かい側にはアヤネちゃんだけになってしまいましたね。

 

「いい加減に注文しなさいよーっ!!」

 

 流石にセリカちゃんもお怒りなので、さっそくわたし達は注文をするのでした。

 

 

 

 




柴関ラーメン!

投稿時間(参考にさせてください)

  • 朝(6時~10時)
  • 昼(11時~14時)
  • 夕方(15時~19時)
  • 夜(20時~24時)
  • 深夜(25時以降)
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