「アハハッ、まさか慧と羽鳥君が全中で既に会っていたとは驚いたよ」
「ホントっすよ…てか、何なら俺が一番驚いてます」
練習を始める前に一旦コートの端に集合して千木良家の3人に混ざり地べたへ座ると、話題は真っ先に俺と弟くんのことになった。
「体育祭があった日の夜に家で慧とひだっちの話をしてたんだけど、そのときに慧が“全中に出てるってことは同じ大会に出てるじゃん”ってことに気付いてさ、でもって去年のトーナメント表を調べてみたらひだっちの名前があって、しかも慧と試合してたっていうね」
「
「そゆこと。ただ欲を言えば“えぇーっ”って感じでもっと驚いて欲しかったかな?」
「さすがに驚きがすぎて何にもリアクション出来なかったわ」
とまあ、実はお互いが
「そもそもだけど、弟くんは俺のこと覚えてた?」
「すいません。姉ちゃんから羽鳥さんが全中に出てるってことを聞くまでは忘れてました」
「あー、まあ俺も俺で顔と名前を完全に忘れてたくらいだからなー」
一方で弟くんのほうは俺と試合をしたことすら覚えていなかったらしい。もちろん俺も顔と名前を忘れていたからあんまり人のことは言えないけれど、ぶっちゃけ試合内容すら覚えてなかったんかいっていう気持ちが少しだけあるにはある。逆を言うなら忘れてもらってもいいくらい一方的な試合ではあったけれど。
「しかし試合自体は覚えていたということは、羽鳥君は慧の強さについては知っているってことだね?」
下2人と俺のやりとりを見守るように静かにしていたお兄さんが、口を開くや早速核心に切り込む。
「はい。本当は手に汗握る激闘だったって言えたらカッコいいんすけど、見事なまでに俺のボロ負けでした。ハッキリ言って、手も足も出せなかったくらいです」
小4から積み重ねてきた全てを解放するつもりで挑んだ最初で最後の全中は、斜め向かいの位置に座り込むクラスメイトの弟によって1回戦ストレート負けで終わった。これまでハマれば百発百中と言ってもいいくらいに決まっていたショットやスマッシュが片っ端から読まれ、逆にこっちが全く予期しないタイミングとコースで次々と放たれる自分の理解を超えた予測不能のショット。今までの積み重ねが全く通用しないバドミントンを前に、俺の全中は不完全燃焼な気持ちと共に呆気なく終わり、全国の舞台で頂点に立つことがどれほど困難なのかを思い知らされた。
「そっか。じゃあ羽鳥君にとって慧はまさに
「因縁って言えるほどの試合だったかは微妙なとこですけど…とにかくこの弟くんと戦ったあの試合は、俺にとって栄明に行くきっかけになったってくらい大きな意味があります」
まさかそんな因縁とも言える
「…なるほどね」
自分にとって全中のあの試合がどれだけ大きな意味を持っているか、それを聞いたお兄さんが俺の目を見て小さく呟く。その小さな一言の呟きを境目に、穏やかだったコートの空気にピリッとした緊張感が走り出す。
「さて、時間もそんなにあるわけじゃないから準備運動して早速ひと試合打ってみるか。今の羽鳥君がどれほどの実力なのかを知っておかないと、こっちは何もできないからね」
「ありがとうございます」
そう言うと千木良のお兄さんは立ち上がって試合をやろうと促す。口ぶりこそ変わらないものの今でもまだ現役なんじゃないかと感じるほどの気迫の変化に、俺はこの人がバドミントン選手としても只者じゃなかったってことを察する。
「ひだっちの試合相手は誰にするお兄?」
「ぶっちゃけ俺でもいいんだけど、ここは現役の結か慧に譲るよ」
下の2人に試合の相手を譲りながらも、“まだまだやれる”と言わんばかりの表情を浮かべるお兄さん。この人こそがバド部の部室に飾られているインターハイ準優勝の表彰状に名前が載っている、栄明高校男子バドミントン部の歴代部員の中でもっとも全国の頂点に近づいた人。
「おっけー、じゃあ慧いける?」
「うん。いいよ」
その遺伝子を
「お兄、審判私やっとく?」
「あぁ、やってくれたら助かるよ」
「りょーかい」
もちろんそんな2人に囲まれた千木良もまた、女バドの中では早くもエースとして期待されている将来有望なバドミントンプレイヤーだ。
「“今年の一年にとんでもないのが3人いる”みたいなこと言ってた気がするんですけど、どういう意味ですか?」
たかが試合の流れを持ってかれるだけで戦うためのスイッチが切れそうになる俺とは違って、
「ファーストゲーム。ラブオールプレイ」
激しく動くゲームの中で身体を痛めないためのストレッチが終わり、コートに入って弟くんとクリアを打ち合ってクールダウンしかけていた身体を再び温めて、主審として立つ千木良の合図で1年越しの
「お願いします」
「お願いします」
相手はかつて心が折れるほどの勢いで負かされた因縁の相手だからというだけでビビるような俺は、この2ヶ月で先輩たちに鍛えられてきた今はもういない。
パンッ_
対峙する相手が自分より格上だという感情を捨てて一気に集中力を高め、俺は試合開始を告げる一球目のサーブを放った。
「兵藤さん。ずっと聞きたかったことがあるんですけどいいすか?」
手始めのひと試合を終えて次の練習への準備をしているところで、兵藤さん(妹)と一緒に審判として俺の実力試しの試合を見守っていた晴人が兵藤さんに質問をぶつける。
「なんだ晴人?」
「兵藤さんって、どうしてここまで強くなれたんですか?」
この前の体育祭のときにあった雛との一件といい、良くも悪くも先輩に対して遠慮というものが全くない晴人のことだから兵藤さんに対して何を言い出すのかと内心で身構えていたけれど、我がバド部の異端児から出てきたのはただの真っ当な問いかけだった。やっぱりバドミントンに対しては真面目で真っ直ぐだから、何だかんだで俺は晴人のことが憎めずつい甘くしてしまうところがあったりする。
「珍しいな。あの柊仁からも“自分のこと以外に興味がない”と言われていた晴人が」
「そりゃ兵藤さんは俺の中で最も尊敬する先輩なんで、当然ですよ」
「(ほんと兵藤さんが相手だと素直だな…)」
当然そんな晴人を見守る恰好になっている俺もまた、その理由を同じように気になっている。
「きっかけと言われてもそんなのは幾つもあるから、どれを話そうかって話だけどな…」
パァァンッ_
まるで重戦車のような威力と一瞬で視界から消えるほどのスピードを伴って放たれたスマッシュで、実力試しのひと試合は俺のストレート負けで終わった。
「21―14。ゲーム」
コースを読む隙やスマッシュレシーブを構える猶予すら与えないほどの勢いで放たれるスマッシュに加えて、フェイントや試合勘も一級品でことごとくコースを読まれ翻弄され、選手として恵まれた体格も相まって対峙する側にとっては目の前に壁があるような感覚で、こっちは打ち返しながら凡ミスや隙を伺うことで精一杯だった。
「自分の武器は強打って思っているかもしれないけど、君の一番の武器は足だよ。その足の速さが、攻めには上手く活かせてる。おかげで身体がいい位置に入ってスマッシュにも体重がちゃんと乗せられる……ただミスを減らすには、武器を磨くより守りを固めたほうがいい」
おまけに自分でも今まで気付けなかった長所にいち早く気付いて、どこを改善して伸ばしていくべきかも的確に見極めることができる冷静さ。
「…
自分の武器を理解した上でそれと同じくらいの熱量で守りの部分も磨いてきたことで弱点をなくした
「安心しろ。正真正銘、強打が武器の俺のスマッシュが取れれば…日本中のスマッシュが取れるぞ」
一体どうしたら兵藤さんのように強くなれるのか。この人はどのような努力を積み重ねて
「…一番のきっかけを言うなら、高1のインハイ予選の準決でストレート負けしたときのことか」
「兵藤さんがストレートで負けたんですか?」
「佐知川に入ってからは後にも先にもストレートで負けたのはあの一回だけだがな」
少しばかり考え込んで、兵藤さんは晴人と俺に一番のきっかけを打ち明ける。去年のインハイ予選のダブルスで針生先輩とペアを組んだときに試合をした
「それ、中等部でも話題になりましたよ。1年生なのに“インターハイ出場はおろか優勝すらも狙える”とまで言われてた兵藤さんが1セットも取れずに負けたって」
「かなり手強い相手だってことは、俺も大会前から分かってはいたんだけどな」
一方で中学まで佐知川にいた晴人はそのことをとっくに知っているのか、落ち着いた様子で話を掘り下げる。
「あのときの俺は、1つのものを誰にも手が出せないくらいに極めれば守りの部分もそれでリカバリーできるものだと思い込んで、自分の強みになる武器だけをひたすらに磨いてた……もちろんバドにおいて得意分野を重点的に鍛えることは悪いことじゃなくてミスを減らすことと同等に大切なことではあるけど、どちらかを蔑ろにすればいずれ
攻守共に全くと言っていいほど隙が無い兵藤さんも、高1のときはほんの少し前の俺みたいに
「いつも近くに柊仁がいた晴人は言われなくても分かるだろうが、猪股も
コートに置いた籠の中にあるシャトルで使えそうなものを仕分けている兵藤さん(妹)へ一度目を配りながら、その視線を俺のほうへ向けて兵藤さんは問う。もちろん兵藤さんのいう
「ゲーム。21―13。佐知川高校、遊佐君」
「はい…去年の今ごろの俺は、
向けられた問いかけに、俺は真っ直ぐ目を合わせて堂々と答える。
「俺も
俺が返した答えに、兵藤さんは控えめながらも嬉しそうな表情を浮かべて話を続ける。
「…ただ幸運だったのは、1年生の最初の大会で自分の足りないところに気付けたこと。その点で言えば猪股だって同じだろ?」
「はい」
「ちなみに俺は1年目からインターハイに行きますけどね」
「晴人は
「若いとかじゃなく当然の意気込みってやつです」
「すいませんウチの後輩が…」
兵藤さんと俺の問答に、晴人が宣戦布告をするように割って入る。きっといまの晴人のように高1だった兵藤さんはただ前だけを見ていたんだなって思うと何だか少しだけ微笑ましくて、それでいてインターハイを連覇できるほどの人でも最初から強かったわけではなかったことが、こんな自分でもインターハイで勝つことが不可能じゃないかもしれないと勇気づけてくれる。もちろん晴人の向こう見ずに突っ走る心意気も、それもまた武器だ。
「だからいま俺から言えることは、自分の中で“この人に勝ちたい”という
「準備はできてるよお兄ちゃん」
「おう。ありがとうな」
最後に兵藤さんは、自分が強くなれた理由を“指針”という二文字で締めくくって中断しかけていた練習の続きを始める。
「あの」
その直前、俺は兵藤さんに言われたばかりの理由について聞いた。
「兵藤さんにとっての指針は誰なんですか?」
コートの床に並べられたシャトルを手に取り感触を確かめていた兵藤さんは、振り返ると“やっぱりそこも気になるよな”と言いたそうなやれやれとした笑いを小さく浮かべてそれを教えてくれた。
「
「21―13。ゲーム」
「ありがとうございました」
思わぬ形で実現した千木良の弟とのひと試合は、ストレートで決着した。
「どうだった?慧?」
「ショットのコントロールが良いのと反射神経も高いからどこを狙っても羽根が返ってきて、割と手強かったよ。スマッシュは強力でブレ自体は全くなくて、ジャンプスマッシュもそうだけどコルクを当てる瞬間にラケットの面の向きを変えて変化球のように打つスマッシュは特に厄介で、どっちも初見だと反応して打ち返すだけで精一杯だった」
「だってさ羽鳥君」
「うす…」
試合のスコアは『21―12』と『21―13』。またしても俺のストレート負け。
「褒められてるのにあんまり嬉しそうじゃないね?」
「そりゃあ…また負けたんで」
もちろん今回も、気分は不完全燃焼だ。
「全中のベスト4を相手に2セットとも2桁スコアを奪えたんだから、そう落ち込むことはないさ。確かに見ていてムラっ気はあるプレーだったけど、結が言っていた通り君の持つバドのセンスは確かなものだと思う」
弟くんに感想を聞いて入れ替わるようにコートに歩み寄りながらお兄さんは俺のプレーを褒めるものの、内容的には終始相手のペースで全くと言っていいほど通用しなかった。
「ただバドミントンという
“…また読まれた…”
全中と同じく、試合が進むにつれて相手に向けて放つショットが片っ端から読まれて、十八番の武器にしているスマッシュも当たり前のように打ち返された。狙おうとする場所に視線を向ければ必ずその先に相手がいて、それが小さな動揺という力みとなって現れてショットもフェイントもいつもより雑になってしまい、失点に繋がるという悪循環。
“全中のときと同じだ…”
全中と比べると点差だけは多少縮まっているものの、あの試合をそのまま再現しているかのように流れを変えるきっかけを掴めないまま、じわじわと離されマッチポイントを決められた。
パァァンッ_
もちろん流れを持っていかれただけで心が折れていた栄明に来るまでの自分と比べると、自惚れな部分もあるかもしれないけれど“なにくそ”と思えるくらいには俺の心は強くなったし、何発か隙を狙ってショットを決めることもできた。
パァァンッ_
ただそんなものは全中ベスト4の弟くんからすれば微々たるもので、お兄さん譲りの長身と体格を最大限に生かした脚力と腕力から繰り出される垂直線のような角度から放たれる超高速のスマッシュを前に自分なりの頑張りは通じることはなく、全体的には全中の試合から大して進歩のない内容で圧倒されたまま終わった。
「君の
弟くんとのリベンジマッチを兼ねた実力試しのひと試合を見届けたお兄さんは、俺の実力をこう評した。もちろん俺だって、このゲームには満足なんかしていない。
「ちなみにいま俺が言っている意味はなにか、羽鳥君は分かるかい?」
1.53メートルの高さに張られたネット越しから、間髪入れずに向けられたアドバイスの真意を逆に問いかけられる。
「…メンタルのことですか?」
「それも正解のひとつではあるんだけど、俺が気付いて欲しいのはそこじゃないんだよね」
足を引っ張っている自分の欠点をメンタルだと答えた俺へ、お兄さんは違うと首を横に振る。表情と声こそ穏やかだけれど、ネットの奥からじっと真っ直ぐに見据えた端正で精悍な眼つきは完全にアスリートの
「羽鳥君ってさ、自分にとって一番の強みになる武器はスマッシュだって思ってるでしょ?」
「はい。俺にとってスマッシュは一番の武器なんで」
「まだまだあるんじゃない?君の強み?」
問われた自分の強みに答える俺の言葉を半ば遮る勢いで、お兄さんは不敵に小さく笑って問いかけを続ける。
「…
「ハハッ、自分でちゃんと分かってるなら尚更じゃん」
小4からバドをやってきた俺にとってスマッシュ以外に強みになっている武器と言えば、バドを始める前から持ち得ているスタミナだ。だけどそれはあくまで他の人より少しだけ全力で動ける時間が長いっていうだけで、上を見ればキリがないくらい誰もが持っているようなありふれた武器だ。
「はっきり言っていまの君は、持ち得ているポテンシャルの半分も活かせてない。だからもっと有効的に使わないと駄目だって俺は言っているんだよ」
という後ろ向きな見解を見越していたかのごとく、お兄さんはアドバイスを続ける。
「ショットが決まるかどうかに意識を向けすぎていて自分では気付けてないかもしれないけど、慧がどれだけ前後左右に羽根を飛ばしても2セット目の最後までヘタらずについてこれる身体能力の高さは使い方次第ではスマッシュと同等かそれ以上の武器にもなり得る」
自分でもスタミナが強みになっていることに気付いていないわけではなかった。だけど自分より強い
「ああいうプレーを1ゲーム通して出来るようになれたらもっと楽しい試合が出来るんじゃないかな」
地元から出て栄明でバドを続けることを決意した俺にとって、
「君のプレーを見た俺の感覚で言うなら……本来の羽鳥君が目指すべきものは強打が武器の攻撃型ではなく、攻守の強みを併せ持つ
新天地で見つけた目指すべき先輩に近づこうとしている俺のプレーを見た千木良のお兄さんが出した答えは、目指しているものとは違う答え。
「これは基礎の話になるけど、バドはたった1人で攻めと守りと戦略を同時にこなさなければいけないスポーツだから、何かひとつが秀でていてもそれ以外を疎かにしたらすぐに足を掬われるし、自分より上の人と当たったらもう勝ち目なんてない」
「野球とかサッカーはポジションがあってひとつの役割に専念できるから、それができないバドってほんと難しいスポーツだよねぇ」
「あと卓球やテニスもね」
「確かに。ナイスアシスト慧」
お兄さんの話に、下の2人も隣のコートで準備を始めながら乗っかる。こういうさり気ないやり取りに、3人揃って同じスポーツに進んだが故の血筋みたいなものを俺は感じ取る。
「ただ逆を言うならば、バドはこれといった武器がなくても平均値を上げておけばどんな相手とも戦えるというわけさ……そして
バドミントンというスポーツは、何かひとつが優れているからと言って相手に勝てるほど優しいスポーツなんかじゃないし、そんなスポーツなんて世の中には存在しない。自分の中ではずっとわかってはいるつもりだったけれど、いざ
「君のショットが狙いから外れてアウトになったのも体力が足りないんじゃなくて、読まれることへの焦りが力みになって逸れたから…焦りが出るのは君がスマッシュを決めることに
たったひと試合を観察しただけなのに、面白いように読まれていく自分の欠点。針生先輩といい大喜先輩といい、そして競技は違えど雛姉といい、
「そうならないためにはどうしたらいい?」
そんな人たちと比べて、俺はどうだ?
「攻めだけじゃなく守りも固めて、
…だから目標に追いつくためには、楽しむことの
「…なら、
自分なりに考えた勝ちたいと思う人に勝つための心意気を告げると、お兄さんは強めの口調でそう言ってクールに笑った。
「はい」
“そう思った自分を信じろ”……どういう意味を込めてお兄さんは俺に伝えてくれたのか正しい答えがわかるのはきっとまだ先だけど、自分の中でまたひとつの正解を見つけることができたような気がした。
「よし、この調子で次はパターン練を始めようか。もう予選まで3週間切ってるしね」
アドバイスが終わってお兄さんがラインの外に出たのを合図に、自主練の続きは始まった。
千木良弟とのリベンジマッチについてガッツリ書くことも考えましたが、これからの展開を考えて今回は温存させていただきました。
それと恥ずかしながら今になって気づいたことがあるのですが、某た⚫︎ごっちには“ひだっち”というキャラクターがいるみたいです。また、岐阜県にも“ひだっち”というご当地キャラがいるみたいです。
もちろん全く狙っていません。