魔法少女まどか☆マギカ~漆黒に染まりし最強の魔法少年~ 作:釣菊
目が覚めると、窓もドアもない真っ白い小部屋にいた。
ここは、どこだ?俺は普通に自分の部屋で寝ていたはずだ。一体何が起こった?
__目が覚めたようですね
不意に声が聞こえた。いや、『聞こえた』のではなく『頭の中に直接響いてきた』と言うのが正確だろうか。男の声__だとは思うのだが、はっきりしない
__私は人類の生命を管理している存在です
「……は?」
いきなり何を言い出すんだ?
__先程不測の事態により、人類の生命総量が極端に減少しました
__有事の際の貯蓄も使い切ってしまったため、非常措置として貴方の残り寿命は私が一時借り受け、他の人類の寿命調整の為使用しました
__enkあnnおktwrいより新たな生命力の補給を受け、本来の残り寿命返却が可能となるまでここでお待ちください
一箇所理解不能な単語があったが、それはこの際置いておこう
「……よくわからないことばかりだが、
要するに、俺はお前の都合で勝手に殺されたということか?」
__認識としてはそれで正解です
「ふざけるな!」
__貴方の残り寿命約14年は確実に返却することは約束します。元の世界に戻すことは不可能ですので、並行世界にて0歳時点から生まれ直して頂きますが
余りの理不尽に絶句する。俺は一体、何をすべきなんだろうか。未だ大学生だったというのに物凄く少なかった残り寿命を嘆くのが先か、勝手に俺の寿命を使って澄ましている『管理者』に怒りをぶつけるのが先か。
__寿命の補給が完了しました。転送作業に移ります。尚、転生先は創作物として観測されている並行世界より選択されます。ご了ください
その言葉が終わるが早いか、俺の体は末端から順に紫色の光の粒子となって消失しはじめた
最初から最後まで運命を弄ばれたことに、意識を焼くような底抜けの怒りを感じつつ__俺の視界は暗転した