第6宇宙の星のリビィ   作:ちいさな魔女

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メタナイトの逆襲編・1

ダイナブレイドの異変から1週間後。ある星に、リビィはマホロアの操縦するローアと並んでワープスターに乗って飛んでいた。

 

リビィ「それでマホロア、やって欲しい事って何?」

 

マホロア「実はネ、この星にある地下遺跡がアルんだけど、其処に眠ルオ宝を一緒二発掘して欲しいんダ」

 

リビィ「お宝?そんなに凄い物なの?」

 

マホロア「凄いに決まってるヨ!ソレガ何かは分からないケド、それを売レバ大儲け間違いなしダヨ!」

 

リビィ「お金かぁ……やっぱり生きてくのに必要なのかな」

 

マホロア「マア、ボクの夢ヲ叶える為ニモお金が要るカラネ。ソレに、リビィモお金は沢山持ってた方が良イヨ。後々役に立つカモ知れないシサ」

 

リビィ「そうだね」

 

二人は大気圏を抜けた後に、星の景色を目の当たりにする。すると、その中で一際大きい基地を発見する。

 

リビィ「あれ?何か彼処に基地みたいなのがある」

 

マホロア「ンー?イヤ、アレはどう見テモ人間の基地ダヨネ?誰が?」

 

二人は基地を見つめていると、突然基地の天井が左右に開き、その中から全長100キロメートルの大型戦艦が出現した。無数の砲台を備え、両側にコウモリのような翼を生やし、船首は仮面のような形状をしていた。

 

リビィ(アレって、戦艦ハルバード!?ドロッチェ団の時は海底に沈んでたのに、なんで此処にあるの?)

 

マホロア「ま、マサカ、メタナイト卿!?」

 

リビィ「メタナイト!?マホロア、知ってるの!?」

 

マホロア「知っテルも何モ、宇宙の騎士と呼ばれ、剣の腕前は宇宙最強と謳ワレル剣豪ナンダヨ!?ソンな奴ガ、どうしてココニ!?」

 

二人はそれぞれの乗り物からハルバードを見つめていたが、ハルバードの管制塔の側にある2連主砲の下部の砲台が、二人の方を向いた。2連主砲は、上部に登載されている砲は俯仰角を調節可能な火砲で、下部は固定式のビーム砲となっている。また、右側の砲郭側面に装備された伸縮自在のアームが取り付けられていた。

 

そして、ビーム砲の口が開いた瞬間、青白いレーザーが放たれてワープスターとローアへ向かっていく。

 

マホロア「ウオッ!?ヤバイ!」

 

リビィ「いきなり攻撃してきた!?」

 

二人はそれぞれの機体を左右に傾けて、主砲からのビーム攻撃を避けた。

 

すると、無数のハルバードの砲台から光弾が放たれて、ローアやワープスターを攻撃する。

 

マホロア「ヤッタナ!」

 

マホロアは操縦桿を握り締める。すると、ローアがマホロアの意志に応えるように、ハルバードへ攻撃を開始する。六つのオールが砲撃を撃ち落としていき、船首の星から星形の弾を飛ばしていく。

 

ローアの弾はハルバードの船体に当たるが、目視による損傷は確認出来ず。

 

リビィ「『ボム』!」

 

リビィもハルバードの砲撃を回避しながら、爆弾を投げつけて船体に爆撃を与えていく。しかし、爆煙が晴れた後に見えたハルバードのボディは、爆発によって焦げ付く事はあってもヒビ一つ入っていなかった。

 

そして今度は、2連主砲のアームが伸びてきた。アームによってローアが掴まれて、そのままローアは振り回された後にワープスターへ向かって投げ付けられた。

 

ワープスターも巻き込まれ、リビィとマホロアは海へ落とされてしまった。

 

リビィ&マホロア「「キャアアアアアアッ!!」」

 

ローアやワープスターも落とされてしまい、近くの島へ墜落した。リビィとマホロアが海へ落ちて沈んだ後に、ハルバードはジェットを噴射して空へ飛び立ち始めていた。

 

――――――――――――――――――――――

 

この宇宙は、堕落している。

 

腐った権力者による搾取。

 

貧困に苦しむ人々。

 

毎年幼い子供達が死んでいく。

 

夢の泉は寝れば夢を見せてくれるし、起きた時に身体を回復してくれる。しかし、目覚めた後で待っているのは、弱者達にとっての生き地獄。

 

宇宙を護るサイヤ人達も、平和維持軍と共に各地の紛争地へ赴き、紛争の鎮圧や戦後の復興支援を行うフロストも、弱い者全てを助ける事は出来ない。

 

こうしてる間にも、人々は搾取され続け、苦しめられている。

 

今こそ、革命の時。

 

船員ワドルディ「リアクター1!出力向上!」

 

水兵帽を被った一頭身の種族『ワドルディ』が報告する。

 

メイスナイト「バランサー調整、0003ダス!」

 

鉄球を背負う騎士のメイスナイトが告げる。

 

アックスナイト「反重力プラントチェック。1、2、3番、OK!」

 

一頭身で兜を身に着けたドクロのアックスナイトも、報告を上げた。

 

更に、メイスナイトとアックスナイトの二人の背後に、多数の騎士達が控えていた。彼等はメタナイツ。今回の作戦の首謀者の部下達だ。

 

メイスナイト「錨を上げるダス!」

 

船員ワドルディ「セイル解放、ソーラーレベル288!」

 

バル艦長「メタナイト卿!何時でも行けます!」

 

船員達の報告を受け、ハルバードの準備が整った事を理解する、ハルバードの船首と同じ形の仮面を身に着けた一頭身の騎士が、マントで身体を覆いながら告げる。

 

メタナイト。宇宙の騎士と呼ばれる剣豪であり、この時の為にハルバードを建設した張本人だ。そしてこれから、第6宇宙を支配する為に革命を起こす。その為に建設したのが、宇宙戦艦ハルバードだ。

 

メタナイト「機は熟した。今こそ我等の力を見せる時!堕落と悲劇に満ちた第6宇宙を、この手で変えてくれる!」

 

メタナイトはブリッジの窓から、基地と基地の周辺の海を見渡す。

 

すると、ハルバードに接近する二つの乗り物を見つけた。一つはマストを揺らした古い帆船のような宇宙船で、もう一つは星型の小さな一人分の乗り物だった。星の乗り物にはピンク色の髪の少女が乗っており、四つん這いの形で乗っているがバランスが良いのか全く落ちない。帆船に乗るのは袖の長い魔術師らしい女の子で、ブリッジらしき場所から飛び出てはコチラの様子を見ているようだった。

 

バル艦長「メタナイト様!飛行物体がハルバードに接近してます!」

 

船員ワドルディ「撃ち落としますか?」

 

メタナイト「ああっ。邪魔をするならば容赦はせん」

 

その後、ハルバードの迎撃能力によって、ローアとワープスターは迎撃された。

 

これが、マホロアとリビィがハルバードと対峙するまでの出来事である。

 

メイスナイト「謎の飛行物体の撃墜完了ダス!」

 

バル艦長「ワーッハッハッ!メタナイト様のハルバードに敵う訳が無いのだ!」

 

アックスナイト「では、目標を設定します!第一目標、惑星サダラ!しかし、宜しいのですか?惑星サダラには宇宙を護るサイヤ人達がおりますが?」

 

メタナイト「先ずは奴等の元に赴き、実力を示す事で我々の力を知らしめる。ワープ装置の起動を急げ!」

 

船員ワドルディ「了解!ワープエンジン始動!」

 

メタナイト(懸念があるとすれば、破壊神に気付かれる事だ。もし奴等に見つかれば我々の計画は即破綻する。早めに対処しなくては……宝剣ギャラクシアよ。破壊神の力を持ちし聖剣よ、私に力を貸してくれ!)

 

メタナイトは鞘に収めた剣を見つめる。鞘に収めている間は刀身が無いが、引き抜いた時に紫色の電撃と共に、ギザギザの刀身が姿を現すのだ。

 

メタナイトの強い決意に反応するように、ハルバードの全身が輝き始めていた。




戦艦ハルバード。ウルトラスーパーデラックスの設定の戦艦だが、性能は原作より遥かにパワーアップ。ワープ機能に加えて、自動修復能力まで備えている。

宝剣ギャラクシア。アニメと同じく、持ち手を自ら選ぶ意志を持つ聖剣。5万年前に光の種族『フォトロン』が鍛造した時に破壊神シャンパも力を貸し、持ち手に相応しく無い者が手にすれば剣が相応しく無い者を『破壊』する破壊神の力を持つ剣に進化した。メタナイトはギャラクシアに選ばれた。つまり、破壊神の力を実質使える。最も、実力自体はシャンパの方が上なので何とも言えないが。

メタナイト。宇宙1の剣豪にして、宇宙最強の騎士。メタナイツという部下達を率いて、第6宇宙の征服に乗り出した。設定はアニメとゲーム版をほぼ混ぜたような感じだが、ギャラクシアの設定やメタナイト自身の強さも遥かに上がっている。
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