戦闘員『『うおおおおおおおおおおおっ!!』』
ハルバードの艦橋の扉から戦闘員が迫りくる。更に遠距離攻撃に長けた戦闘員が光線を放って来た。
リビィ「えい!」
マホロア「テヤッ!」
リビィとマホロアは光線を避けながら突き進み、迫りくる戦闘員達を蹴散らしていく。
リビィ「スウウウウゥゥゥッ!!」
リビィは口から大きく息を吸い込み、敵の一人を吸い込んだ。緑色の炎のような形状をした敵であるが、身体からは電撃を放っている。
リビィ「『プラズマ』!」
リビィは能力を手に入れる。髪が緑色に染まり、揺らめく炎のような質感となった髪から電気を走らせる『プラズマリビィ』だ。
リビィ「『プラズマニードル』!」
リビィは手から電撃の針を撃ち出す。敵に針状の弾を浴びせた後、吹き飛ばして蹴散らしていく。
マホロア「ボクモ!負けられないネ!」
マホロアは手から魔力球を放ち、敵を次々と遠距離攻撃で蹴散らしていく。
二人は敵の攻撃を避けつつ、攻撃を与えて戦闘員を倒していく。
しかし、蹴散らしていく内にマホロアは気付く。自分達は闘いつつ、ダイナブレイドを撃ち落とした2連主砲の元へ誘われている事に。
しかし、それをリビィに言うつもりはない。このまま倒せば良いのは、変わらないのだから。
通信兵「通信兵よりブリッジへ!侵入者達は2連主砲へ向かっております!」
バル艦長『ワーッハッハッハッ!!消し炭にしてやれ!!』
バル艦長の声が響き渡る。
そして、二人が2連主砲の前に立った途端、戦闘員達は艦橋の扉へと引き返していく。
マホロア「やっぱりネ。ボク等ヲコイツで消し炭にしよって魂胆ダッタミタイ」
リビィ「なら、壊しちゃおう!」
リビィは髪の電気を迸らせる。
マホロア「マッ、やらせてもらうとスルヨ!」
二人はそれぞれ戦闘の構えを取る。
すると、実弾砲がリビィに狙いを定めて、砲口から巨大な砲弾を撃ち始めた。リビィは砲弾を避けると、次の砲弾が砲口から放たれてリビィに迫る。リビィが砲弾を避けていくと、背後の甲板の床に命中し、大爆発を起こした。
マホロア「ハァ?船を壊ス気ナノ?」
しかし、甲板の床は吹き飛んだ後にすぐさま穴が塞がっていく。自動で修復されたのだ。
マホロア(成る程。だからボク等ヲココへ招いたんダネ。自滅してしまう心配ガ無いカラネ)
すると、主砲からアームが伸びて来たと思いきや、爆弾を投げつけて来た。
爆弾を魔力球を撃って撃ち落とすマホロア。
リビィ「『トリプルスパーク』!」
リビィは電気の塊を放つ。それも一発だけではなく、三つの塊を放つ。実弾砲に命中し、電撃が砲台全体に走る。
しかし、ビームキャノンの砲口が口を開く。
狙いは、リビィだ。ヘイトを集めるリビィはまたしても狙われた事に驚く。
そして、ビームキャノンの砲口が光り輝いた瞬間、ビームが放たれた。青白いビームがリビィに迫るが、リビィは息を吸い込んでお腹を膨らませた後に空へ浮かんだ。
リビィ「『プラズマ波動弾』!!」
リビィは両腕を突き出し、巨大な電気の塊をビームキャノンに向けて放つ。ビームキャノンの開いた砲口に直撃した瞬間、ビームキャノンが爆発を起こして砲口がパーツと共に吹き飛んだ。
しかし、壊れた瞬間にすぐさま砲口が時間を巻き戻したかのように修復されていく。
マホロア「また直っテ行くヨ!『マホロア砲』!」
マホロアは両手を翳して魔法陣を展開した後、魔法陣から太めの光線を放つ。光線が当たった途端、ビームキャノンの砲口が爆発した。しかし、マホロアは攻撃の手を止めない。
マホロア「今ダヨ!リビィ!」
リビィ「任せて!」
リビィは実弾砲に向かって手を翳すが、突然アームに下半身を掴まれてしまう。
リビィ「みぃ!?」
リビィはそのまま甲板に叩きつけられてしまい、能力が解除されてしまう。
リビィ「ケホッ!痛いなもう!」
リビィは起き上がるが、アームは鞭のようにうねりながらリビィに迫る。
リビィはアームを両腕や身体で受け止めると、そのまま引っ張ってアームを主砲から引き千切った。
リビィ「このアーム吸い取ってぇ!!スゥオオオオオオオオオオオオモモモモモモモモモモモ!!」
リビィはなんとアームを先端から吸い込み始めた。長いアームは吸い込まれていき、リビィのお腹も膨らんでいく。体格よりも大きなアームにも関わらず、お腹の膨らみは臨月の妊婦の2倍も膨らむだけでそれ以上は膨らまなかった。
リビィ「んむっ!へへっ!太ったみたい!」
リビィは大きくなったお腹を撫でる。重く感じており、ホバリングも出来ないと分かる。しかし、たぷたぷ揺れるお腹をもう少し堪能してみたい思いがあるリビィ。
リビィ「もう少し面白い事をしてみたかったけど、そろそろ決着を付けさせてもらうよ!」
リビィはお腹の中に吸い込んだ物を、そのまま口から勢い良く吐き出した。それは、巨大な星型の砲弾となって、勢い良く実弾砲に向かって放っていった。
実弾砲は砲弾を放つが、砲弾は星型弾に貫かれて爆発した。そして、星型弾は実弾砲に命中し、貫通。その瞬間、実弾砲が大爆発を起こし、ビームキャノンや再生したアームも爆発と共に粉々に砕け散ってしまう。
リビィ「やった!」
リビィは甲板に降り立つ。しかし、2連主砲が爆発すると同時に甲板も爆発を起こし始めた。
マホロア「リビィ!こっち!」
リビィ「うん!」
マホロアが空に浮かぶと、リビィはマホロアの元に飛んで、彼女の両手を掴む。
二人は上空に浮かび上がった瞬間、2連主砲の大爆発と共に甲板も爆発を起こして吹き飛ばされた。
二人はハルバードの左翼側へと飛んでいく。
マホロア「気を付ケテ!ハルバードはタダの戦艦ジャナイ!早めに壊さないと自動で直っテ行くンダ!」
リビィ「よし!なら早速壊しに行くよ!」
二人は左翼側の足場へ乗り込んでいく。待ち構えていた戦闘員達の砲撃を掻い潜りながら、進み続けるのだった。
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その頃、ブリッジでも2連主砲の大爆発を見て全員が驚愕した。
メイスナイト「ああっ!2連主砲が使い物にならなくなったダス!」
バル艦長「何ィ!?そんなバカな!?」
船員ワドルディ「どうしよう!!2連主砲はハルバード最強の武装なのに!」
アックスナイト「うわあぁぁ!自己修復機能にエネルギーを回しすぎてワープの為のエネルギーが大幅に減っちゃった!これじゃあサダラへワープが出来ないよぉー!」
しかし、メタナイトは動揺しつつも艦長達に冷静になるよう諭す。
メタナイト「ぐっ……!落ち着け!2連主砲は自己修復機能でまた直せば良い!ワープの準備は整えておけ!奴等は左翼側で戦闘員達と交戦中だ!『バトルウィンドウズ』を起動!奴等に足止めさせろ!」
メイスナイト「了解ダス!『バトルウィンドウズ』を起動させるダス!!これ以上の進軍を許すなダス!」
メタナイトの指示により、冷静さを取り戻していくメタナイツ達。
メタナイト(奴等を甘くていたか……しかし、此処で負ける訳には行かない!第6宇宙をこの手で変える為にも!)
メタナイトは過去を思い出す。
銀河戦士団時代、この頃は多くの仲間も居り、彼らと共に日々ホーリーナイトメア社の生み出した魔獣軍団との戦いに明け暮れていた。
しかし、戦いの果てに戦士たちは次々と敗れて戦場に散っていき、かつての戦友も失い、最終的にメタナイトだけが『星の戦士』のたった一人の生き残りとなった。
傷つきながら宇宙を漂流した末、彼の元には多くの戦士達が集まり、『メタナイツ』が設立。『いつか次世代の若き星の戦士が魔獣を倒すためにやってくる』と信じ、罪悪感や後悔の念に耐えながらも生きてきた。しかし、第6宇宙の悲劇を見て見ぬふりも出来ず、こうして革命の為に動き始めたのだ。
ナイトメアの悪夢事件の際も、彼は因縁にケリを付けるべくハルバードの建設を急いだが、そのナイトメアは『星のリビィ』とやらに倒されたとメタナイツの諜報班から聞いた。
そして、この革命を止めに来た二人の少女。その内の一人が星のリビィであり、彼女達が新たな『星の戦士』達であると確信したのだ。
しかし、この宇宙を託せるかどうか、相応しいかどうかは分からない。力があるだけでは意味が無い。
ならば、私の行いを止めてみせよ。止められなければ、この力を持って第6宇宙を征するのみ。
メタナイト(試させてもらうぞ……!次代の星の戦士達よ!)
メタナイトはギャラクシアの柄を握る。全身から走らせる紫色の破壊の力を滾らせながら、映像に映る二人の少女達を見守るのだった。
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その様子を、星の近くの宇宙空間でシャンパとヴァドスが見守っていた。
シャンパ「なる程な。メタナイトの野郎、第6宇宙をあの程度の戦艦で征するつもりだった訳か。まあ彼奴のやろうとしてる事は別に悪い訳じゃねえが、仮にリビィやマホロアが負けて、その後の革命とやらが宇宙に害を及ぼすなら……俺が破壊してやる」
ヴァドス「それでは、ハルバードやメタナイトさん達を、ギャラクシア諸共、破壊されますか?」
シャンパ「もし彼奴が宇宙を害するつもりならな。善悪問わず壊してやるよ」
シャンパとヴァドスは見守るだけに留まった。この後でどうなるか、二人はただ何もせずに見守り続けるのだった。
ボス解説
2連主砲
戦艦ハルバードに搭載されたアーム付きの2連主砲。大口径の実弾砲と高出力のビームキャノンを組み合わせた兵器であり、更には自動修復機能によってビームキャノン例え壊されても瞬きの間にすぐに自動で修復される。本体は大口径の実弾砲であり、其処を破壊されるとハルバードの修復機能に頼らざるを得なくなり、修復にも時間が掛かってしまう。
また、接近戦も行える。アームで掴んだり、鞭のように叩いたり、殴りかかったりと、原作以上に近接戦闘特化。勿論自動修復持ち。
次回のボスは、これまたカービィシリーズから出てきます。バトルウィンドウズ、私も初めて闘った時に?となりました。