第6宇宙の星のリビィ   作:ちいさな魔女

17 / 18
メタナイトの逆襲編・7

ハルバードの右翼も破壊された。ブリッジは混乱していた。

 

メイスナイト「ヘビーロブスターの爆発で右翼が壊れたダス!!」

 

バル艦長「ふ、ふ~んだ!左右壊れて丁度いいわい!」

 

メタナイト「…………確かに、もう片方は私の責任だ」

 

船員ワドルディ「どどどどうしよう!」

 

しかし、モニターでリビィとマホロアの様子を確認するアックスナイト。

 

アックスナイト「奴等、戦艦底部に向かうようです」

 

バル艦長「手薄な所だ。しかし、風が強い」

 

船員ワドルディ「寒い」

 

アックスナイト「高い」

 

メイスナイト「怖いダス」

 

バル艦長「………お前等」

 

メタナイト「………」

 

メタナイトはモニターに映る二人の少女を見つめ、思わず「ふっ」と笑ってしまう。

 

メタナイト(我々の野望を砕くならば来い。私はブリッジで何時でも待っている)

 

そして、リビィ達が底部の強い風の中をも難なく越えて、再びハルバードの中へ乗り込むのを見守るメタナイト達。ブリッジに来るのは、最早時間の問題であった。

 

―――――――――――――――――――――――

 

リビィとマホロアは、戦艦底部に入り込む。複雑な迷路を潜り抜けて、二人は敵を退けながら進んでいく。

 

アックスナイト『奴等、リアクターに向かっています!』

 

メイスナイト『リアクターを壊されたら今度こそおしまいダスよ!自動修復機能の中心地ダス!』

 

バル艦長『案ずるな!破壊神様や界王神様のような神様でも無い限り、リアクターはどんな攻撃も受け付けまい!』

 

船員ワドルディ『反射レーザーがリアクターに当たらなければ無敵だね』

 

バル艦長『しーっ!余計な事を言うな!』

 

艦内放送に、またしてもブリッジの会話が流れ込んで来る。

 

リビィ「反射レーザー?」

 

マホロア「自滅を誘うのがいいんダネ」

 

二人はエレベーターに乗り込むと、スイッチを押して上階に上がる。エレベーターが上に上がった後、目的の階に到着したリビィ達。

 

そして、扉を開けてその部屋に入ると、其処にはトランプのダイヤのような形をした結晶が、装置の中心に浮いていた。そして部屋の壁一面には、無数のウィリー達が走り続けていた。どうやらウィリー達がランニングマシンを走る事によって発生するエネルギーや電気等を動力源としているようだ。

 

リビィ「おー。おっきなコアだね」

 

マホロア「コレがリアクターカナ。ドレ」

 

マホロアは掌から魔力弾を放ち、リアクターを攻撃する。しかし、リアクターに当たって爆発するが、煙が晴れるとリアクターは無傷の姿を晒した。

 

マホロア「効かないノハ本当らしいネ」

 

マホロアがそう言った後、装置の下部から伸びてきた砲台が姿を現し、リビィ達に狙いを定める。

 

そして、大砲から火炎弾が放たれた。二人は横に避けて火炎弾を避けると、床下にある物が動いているのを見つけた。それは、箱型の装置であり、それがリビィ達に合わせて動いていた。

 

そして、床下から炎が噴き出した。マホロアは後方へ身体を回転させながら避けた後、床へ着地する。

 

リビィ「スゥオオオオオオオオ!」

 

リビィは口を大きく開けて、炎を吸い込んだ。そして、リビィの姿が再び変化する。髪の毛が伸びたかと思いきや、髪全体が炎へと変わる。また、服装も炎を彷彿とさせる巫女服へと変化する。袖も炎のように揺らいでいる。

 

リビィ「『ファイアリビィ』!!」

 

それは、嘗てナイトメアと闘った際に使用したコピー能力『ファイア』であった。しかし、見た目が異なっている。以前は頭に炎を宿すだけであったが、今は炎を擬人化したような巫女服を身に纏い、髪が炎へ変わっている。

 

リビィ「『フレアスマッシュ』!」

 

すると、リビィは自分の前世な知識には無い技を放ち始める。炎を纏った拳を振り翳した瞬間、床下の装置が炎と打撃を受けて吹き飛ばされ、爆発を起こす。

 

すると、今度は周囲から剣を持った敵達が放たれる。ワープして来たのか、何もない空間から突如として出現したのだ。

 

リビィ「『フレイムノヴァ』!」

 

すると、リビィはその場で回転し、炎の竜巻を発生させる。敵達はいつの間にか炎の竜巻によって吹き飛ばされ、消滅する。

 

リビィ(なんだろう?私、こんな技知らないのに、どんどん頭の中に思い浮かんで来る!)

 

マホロア「負けられないネ!『キルニードル』!」

 

マホロアは地面に魔力を流し込むと、紫色のトゲを2本も生やし、リアクターの砲台を串刺しにする。砲台は爆発を起こして壊れた。

 

すると、天井から現れた無数の円盤型のドローンから、レーザー光線が放たれた。

 

リビィ「おっと」

 

リビィがレーザーを避けると、レーザーは地面を反射して、壁と天井を反射した後にリビィの元へ迫る。リビィは別の能力へと切り替えて、レーザーを握り潰す。

 

リビィ「『アーマー』!」

 

リビィはロボットのようなアーマーを全身に纏い、両手に装着した装甲でレーザーを受け止めた。レーザーは爆発と共に消える。

 

リビィ「これが反射レーザー!」

 

マホロア「これヲ!当てレバ!良い訳カ!」

 

二人はドローンから放たれる反射レーザーを避け続ける。無数のドローンから放たれるレーザーを避けていくが、反射角度が思うように行かず、レーザーは中々リアクターに当たらない。ドローンに当たった途端、爆発と共にドローンが消滅する。しかし、天井の穴からドローンが次々と現れる。

 

マホロア「もう、しつこいナア!」

 

リビィ「あっ!そうだ!マホロア!鏡生み出せる!?」

 

リビィはマホロアに尋ねる。レーザーを避けながら会話をする二人。

 

マホロア「エッ?出来るけど、なにをスルノ?」

 

リビィ「良い事を思い付いた!信じて!」

 

マホロア「……マア、信じるヨ」

 

マホロアはリビィの言葉を信じる事にした。

 

マホロア(モウ!柄にもない事をしちゃったヨ!)

 

マホロアは掌に手鏡を生み出すと、それをリビィに投げる。

 

リビィは能力を解除した後、手鏡を吸い込んで飲み込んだ。

 

その瞬間、リビィの姿が再び変化する。赤と青の2色のとんがり帽子を頭に身に着け、更には薄紫色のローブを身体に纏って、青い宝石を先端に付けた杖を手にした、正に魔法使いと呼べる姿へ変化した。

 

リビィ「コピー能力『ミラー』!『ミラーリビィ』!」

 

ミラー。それは、鏡の力を持つ能力である。

 

リビィ「それ、レーザーを反射するよ!」

 

リビィは杖から無数の結晶を放つ。それは一つ一つが鏡の力を宿した鏡の結晶であった。そして、レーザーが結晶に当たった瞬間、鏡に当たったレーザーが反射した。

 

マホロア「オオッ!凄イ!」

 

リビィ「反射に反射を繰り返して……リアクターに当てる!」

 

リビィは無数の鏡を操り、レーザーの飛ぶ方向を調整する。反射した先に鏡を配置し、更に角度を調整して方向を変えて、そしてレーザーを纏めていく。

 

そして、リアクターに向けて全ての反射したレーザーを放った。

 

リアクターにレーザーが当たった瞬間、リアクターが刺々しい見た目へ変化した。

 

リビィ「やった!!」

 

マホロア「オォッ!やるジャナイカ!」

 

マホロアも感心していた。リビィはただの純粋な少女ではない。頭も回る上に機転も効く。反射レーザーを全て反射した上で総てのレーザーをリアクターに当てるよう調整する等、流石のマホロアでも難しい。それこそ、無数の手がある上で、脳が複数ある奴でも無い限り難しいだろう。

 

リビィがレーザーを反射し、リアクターに当てる。幸いな事に、これ以上の攻撃をしてくる気配は無い。

 

マホロアが床下の火炎放射器を、床下に展開した魔法陣から発生させたブラックホールで吸い込み始めた。

 

マホロア「『ブラックホール』!」

 

星型のブラックホールに火炎放射器が吸い込まれて、床も抉れる。

 

マホロア「ホラ。リビィ、トドメを刺シナヨ」

 

リビィ「任せて!」

 

リビィは鏡を操り、反射レーザーを反射させてリアクタへ総てのレーザーへ当てた。その瞬間、リアクターがレーザー直撃の瞬間に砕け散ってしまう。

 

そして、壁が爆発を起こし、ランニングマシンを延々と走り続けたウィリー達が部屋の中へ飛び出して来た。

 

それと同時に、リアクターが壊れた事で部屋の装置が爆発を起こす。ウィリー達が部屋中のコンピューターに激突する事で、連鎖的に爆発が発生。

 

部屋が崩壊していく。

 

マホロア「脱出シヨウ!」

 

リビィ「うん!」

 

二人は部屋を抜け出して、大急ぎでハルバードのリアクター室から脱出する。

 

二人が廊下を進み続けると、突然廊下が激しく揺れたかと思えば、天井が崩れ落ちてきた。

 

マホロア「戦艦が壊れ始めタンダ!」

 

リビィ「ワープスター!!」

 

リビィが窓から外へ跳んだ。マホロアも後に続けて跳ぶ。その瞬間、飛んできたワープスターに二人はしがみつく。

 

二人が脱出した後、ハルバードの下部が大爆発を起こした。大爆発を起こした後、ジェットの噴射が弱々しくなり、ハルバードの壊れた箇所の修復が止まった。

 

マホロア「ブリッジダヨ!後はブリッジに居る奴等を倒すダケダネ!」

 

リビィ「分かったよ!」

 

リビィはワープスターを操り、マホロアと一緒にブリッジへ向かって飛んだ。この戦艦に住む黒幕を倒す為に。

 

――――――――――――――――――――――

 

その頃、惑星サダラでは、サダラ軍に緊急応援要請が通知されていた。

 

キャベ「ナメック星からの救援要請!?」

 

隊員「ハッ!!ナメック星に訪れたサダラ軍より、暴走したナメック星人達を抑えきれず、救援要請が入りました!」

 

キャベ「分かった!僕が向かう!皆も出撃の準備に入ってくれ!」

 

隊員「ハッ!!」

 

キャベが隊員達に指揮をすると、キャベはある事を考え始める。

 

キャベ(温厚なナメック星人達が暴走?一体何が?カリフラさんやケールさんの力も必要かもしれない)

 

キャベは早速二人の所へ向かう。二人は貧民街に居るが、キャベは知り合いな事もあって顔パスが許されている。

 

ナイトメアの一件以来、それなりに交流もしているのだ。それに、カリフラは好戦的である。強い相手と戦えるなら、力を貸してくれるだろう。

 

カリフラ「おっ?そりゃおもしれぇな!ケール!一緒に行くぜ!」

 

ケール「は、はい!姐さん!」

 

こうして、リビィ達の知らない所で、新たな事件に挑む戦士達。そして彼等の知らない所で、リビィ達も戦っていたのであった。




ボス解説

リアクター
戦艦ハルバードの心臓部で動力源を守る防衛システム。また、ハルバードの自動修復システムの中心地でもある。ウィリー達が走るランニングマシンを媒介にして発生したエネルギーや電力等を動力源としており、壁の中のランニングマシンでウィリー達が走り続けている。何故そうなるかは不明。
大砲、発火装置、反射レーザーといった多彩な攻撃を繰り出してくる。特に反射レーザーは自動生成されるドローンから放たれる上に、ドローンは破壊されても自動生成されて現れる。ドローンの見た目は地球防衛軍5の円盤型ドローンと同じ見た目だが、大きさは地球人の平均的な掌サイズ。
物理的攻撃は一切効かず、魔法も魔術も効かない。破壊神のような超越的な力でないと通用しない。また、反射するレーザーはリアクターにダメージを与えられるが、その理由はリアクターから抽出されたエネルギーレーザーである為。コアに当たるように誘導するのが攻略法であり、3、4回当てると破壊出来る。
破壊されると爆発し、ランニングマシンに閉じ込められたウィリー達は逃げ出す。
それ以外では、ハルバードを外側から完全に破壊して粉々にする事。これは、スマブラXでハルバードが撃墜された時を作者が思い出して追加した攻略法。

尚、ナメック星編の異変は、キャベ達に任せます。リビィ達はこの後、デデデとの闘いが待ってますから。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。