第6宇宙の星のリビィ   作:ちいさな魔女

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夢の泉の物語・5

リビィ達は宇宙を進み続けてから、目標の座標が示す地点まで到着した。

 

其処は宇宙空間にも関わらず、虹のようなオーラが周囲を明るく照らしていた。照らされた光の中を進むリビィ達。

 

カリフラ『なあ、夢の泉ってなんだ?アタシは知らねぇんだが?』

 

キャベ『あっ、はい。夢の泉とは、第6宇宙に存在する夢の源泉です。其処には伝説の秘宝スターロッドが取り付けられていて、その中心から溢れる水が第6宇宙全体に広がり、宇宙に住む皆さんに夢を見せているんです。普段は安らぎの夢を見せて、起きる際にストレスや体調をスッキリと払ってくれるんですが……』

 

カリフラ『んな物を誰かが利用して悪夢を見せてきたって訳か!舐めたマネしやがって!』

 

ケール『もうあんな事になりたくない……私も、闘います!』

 

宇宙船内で会話をするサイヤ人達。

 

リビィ「ねえ!もしかしてアレじゃない?」

 

リビィが操縦席の窓から、キャベ達に向かって話しかける。リビィが指さす方を見ると、其処には周りの虹色に輝くオーラの中心が優しく輝いていた。しかし、その中には赤黒いオーラも混じっており、それが悪夢の源泉であると理解出来る。

 

キャベ『アレが夢の泉です!このオーラが夢の泉から溢れ出た夢の水で、これが皆さんの夢になります!でも、夢の中に濁りがある!これが悪夢になっているんだ!』

 

リビィ「よし!行こう………って待って!何か来るよ!」

 

リビィがそう叫んだ瞬間、夢の源泉から無数の円盤が飛んできた。飛んできた円盤は側面からレーザー光線を放ち、リビィ達を攻撃する。

 

リビィ「うわっ!」

 

キャベ『誰だ!?この円盤の大群は一体!?』

 

カリフラ『コイツ等が元凶か!ケール!一気に片付けるぞ!』

 

ケール『はい!姐さん!』

 

キャベ『突破するしかない!夢の泉までもう少しなんだ!』

 

宇宙船の上部ハッチが開き、其処から飛び出したカリフラとケール。不思議な事に、宇宙空間にも関わらず二人は生きていた。どうやらサイヤ人の耐久力と、夢の泉の水が齎す不思議な力のお陰だろう。

 

カリフラ「どおりゃあああぁぁっ!!」

 

ケール「たああああっ!!」

 

カリフラとケールは、円盤のレーザー攻撃を避けながら、圧縮した気弾を放って円盤を撃ち落とす。

 

リビィ「コピー能力……『トルネイド』!」

 

リビィの髪型が竜巻へと変化し、体に風を纏うようになった。

 

リビィ「大竜巻!!」

 

リビィはワープスターに乗った状態で回転した。すると、リビィとワープスターは回転と共に竜巻を身に纏い、軈てリビィの何百倍もある大竜巻を発生させた。真空の刃が円盤を切り裂き、大爆発と共に部品を吹き飛ばした。

 

しかし、円盤――デスタライヤーは数に任せて迫って来る。側面からレーザーを放つだけでなく、メインウェポンである下部の中心部から無数の光弾のミサイルを放ってきた。しかも弾切れが無いのか、どれだけ連射しても攻撃が尽きる事は無かった。

 

キャベ『な、なんて攻撃だ!!どれだけ避けても追跡してくるなんて!!』

 

キャベは宇宙船を操縦して、デスタライヤーのミサイルを全て避けていく。しかし、どれだけ避けてもデスタライヤーのミサイルは一発一発がしつこく追いかけてくる。

 

キャベ『エネルギーシールド、発射!』

 

キャベはボタンを押して、宇宙船をエネルギーシールドで包み込む。そして、デスタライヤーのミサイルが何発か当たった瞬間、ミサイルはシールドに当たって爆発を起こす。

 

リビィ「『ボム』!」

 

リビィは青いとんがり帽子を被り、手に爆弾を出現させる。爆弾は気を具現化して生み出したものだ。

 

リビィはワープスターでミサイルの雨を避けながら、デスタライヤーに向かって無数の爆弾を投げる。宇宙空間にも関わらず導火線に火が付いていた。そして、デスタライヤーの胴体に転がった爆弾は一斉に爆発し、デスタライヤーを爆散させた。

 

カービィはノーマルで吸い込んだ物を星型のエネルギーとして飛ばす事を繰り返すだけで、巨大戦艦を壊していく程の戦闘力を持つ。故に、コピー能力で巨大な円盤を破壊出来てもおかしくはない。

 

ケール「ダアアアッ!!」

 

ケールは蹴りでデスタライヤーの上部に踵落としを食らわせ、デスタライヤーを真っ二つにへし折る。

 

カリフラ「『クラッシュ・キャノン』!」

 

カリフラは片手から赤い気の光弾を放つが、連続で放ってデスタライヤーに当てる。デスタライヤーは無数の光弾によって貫かれ、大爆発を起こす。

 

しかし、デスタライヤーは次々と現れる。

 

このままでは切りが無い。いくら無限の力を持つカービィと同じ事が出来るリビィでも、数多くのデスタライヤーを前にしてイライラし始めた。

 

リビィ「もう!どれだけ迫ってくるの!?」

 

早く安眠したいのに、これではナイトメアの元まで辿り着けない。アニメ版カービィのデスタライヤーの数の暴力には、小さい頃に見てから印象に残っている。しかし、実際に目の当たりにするとかなりの脅威だ。

 

此処には戦艦ハルバードは無いが、ハルバードにも負けない戦力がある。

 

シャンパ「破壊光線!」

 

すると、遠くから放たれた紫色の光線が、リビィ達の隣を通り過ぎた。通り過ぎた破壊光線は、デスタライヤーを多数貫いて撃ち落としていく。

 

リビィ「これは!?」

 

キャベ「シャ、シャンパ様!?」

 

4人が破壊光線が飛んできた方向を見ると、其処には右手の人差し指をデスタライヤーの軍勢に向けているシャンパの姿があった。隣にはヴァドスが微笑みながら立っていた。

 

シャンパ「よお!ナイトメアの気配がしたから来てみれば、お前等が此処まで来てたとはな!」

 

リビィ「シャンパ!ねえ、この先に居るナイトメアの元へ行きたいの!でもこの円盤達が邪魔で行けない!」

 

シャンパ「らしいな!おい!この雑魚どもは俺が相手をしてやる!お前等はナイトメアの元へ行け!」

 

シャンパがそう言った後、シャンパにレーザーが多数当たって大爆発が起きた。デスタライヤーの軍勢がレーザーを放ってきたのだ。

 

シャンパ「おいおい……神が人と話してんのに、邪魔すんじゃねえ!!」

 

シャンパが腕を振るう。すると、デスタライヤーの軍勢がシャンパの振るった腕から放たれた衝撃波によって、爆発する間もなく散り散りの屑になって崩れていった。

 

キャベ「あ、ありがとうございます!シャンパ様!皆、行こう!」

 

カリフラ「おう!サンキューな!アンタが誰か知らねぇけど、お陰で面倒が減ったぜ!行くぜケール!」

 

ケール「は、はい!姐さん!あ、あ、あの!シャンパ、さんも……ありがとうございました!」

 

リビィ「よし!行くよ夢の泉へ!」

 

4人は夢の泉に向かって突き進む。オーラの中心部へと飛び込んでいき、夢の泉に向かって真っ直ぐ進み続けた。

 

ヴァドス「シャンパ様、お優しいのですね」

 

シャンパ「そんなんじゃねえよ。今回は彼奴等に譲ってやるだけだ。もし負けたら、ナイトメアは俺が直々に破壊してやる」

 

ヴァドス「勿論です。シャンパ様がしっかりトドメを刺していれば、復活されなかったかもしれませんねぇ」

 

シャンパ「だからこうしてケジメを付けに来てんだ!まっ、今はリビィ達の時間稼ぎに付き合ってやるよ」

 

こうして、シャンパはナイトメアの送り出すデスタライヤーの軍勢に向かって行く。太っていても破壊神だ。デスタライヤーが数を揃えても、破壊神には全く及ばず、ただ蹂躙されるだけの光景しか映らなかった。

 

カスタマー『そ、そんなバカな………デスタライヤーの軍勢があんなにアッサリと………し、しかし!会長は力を増しています!いくら破壊神と言えど、夢の泉の力を取り込んだあのお方には………!』

 

そんな様子にビビっていたカスタマーであったが、主の力を信じて冷や汗を袖で拭う。

 

破壊神が来た時点でナイトメアの未来は決まったようなものではあるが、それを覆すと信じるカスタマーに出来るのは、コチラの勝利を祈る事だけであった。




そろそろ、マホロアとかマルクとか出したいな……。
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