元親友の両腕欠損盲目TSっ娘がめちゃめちゃ依存してくる話   作:うしみつ

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続きました。

よりボロボロでより親友君にズブズブなハルちゃんをお楽しみに。


依存

 

 

 

朝、目を覚ました。

目の前にハルの安らかな寝顔がある事に安堵し、静かに胸を撫でおろす。

その顔が無性に愛おしかったので、思わず頬にそっと触れてみた。

 

「…ん、んぅぅ………ユー…タ…?」

「あ、起こしちまったか。おはよう、ハル」

「……おは、よう。うー…」

「まだ眠かったら寝てても良いんだぞ?」

「やだ。ユータといっしょ。…ユータがなでなでしてくれるの、きもちいいの。だからおきてたいの…。」

「そうか。じゃあもっと撫で撫でしてやるよ。」

「っ……うぅーん。………あぁ、きもちいいよぉ…」

 

ハルがまるで猫のような声を上げる。

朝起きてすぐの時間帯は意識が曖昧なのか、素直に甘えてくる。

 

そのまま体を抱き寄せて、暫く抱擁していると、ぴたりとハルの動きが止まった。

 

「あ……ユータ……?」

「ん、もしかして目、覚めたか?」

 

こく、とハルが頷く。

「うぅ…は、恥ずかしいよ……。さっきの僕、まるで赤ちゃんみたいな事言ってたよね…?」

「ああ、凄く可愛かったぞ。」

「っ………!や、やめてよ…」

 

___________

 

少しづつだが、ハルは元気になってくれて来ているような気がしていた。

以前より笑顔になることが増え、泣いたり、感情が不安定になることも減っていた。

 

このままなら、昔の様には行かずとも、常人並みの生活は出来る様になると思っていた。

しかし、ハルを苦しめる元凶は、思ったよりもハルの心に深い根を張っていたらしい。

 

 

何気ないとある日の昼頃。

 

突然物音が響き、とっさに目を向ける。

そこには、うずくまり、ガクガク震えるハルの姿があった。

 

「あ、あ……何、これ……っ…!」

「っ…!?おいっ!ハル!大丈夫か!?」

 

 

「なん…か、変なのが、見える…?

っ!?ご主人様…!?あ、

 

 

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい楽しい思いしちゃってごめんなさい幸せな顔してごめんなさいっ……ひっ…やめてください!やだ痛いのやだ!お願いします叩かないでくださいあああああああああああ助けて誰か助けてもうこんな事しませんしないからやめてご主人様痛い痛い痛い痛い………っ!?」

「落ち着け!ハル!落ち着け!!」

 

無我夢中で、泣き叫ぶハルを抱き締める。

 

「はあっ……はあっ……ユータだよね?今、僕をギュってしてるのは、ほんとにユータなんだよね…?」

「何言ってんだ。そうに決まってんだろ…!」

「だってぇ、今、目の前に、昔のご主人様が見えちゃって…それで、嫌な事いっぱいされたの、思い出して………!」

「っ…それは…辛いよな。経験したこともない俺が言うのは場違いだと思うけど…」

「うん、すごい怖かったよぉ…!」

「とりあえず、一旦深呼吸できるか?息吸って落ち着こう」

ハルが無言で頷き、小さく体を震わせて呼吸する。

何回か深呼吸すると、落ち着けたのか、体をもたれさせてきた。

 

「大丈夫か?落ち着いたか?」

「……うん。」

いつもよりか細い声でハルが答える。

 

震えがおさまってきたハルを、そっとソファーに横たえる。

 

「ごめんね。やっぱり僕、ユータがいないとなんにもできないよ…っ」

「ハル…」

「赤ちゃんよりもひどいし、醜いことしかしない思うけど、これからも…僕と一緒にいてくれる………?」

苦しそうに零された言葉を、俺は無言の抱擁で受け止めた。

 

 

 

 




こういうシチュが書きたかった。
拙い文章で申し訳ないです。
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