転生したら岩だった件   作:ぱのらま

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なんか書いてたら消えたりでキツイ。

漫画版基準なのでWeb版と小説版は読んでない(小説版は1、2巻はある)ので、漫画版に追いついたら投稿止まります。


祝杯の宴とこれからのお話

 

「これより出すのは牛鹿のフルーツソース煮込みと、岩豚のスープに、エルロック様の創り出した種子変換装置により出来たこしひかり?のご飯とサラダになります!」

 

「あれ?種みたいな生命体は生み出せないんじゃなかったっけ?」

 

「それなんだけど、私が食べた物であれば野菜や果物に、穀物の種を変換出来る装置を創り出せたんだ。私も試しに彫ってみたら出来たからびっくりしたよ。流石に植える時間がなかったから、大量の種をコシヒカリに変換したんだ」

 

「というか俺味覚も嗅覚もないから食べれないんだけど」

 

「あぁ大丈夫だよ。洞窟でジャイアントバットから超音波のスキルを得て、超音波発生器官を再現しただろう?。狼岩魔人が岩魔人なのに味覚があるから、試しに味覚と嗅覚の再現をしてみたら、私も食事が出来るようになったんだ!」

 

「まじかよ。どれどれ……あ、出来た」

 

「さっきは隠したくてぼかしてたんだけどね。やっぱり皆で和気あいあいと食べれたら嬉しいし。皆が遠慮してたけど、指導も兼ねて私も調理したんだよ」

 

「へぇ!じゃあ食べれるようになったし、皆で食べようか!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

 

 

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「この牛鹿のフルーツソース煮込みは生前でも食べたこと無いよ!。肉がとろとろなんだけど、肉の食感が残ってていくらでも食べられるし」

 

「あぁ牛鹿を軽く焼いて食べてみたんだけど、脂のサシがよくジューシーで、いくら食べても食べれそうなくらいさっぱりしてるんだ。これなら焼き料理にも煮込み料理にもどちらにも合いそうでね」

 

「今回は村の周囲に黒糖に似た果実があったから、岩豚を塩と黒糖をベースに煮込んでみたんだ。」

 

「へぇ、材料が少ない現状でこんな美味い味になるなら、これからが楽しみだな!」

 

「肉は我ら狼岩魔人が新たに獲得したスキル嵐装天鎧により、刃を創り出し丁寧に切り出し」

 

「私達ホブゴブリンとゴブリナがエルロック様に学んだ調理法により仕上げました!。特にゴブイチの調理技術には目を見張る物があるとエルロック様が褒めていました」

 

あんなボロボロな村からは考えられない程文化的になったし、エルロックの手伝いがあったとはいえこんなに美味しい料理を出してくれるんだもんな。

 

「しかしエルロックって料理出来たんだな。彫刻家として成功したのは知ってたけど、料理が出来るって話は知らなかったよ」

 

「彫刻家として大成したのは40代半ばだからね。それ以前は徴兵検査で不合格になったのもあって、母さんと一緒に料理人として働いていたんだよ」

 

「徴兵検査って……そうか。エルロックは料理人だったんだな。でもなんでまた彫刻を?」

 

「君とヴェルドラさんには話したけど、妹が居てね。妹を亡くした悲しみから絵を描いて、その末に妹を彫ってみたら、店にやってきた軍のお偉いさんにその才を生かさないのは勿体ないと力説されたんだ。」

 

「シスコン?おっと、いや凄いじゃないか!」

 

「いや、言い直さなくて大丈夫だよ。シスコンが講じて私は彫刻家として大成し、働いていた定食屋の娘さんと結婚し100を越えて生きることが出来た」

 

「奥さんかぁ〜、俺も30越えてたけど彼女すらいなかったからな……」

 

「まぁまぁ、これから良い出会いがあるさ」

 

「ん、そうだな。クヨクヨせずにこれからの事を考えながら楽しむか!。岩豚のスープと牛鹿のフルーツソース煮込みおかわり!」

 

「はい!ただいまお持ち致します!」

 

 

 

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ー翌日

 

「さて、宴も終わった所でこれからの話しをしたいと思う」

 

「これからですか?」

 

「あぁ見ての通りだけど私達は大所帯になったからね。なんせ私とリムルも含めて五種族の村だし、衣食住も乏しかったけど、幸い私のスキルで家と簡易的ではあるけど貫頭衣を彫れたし、食の文化も伝授できる」

 

「だからなるべくトラブルを避ける為のルールを決めようと思うんだ。これから村の役割を任せるんだし、円滑に進める為にもルールが必要だ」

 

「ルール……ですか?」

 

「ルールは三つ、最低限守って欲しいことだ。一つ仲間内で争わない。二つ進化して強くなったからと言って他種族を見下さない。三つ人間を襲わない。以上だ。」

 

「このルール内であれば自由に行動してもらって構わないよ。特に人間はリムル君も私も大好きだし、昨日の宴の料理も人間の文化だ。さらに人間にも聖人や仙人などの上位種もいるみたいだから、要らぬ争いで戦いになっても困るからね。無論正当な理由以外で襲われたらその限りではないけどね」

 

「宜しいでしょうか?」

 

「なんだ?リグル」

 

「正当な理由以外はどの様な状況なのでしょうか?。人間を襲っていけない理由はわかりましたが、明確な理由が欲しいです」

 

「それはだね。争いの意思を示さない場合でも襲って来たり、何かしらのイチャモンをつけて来た場合だね。特に私達……というより、君たちみたいな人間に近しい姿の魔物は意思表示が可能だから、余計な争いはただただ疲れるだけだし、なるべく話し合いで決着をつけようという事なんだ」

 

「襲われたら殺さない範囲で痛めつけるくらいでさ。

最悪死にかけでも治せるし。人間も集団で生活してるし、先程言ったように束になってこられたら太刀打ち出来ないし、仲良くなれば有用な文化や知識を学べるだろうしな」

 

「なるほど!理解しました!」

 

「あのっ!他種族を見下さないというのは、どういうことっすか?」

 

「君達は進化して強くはなったけど、偉い存在になれた訳では無い。それに人間の文化的には我々は一介の魔物だ。他にいるような雑多な存在でしかない。あらゆる種族に言える事だが、横暴な態度をとっていれば、仕返しに来たりするかもしれない」

 

「あぁ、お前達だって互いにいがみ合わずに、多少の喧嘩はあれど、仲良くやってきただろ?。これからは魔物だけでは無く人間とも交流を深めていこうと思う。皆も覚えていて欲しい」

 

「わかりましたっす!」

 

「よし!ではこの村での役職を決める。リグルド。君をゴブリン・ロードに任命する。基本的に俺と補佐でエルロックが方針を決めるが、この村は村長であるお前が治めるのが相応しい。任せられるか?」

 

「ははぁ!!身命を賭してその任引き受けさせて頂きます」

 

「うんうん。いい感じだね。しっかり村を治めるように。戦闘要員の嵐牙狼族に狼岩魔人、料理や村の整備のホブゴブリンとゴブリナ……ううん」

 

「どした?エルロック」

 

「私の彫刻家(ホリダスモノ)だけに頼るのはいけないと思ってね。建築や武器に縫製なんかの技術者が欲しいと思ったんだよ」

 

「それでしたら今まで何度か取引をした事のある者達が居ます。器用な者達なので家や武器に衣服の作り方も存じているかもしれません!」

 

「なんていう方達なんだい?」

 

「ドワルゴンに住む、ドワーフ族です!」

 

ドワーフ!鍛治の達人でいぶし銀のオッサン!

これは期待出来るんじゃないか?

こりゃ行くしかない!

 

「ドワーフの王国は大河沿いに北上し二ヶ月の距離です。嵐牙狼族(テンペストウルフ)の脚ならばもっと早く着くかと」

 

「川沿いなら迷う心配もないな!。よし、俺が直接交渉しに行くよ。リグルド。準備は任せてもいいか?」

 

「はっ!おまかせあれ!」

 

「リムル君。私は行かなくて大丈夫なのかい?」

 

「あ〜エルロックはいっちゃなんだけど、かなり怪しい風貌の魔物だろ?。無害そうなスライムの俺が行った方がいいかなって。それにエルロックには忘却者(ワスレルモノ)のスキルがあるから、向かないと思ってさ」

 

「確かに私は紳士服を身にまとう怪しい”岩魔人”(ロックマン)だからね……。原作の様に明負悟の姿にもなれないから、確かにリムル君が適任か」

 

「という訳だから、リグルド準備は任せてもいいか?」

 

「昼までには全ての準備を整えましょうぞ!」

 

という訳で俺とホブゴブリンと嵐牙狼族(テンペストウルフ)に人間に近しい狼岩魔人と共にドワーフ王国に向かう事になった




ステータス
名前:エルロック=テンペスト(クニオ・イザワ)
種族:岩魔人(ロックマン)
称号:暴風の紋章
魔法:なし
ユニークスキル:『探索者(タンサクスルモノ)』『彫刻家(ホリダスモノ)』『忘却者(ワスレルモノ)』『撃退者(ゲキタイスルモノ)』『追撃者(オイハラウモノ)』『希望者(ノゾムモノ)』『傷病者(ウムモノ)
エクストラスキル:『自己補填』『魔力感知』『完全記憶』『並列演算』『毒霧吐息』『熱源感知』『麻痺吐息』『粘糸』『硬糸』『吸血』『超音波』『身体装甲』『水操作』『超嗅覚』『思念伝達』『威圧』『嵐装天鎧』『鉄装』
コモンスキル:『念話』
耐性:痛覚無効、傷病耐性、耐熱耐性、刺突耐性、物理攻撃耐性、電流耐性、麻痺耐性、熱変動耐性
技術(アーツ)『握撃』『芯流法』

今回はエルロックの生前の話しと彫刻家(ホリダスモノ)の特異性を出しました。
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