リムルやヴェルドラとは次回辺りに合流します。
見知らぬ洞窟を歩き続けてふと思う。
「足が痙攣しない…?」
若い頃よりも歳をとり原因不明の歩行障害は数歩歩いただけで痙攣し動かなくなってしまう。
更には若い頃でさえこんなに長く歩く事は出来なかった。
『確認しました。ユニークスキル『
「なんだこの声は…
《解。私はユニークスキル
「君は此処がどんな場所なのか知っているのかい?」
《解。ジュラの大森林の中に有る封印の洞窟です。》
「ジュラの大森林?封印の洞窟?。そんな場所は聞いた事が無い…。私は日本という場所で死んだんだが何故此処に居るか分かるかい?」
《解。
「ま、もの?」
自分の姿を見る。
手は紫色の手袋を着け、L字の杖を持ち首元には長いマフラー。
自分の姿に言い表せない奇妙な既視感を覚えた。
当たり前ではあるが、私は石に変わるという原因不明の死病により寝たきり状態だった。
病院でこんなオシャレな姿で寝てはいなかった。
「やはりあの時私は死に、この封印の洞窟とやらで魔物として転生したのか…」
孫達が勧めてくれた小説や漫画に異世界に転生する話しがあったが、もしや私は異世界転生してしまったのか。
であればこの封印の洞窟は異世界の何かしら特別な場所な気がしてきた。
「聞きたいんだけど私はどんな魔物に転生したのかな?」
《解。
「
またしばらく歩くと水辺を見つけた。
かなりの距離を歩いた筈だが、喉も渇かず腹も減らない不思議な状態だったが、水分はこまめに取らなければ脱水症状に陥ってしまう。
この洞窟の水が綺麗な水かは分からないが四の五の言ってはいられない。
水辺に近づくとそこには
「なぜ、私がこの姿を…!?」
そこには立派な身なりをした老紳士の様なロボットが居た。
「ワンダー・オブ・U…!
《解。
また、
「魔素は所謂ファンタジーな魔力とかの事だろうけど、私埃を吸収してるのかい!?。……1つ質問なんだけど有害物質とか取り込んで無いだろうね?。体調崩したりしないよね!」
せっかく健康な身体になれたのにすぐ身体を壊したら元も子もないじゃないか…!
《解。埃はおろかあらゆる有害物質を吸収しています。しかし、
…あれ、これってもしかして空気清浄機みたいな魔物なのかな。
「あー色々あって混乱してるけど
《解。まずスキルとは何らかの成長をセカイが認めた時に、稀に獲得されるのが“スキル”です。
「なるほどねぇ…。じゃあ私に宿っているスキルを教えて貰っても良いかな?」
《解。まずユニークスキルから順番に説明します。》
そして分かったスキルがこちらになる。
ユニークスキル
あらゆる行動に対する疑問や行動指針を提案する自立スキル。
内包するスキルは『解析鑑定』『森羅万象』『自立思考』
あらゆるモノを彫る事が出来る。
このスキルで掘り出したモノは精巧であればあるほど魂が宿りやすい。
空間を彫ることも可能。
空間を彫ることで自然エネルギーを捕獲する玉を生成出来る。
捕獲したエネルギーに紐付けられたスキルは肉体に残ってしまう。
掘り出した物にエネルギーを選択し宿す事が出来る。
彫刻の完成度が高いほどエネルギーのスキルを再現し、宿した者の性質を持つ岩魔人として転生させる。
宿った者の持つスキルを完成度が高いほど高確率で取得し、共有する事が出来る。
自身が認めた者以外から認識されず、認識された場合でも徐々に忘れていくスキル。
自身に向けた攻撃を跳ね返すスキル
追撃者と組み合わせる事で、自身に敵意を向けた相手に敵意の度合いに合わせたダメージ与える。
敵意ある者を知覚する。
敵意ある者から低確率でスキルを取得する。
低確率でスキルを生み出す。
失ったスキルを獲得する。
あらゆる病気や怪我に精神的苦痛に適応し、抗体を生み出すスキル。
怪我は同じ怪我に掛からなくなる様に耐性が生まれる。
エクストラスキル(固有スキル)
自己補填
身体のダメージを受けた部分を他の物を接触合体する事で修復するスキル。
魔物の死骸に使用した場合ランダムな確率でスキルを取得する。
合体した物質の特性を持つ特殊な魔鉱石や魔鉱塊を生み出せる。
時間経過により同じ材質に変化する。
周囲の埃や有害物質を吸収し魔鉱石や魔素、気体に変換する。
貯蓄が可能で、貯蓄を消費する事で瞬時に修復が出来る。
完全記憶
記憶を
副次的な効果として精神支配系の効果を無効化できる。
並列演算
解析したい事象を、思考と切り離して演算を行う。
魔力感知
周囲の魔素を感知し情報を得る。
コモンスキル
痛覚無効
身体が傷ついても痛みを感じないスキル
傷病耐性
傷や病にかからなくなる。
握撃
闘気を両指に集める。
芯流法
闘気を腕全体に廻し攻撃を跳ね返す。
…かなり多いな。
何らかの成長でスキルが増えるなら、103年も生きた私は確かに相当な経験をしたのだろうな。
「というかスキルの組み合わせまんまワンダー・オブ・Uのそれじゃないか。凄まじい厄ネタ魔物になってしまったな。まぁスキルの発動は任意だし、制御出来るワンダー・オブ・Uという感じかな」
《告。
「構わないよ。じゃあ試しに行ってみようか。何か新しい発見があるかもしれない」
《…了。念の為スキルを発動状態にしておきます》
「ありがとう」
こうして私は強大な魔素とやらを持つ魔物に接触を試みるのであった。
うーん、スキルのやつ間違えてるやつもあるかもしれませんが、ご指摘があれば直します。
岩魔人は普通に自我というよりAIの様に環境整備をする魔物です。
なので自意識とかは無いです。
有害物質を魔素に変えるクリーンな魔物。
完全記憶と
家に欲しい……
※渇望者は他の転スラ小説に引っ張られてたので希望者に変更しました。