転生したら岩だった件   作:ぱのらま

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エルロックが他者からスキルを得る際にコピーを獲得していたりします。
コモンスキルもエクストラスキル、ユニークスキルもコピーします。
なので他者の肉体にスキルが残っているのです。


新たなスキルとオーガの一団

 

「なにやってるんだ?エルロックにリコス」

 

エルロックと狼岩魔人のリコスがなにやら作業をしていた。

リコスはウルフカットの2mの長身で、スイカ程のデカい胸を携えたゆるふわ系の女の子だ。

本当は140センチ位で作って彫ったのだが、リコスがユニークモンスターであり、身体機能が異常発達した個体だったからか、高身長の女性型の狼岩魔人になった様だ。

ちなみに年齢は10ヶ月らしい

 

「あ〜リムル様だ。エルロック様にね〜? 嵐装天鎧・四奏魔狼(カルテット・アンフェール)の合体が急いで出来ないから、出来る様に頼んでるの」

 

「あの 技術(アーツ)は強力だし、すぐに使えないのは確かに不便だな」

 

「そこで、希望者(ノゾムモノ)で影移動を獲得して 変質者(ウツロウモノ)で思念伝達と 火炎蜥蜴召喚(サラマンダーしょうかん)に影移動を統合して、ユニークスキル「集合者 (ツドウモノ)」を作ったんだ」

 

集合者 (ツドウモノ)?」

 

集合者 (ツドウモノ)は私の系譜の魔物が扱えるスキルでね、LINEのチャットみたいな感じで思考を共有し、瞬時に互いを召喚出来るんだよ。火力は少し下がるけど互いの分身体を召喚して、 嵐装天鎧・四奏魔狼(カルテット・アンフェール)を個別に発動出来るんだ」

 

「つまり、あの強化形態を4人別々に出来るのか!。それは強力だな」

 

《告。 変質者(ウツロウモノ)によるスキルの統合、分離を行います。様々なスキルを統合し、新しいスキルへと進化させることが出来ます。YES/NO》

 

希望者(ノゾムモノ)は失ったスキルを確率で再取得出来るから、他のスキルの統合にも使ってるよ。あぁ探索者(タンサクスルモノ)。全てYESだ」

 

《告。『炎化』とエクストラスキル『炎熱操作』及び『水操作』が統合により消失。新たに『黒炎』とエクストラスキル『分子操作』を獲得しました。

更に『黒稲妻』と『分子操作』をリンクさせることが出来ます。全任されたのでそのまま処理します。エクストラスキル『黒雷』を獲得。続けて『熱変動耐性』と『炎熱攻撃無効』を統合、『熱変動無効』へと進化しました。》

 

《告。各種耐性と『範囲結界』をリンク、『多重結界』を常時発動させます。続けてユニークスキル彫刻家(ホリダスモノ)とエクストラスキル『自己補填』を統合。エクストラスキル『魔塊転生』を獲得しました。これにより、『自己補填』は消失しました。更にエクストラスキル『擬態』と『溶解、吸収、自己再生』を統合、エクストラスキル『超速再生』を獲得しました。これにより『溶解、吸収、自己再生』は消失しました。更にエクストラスキル『魔力感知』と『完全記憶』と『並列演算』と『熱源感知』と『思念伝達』と『超嗅覚』と『分身体』を統合し、ユニークスキル『隣人者 (トナリアウモノ)』を獲得しました。更に『身体装甲』と『鉄装』を統合し、エクストラスキル『武装具現』を獲得しました。エクストラスキル『粘糸』と『鋼糸』と『吸血』を統合し、エクストラスキル『妖血操糸』を獲得しました。ユニークスキル探索者(タンサクスルモノ)とユニークスキル集合者 (ツドウモノ)をリンクさせます。エクストラスキル『技能発動』を獲得しました》

 

「……大量にスキルを統合して、新たなスキルを獲得したみたいだね」

 

「あ、エルロックも 変質者(ウツロウモノ)使ってスキル獲得したのか。凄いスキルだよな」

 

『流石はシズだね。っと、これで 嵐装天鎧・四奏魔狼(カルテット・アンフェール)を瞬時に発動出来る様になったよ、リコス』

 

「ありがとうございます〜。これでリムル様とエルロック様のお役にたてるってもんですよ〜」

 

そう言って立ち去るリコス。

……しかし凄いボリューム感のある魔物だよなぁ

 

「リムル君は人型慣れたかい?」

 

「まぁな、魔力感知を切っても周囲の把握が出来るのは良いけど、全方位の魔素を感知する魔力感知が無いと、目だけで見るからか、視野が狭く感じるな」

 

「まぁそれは仕方ないよ。使い分けていこう。しかし武装具現か。冗談のつもりで彫ったガトリング砲が量産出来る様になってしまったな」

 

「あれを量産出来る様になったかぁ……。ブキブキの実も夢じゃないな!」

 

「この能力(スキル)なら、雷切なんかも大量生産出来てしまうね」

 

「文化財……」

 

「それよりリムル君。多重影分身出来るようになったよ!。ほら」

 

そう言ってエルロックは瞬きの間に30人になった。

早っ!ていうか、個別に動いてるし普通の分身体とは違うよな?。

子供にお爺さん…お爺さんはテレビでよく見た顔だな

 

「これは隣人者 (トナリアウモノ)というスキルでね。さっき言ったように多重影分身と同じ効果を持つスキルだよ。やろうと思えばリムル君の許可がいるけど、リムル君の分身体も作れる」

 

「かなりやばいスキルじゃないか!。もしかしてそれを俺に使えば多重影分身みたいに超効率のトレーニングが……?」

 

『出来るけど、自分と違って魔素を私が余分に使うから、ちょっと疲れるかもね』

 

「やっぱりそう上手くはいかないか。でもなんかあった時とかに便利だな」

 

「それと私は妖気(オーラ)を完全に消失させられるから、リムル君がシズの仮面を使うと良いよ。岩魔人(ロックマン)だから、シズは完全に妖気(オーラ)を消せるし、何より暴走の原因のイフリートも居ないしね」

 

「わかった。大切に使わせてもらうよ」

 

「しかし、この町も豊かになったね。インフラの設置や、私の作った魔素製品の複製の研究も進んでるし」

 

「けどもう町の規模じゃなくね?」

 

かなり発展させたせいか、ほぼ国である。

まぁ暮らしやすい環境を作ってみんな元気に過ごせるのが一番だから、後悔はしてないんだけどさ

 

『リムル様!』

 

『大将!緊急事態です』

 

「これは……」

 

「ああ、救援要請だ。エルロック行くぞ!」

 

 

 

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「ぎゃあっ!」

 

白髪の角の生えた爺さんに斬られるゴブタ。

それに他の皆までやられてるッ!

 

「……なんだ、お前ら」

 

「主よ!申し訳ありません、我がいながら、このような……」

 

「大将!この爺強い! 嵐装天鎧・四奏魔狼(カルテット・アンフェール)を使っても、のらりくらり躱しやがる!」

 

「斬られたっす!超痛いっす!死ぬっす───ッ!!」

 

回復石(ヒールロック)

 

回復効果のあるポーションの効果を付与した石を投げる。

他の者達には瞬時に溶けて効いたが、ゴブタ君のだけ普通に当たってしまった

 

「いてっ!あれ、なんか身体が軽いっす!」

 

「ゴブタ君や回復した者達は下がりなさい。リグル君、状況を説明して貰えるかな?」

 

「先程の回復薬で起きた者以外は、あそこの桃色髪の 大鬼族(オーガ)の魔法で眠らされているだけで、無事です。面目ありません、強力な妖気(オーラ)を感じ、警戒していたのですが、まさか大鬼族 (オーガ)に出くわすとは思わず」

 

大鬼族 (オーガ)って鬼だよな?」

 

なんか思ってたのよりシュッとしてるし、鎧に日本刀っていかにも侍って感じだな。

前世のゲームや映画だと筋骨隆々のゴリマッチョなイメージだったけど、これはこれでアリだな

 

「おい、お前ら!事情は知らんが、ウチのヤツらが失礼したな!。話し合いに応じる気はあるか?」

 

実力差は明白なのに、ゴブタもリグルも致命傷ではなかったし、警備隊のほとんどは無傷で無力化されてるし、なんか訳ありっぽいんだよね

 

「お兄様、あの者の仮面…」

 

「正体を現せ、邪悪な魔人め!。我らの里を襲った魔人は貴様だな!」

 

「待ってほしい。我々はここに住む魔物だよ」

 

「貴様の様な魔物が居るか!怪しい風貌の魔人め!」

 

「あ、人間に擬態してなかった」

 

「馬鹿野郎!、俺達はここに暮らす魔物で誰かに危害なんて加えないよ!!」

 

「しらばっくれるつもりか!魔物を使役し、その様な怪しい魔人を引き連れたお前のような魔人が、普通の人間に出来る芸当ではあるまい!」

 

「正体を現すがいい。大鬼族 (オーガ)の巫女姫の目は誤魔化せぬぞ」

 

そんな……俺の正体なんて、ただの愛くるしいスライムなのに……。

エルロックは……まぁかなり怪しいからなぁ。

悪いけど普段から人間態になってもらうか?

 

「なんか誤解があるって!」

 

「ふん、貴様の言葉など聞く耳を持たない。全てその仮面が物語っている!」

 

「ん?リムル君の仮面は私達の知り合いから、譲り受けた物で───」

 

「だまれ!同胞の無念、その億分の一でも貴様らの首で贖ってもらおう!」

 

「仕方ないリムル君、私が桃色や他の相手をしよう。赤髪と白髪は任せても良いかな?」

 

「殺すなよ?」

 

「わかってる」

 

イフリート程の脅威は感じないし、私の撃退者(ゲキタイスルモノ)追撃者(オイハラウモノ)を使えば無力化出来る。

なら、戦いの経験の少ないリムル様にあの二人を任せよう。

何かあれば能力(スキル)を使えばいい

 

「舐められたものだな……真の勇気か、ただの蛮勇か。その度胸に敬意を払い、挑発に乗ってやろう。後悔するなよ──!!」

 

探索者(タンサクスルモノ)。頼んだ」

 

《告。追撃者(オイハラウモノ)撃退者(ゲキタイスルモノ)により青髪、紫髪、黒髪の三体を麻痺させました。桃色髪は失敗しました》

 

「ぐう、なんだこれは!」

 

「貴様ッ!いったい何をした!」

 

「う、動かねぇべ」

 

「ん?桃色髪に能力(スキル)が効かないとなると、敵意が無いか、無効化する能力(スキル)があるのかな」

 

「三人が、あんなに簡単に……!」

 

「……何をやったか分かりませぬが、厄介ですな。油断めされるな、若」

 

「……」

 

「リムル君、私のスキルはこの三人だけにするから、君は戦闘経験を積むと良い」

 

「あぁわかった。さて、最後の通達だ。俺達の言い分を聞いてくれないか?」

 

「黙れ、邪悪な魔人め!、その様な危険な魔人を従えているからこそ、確信が深まった」

 

私、リムル君の下に居るんじゃなくて、共通の友人なんだけど

 

「やはり貴様は奴らの仲間だとな!」

 

「奴らって?」

 

「でなければ……たかが 豚頭族(オーク)ごときに、我ら大鬼族 (オーガ)が敗れるなど考えられぬ」

 

豚頭族(オーク)?さっきから何を言ってるんだい?」

 

「───ッ!?」

 

白髪の大鬼族 (オーガ)が瞬きの間にリムル君の前に現れ、右腕を切り落とした。

……速いな、永き時を剣術に捧げた大鬼族 (オーガ)のようだね

 

「むむ……ワシも耄碌したものよ。頭を刎ねたと思ったのじゃが」

 

「マジかよ……「魔力感知」を掻い潜って「多重結界」と「身体装甲」まで破ったのか?」

 

「次は外さんぞ」

 

「……右腕を失い、発狂しない胆力は褒めてやる。だがそこの怪しい魔人を参戦させず、一人で俺達を相手取ろうとしたその傲慢さが貴様の敗因──」

 

ブワッとリムル君の腕が液体状に変わり、斬られた腕が元に戻る。

「超速再生」を持つ私達の様な魔物相手にそれは愚策だ

 

「確かにな、すぐ調子に乗るのは俺の悪い癖なんだ。もっと慎重になっていれば右腕も失わずに済んだのに。ああもう超痛い」

 

「……まぁ「痛覚無効」と「超速再生」が無ければの話しだけどな」

 

「ば…化け物め!鬼王の妖炎 (オーガフレイム)!!」

 

紅蓮に燃え盛る炎がリムル君を包み込む。

しかし─────

 

「やった…のか?」

 

「悪いな、俺に炎は効かないんだ。本当の炎を見せてやろう」

 

ボボボボッと異様な音を出しながら、リムル君の手の平から黒く巨大な炎が噴き出す。

エクストラスキル「黒炎」。

マトモに当たれば塵も残らないだろう

 

「ああ…あの炎は、周囲の魔素を利用した妖術ではありませぬ!。あの炎を形作っているのは純粋にあの者の力のみ!。炎の大きさがそのままあの者の力────!!」

 

「炎の背比べ、結果は明白だろう?。どうする?まだやるか?」

 

「クッ……!」

 

「若、姫を連れてお逃げ下さい。ここはワシが」

 

「黙れ爺、無惨に散った同胞の無念を背負ったこの俺が…、ようやく見つけた仇を前に逃げろだと?。冗談では無い!俺には次期頭領として育てられた誇りがある!。生き恥を晒すくらいなら、命果てようとも一矢報いてくれるわ!!」

 

「若…それではワシもお供致しましょうぞ」

 

……完全に自分達の世界に浸ってるね。

自分達の意見だけを押し付け、他者の意見を突っぱねるのには、虫唾が走るよ。

……リムル君に手を汚させないように命を奪うか──────

 

「お待ちください、お兄様!この方は敵では無いかもしれません!」

 

「何故だ?里を襲った奴と同じく仮面をつけた魔人ではないか。お前もそう言っただろう!?」

 

「はい、ですが……冷静になって考えてみて下さい。これだけの力のある魔人様が、あえて 豚頭族(オーク)に我らが里を襲撃させるなど、不自然です。それこそ、おひとりで我ら全てを皆殺しに出来ましょうから……。それに、ホブゴブリンや狼にそこな魔人もこの者を信頼して、慕っているようでした」

 

「よく考えた方がいい。冤罪で私達に突っかかり死ぬか、冷静になって判断するかを。そこの娘がどっちを庇おうとしてるのか、自分の足らぬ脳みそで考えるといい」

 

おおぅ……エルロックキレてるじゃん。

だけど、桃色髪の娘のお陰でなんとか話しが纏まりそうだ。

もう炎も要らないし、捕食しておこう

 

「む……」

 

「少しは人の話しを聞く気になったか?」

 

「……何者なんだ、お前は」

 

「俺?俺は、ただのスライムだよ」

 

「私も見てくれは怪しいが岩魔人(ロックマン)だよ」

 

「スライムに岩魔人(ロックマン)?」

 

「ほら」

 

ぷよよんっとしたまろやかな円形のスライムボディに変化したリムル君。

ふむ……私は逆に人間態になってみようか

 

「私もこの姿だったら、要らぬ誤解を取らせずに済んだかもしれないね」

 

「ええっ!ほ、本当に……」

 

「こっちは人間に変化したぞ」

 

「ちなみにこの仮面はある女から譲り受けた物だ。なんならお前らの里を襲ったヤツのと同種のものか、改めてもらって構わない」

 

「あ、ああ……似ている気はするが……」

 

「これには抗魔の力が備わっているようです」

 

「しかしあの時の魔人は妖気(オーラ)を隠してはおらなんだ」

 

「では……」

 

……まぁリムル君が良ければいいんだ。

仲間が無下にされるのに苛立ってしまっただけだ

 

「──申し訳ない、こちらの勘違いだった。どうか謝罪を受け入れて欲しい」

 

「うむ、苦しゅうない。まぁ、ここで話すのも何だし、ひとまず町に戻ろうか。お前達も来いよ」

 

「リムル君が受け入れるなら、私から言うことは無いよ」

 

「……良いのか?」

 

「色々事情も聞きたいしな。特に 豚頭族(オーク)とか」

 

「……そちらの仲間を傷つけてしまったが」

 

「そりゃお互い様だしな。死人は出なかったんだし、よしとしよう。飯くらいだすよ」

 

「なにか苦手な食べ物があったら、早めに言ってくれると嬉しいね」

 

「そういや、お前ら名前は?」

 

「いや、俺達に 名持ち(ネームド)はいないよ」

 

「あぁ、そういえば普通は無いんだったね。失念していたよ」

 

 

 

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「ただいま──!」

 

「あ、リムル様おかえりなさいませ!」

 

「ゴブイチとパブロが腕によりをかけて作ったお食事がございます!」

 

「あれ、お客さん?」

 

「まぁ大丈夫だろ、余分に作ってるからな。余ったら霊蔵庫に入れれば良いし」

 

「さぁ食べようかリムル君」

 

「おう!この牛鹿の串焼き美味いな。冷えたビールと最高に合うよ!」

 

「こっちにはレバ刺しがあるよ。微細な電流で菌を殺してるから安心さ」

 

「うんまぁい!トロッとして癖になりそうだ」

 

「こっちは……うん美味しいね。牛鹿と砂蛇の合い挽きハンバーグもとてもジューシーで美味い。砂蛇の淡白だけど甘い脂身がハンバーグをより美味しくしてる」

 

「賑やかだな……」

 

「なんかあった後は、だいたいこんな感じで皆で宴会するんすよ」

 

「しかし、 豚頭族(オーク)大鬼族 (オーガ)に仕掛けたってのは、本当かい?」

 

「事実だ。武装した豚共が数千の襲撃を受け、里は蹂躙し尽くされた。300人居た同胞は、もうたった6人しかいない」

 

「信じられん…有り得るのかそんな事…」

 

「そんなにおかしいことなんすか?」

 

「当然だ。大鬼族 (オーガ) 豚頭族(オーク)じゃ強さのケタが違う。格下の 豚頭族(オーク)が仕掛けること自体有り得ん」

 

「だが、奴らは来た」

 

「しかし、 豚頭族(オーク)が鎧を身につけ、武具を持っていたか。どんな鎧だ?」

 

「人間が着用するような、 全身鋼鎧(フルプレートメイル)だ」

 

「だとすると、 豚頭族(オーク)だけでなく、何らかの組織が裏にいるやもしれませんな」

 

「確かに 豚頭族(オーク)がそんな高価なものを用意出来るわけがねぇ」

 

「その通りだ。軍勢の中にいた……あの、仮面の魔人。あれは上位魔人だ、間違いない」

 

「なるほどな、そりゃ悔しいわけだ」

 

「肉はもういいのか?リムル殿」

 

「ちょっと食休み。お前の妹凄いな。薬草や香草に詳しくて、あっという間にゴブリナ達と仲良くなった」

 

「…箱入りだったからな。頼られるのが嬉しいんだろう」

 

「で、お前らこれからどうすんの?。再起を図るにせよ、他の地に移り住むにせよ、仲間の命運はお前の采配にかかってるんだろ?」

 

「……知れたこと。力を蓄え、再度挑むまで」

 

「当てはあるのか?」

 

「……」

 

こりゃノープランだな。

エルロックは怒りを向けたことで少しギクシャクしてるし、ここは俺がいくか

 

「提案なんだけどさ。お前達俺の部下になる気はあるか?」

 

「は?」

 

「ま、俺が支払うのは衣食住の保証のみだけどな。拠点があった方がいいだろ?」

 

「しかし、それではこの町を俺達の復讐に巻き込むことに……」

 

「まぁお前達のためだけってわけじゃない。数千のしかも、武装したオークが攻めてきたんだろ?。そりゃどう考えても異常事態だ。この町だって決して安全とは言えないだろうな。そんな訳で戦力は多い方が都合がいいんだ」

 

「…なるほど、悪いが少し考えさせてくれ」

 

「おう、じっくり考えてくれ」

 

 

 

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「悪い話しではない。だが、決めるのはお前だ。我らはお前と姫様に従う」

 

「俺にもっと力があれば…っ」

 

 

 

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「…決めたのか?」

 

「オーガの一族は戦闘種族だ。人に仕え、戦場を駆けることに抵抗はない。主が強者ならなおのこと喜んで仕えよう。昨夜の申し出承りました。我らオーガ一同、貴方様の配下に加わらせて頂きます」

 

「わかった、オーガ達をここへ呼べ。全員に俺の配下となった()をやろう」

 

 

 

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「お、お待ちください、名付けとは本来大変な危険を伴うもの」

 

「いいから、いいから大丈夫だって」

 

危険ってあれだろ?あの魔素の使い過ぎて眠くなるやつ。

確かに無防備になるけど、エルロックと皆がいるから大丈夫だろ!。

それに今回は6人だけだしな

 

「それとも俺に名前を付けられるのは嫌か?」

 

「そういうことでは…」

 

「異論などない。ありがたく頂戴する」

 

「じゃあ始めよう、実は最初に見た時から閃いていたんだ」

 

「赤髪のお前は 紅丸(ベニマル)、桃色髪のお前は朱菜 (シュナ)、青髪のお前は 蒼影(ソウエイ)、紫髪のお前は 紫苑(シオン)、白髪のお前は 白老(ハクロウ)、黒髪のお前は 黒兵衛(クロベエ)だ」

 

「うっ!」

 

たった6人なのに名付けした途端眠気が……

 

《──上位の魔物に名付けをした場合、それに見合う魔素を消費します》

 

あ、だからあの時心配してくれてたのか!。

すぐ調子に乗るのは、俺の悪い癖だな

 

 

 




ステータス
名前:エルロック=テンペスト(クニオ・イザワ)
種族:岩魔人(ロックマン)
称号:暴風の紋章
魔法:なし
ユニークスキル:『探索者(タンサクスルモノ)』『彫刻家(ホリダスモノ)』『忘却者(ワスレルモノ)』『撃退者(ゲキタイスルモノ)』『追撃者(オイハラウモノ)』『希望者(ノゾムモノ)』『傷病者(ウムモノ)』『 変質者(ウツロウモノ)』『集合者 (ツドウモノ)』『隣人者 (トナリアウモノ)
エクストラスキル:『毒霧吐息』『麻痺吐息』『超音波』『威圧』『嵐装天鎧』『木装天鎧』『土壌固定』『氷零弾』『陽装天鎧』「炎熱操作」『 炎化爆獄陣(フレアサークル)』『 火炎蜥蜴召喚(サラマンダーしょうかん)』『溶装天鎧』『縮小玉』『魔塊転生』『超速再生』『武装具現』『妖血操糸』『技能発動』
コモンスキル:『念話』
耐性:痛覚無効、傷病耐性、耐熱耐性、刺突耐性、物理攻撃耐性、電流耐性、麻痺耐性、腐食耐性、土耐性、熱変動無効
技術(アーツ)『握撃』『芯流法』

『魔塊転生』
転生させた岩魔人(ロックマン)及び岩魔獣(ロックモン)の経験を再現するスキル。
生前見知ったあらゆる物資の特徴を再現した魔鉱塊を精製する事が出来る。
自身が望む姿に瞬時に変身する事が出来る。

『武装具現』
自身が作り出した武具を完全再現するスキル。
他者の作った武具も解析すれば再現出来る。
生前触った武具も完全再現する事が出来る。

『妖血操糸』
伸び縮みし丈夫かつ切れにくい糸を生み出すスキル。
糸が血を吸う程、使用者に魔素を還元する。

『技能発動』
スキルを組み合わせ、スキルを発動するスキル。
発動権限はエルロック=テンペストと探索者(タンサクスルモノ)

隣人者 (トナリアウモノ)
自身と同じ思考、技術を保有する分身体を生み出すスキル。
様々な大きさ、形として生み出し個別で考える事が出来る。
破壊された際に経験と使用魔素を回収する。
許可された相手の分身体を作成可能。

エルロックが辛辣なのは一方的に突っかかってきたからです。
作者は紅丸達大好きです。

ちなみにエルロックの見た目は漫画版2巻のリムルが擬態した男版シズさんを黒髪にして、ルーズサイドテールにして、丸眼鏡つけた感じです。
下半身はFGOのバゲ子を想像してください。
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