転生したら岩だった件   作:ぱのらま

25 / 42
最近暑くてたまりませんね。
それじゃあ投稿します。

FGOでまた忙しいです。
ボックスイベ来たらやらないと……



豚頭帝とリザードマンとの同盟

 

「さて、20万の軍勢を相手取るとなると、 蜥蜴人族(リザードマン)との同盟を、前向きに検討したいところだが……」

 

「あのお調子者で、部下も彼を持ち上げるばかりの小物に見えたね」

 

「小物って……、結構言うなエルロック。まぁ確かに話しが通じるヤツと交渉したい所だが……」

 

「リムル様、自分が交渉に向かいます。 蜥蜴人族(リザードマン)の首領に、直接話しをつけてもよろしいですか?」

 

「ソウエイ、できるのか?」

 

「はい」

 

あらやだ、イケメン!なにこの自信

 

「よし、では 蜥蜴人族(リザードマン)と合流し、 豚頭族(オーク)を叩く。決戦は 蜥蜴人族(リザードマン)の支配領域である湿地帯になるだろう。これは 蜥蜴人族(リザードマン)との共同戦線が前提条件だ。頼んだぞ、ソウエイ」

 

「お任せを」

 

それにしても 蜥蜴人族(リザードマン)か…。

首領がガビルみたいなアホじゃないといいけどな。

ん?

 

「…これソウエイが置いたコマか?」

 

「ええ、周辺のゴブリンを取り込んだガビルの隊らしいです。気絶したガビルを囲んで、しょんぼり沈んでいたとか」

 

これって……いや、考えすぎか?

 

「どうかしましたか?」

 

豚頭族(オーク)を迎撃する為の 蜥蜴人族(リザードマン)の本隊は、多分こんな感じに展開するよな?。するとなんか…、ガビルの隊が 蜥蜴人族(リザードマン)の本拠地を、強襲したら一気に落とせる布陣に見えるんだよ」

 

あいつお調子者っぽいし、周りに乗せられて変な気を起こしたり、しないだろうな……

 

「リムル君、ディグダを 蜥蜴人族(リザードマン)の本拠地やガビル達の方に送ろうか?。そうすれば集合者 (ツドウモノ)によって私や、岩魔人(ロックマン)岩魔獣(ロックモン)が移動が出来る。なにかあってはいけないからね」

 

「うーん、頼めるか?。流石に首領を殺したりはしないだろうが、念の為にな」

 

 

 

✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎

 

 

 

「はっ!?こ、ここは…っ」

 

「起きたかよっ!?」

「わーん、ガビルさまー」

 

そうだ…吾輩は、あの巫山戯た顔の男に…

 

「うぬ…すっかり騙されたわ」

 

「どういう事?」

 

「簡単なことよ。吾輩を制したあのものこそ、あの町の本当の主に違いない」

 

「「「なんと!?」」」

 

「あれが…?」

「たしかに、そうでもなければガビル様が負けるはずなど…」

「汚い!騙してガビル様の油断を誘うだなんて!!」

 

「まぁ落ち着け、弱者なりの知恵というやつだろう」

 

「さすがガビル様、器の大きさ山の如し」

「よっ!次期首領!」

 

「いやー、カッコええなぁ、ガビルはん。聞いた通りえらい男前やないか」

 

パチパチ

 

「ムッ、何奴!?」

 

さっきから居たよ?あの人

 

「ワイはラプラスいう者です。ゲルミュッド様の使いで、あんたに警告をしに来たんや」

 

「おおっ!ゲルミュッド様の!?」

 

ゲルミュッドさまって?

確かガビル様に名を授けてくださったというお方だ

 

「わざわざご苦労をお掛けしたな。して、ゲルミュッド様の警告とは?」

 

「これがまたえらいことになっとるんですわ。今回の 豚頭族(オーク)の軍勢…、どうやら本当に 豚頭帝(オークロード)が率いてるらしいでっせ?」

 

「「「 豚頭帝(オークロード)!?」」」

 

蜥蜴人族(リザードマン)の現首領は出来たお人やけど、もうかなりのお歳やし……、正直なとこ、お父上には荷が重いんとちゃいます?」

 

「…… 豚頭族(オーク)軍撃退の後に、首領の座を受け継ごうと思っていたが、それでは間に合わんようだな。伝説だが何だかしらんが、他より僅かに優れているというだけだ。吾輩が討ち取り親父殿には、安心して余生を過ごしてもらおうと思ったが、親父殿から首領の座を受け継ぎ、すぐ様 豚頭帝(オークロード)討伐に向かおうぞ!。ラプラス殿、挨拶もそこそこだが、吾輩達は──」

 

「ええって、ええって!、湿地帯に戻りはるんやろ?。はよ行った方がええで!」

 

「うむ、かたじけない。行くぞ皆の者!」

 

「お───!!!」

 

……せいぜい頑張りや。ガビルはん

 

 

 

ディ、(不味いや!ご主人様に) ディグダ!(伝えなきゃ!)

 

 

 

✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎

 

 

 

「……首領、いかが致しましょう、 豚頭族(オーク)が迫っておりますが……」

 

「籠城するしかあるまい。20万の 豚頭族(オーク)を相手に戦うすべはない」

 

「首領…、首領!」

 

「何事だ?」

 

「侵入者です!、鍾乳洞の入口にて首領に会わせろと!」

 

「…会おう、連れて参れ」

 

「えっ!?」

 

「首領、危険では…」

 

「そなたにも感じるか。この妖気(オーラ)…、只者では無い」

 

コッコッコッ…

 

「俺の名はソウエイ。此度は我が主の言葉を伝えに来た」

 

…これは 蜥蜴人族(リザードマン)の精鋭百体でかかったとしても、敗北するやもしれんな

 

「失礼、今取り込んでおりましてな。おもてなしも出来ませぬ」

 

「気遣いは無用だ。俺は単なる使者だからな」

 

「──して、要件は」

 

「我が主は、 蜥蜴人族(リザードマン)との同盟を望んでいる」

 

「同盟?はて、そなたの主をワシはしらんのだがね」

 

「我が主はリムル=テンペスト様だ。 樹妖精(ドライアド)より直に要請を受け、 豚頭族(オーク)軍の討伐を確約されている」

 

「森の管理者が直接……!?」

 

豚頭族(オーク)軍を率いているのは 豚頭帝(オークロード)だという。この意味を踏まえて、よく検討して欲しい」

 

「ふ、ふんっ!リムルだと!?、聞いたことも無い!」

 

スッ…

 

「それはそうさ。ここ最近ホブゴブリンや嵐牙狼族(テンペストウルフ) 鬼人(キジン)を率いて町を作っている新参者の魔物だからね」

 

「何奴っ!」

 

「あぁ名乗り忘れていたね。私はエルロック=テンペスト。リムル=テンペストとは兄弟にあたる魔物さ。ゴブリンの村を開拓した町の副町長をしている」

 

なっ……この人間…いや、魔人はそこの 鬼人(キジン)よりも膨大な妖気(オーラ)を放っている!。

しかも、現れるまで一切の妖気(オーラ)も感じなかった……!

 

「ど、どうせそいつも、お前達も 豚頭帝(オークロード)を恐れて我等に泣きついてきたんだろう!」

 

「辞めぬか、その口を塞ぐのだ」

 

「しゅ、首領!、そのような態度ではなめられ──、うっ」

 

なんだ!?護衛の一人が倒れただと?

 

「私に敵意を向けない方がいい。私に敵意を向ければ向けるほど、身体の自由を失うし、最悪死ぬからね」

 

「……同族の非礼を詫びよう。許してやってもらえないかな?。これは対等の申し出なのだろう?」

 

「先に敵意を向けたのは其方なのだがね。あ、そうそう。君の息子の……ガビルだったか。彼が 豚頭帝(オークロード)の脅威を低く見積もり、首領である貴方から首領の座から降ろし、自身が首領となり 豚頭帝(オークロード)を討伐しようとしているようだ。更に言えばラプラスという怪しい仮面の魔人に唆されていたね」

 

「……それは真か?」

 

「私は配下の感覚を共有する事が出来る。私が生み出した魔物に土掘りが得意な子が居てね。その子にガビルの偵察を任せていたんだ」

 

魔物を生み出し、魔物の感覚を共有するだと……?。

この魔人は一体……。

それに、明らかな上位魔人であり、ソウエイという大鬼族 (オーガ)の中から稀に生まれるという上位種族である 鬼人族(キジン)に名を授けたリムル=テンペストとは、そこのエルロック=テンペストと同等、否、それ以上の存在という訳か……。

彼らであれば、 豚頭帝(オークロード)も……

 

「……そうか。息子の件を伝えてくださり感謝いたす。だが、これは親子の問題。手出しは無用だ。エルロック=テンペストにソウエイとやら、組むにあたって一つ条件がある」

 

「聞かせて貰えるかな?」

 

「其方の兄弟であり、町の長であるリムル=テンペストと会いたい」

 

「……エルロック様、どうなされますか?」

 

「うん、リムル君には許可がとれた。私達は準備を整え次第、7日後にこちらに合流しよう。その時にリムル君と対面だ」

 

「うむ。感謝致す」

 

「それまでは決して先走って戦を仕掛けることのないように」

 

「何せ敵は、喰らった相手の特徴や能力(スキル)を奪うらしいからね。湿地帯で動きやすい 蜥蜴人族(リザードマン)の特徴なんて奪われたら、目も当てられない」

 

「……承知した」

 

「……では」

 

「五体満足で再会出来る事を楽しみにしているよ」

 

スッ…

 

「……どうにか、光明が見えたようだ。皆を集めろ」

 

「ハッ!」

 

 

 

豚頭族(オーク)軍は既にこの地下大洞窟の側まで迫ってきている!。だが恐れることは無い。7日後には強力な援軍が見込める!。それまで我々は、籠城し戦力を温存するのだ!。間違っても攻撃に打って出ようなどと思うな!。肉片が喰われただけで、奴らに 蜥蜴人族(リザードマン)の特徴が現れ、不利になるだけだ!」

 

「援軍と合流した後、反撃に転じる!。その時まで耐えるのだ!。誰一人死ぬことは許さん!!」

 

 

 

 

「蹂躙せよ……蹂躙せよ……!」

 

「こんなもので斥候が務まるかは疑問だが、始末させてもらう」

 

「ちょうどいい。彼を転生させて事情を聞こうか」

 

 

 

✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎

 

 

 

「そういう訳で 豚頭族(オーク)軍を相手にする事になった。決戦は湿地帯で行う。そこで勝てれば良し、だが、もし負けたら速やかにここを放棄し、 樹人族(トレント)の集落に落ち延びるように。正直敵戦力は少なくない。勝つつもりで行くが、負けたからといって怯える必要はない」

 

「状況は「思念伝達」で知らせるよ。皆落ち着いてから決められた通りに行動するように。ん?」

 

「どうしたエルロック」

 

「分身体からなんだけど、 蜥蜴人族(リザードマン)の首領が同盟を組むにあたり、リムル君と直接話しをしたいみたいだよ?。ガビルと違い 蜥蜴人族(リザードマン)の首領は冷静かつ慎重な男だったよ。あと、やっぱりガビルは煽てられてたし、ラプラスとかいう怪しい仮面の魔人に唆されているらしい。ゲルミュッドの使いとも言ってたね」

 

「分かった。まぁたしかに、会ってもない人物を信用しろってのも無理だよな。 蜥蜴人族(リザードマン)の首領には準備や移動に時間がかかるだろうし、七日後に合流すると伝えてくれ。しかし、やっぱりガビルは煽てられてたか。しかも仮面の魔人か。ゲルミュッドといい、仮面を被る事が決まりの集団なのか?」

 

「……もしやすると俺達の里を滅ぼした仮面の魔人か、仲間かもしれません。ゲルミュッドも流れからして仲間でしょうね」

 

「かもな。リグルドの息子にガビルに…… 豚頭帝(オークロード)に名付けをしたのはヤツらみたいだな。単純に戦力が欲しいのか、他に目的があるのかは分からないけど、気を引き締めないとな。さて……、今から部隊の発表をする!」

 

 

✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎

 

 

 

ザシュッ!ドサッ……

 

「これが本当に 豚頭族(オーク)なのか?。まるで大鬼族 (オーガ)とでも戦っている気分だ」

 

「ゾッとするな。こんなヤツらが20万も居るだなんて……」

 

「それが 豚頭帝(オークロード)の能力なんだろう。聞く話しによると、 豚頭帝(オークロード)や配下は喰らった相手の特徴や能力(スキル)を獲得するらしい。お前が大鬼族 (オーガ)って言ったのも、あながち間違いじゃないかもしれないぞ」

 

「つまり大鬼族 (オーガ)を捕食して、大鬼族 (オーガ)の特徴と能力(スキル)を得ているってことか……。あと3日も守り通せるのかねぇ……」

 

「守っているだけでは、疲弊するだけだ」

 

「貴方は…っ」

 

 

 

✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎

 

 

 

「親父殿」

 

「……戻ったか。して、ゴブリンからの協力は上手く取り付ける事が出来たのか?」

 

「はっ、その総勢7千匹。待機させております。しかし、 豚頭族(オーク)相手に籠城とは、一体どういうつもりなのです?。とても誇り高き 蜥蜴人族(リザードマン)の戦い方とは思えませんな」

 

「お前が居ない間に同盟の申し出があったのだ。その者たちと合流するまでは防衛に徹するのが最善だ。更に言えば20万もの 豚頭族(オーク)の大軍に、身体の一部を捕食されただけで身体の特徴や能力(スキル)を得るという。それ即ち湿地帯を自由に動き回る20万もの大軍と戦うに等しいのでな」

 

「……老いたな、親父」

 

「…ほう」

 

「天然の迷路を利用し、大軍と戦うのは良い策かもしれん。だが、それでは数多ある通路に戦士を分散させすぎて、戦力の集中による迎撃が出来ぬ」

 

ゾロ、ゾロ

 

ジャキン!!

 

「やはりか。息子、いやガビルよ。同盟相手から煽てられ、唆されていると言われた。ラプラスという魔人や、ゲルミュッドという怪しい魔人の手の平で踊らされおって……。嘘か真かはハッキリしてなかったが、お前とそこの馬鹿どもを見て理解したわ」

 

「なっ!吾輩が煽てられ唆されただと!?」

 

「その通りではないか。確かに戦力の集中による迎撃が出来ないのは確かだ。しかし、だからといって戦力を集中させ、逃げられる確率を下げるのは駄目だ。そしてお前は話しを聞いておらんようだ。 豚頭帝(オークロード)は捕食により、特徴や能力(スキル)を奪われるのだとな」

 

「しかし!」

 

「もう良い、ガビルとそこの阿呆共はここより立ち去れ。餞別にこれをやろう」

 

「これは親父殿の…」

 

フイィィィン……

 

「ほう、曲がりなりにもワシよりも強く、頭が良ければ次期首領になる男だな。 水渦槍(ボルテクススピア)が認めおったわ。それを使い 豚頭帝(オークロード)の軍と戦うが良い。自分の判断の愚かしさが分かるだろう」

 

水渦槍(ボルテクススピア)よ…、吾輩を主と認めてくれるのか……」

 

「ガビル様、各部隊の掌握が完了したぜ。若い連中しか集められなかったが、これでいける」

 

「…そうか。親父殿、 水渦槍(ボルテクススピア)有難く頂戴する。吾輩の行動が蛮勇かどうか見定めて頂きたい。吾輩が 蜥蜴人族(リザードマン)の真の戦い方を見せてやろうぞ!」

 

「「「応!」」」

 

 

 

 

「……エルロック殿、どうか馬鹿息子を頼みます」

 

「構わないよ、転生させたオークからも話しを聞いたし、私の能力(スキル)なら彼等を相手どれるしね」

 

「かたじけない……」

 

 

 

✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎

 

 

 

湿地帯を埋め尽くす 豚頭族(オーク)の大軍。

その一角からザワめきが生じた

 

「恐れる事は無い!湿地帯は我等の領域!!。素早い動きでオーク共を撹乱するのだ!。泥濘に足を取られるノロマに遅れは取らん!」

 

ズルッ

 

ザシュッ!

 

「俺達の攻撃が効いてるぞ!」

 

「やっぱりガビル様の言う通りだ」

 

ガビルの実力は多くの仲間と、見放した父が認めるものだった。

ただ一つ誤算があるとすれば

 

「なんだ…?オークがオークの死体を喰っているのか…!?」

 

ガビルが真に受けていなかった 豚頭帝(オークロード)の恐怖が、今結果となって牙を剥く

 

「蹂躙せよ!蹂躙せよ!蹂躙せよ!食べた仲間の力を我が物に!食べた獲物の力を我が物に!」

 

 

 

✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎

 

 

 

「お待ちしておりましたリムル様。出撃用の武具の準備整っております」

 

「…へぇ、いいじゃないか。──────じゃ、行くとするか。じゃあエルロック頼んだよ」

 

準備を整えた俺達は先程エルロックが提案した策に乗ることにした

 

 

 

「リムル君、裏ワザを使ってオークの大軍の場所に向かわないかい?」

 

「裏ワザ?」

 

「ガビルがやっぱり謀反起こして、首領が追い出してオークと戦っているんだよ。今は私の分身体が能力(スキル)を使って大半を無力化しているんだけど、現地に大量のディグダとミミズズが地下にいるから、私と手を繋いで集合者 (ツドウモノ)で現地に飛ばないかい?」

 

「やっぱりやってたかアイツ……。分かった、それで行こう」

 

という訳なんだよ。

しかし、条件付きとはいえ瞬間転移出来るの便利だよなぁ

 

 

 

✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎

 

 

 

「こ、こいつら自分の仲間を喰らってやがる…」

 

ガシッ!

 

「う、うわあああ!!」

 

グチャバキッ

 

シュルルル……パシッ!

 

 

「ガビル様!回り込まれた!」

 

「なに!?」

 

何が起こった!?明らかに奴らの動きが素早くなっている…!!

 

「うわぁぁっ」

 

ザシュッ!

 

「!?馬鹿な!!オークの足に水かきだと!?」

 

親父殿の言っていた事は、本当だったのか……

 

「ガビル様!さっき仲間が一人喰われちまった。多分それからだ、奴らの動きが変わったのは……」

 

 

「ようやく理解出来たようだね」

 

「何奴ッ!」

 

「私はエルロック=テンペスト。君の親父さんと同盟を結んだ魔物の仲間だよ」

 

ドサッドサドサ……

 

「な、オーク共が急に倒れて……」

 

「私の能力(スキル)さ。君は無謀にも 飢餓者(ウエルモノ)という相手の特徴や能力(スキル)を奪う 固有能力(ユニークスキル)を持った相手に挑んだんだ。仲間は授業料だね」

 

「な、なんだと!?」

 

「まぁいい。痛い目を見たんだ、これで充分だろう。あぁそうそう。君の親父さんや妹は私の配下が守っているから安心するといい。さぁリムル君達、出番だよ」

 

「まったく……お前俺達以外だと口悪いよな」

 

「まぁいいじゃないか」

 

「リムル様とエルロック様の褒美の雷鬼丸で、敵をバッタバッタ倒すッスよー!」

 

「まったく……油断するなよゴブタ」

 

「そうです!リムル様とエルロック様からもらった獲物がなくたって、私もやれるんですから!」

 

「あ、貴方達は……」

 

蜥蜴人族(リザードマン)の首領と同盟を結んだリムル=テンペストだ。親父さんには分身体を送って話しをつけた」

 

「先程言ったけど、エルロック=テンペストだよ。おや?」

 

「我は 豚頭将軍(オークジェネラル)。貴様ら 豚頭帝(オークロード)さまの糧となれ」

 

「ふむ、 飢餓者(ウエルモノ)により能力(スキル)効果を喰われているようだね。雑兵には効くが君には効かないか。ゴブタ君達は他の相手を。彼は私が相手をする」

 

「グブ……グハハ!!貧弱な人間が我に勝とうと言うのか!。その驕った考えを後悔するがいい!」

 

豚頭将軍(オークジェネラル)が振り上げた斧はエルロックの刀に当たるとグリンッと 豚頭将軍(オークジェネラル)の頭蓋を砕いた

 

「ガハッ!?」

 

「うん、動きながら跳ね返せたし、修行の成果は出たね」

 

「あの凄まじい妖気(オーラ)を放つ 豚頭将軍(オークジェネラル)を一瞬で……!!」

 

なんなのだ、あの御仁は……。

大した妖気(オーラ)を持っていないにも関わらず、あの様な力を持つとは……。

……吾輩は馬鹿だったのだな。

皆に煽てられて良い気になっていただけだったようだ。

吾輩は首領の器では無かったか

 

「落ち込んでる暇は無いよ、ガビル。一緒にオークを倒し、親父さんに報告に行こう」

 

「……あぁ!かたじけないエルロック殿!」

 

 

 

✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎

 

 

 

「なんやあの優男は!?」

 

「計画は順調では無かったのか!? 豚頭帝(我が子)が森の覇権を手に入れる筈が!」

 

「なかなか楽しそうな話しをしていますね」

 

「誰や!?」

 

「何者!?」

 

「わたくしの名はトレイニー。この森での悪巧みは見逃せません」

 

「こりゃヤバいでゲルミュッド様、 森の管理者(ドライアド)や」

 

「何だと!?」

 

「森を乱したという罪で、あなたがたを排除します。精霊召喚、 風の乙女(シルフィード)!」

 

「待て待て待て待て!気ぃ、早すぎやろ!」

 

「断罪の時です。罪を悔いて祈りなさい。 大気圧縮断裂(エアリアルブレード)!!」

 

ザシュッ、ボサッ…

 

「!!」

 

「お、おい、腕───」

 

「無茶苦茶しよるな、アンタ……問答無用かいな。……まぁ目的はギリ達成しとるし、ワイらはおいとまさせてもらうわ。ほな、サイナラ!」

 

「……まさか逃げられるとは、状況は思わしくありません。あの方達は、果たして…どこまで信じられるのでしょう──」

 

 

 

✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎

 

 

 

ボバァァァン!!

激しく巨大な火球がオークの大軍を焼き払う

 

「グアァァァァ!」

 

「まさか大魔法か!」

 

「貴様ら何者だ!?」

 

「覚えていないのか?非道いな。里を喰い散らかしてくれたじゃないか」

 

「その角…まさかオーガ!?」

 

「どうかな、今は少し違うかもしれないな。道を開けろ豚共、灰すら残さず消えたくなければな」

 

嵐装天鎧・四奏魔狼(カルテット・アンフェール)、不死魔狼骸!!」

 

暗き闇が噴き出し、四人の魔狼を覆い尽くし、50を越える軍団となった。

闇がある限り無数に増え、死んだとしても増えた魔狼に受肉する 嵐装天鎧・四奏魔狼(カルテット・アンフェール)の奥義である

 

「者共出会え!主に仇なす者は皆殺しだ!」

 

「「「応!!」」」

 

 

 

「…どうやら敵方にめた危険な強者が紛れているようですね。……(ロード)?」

 

「…腹が減ッタ、なんでもいィ…喰いたい…ッ」

 

 

 

✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎ ✦︎✦︎

 

 

 

「これは……」

 

《告。追撃者(オイハラウモノ)により、 豚頭帝(オークロード) 固有能力(ユニークスキル) 飢餓者(ウエルモノ)を獲得しました》

 

「シズの件で分かってたけど、 固有能力(ユニークスキル)のコピーか。本当に凄いスキルだな」

 

「エルロック、 豚頭帝(オークロード)は俺がやる」

 

「あぁ任せたよリムル君」

 




ステータス
名前:エルロック=テンペスト(クニオ・イザワ)
種族:岩魔人(ロックマン)
称号:暴風の紋章
魔法:なし
ユニークスキル:『探索者(タンサクスルモノ)』『彫刻家(ホリダスモノ)』『忘却者(ワスレルモノ)』『撃退者(ゲキタイスルモノ)』『追撃者(オイハラウモノ)』『希望者(ノゾムモノ)』『傷病者(ウムモノ)』『 変質者(ウツロウモノ)』『集合者 (ツドウモノ)』『隣人者 (トナリアウモノ)』『 飢餓者(ウエルモノ)
エクストラスキル:『毒霧吐息』『麻痺吐息』『超音波』『威圧』『嵐装天鎧』『木装天鎧』『土壌固定』『氷零弾』『陽装天鎧』「炎熱操作」『 炎化爆獄陣(フレアサークル)』『 火炎蜥蜴召喚(サラマンダーしょうかん)』『溶装天鎧』『縮小玉』『魔塊転生』『超速再生』『武装具現』『妖血操糸』『技能発動』『種子改良』
コモンスキル:『念話』
耐性:痛覚無効、耐熱耐性、刺突耐性、物理攻撃耐性、電流耐性、麻痺耐性、腐食耐性、土耐性、熱変動無効、病毒無効
技術(アーツ)『握撃』『芯流法』

土日にザマゼンタMAX個体出てウキウキの作者です。
エルロックが 飢餓者(ウエルモノ)を獲得しましたが、エルロックや配下は岩魔人(ロックマン)なので、食欲無いので関係ありません
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。