インドラ来たぜやっほい
「クソ共が、役たたずめ!。ハァ、ハァ……
まずい、何とかしなければ……ここまで来て計画が潰れるなど。
このままではオレが……、オレがあの方に殺されてしまう……!!
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「
闇夜から無数の岩が生まれ、オーク目掛けて指向性を伴いながら破裂し、殺到する。
闇がある限り無数の岩は際限なく生み出されオークの命を刈り取っていく
「オヤジ殿達に負けられないな。我の力とくと目に焼き付けよ、オーク共よ!」
ゴゴゴゴゴゴォ……ピガッビシャーン!!
何本もの大竜巻が雷を伴い、オークを広範囲に渡って殲滅する。
それに伴いランガの姿も二本の雄々しき角を携えた、巨狼へと変化した
「これぞ我が主が見せた姿!
「負けられないよ〜!不死魔狼骸
闇夜から溢れ出す砂の混ざった大量の水が、音速で射出され数多のオークを射殺していく。
あらゆる角度から自動的にオークを狙う恐るべき技だ。
あれでは死んだことにすら気付かずにあの世へと行くだろう
「なんかもうランガさんと狼岩魔人の皆でいい気がしてきたっすよ……。と、いけない!ガビルさん!左右からオークの残党を片付けるっすよ」
「うむ!心得た!」
「行くっすよー!雷鬼丸、紫電影刃!」
ゴブタが影に向かって、雷の
雷鬼丸は込めた魔素に応じて雷速の刃を無数に生み出す力を持つ。
この刃をゴブタは影移動との合わせ技で無数のオークを切りつけたのだ
「ゴブタの奴、やるな。おっと」
ビュオ、ズギャア!
「ぐぐぐ…よそ見とは余裕だな」
鉄球付きの鎖鎌か……。
凶暴化しても武器の扱いは冷静なようだな
「そりゃあ!とったぁ!」
ギュルルル!
ベニマルの腕を鎖が絡まる、が
「これでもう逃がさんぞ、あち!?」
ベニマルの操る炎によりオークは焼豚に変わってしまう
「やっぱり手応えのある奴はいないな。どうする?後はゴブタ達に任せるか?」
「ほっほ、ご冗談を。リムル様やエルロック様の華々しい勝ち戦の最初の一戦目───」
「調子に乗るな!」
ギャキィン!ギュン!ズシン……
オークの奮った斧はハクロウの刀に受け流されると同時に、斧の威力とハクロウの刀の威力双方が乗った一撃が、オークの身体を切り刻む
「我らが活躍せぬ訳にはいきますまい?。それにエルロック様から学んだ芯流法を組み合わせた剣技も練習したいですしな」
「だな」
ボボッ!
「に、逃げろ!この
「そら、シオンお前の番だ」
「おまかせを」
タッ!スズババァァァン!!
駆け出したシオンの刃が無数に分裂し、オーク達を一斉に叩き斬る
「エルロック様から学んだ握撃という
「うわぁ……」
「あれは……孫娘と同じ複数の斬撃……。流石に同時に複数の方向から切り刻む域には達してないが、凄まじい技量だね」
…シオンを怒らせるのはやめよう。
てか、シズさんもこの世界に居るんだし、間違えなく孫娘も居そうなんだよな。
元の世界ですら佐々木小次郎の剣技使えたんだし、シオンよりも多分ヤバいんだろうな……。
会いたくねぇ……。
「うーん、どんどんオークの魂の一部が私に流れ込んでいく。後で消化仕切ってない魂を転生させなくては」
「お前魂なんて分かるのか?」
「ん?なんだろう、リムル君の配下が倒したオークの魂が君に流れて、それを私の
「マジか。この世界経験値あったのか。しかし、上空から見ると戦況の変遷が凄まじいな。圧倒的だった筈のオーク軍が見る間に減ってくし」
「まぁ皆強いしね。蘇らせたオークから聞いた話しがあるから、オークもなるべく生かしたいとは思うけど」
「だけど、それじゃあベニマル達のガス抜きにはならないしな」
「そうだね。だから早くこんな不毛な争いを終わらせる為にも」
「あぁ
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「いやーまいったまいった。いきなり腕斬り飛ばすとか非常識な姉ちゃんやで」
「笑わせるな、その程度君にしてみれば大したことはないんだろう?─────────ラプラス」
「まぁな。せやけど懐の水晶が割れたらどないしよ思たわ」
「それは困るね。私もそれを楽しみにしているんだ。だけど君が不覚を取るなんて有り得ないだろう?」
「買い被りすぎやって、ワイかて失敗する事もあるわい。それよりホレ、視界の主はゲルミュッド。そろそろクライマックスやで?」
「…見せてもらおうか。これは
「せや、湿地帯のど真ん中や」
「という事はゲルミュッド自ら戦場に降り立ったということか。手出しは厳禁だというのに、使えん男だ」
「まぁまぁ、お、ホラもう一人出てきたで」
「…ほう、前言を撤回しよう。ゲルミュッドのおかげで面白いものが見られそうだ」
「へーえ……。十大魔王が一柱、
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キィィィィン、ギュンドオン!
「なんだ?」
「これは一体どういうことだ!?。このゲルミュッド様の計画を台無しにしやがって!!」
「計画…か、やはりゲルミュッドが
やっぱりそうか。
よく分からないけど、俺達の部下が倒した魂が経験値として集まっているように、ゲルミュッドが名付けした魔物が倒した敵の魂を経験値として、集める計画だったのか?
「あの方は…!」
「このノロマが!貴様がさっさと魔王に進化して居れば、わざわざ上位魔人であるこの俺様が出向く必要などなかったのだ!!」
「魔人」?ということは、このゲルミュッドがトレイニーさんの言っていた魔王の手の者か。
「魔王」に進化する為に経験値を稼いでいたのかな?
「魔王に進化…とはどういうことカ…?」
「報連相がなっていないね……」
「チィ!本当に愚鈍なヤツよ…っ。貴様が
「ゲルミュッド様!吾輩を助けに来てくださったのですか!?。申し訳ない、ラプラス殿から警告は聞いていたというのに…」
「…ガビルか。いい所に来た」
ヴィン……
「
「──────え?」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨!!
「あのトカゲを喰え
「───お前、複数の魔物に名付けしてんのか。それも計画の一端か?」
ゲルミュッドの攻撃を防いだリムルが言葉を紡ぐ
「なぁ?魔王の手先のゲルミュッドさんよぉ」
「なっ…き貴様…」
「あなたは……あなたさまは……」
「はい、
「は、はい!」
「さて、ゲルミュッド。オーガの里で全員に突っぱねられた「名付け」は順調なようだな」
「な、き…
「我らの里をオーク共に襲わせたのはお前だな?」
「ぐっ…」
「ほっほ、違うのなら早く弁明をしなされ。無限に湧き出るオーク共の狩りにも飽いていたところ。────────────明確な仇がこれと分かれば、殺る気も出るというものぞ」
「…ああそうだよ、それがどうした!?。上位魔人を舐めるなぁ!!」
ヴゥン…ヴヴヴン!ギュドドドド!
大量の魔弾を
しかし……
「お前の方こそ
ズパァン!
「ぎゃああああ!!。み…みみっ、耳がぁぁ!!」
「そんなもんじゃないぞ。親父は俺と妹を逃がす為に死んだ。親父だけじゃない多くの仲間が生きたまま喰われた。そんな程度の痛みじゃ無かった筈だ!!」
「ひ、ひぃ!くっクソが!。こんなバカな……この俺が追い詰められて…!?」
「ゲ…ゲルミュッド様……」
「もうよせ、あの男は貴様を殺そうとしたのだ。貴様の生命を救ったのはリムル様とエルロック様に、そこのまとわり付いている貴様の仲間達だ」
「お、お前達……」
「主よ」
「来たかランガ、あれに手は出すなよ」
ギャアアアアアアア……
「はっ!」
それにしても気になるのは
他のオークに比べて確かに
むしろ傍に控える鋭い目付きのオークの方が強そうだ
《解。数多の種族の力を得た結果、
そうなのか。
ゲルミュッドに操られているのなら、気の毒だがこれ以上森を喰い荒らさせる訳にはいかないし、トレイニーさんとの約束もある。
ベニマル達の決着を待つこともないな。
俺が終わらせてやろう
「進化、魔王、腹が、減った」
「クソが!俺を助けろ、
「……」
ズッ……
「このグズが、ようやく動いたか……ひゃはは!。こいつの強さを思い知るがいい!。やれ、ゲルド!。この俺に歯向かった事を後悔させ────────────」
ズパァン……
《ゲルミュッド、生命反応停止しました》
「ああ、見ればわかる」
「まさか……ゲルミュッドを糧に」
グチュグチュバリ、モグ、モグ……
《確認しました。
「魔王種?やっぱり魔王に進化させるのが目的だったか。自分が喰われてちゃ意味無いだろうに……」
フォォォォ……
《──────警告》
「離れろ!奴から溢れる
ドロッ……
「と、溶けたっす!。オークの死体が溶けたっすよ!!」
触れたモノを「腐食」させる
これがヤツの能力か……!
「グルァアァァァァァァァァァ!!オレは
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「あらら、ゲルミュッドのやつ死んでもーた。こっからが面白くなりそうなとこやったのに」
「なに、念の為手頃な駒に監視させている。映像で見られないのは残念だが、私は確信しているよ。いずれ報告があるだろう。─────────────────新たな魔王が誕生した、とね」
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「……!我らが父王よ」
「王よ」
「魔王ゲルド様」
…なるほど、これが魔王か
「シオン!」
「承知しています!」
「おい?」
「ここは俺達にお任せを、どうやら舐めてかかれる相手じゃなさそうです」
「だからといって無策で飛び出るなど馬鹿のする事だよ」
フォン……!
「薄汚い豚が魔王だと?思い上がるな!」
ギャリィィィン!!
「ヤッ───」
ズパァン……!
シオンが斬りかかり、ハクロウが後ろから瞬時に
しかし……
ズムッズチュズチュズチュ……
「首を断たれてなお動きよるか!」
「凄まじい回復能力だな……」
「…うまそうなエサだ。ああ、腹が減っタ」
ビッ、ギュン!
ソウエイの放った糸が
「
「腹が減ってるなら、これでも喰らってな。
ウォォォォン!
ランガが巨狼に変わり、
ゴゴゴゴゴゴォ……ガラァァン!!
爆炎に焼かれ、凄まじい暴風と雷に打たれて尚、
「───コレが、痛みカ」
「嘘だろ……笑うしかないな。流石は魔王といった所か」
しかしあいつなんで自分の腕喰ってるんだ?
《解。
つまり食べることでより回復するってことか
「王よどうか私を……」
「……うむ」
ドシュ……グチュグチュグチュ……
「足りヌ……もっとだ。もっと喰わせロ!」
「まいったな。完全回復じゃないか」
『聞こえるかベニマル』
「リムル様…」
『俺に任せろ』
リムル君は
「リムル様!いつの間にそんな前へ……」
「まて、シオン」
「そこをどいて下さい!。リムル様をお守りしなくては!」
「いいから落ち着け。俺は今思念伝達で「俺に任せろ」と言われた」
「では……」
「ああ、ここからはリムル様の戦いだ」
「…
「ランガの事か?俺の影の中だよ」
「…喰ったのカ?」
「まさか、理由も無く仲間を喰ったりしない。お前じゃあるまいし。おっと……」
ゴアッ!
「怒ったのか?意外だな。喰う事しか頭に無いと思っていたのに」
仕方ない……ちょっと卑怯だが───
「仮面持っててくれ、シオン。大事なものなんだ」
「え?あ、はい?」
「出番だぞ、
《了。
「…つまらヌ、見た目通り如何にも矮小な存在ダ」
「
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨!!
「…死んだカ」
ザシュッ!
「なに?再生が始まらヌ。この黒い炎のせいカ!?」
おお、凄い、流石は
美味そうな
それなの二。
突然妙なことを口走ったかと思えばらオレの腕を一太刀で斬り飛ばしただト!?。
…認めよう。あれはエサではない。
──────敵ダ
ギャリィィィン!ボッ!
「ふんっ!」
ドロォ……
「……」
ブンッ!
「
「
「切り口に黒炎を燻らせ、ヤツの再生を阻んでおるのでしょう。血止めにもなってしまうため、致命傷には至りませんが……」
「あれは……
「なにかご存知なのですか?」
「彼は別人格とでもいう
「なんと…そのような
「
シュウゥゥゥ……
ヒュボッガシッ!!
「ようやく捕らえたゾ」
ボバァァァン!!
「
「これなら───」
「作戦完了です」
流石は
「グワハハハッ!」
《────確認しました。
やっぱりきたか。
「世界の言葉」…嫌な予感ってのはあたるもんだ
「敵個体の炎への耐性を確認。至急、計画の修正を──────」
交代だ、
「グクク、オレには炎は通じぬようだゾ?」
「そうかよ、炎で焼け死んだ方が幸せだったかもしれないぜ」
悲観するなよ相棒。
お前のお陰でこいつの倒し方がわかったんだ
「
だから後は俺に任せてくれ
ドロォ……グググ、ブワァ!!
「グク…き、貴様…っ」
「言って無かったっけ。俺スライムなんだよ。喰うのはお前の専売特許じゃないって事だ」
《「超速再生」にて腐食部を修復。敵個体「自己再生」にて、捕食部を回復。先に「捕食」出来る確率は──────》
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「なんだ……この風景」
荒れ果てヒビの入った大地。
ガリガリにやせ細り泣き叫ぶオークの子供に、あれは……
「腹が減ったのか、少し待っていなさい」
ミシミシッ、ゴキッベキャ!!
「さぁ食べなさい。しっかり食べて大きくなるのだぞ」
「────王よ、もうお辞めください。この大飢饉の中、王であるあなたまで失っては、我ら
「…一昨日生まれた子が、今朝死んだ。昨日生まれた子は虫の息だ。この身はいかに切り刻もうと再生するというのに。これが既に絶望でなくて、何だというのだ」
「王よ、どちらに!?」
「森に入り食料を探す」
「しかしあの地は暴風竜の加護を受けし場所……」
「その暴風竜は封印されて久しい。少しばかりの恵みを──────」
「王よ……」
…これは
フラッ、ドサッ……
「…飢えたオークの若者か。なかなかに強い力を秘めている。上手くすれば
ここでゲルミュッドに出会ったのか
「あの方はオレに食事と名を与え、そして
……こいつ
「邪悪な企みの駒にされていたようだが、それに賭けるしか無かった。だからオレは喰わなければならない。お前が何でも喰うスライムだとしても、オレは喰われる訳にはいかない」
「腐食の過程が無い分、喰い合いは俺に分がある。お前は負ける」
「オレは負けるワケにはいかない!オレが死んだら、同胞が罪を背負う。オレは罪深くとも良い、皆が飢える事の無いように、オレがこの世の全ての飢えを引き受けるのだ!」
「それでもお前のまけだ。お前が「
「罪を喰う…だと?オレの同胞も含めて?」
「そうだよ、俺は欲張りだからな。だから安心して眠れ」
「……ああ……強欲な者よ……オレの罪をクラウモノよ……。眠いな……ここは……暖かい。感謝する。オレの飢えは今……満たされた」
たったいま俺の中で奴の意識が消失した
「俺の勝ちだ。安らかに眠るがいい」
わあぁぁぁ!!
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「……虫の良い話じゃないかな」
「ん?どうしたエルロック」
「ちょっと失礼。ふむふむ、ゲルミュッドの
は?どゆこと?
「さっきまっさらにした魂にゲルドの
「ここは……オレは何故生きている?」
「君は罪を償いきっていない。だから私が復活させた。君の名前はオリガ。これから年中無休で働き、罪を償うんだよ?」
「はぁー!?」
なんか渋いロマンスグレーが誕生しとるぅぅぅ!?
ステータス
名前:
種族:
称号:暴風の紋章
魔法:なし
ユニークスキル:『
エクストラスキル:『毒霧吐息』『麻痺吐息』『超音波』『威圧』『嵐装天鎧』『木装天鎧』『土壌固定』『氷零弾』『陽装天鎧』「炎熱操作」『
コモンスキル:『念話』
耐性:痛覚無効、耐熱耐性、刺突耐性、物理攻撃耐性、電流耐性、麻痺耐性、腐食耐性、土耐性、熱変動無効、病毒無効
エルロックは転生時にとある存在から魔素がドバっと流れた為に、魔王種を獲得しています。
ちなみに