転生したら岩だった件   作:ぱのらま

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FGOのボックスイベは278回回しました。
無課金の範囲でかなり頑張ったのでホクホクです。

ヴェルドラ観察日記挟んでおきます。


ヴェルドラ観察日記〜4

 

……これまた見ぬ間に様変わりしたものよな。

見た事の無い植物やコチラの世界でもちらほら見るような果樹が見えるが、我が知っているものよりもハリがあり、みずみずしく大きい。

なんでも新たに木岩魔人と岩魔獣(ロックモン)という魔物を生み出し、前の世界の植物を片っ端から植えたらしい。

いくらなんでも速すぎるとは思うが、木岩魔人の能力(スキル)によって急成長しているようだ。

木岩魔人の木装天鎧はあらゆる植物を急成長させる事が出来、望んだ形で服や紙まで作れる痒い所に手が届く能力(スキル)の様だな。

 

望んだ形で彫れば、望んだ能力(スキル)を手に入れられるとはな。

リムルとはまた違うとんでもない奴よな。

ドワルゴンから連れてきた4人のドワーフを紹介し、新たに植えた野菜の試食をしている様だ。

我が知っている人参はもう少し細く色味も薄かった気がするが、太く濃い橙色の立派な人参だな。

臭みやエグ味がある為に加熱調理が基本の筈だが、エルロックは生で差し出したようだが……。

ほう、あの様に軽やかな音を立て、見た感じ水分が滲み出ているな。

反応からして甘く風味が鼻を抜ける素晴らしい食味らしいな。

あの様な高品質の野菜や果物が量産出来れば、この町の食文化はより豊かになるであろうな。

 

 

 

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ほう、あれは牛鹿の乳と肉に人参、じゃがいも、ブロッコリーを使い、調味料で味付けをしたものか。

シチューはこの世界にもあるが、具材は少なく、あの様にトロリとしたものでは無かった気がする。

肉は歯茎で噛める程に柔らかく、またしっかりとした歯応えの香ばしく焼いた肉も入っている様で、実に食欲をそそられる。

根菜類も型崩れせず、素材が持つ風味と旨味をスープに溶け込ませているようだな。

フランスパンという麦が香る芳ばしいパンを、シチューに付けて食べるリムル達は実に幸せそうだ。

 

ドワーフ達は土鶏の唐揚げを食べている様だな。

重曹なる粉と小麦粉をそぼろ状にして味をつけた土鶏の肉にまぶし、大量の油で揚げたもののようだな。

カリッとした歯応えに歯を押し返す様な弾力が素晴らしい一品の様だ。

ドワーフ達は酒を飲みながら次々に噛んでいく。

余程酒との相性が良いのであろうな。

 

……羨ましい!!我も封印されていなかったら食べてみたかった!。

我に食事など不要であるが、それはそれとして味わってみたい……。

いずれこの封印が解けた暁にはたらふく平らげてやろう!。

 

む?奇妙な壺を取り出したな。

なになに、封じ込めた素材の熟成・発酵を加速させる壺?。

……何を言っておるのだコヤツは、それは時間操作の領分ではないか。

時間操作は時間に関する 固有能力(ユニークスキル) 究極能力(アルティメットスキル)でしか使えないものかと思っておったが、食材限定とはいえ時間を操るとはな。

更に入れた食材の時間を完全に停止する魔道具まで創り出しておるようだ。

なにやらリムルも知っているという事は数多ある聖典の中にあるという事だな。…後で読んでみるか。

 

なに?いくら食べても太らないし、病気にかからないとな?。

そもそも我自身、最上位聖魔霊である竜種だからな。

姿が変わったり、不調を来すなど有り得んわ。

姉上達であれば魔素を操り、姿形を変化させる事は可能だが、それとこれはまた違う話しであろうしな。

人間とは不便なものよ。

 

しかし、仙人や聖人でも無い人間は80も生きれば御の字で、上手く生きれても100に到達できるかどうかであり、加齢と共に食が細くなると聞くが、エルロックは90まで大食漢だったようだ。

妻にいたっては100を超えながら揚げ物を食べていたと。

……あの世界には人間と普通の動植物しか居ないようだが、所謂 特殊個体(ユニークモンスター)に該当する存在だったのでは無いか?コヤツと妻は

 

 

 

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ふむ食後の運動にエルロックが生前から会得していた 技術(アーツ)の練習をする様だな。

あちらの世界には魔素を操れる人間は滅多に居ないようだが、エルロックは魔素を操り 技術(アーツ)を使えていたようだ。

妻と孫娘だけ使えていたとは。

仕組みは上手く理解しておらんが、転生してから自身の魔素の流れを知り、他者に伝授出来るようになったようだな。

 

リムルが狼岩魔人のガロに水刃を放ち、引っ掻いた様な力場に阻まれ防がれた。

……ふむ、見た感じ力場の設置や異なる力場を発生させる 技術(アーツ)の様だな。

極めれば身体の些細な動きを攻撃に転じれるやもしれん。

指だけでは無く力を発生させる場所であればあの 技術(アーツ)は使えるようだ。

しかし、魔素を纏うのは指だけとはどういう理屈だ?。

指から握撃を発動する部位に魔素が流れているようだが、攻撃には魔素が殆ど無いとはな。

 

リグルドは水刃を左腕から吸い込み、右腕から倍に強化された水刃を放った様だな。

これはおそらく吸い込んだ魔素に己の魔素を練り合わせて攻撃する 技術(アーツ)だとは思うが、この 技術(アーツ)()()()()()()()を己の力に変換させる事が出来るようだな。

あらゆる攻撃から魔素を奪い、反撃し、己の糧とする凄まじい 技術(アーツ)だ。

 

この様な力を使わねば生きられぬとは、あちらの世界もまた魔境なのであろうか……。

否、リムルは普通の様だしエルロックが変わっているだけであろうな。

む、どうやらリムルは握撃と芯流法を会得した様だな。

まだまだの様だがこれから発展させれば良いのだしかなり良い結果になったではないか。

しかし、エルロックの孫娘は異なる方向から同時に斬撃を放てるというし、我を倒した勇者に勝るとも劣らぬ実力よな。

まぁ我を倒した勇者は六連撃を異なる方向から同時に放っておったがな!

 

 

 

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これまた騒がしい人間が来おったわ。

しかし、ふむ。この仮面は我を倒した勇者と同じものだな。

だがあの勇者ではなさそうだし、もしやすると弟子にあたる人間で、譲り受けたのやもしれんな。

リムルが問い質した所、やはりエルロックの妹のシズエ・イザワのようだな。

人の一生の中で80年というのはかなり長い時間だ。

そんな長い別離の果てにもう一度会える事はとても素晴らしいものであろうよ。

 

なんでも妹は魔王に召喚された召喚者であるようだ。

その際に炎の上位精霊を宿された様だな。

炎によって脅かされ、炎に焼かれた挙句大火傷を負い、心的外傷である炎に纏わる精霊を宿されたという。

酷ではあるが、それでこの弱肉強食たる世界で生き抜く力を得たのも事実だ。

それに焼肉を食べている様子からして、今は火が好きではないにしろ火を怖がってはおらんようだしな。

永き時間が心を和らげたのであろうよ。

 

しかし、仙人や聖人では無く、 固有能力(ユニークスキル)によって精霊と同化して長らえていたとはな。

随分変わっておるが、界渡りの際に望んだ能力(スキル)を得る事が有るのだし、そういう事もあろうな。

おや、リムルが思念伝達を使い妹、否シズに元の世界の風景を見せておる様だな。

ふむ、やはりこの世界とは風景からして違うし、衣服も形式が異なる様だ。

クア──ッハッハッハ!興味深い!これから先の未来を生きたリムル達の知識がこの世界に根付くのが楽しみになってきたわ!。

む?シズが一瞬苦しそうに呻いたが、長旅で疲れでも出たか?

しばし休むが良い、愛する家族に出会えたのだからな!

 

 

 

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これは……シズの中に居る精霊──────イフリート

の奴がシズの中で暴れ回っておる様だな。

なるほどシズは同化は果たしたものの、炎に対する拒絶感からイフリートの制御が甘くなっておる様だな。

今までの我であったら、軟弱なと鼻で笑っていたであろうが、リムルやエルロックと出会った後だと、とても笑えん光景だな。

爆炎の支配者という名でブイブイいわせていた 精霊使役者(エレメンタラー)がシズだったのだな。

そして、長い間封じながら扱っていた炎の力が今爆発したと。

騒がしい人間共がシズを助ける為に奮起した様だな。

確かカバルにギドにエレンだったか。

エレンとガロが魔法と 技術(アーツ)で攻撃しておるが、少ししかダメージを与えておらんな。

攻撃の最中にリムルが突っ込み、魔法を解析し複数の氷弾をぶつけダメージを与えたようだな。

エルロックの奴が巨大な鉄の筒?を生み出したかと思うと、リムルのよりも速く威力の高い氷零弾という技を放ちかなりのダメージを与えておるな。

 

む、エルロックがイフリートの 炎化爆獄陣(フレアサークル)によって燃やされたが、熱変動耐性により無傷の様だ。

おや、リムルがイフリートを捕食したという事は……

 

ここは……何処だ……

 

おお、よく来たな!観念せよイフリートよ。リムルとエルロックは我の盟友ぞ!、貴様のかなう相手ではないわ!。暴れたくば我が相手をしてやる!一人で喋っているのも寂しかったしな

 

暴風竜……!!

 

歓迎するぞイフリート!

 

 

 

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シズは長い間眠りについておるようだな。

無理もあるまい、仙人や聖人としてでは無く 固有能力(ユニークスキル)である 変質者(ウツロウモノ)によって半精神生命体と同等の存在となっていたのに、鍵となるイフリートが捕食され、唯の人間に戻ってしまったのだからな。

完全な半精神生命体と違い、中途半端な半精神生命体であった為に、肉体に今までの年月の反動と長い間イフリートを抑えていたことによる肉体の損傷によって寿命を迎えてしまっておるのだろうな……。

 

えぇい!エルロックの奴は何をしている!妹の窮地だぞ?。

いかん!辞世の句を読み始め、みるみる内にやせ細っていく……。

見損なったぞエルロック!何故最後の瞬間に立ち会わんのだ!。

っとおお?凄まじい勢いで扉が開かれ、え、エルロック!。ようやく来おったか!。

ん?なに?魂が変質していて火の属性しか受け付けないから、火の属性に近い属性の素材と精霊を生み出していたとな?。

日の擬似上位精霊とな?。複数の属性を複雑な配分で混ぜ合わせ太陽という架空の属性の上位精霊を生み出したようだな。

火傷を消し、妙齢の姿に彫ったようだな。

こうして見るとやはり、勇者に少し似ている気がするな。

まぁ背丈も胸もこちらの方が大きいが。

種族は陽岩魔人か。

うむ、これから失った分の時間を取り戻すが良い!。

 

ほう、リムルがシズの遺骸を捕食し姿を受け継いだ様だな。

まぁ確かにいきなり呼び出され、放置され、忌むべき力を与えられたコヤツにとって、この世界は楽しい思い出も有ろうが、苦しみ抜いた苦い思い出も有るだろうからな。

遺骸を埋葬するよりは、人間の姿の無いリムルに自身の姿を取ってもらう方が良いと考えたのであろうな。

 

エレン達もシズが転生した事や、リムルがシズの姿になれるようになった事に突っ込んではいたものの、普通に受け入れた様だな。

なんとも気持ちの良い者達よ。

どうやら炎の岩魔獣(ロックモン)をシズの使い魔とする様だな。

ヒトカゲにカルボウ、そしてグラードン。

なかなかの魔素を秘めた魔物達の様だな。

グラードンにいたっては魔王種を獲得しておらんか?。

一時的ではあるが覚醒魔王に近しくなれる様だな。まぁ覚醒魔王といっても覚醒魔王に近しい魔王種といったところか。

そのような強大な魔物を生み出せるとはな。

他の岩魔獣(ロックモン)も成長すればあのグラードンという魔物と並び立ちそうだぞ?。

 

リムルが言うにはグラードンに並び立つ魔物も生み出しておる様だし、コヤツらは新たな魔王にでもなるつもりか?。

とりあえずエルロックは魔王種は獲得しておるようだが……。

まぁ良いか、覚醒魔王に至る程力を高めれば我の封印が解けるかもしれんしな!

 

 





転スラの人間の平均寿命は分かりませんが、神聖魔法やポーションがあったりするので、人間50年の時代より長生き出来ることにしました。
あと、薄まってるけどエルフとか亜人の血が混じってるとかで寿命ながそう。
そういえばなんですが、この小説ではシズさんの年齢54歳にしてますが、原作の年齢が分からずYahoo知恵袋のそれらしいアンサーの年齢当てはめてますがあってますかね?
正直50年ほど前から活躍していたというし、別のアンサーの70歳とも迷いましたけど。
ちなみにシズさんが中途半端な半精神生命体というのは作者のオリジナル設定です。
原作で明確に出ていなかったと思いますが、本作ではこうなります。
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