何度か見直してるんですけどね。
今回は転生したゲルドことオリガの説明とリムル達のこれからを書きます
「は?え?この厳つい感じのオジサンが
眉間にしわを寄せ短く揃えた白髪の老年の男性がそこに居た。
右頬から唇に到達する切り傷は痛々しいながらもその厳しくも雄々しい雰囲気を引き立たせていた。
結構ガタイがよく190に到達する巨躯に思わず圧倒される
「あぁそうだよ。彼は軍岩魔人のオリガ。ジュラの大森林を喰い荒らした罪を償わせる為に転生させたんだ」
「罪は俺が……いや、そうか。もしかしてゲルドとの会話を聞いていたのか?」
「……ああ」
エルロックは
「状況から察するに貴方様がオレを転生させてくださったのですか?」
「君は今はオークでは無いが、私の配下として転生し、私達の町の整備や工事をこれから一年間週2日の休憩以外寝食を禁止して働いてもらう。安心していいよ。
「え?流石にそれはキツくないか?」
「……構いません。ですが1つ頼みたい事があります」
「なんだい?」
「罪はオレ一人のものとして他のオークに手出し無用にして頂きたい」
「ふむ、リムル君はどうだい?私としては魔王の件もあるし、条件の受け入れは構わないけど」
「うーん、俺なりの考えで良いか?」
「構わないよ」
「まず俺はオークに罪を問う考えはないんだよな。まぁこれは今から話そうと思うんだけど……。居るんだろ?トレイニーさん」
フォォォン……
「お気付きでしたか。流石はリムル様にエルロック様。見事約束を果たして下さいましたね」
「やっぱり居たか。トレイニーさんなら場に居合わせていると思ってたよ」
「お、おいあれ
「えっ!?」
「うわ、本物!?」
「森の管理者の権限において、事態の収束に向けた話し合いを行います。日時は明日早朝、場所はここより少し南西森よりの広場。参加を希望する種族は一族の意見を纏め、代表を選んでおくように。以上です」
流石は社長(仮)。こういう時は頼りになるな
「それから異論はないと思いますが…議長はリムル=テンペスト。そして副議長はエルロック=テンペストとします!」
「え!?」
「まぁいいじゃないか。一緒に頑張ろうリムル君」
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リグルドに諸々の説明をした後、俺は苦手な仕事、
出席者は俺とエルロックに
リザードマンから首領と親衛隊長とその副長。ちなみにガビルは反逆罪で連行されて行った。
後はトレイニーさんにガビルに連れてこられたゴブリン達から数名。
そしてオークから元ゲルドであるオリガとオークから代表が10名。
……「
全く何が「議長はリムル=テンペストに副議長はエルロック=テンペスト」だ。
俺もエルロックも戦後処理なんてどうやって進めて良いか分かんねーよ!
「では、議長、リムル=テンペスト、始めてください」
「え───こういう会議は初めてで苦手なんだ。だから思った事だけを言う。その後皆で検討して欲しい。まず前にも言ったが、俺はオークに罪を問う考えは無い」
「え……」
「被害の大きい
「わかったよ。まずそもそもの原因は飢饉による飢餓であり、オークの王であったオリガは、自身の再生能力を使い己の体の一部を部族に与える程追い詰められていた。そこで森の恵みがあるジュラの大森林に目をつけたが、そもそもは侵略では無く、森の恵みの一部を分けて貰う程度だったらしい」
「しかし、肉体の限界により倒れていたオリガの才能を見抜いたゲルミュッドにより、名付けをされ
「建前?では本音の方を伺ってもよろしいかな?」
「エルロックがオリガを復活させたが、依然変わらず俺の考えは決まっている。オークの罪は全て俺が引き受けた。文句があるなら俺に言え」
「お、お待ち頂きたい!いくらなんでもそれでは道理が……」
「それが魔王ゲルドとの約束だ。なぁオリガ」
「……そうだ。我等が罪をリムル様は喰らうと仰られた。オレには刑罰があるが、他のオークには罰は無い」
「なるほど…しかし、それは少々ずるいお答えですな」
まぁ簡単には受け入れられないだろう。
しかしここで引き下がる訳にはいかない
「魔物に共通する唯一不変の
「弱肉強食……」
「君達は里を滅ぼされている筈だろう?本当にそれで良いのかい?」
「ないといえば嘘になりますが……次があれば、同じ無様は晒しませんよ」
「弱肉強食…確かにその通り。駄々を捏ねてはリザードマンの沽券が下がりましょう。ですが、1つ、どうしても確認させて頂きたい」
「確認?」
「オークの罪を問わぬという事は、生き残った彼ら全てをこの森にて受け入れるおつもりですか?」
「確かにな。戦で数が減ったとはいえ15万は下らないだろう。……夢物語のように聞こえるかもしれないが、森に住む各種族間で大同盟を結べたらどうだろうか」
「大同盟ですか?」
「
「それは……!」
「ジュラの大森林の各種族間で大同盟を結び、相互に協力関係を築く。多種族共生国家とか出来たら面白いと思うんだけどな!」
「まぁ国を作る勢いで開拓も進めていたし、丁度いいだろうね」
「わ、我々がその同盟に参加してもよろしいのでしょうか……」
「帰る場所も行く当てもないんだろう?。居場所を用意してやるから働けよ?。サボる事は許さんからな?」
「もちろん…もちろんですとも!。命懸けで働かせて貰います!!」
「…我等も異論はありません。ぜひ、協力させていただきたい」
「……トレイニーさんも、いいかな?」
「よろしいでしょう。私の守護する
「おお……!」
「では───森の管理者として、わたくしトレイニーが宣誓します。リムル様をジュラの大森林の新たなる盟主として認め、エルロック様は守り手と認め、その名の下に“ジュラの森大同盟”は成立いたしました!!」
盟主!?俺が?つか、エルロックが守り手ってどゆことよ!。
トレイニーさんが盟主やるもんだとばかり思ってたんだけど!
「じゃあ、あの、そういうことみたいなんで、皆よろしく頼む!」
「ははッ!」
「よし、守り手らしく堅牢な建物や魔物創っちゃおうかな!」
こうして冷や汗が止まらない俺を置き去りに、「ジュラの森大同盟」は成立したのだ……。
つか、エルロック我関せずって感じに趣味に走りやがって……
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「オーガ…いや、
「…何か用か?。オークの生き残りとオリガ殿」
「弱肉強食とはいっても、憎しみはそう簡単に割り切れるものではない……。我等は
「オレに刑罰は下されているが、オレの刑罰が終わり次第この命1つでご容赦願えないだろうか」
「いけません王!私の首で!」
「…会議の前リムル様に呼ばれた。
「私は「
「ハクロウは「指南役」、ソウエイは「隠密」だそうだ。この場に来ていない二人も授かった。戦の最中にそんな事考えてんだから余裕あるよな。……で、俺は「侍大将」の座を賜った」
「侍大将…」
「軍事を預かる役どころだ。そんなとこに就いちまった以上、有能な人材を勝手に始末する訳にいかんだろう」
「……!」
「リムル様に仇なす存在ならば容赦はしないが、同盟に参加し盟主と仰ぐのなら敵では無い」
「仇なすなど…!あの方は我等を救ってくださった!。従いこそすれ敵対など有り得ん!」
「オレもだ。我等オークを救ったリムル様に、命をくださったエルロック様の為にも身命をとして働く所存だ」
「では、俺達は同じ主を頂く仲間だ。せいぜいリムル様とエルロック様の役に立て。それを詫びとして受け取っておこう」
「父王ゲルド……否、父王オリガに誓って…!」
「我が主エルロック様に誓おう!」
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俺とエルロックはオーク達に名付けをしている。
エルロックは
エルロックまで
……まぁあまりにも沢山いるものだから、ネーミングが適当になってしまうのは仕方ないだろう。
総数15万の名付けなんだから……。
だからこその名付けだ。俺が失われる魔素を喰らい同等量を与えれば死を回避出来るだろう
「お願いがございます。我等は
「わかった。お前は
「ハハッ!!。その名を賜る事の重み、しかと受け止めました。我が忠誠を貴方様に!」
「期待しているぞゲルド」
うっ……やっぱり魔素切れか。
まぁいいか。
起きる頃には食料の分配ができるだろう。
後はリザードマンの首領に挨拶したら帰ろう…。
そういやガビルのヤツどうしてるかな
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あれから早2週間、外では戦の後処理が行われていることだろう。
親父殿に言われた通り吾輩は煽てられた阿呆であろうな……。
吾輩の処遇は死罪…であろうな。
それでいい……そうでなければ示しがつかん……。
当然だリザードマンを滅亡寸前まで、追い詰めたのだ
「首領がお呼びだ。出ろ」
「反逆者ガビルを連れて参りました」
「うむ、顔をあげいガビルよ。今回の件についてなにか言いたい事はあるか?」
「部下達の助命を願います。全て吾輩の独断であり、彼等は吾輩の命令に従ったにすぎません」
「わかった。ではもう思い残すことは無いな?」
「…スライムのあのお方と眼鏡の魔人殿はどちらにおられるのでしょう」
「リムル様とエルロック様なら、昨夜お越しになられたが、もうここにはおられぬ。何故そんな事を聞く?」
「死罪となる前に聞きたかったのです。何故───────たすけてくれのかと」
吾輩は下等なスライムと侮り、エルロック殿に至っては気にも止めていなかった。
無礼な態度をとった吾輩を助けてもらえる理由など無かった筈なのだ
「あの方達はもうご自分の町へ帰られた。知りたければ自分の足で訪ね問うのだな」
「え……」
「処分を申し渡す。ガビルよお前は破門だ。二度とリザードマンを名乗る事は許さぬ。出て行くがいい」
「お、親父殿……!?」
こんなにも力強い父を相手に、自分が名を持つというだけで楯突いたのか……。
なんと愚かだったのか吾輩は……!
「連れて行け」
気の所為か以前より若々しくなっている気がするけど……
「おい、忘れ物だ」
「これは!
「首領のお考えだ!黙って受け取れ!」
「親父殿が……?」
「……首領からの言伝だ。よく聞くんだな」
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「ガビルよ、リムル様より「アビル」の名を賜ったこの父が在る限り
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「親父殿……!」
親父殿、見ていて下さい。
吾輩は一から出直します。
この槍に恥じぬ男になるために。
もしも、許されるのならあのお方のもとで────
「あ───!!やっと追いついたー」
「お、お前どうしてここに!?」
「水臭いぜガビル様」
「我等を置いて行こうなど言語道断」
「お前達まで!」
「まったく少しは後ろを見ろよな」
「ガビル様ーっ」
「待ってくれよー」
「オレ達も連れてってくれよガビル様ー!」
全くこやつらと来たら!
「ガビル様もしかして泣──────」
「しょうがない奴らであるな!。行くぞ全員、この吾輩に着いて来い!」
「ガ・ビ・ル!」
「ガービール!!」
ガビル達がリムルとエルロックと合流を果たすのはもうしばらく後の事である
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あれから3ヶ月。
俺は新しくなった自室で寛いでいた。
名付けにより進化した
「鍛えればドワーフに劣らぬ技術を持てるかも知れん!」
むしろ働きすぎなくらいだ
「お前ちゃんと休んでるか?。刑罰中のオリガに合わせて働いちゃ駄目だぞ?」
「リムル様、飯が喰えて寝床も貰っているのですから、休みなど不要────」
「馬鹿者!お前はオレと違い不眠不休で働ける訳では無いのだぞ?。それにオレは兎も角、王であるお前が休まなくては部下達も休みにくいだろう!」
「よく言ってくれた!でもオリガも決まった2日間はしっかり休んで英気を養うんだぞ?」
「わかっております」
責任感が強すぎるのが玉に瑕だけど、かつての王であるオリガが気にかけているみたいだし、大丈夫だろう。
でも飲み屋街が出来たら、酒か飯に誘おう。
勉強熱心な彼等が入れば案外早く実現するだろう
「あ、リムル君。頼みたい事があるんだけど今大丈夫かい?」
「ん?なんだエルロック」
「実はね。勇者の彫像と似た要素を組み込んだ二つの彫像が、魂と精霊を入れても動かないから、リムル君の胃袋にしばらく入れて欲しいんだよ」
「あー、勇者の彫像もなんでか動かないもんな。わかったよ」
「ありがとう」
エルロックが俺とヴェルドラと出会った時に彫り出した勇者の彫像は、未だ動き出す気配は無い。
何度か勇者に似た彫像を彫ったり、あの時の材料で彫った彫像は動き出す気配が無く、もうこれで勇者も含めて6体目の彫像を胃袋に収めている。
何が原因なんだろうな……
「リムル様、ゴブリン達が一族を連れてやってまいりました」
「えー…じゃあ名前を付けるので整列してくれ」
俺が燃え尽きたように名前を付け終わった頃、ようやく町に住む者全員に家が行き渡った。
各家庭に水道を引く予定は無かったが、エルロックが彫り出したトイレや風呂などの水場に分解、浄化、空間置換の機能が取り付けられており、トイレや風呂の使用で汚れた水を分解して浄化し、川に流すことにより解決した。
ちゃんと蛇口から水も出るし、生前の水道のカルキ臭さも無い。
まだ成果が出ていない分野も多いが、とりあえず体裁が整ったと言えるだろう。
今やこの地には1万を超える魔物達が暮らしている。
ようやく
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武装国家ドワルゴンにて
「───王よ、暗部はなんと?」
「…新勢力の介入により
「なんですって!?一体何処の国の部隊が……」
「国と呼べるかは、まだ分からんな。確認出来たのはホブゴブリンに牙狼族の変異種に、獣人そして
「
「その全てが例のスライムの配下だと思われる…という報告だ」
「
「どうなさるおつもりですか、王よ」
「決まっておろう。余自らが見極めてやろうではないか。あのふてぶてしいスライムの正体をな」
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一方その頃
「えーと…君達なんでいんの?」
「これはリムル様!!」
「ああそれはね。君に謝りたいのとそこのリザードマンの転生体であるダイヤが、是非仲間に加えて欲しいと言って来たんだ」
「はいです!俺がガビル様を招きました!」
そこに居たのは透き通る様な青髪ツインテールの少女だった。
ギザギザした歯が活発な印象を与え、小ぶりな身体が庇護欲をそそられる。
しかし、中身はリザードマンの青年であり、エルロックが罰として性転換させたのだが、特に気にしておらず元気にしている
「ふむふむ、親父さんに勘当されて、俺達のコミュニティに入りたいと」
「必ずお役に立って見せます!どうか吾輩達を配下に加えて下さいませ!」
「お願いします!!」
「何卒!!」
「お願いするですよリムル様!。ガビル様はお調子者ですが、実力は確かなものなんです!」
「まあいいけど……なんで親衛隊長までここに?」
「あ、私は勘当された訳ではありませんよ。リムル様から名を賜った父の統率は100年は揺らがないでしょう。見聞を広めよと私を送り出してくれたのです」
「えっ!?吾輩を慕って付いてきたのでは…っ」
「いえ、違います。私一応兄上を尊敬しておりますよ。ですがそれよりもソウエイ様に憧れておりまして……」
「ガーン」
とにかく仲間にするならコイツらにも名前が必要だな。
そんな訳で再び始まるデスマーチといっても、100名程なので、15万と比べれば楽なもんだ
チラッチラッ
「羨ましそうにするなよ。お前には「ガビル」という立派な“名”があるだ……ろ!?」
うっ、なんだ!?魔素がごっそり…あ、ガビルのヤツ光ってる。
なんてこった、まさか名前の上書きが出来るとは。
こいつすぐ調子に乗りそうだから厳しくするつもりだったのに……
「あれまぁ、リムル君が
「はい!」
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目覚めると
ガビルとその配下は
「預けた新人くん達はどんな具合だ?」
「リムル様、悪くないです。特にソーカは隠密に向いている」
角と羽を収納する事も出来るらしく、ソウエイの下に付いた者は人型に近い姿に進化した。
人間の国で諜報活動なんかも出来そうだ。
もちろんガビルにも1つ仕事を任せてある。
回復薬の原料の栽培だ
「リムル様ー!ご覧下さい!ヒポクテ草の栽培に成功しました!」
「早いなどれどれ……雑草じゃねーか!」
ドスッ!
「おっと待ちなよリムル君。これヒポクテ草と同じ組織の草だよ?」
「はぁ?そんな訳無いだろ。これそこら辺にある雑草だぞ?」
「ヒポクテ草は魔素濃度の高い場所にしか育たない種だったよね?。私はヴェルドラさんの魔素が充填した場所のヒポクテ草と外の雑草を吸収し、組成を知ったんだが……。思うに魔素濃度が高いとヒポクテ草に変化するんじゃないかな」
「え、そんな事有り得るのか?」
「まぁ前の世界でも山ウドを栽培した結果、大根の様な癖の無い山ウドが栽培された例もあるし、この世界独自の物があるかもしれないね。とりあえず魔素を圧縮した魔鉱塊の鉢に入れ替えて育てて見てから判断しよう」
「あ、ああ。悪かったなガビル」
「いえ、以前見たヒポクテ草に似た草だったので報告したのですが、なるほどそういう事なのですな!」
なるほどなぁ。変化するってのは考えて無かったな。
ガビルには悪いことしたな。
後で労ってやろう
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いやぁ、平和って素晴ら《リムル様、緊急事態です》
ビクッ!
《何があった?ソウエイ》
《北の空に武装集団を確認しました。その数およそ500。一直線にこちらへ向かって来ています》
「シオン、リグルドに避難命令を出すように伝えてくれ」
「はい!」
それにしても空からか。
この世界の航空機には初めてお目にかかるな。
一体どんな……ペガサス!?。
統制のとれた武装集団か。ヘタしたら20万のオークより脅威だ。
一体何しに来たってんだ?
「説明しようリムル君」
「うわ、いつの間に!」
「彼等は武装国家ドワルゴンの極秘部隊「
「なんでそれをって、
なるほどなぁ。まぁとりあえず穏便に済ませるためにもしっかり対応しないとな!
ステータス
名前:
種族:
称号:暴風の紋章
魔法:なし
ユニークスキル:『
エクストラスキル:『毒霧吐息』『麻痺吐息』『超音波』『威圧』『嵐装天鎧』『木装天鎧』『土壌固定』『氷零弾』『陽装天鎧』「炎熱操作」『
コモンスキル:『念話』
耐性:痛覚無効、耐熱耐性、刺突耐性、物理攻撃耐性、電流耐性、麻痺耐性、腐食耐性、土耐性、熱変動無効、病毒無効
エルロックはそこら辺の雑草から虫まで片っ端から吸収してるので組成に詳しいです。
なんだったら仲間の髪の毛も吸収してるから、DNAも把握してる