エルロックがヨウム達に過酷な試練を与える回です。
ただ、ヨウム以外はヨウムがやってるなら俺達もと、飛び込んだ奴らなので、憧れが強いロンメル以外はそんなに強化されません。
……まぁ原作と比べたらかなり強化されてますが
さて、どうやってヨウム君を鍛えようかな。
《マスター》
ん?どうかしたかい
《あの者を英雄とするのであれば、マスターの妹のシズを師匠に据えるのが良いと思われます》
あぁ確かに“爆炎の支配者”だからね。
でもシズを呼ぶとなると、イングラシア王国を留守にしなくちゃいけないけど……。
《お忘れですか?マスター。ユニークスキル・
あ、なるほどね?。ならいい事思いついちゃった
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「さて、ヨウム君を英雄にするべく英雄の先輩であるシズを呼んだよ」
「シズです。ヨウムさんを英雄にするべく、お兄ちゃんの
「……は?いやまてよ。確かに召喚出来るとは聞いてたが、あんたの生活は大丈夫なのかよ?」
「問題無いよ。私の
「な、なるほど?つまりシズさんの分身体と俺がこれから修行するってことか」
「違うよ?」
そう言って私はヨウム君に触れた
「「「は?」」」
「ヨウム君の分身を
「いやいやいや!?」
「なんと今回は魔素の消費量を増やす事で本体に負荷が来るようにした。これにより君の肉体はダメージをおうが、私の
「め、飯は!?身体を休めたり、排泄もあるだろ!?」
「安心しなさい。肉体が成長する度にお腹が空くから、最近安定生産に成功した秘伝スパイスをふんだんに使った料理を出す。そして今日の為にメディカルマシーンも作ったけど、君は苦痛を感じる間もなく瞬時に回復し、成長を遂げるし、君の排泄物は瞬時にトイレに転移し流される。だから安心して修行に励むといいよ」
「……ごめんなさい、ヨウムさん」
「ワシの修行は過酷だが、お主を必ずや強くしてみせよう」
「悲しい話しだが、ボスが鍛えろと命じられた。故にお前を逃す訳にはいかないんだ……。後でいくらでも責めて構わんッ!!」
「
「
「い、嫌だァァァ…………!」
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「……修行をさ?エルロックに任せて色々やってたんだけどさ?。なにやったんだよ……。ヨウム解析鑑定したら種族が“仙人”になってるんだけど。期間数週間だけじゃん」
「ヨウム君の分身体を多数生み出し、様々なジャンルの戦闘訓練に
「マジかよお前。なんかユニークスキルまで生えてるじゃねぇーか。
「何かしらの経験を効率化し、自身の身体を最適化するスキルだね。生きてるだけで強くなれる素晴らしいスキルだよ?」
「お前に任せたのは失敗だったな……。いや、結果を見れば凄い大成功とよべるんだけど……」
「もう少し時間があれば聖人行けたかも」
「いやいや、十分だから。ヨウムはその、大丈夫か?」
「あぁ、今の俺なら例え
「ごめん。本当にごめんな?」
……ヨウムの部下達、いいヤツらだったな。
ヨウムの苦行を見てられないって同じ修行を受けてたらしいもんな……。
きっとお前達なら上手くやれるよ!!。
「それじゃあリムルの旦那にエルロックさん、行ってくるぜ」
「佇まいに隙がなくなりましたな。あれほど濃密な修行を短期間とはいえ乗り越えた成果といえましょう……」
「一応礼儀作法も叩き込んだけど、ヨウム君もヨウム君を慕う彼等も結構真面目に取り組んだからね。かなり変わったと思うよ」
数週間前までほぼゴロツキだったヨウム一行は、装備を整え、エルロックに預けてしまった結果、英雄と呼ぶに相応しい一団に仕上がった。
ヨウムの成長率は格別だったが、もう少し期間があれば仙人に到達出来る奴が何人か居たらしいし……。
意外な事にロンメルが仙人に近かったようだ。
憧れが凄かったんだろうな。
ただ、あれだな。本来長い時間かけて修練して、精神的にも肉体的にも過酷な修行しなければ仙人にはなれない。
だというのに、エルロックの
本来であればネテロ会長の感謝の正拳突きの様な過酷な修行を長い年月積み重ねて到達するそれを、エルロックのスキルで短尺させた。
……まぁ、修行にかかった努力は勝るとも劣らない物であり、短期間だったが為に休む間もなく修行という過酷な環境が、仙人に至らせたのだろうな……。
申し訳ないが、一騎当千の英雄が誕生したのだから目をつぶろう……。
エルロックに聞いた話しでは普段エルロックがやってる修行の人間バージョンらしいし。
ヨウム達もエルロックがやってるならと何とか納得していた。
これなら
というか多分こいつら全員でなら、
「ロンメルのやつは一足先にファルムスに戻ってる。
「まぁロンメルもあれで仙人に近しい実力者になってるし、分かるやつがみたら信じざるを得ない気もするけどな」
「まぁ…やってもいない死闘を盛るってのも、気恥しい話しなんだが、元
ヨウム達には今後、
彼等の名声が高まれば、それだけ協力した俺達の評価も上がるという寸法だ
「なんだもう行くのか?」
「あ…ああ、ミリムさん」
……ヨウムの修行だけ何故かミリムも加わっていた。
それ故に仙人に到達したのかもしれないが、あれ以来ヨウムはミリムにすっかり及び腰だ。
意外な事にミリムは手加減が上手かったのに驚いたのは秘密だぞ?
「しっかり頑張るのだ!。ワタシ自ら修行をつけた人間はお前が初めてだからな。光栄に思うといいぞ?」
「お、おう!。確かに魔王ミリムに修行をつけてもらったのは、自慢だぜ。荒唐無稽であまり信じられない話しだけどな……」
こうして英雄を名乗るに相応しい強さを手に入れてしまったヨウム達は、相応の武器と防具を揃えファルムス王国へと旅立って行った。
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「───なるほど…魔王カリオンは、黒豹牙のフォビオを派遣。魔王ミリムは自分自身で乗り込みましたか」
「……それで?調査報告の他にもう一つ、報告しなければならないことがあるのでは?」
「……魔王ミリムに、見つかりました」
「…互いに邪魔をしないという約束ですからね。見逃されましたか。残念です。ミリムが八つ裂きにしてくれれば、処分する手間も省けたのに……ねぇ?」
「も、申し訳ございません。クレイマン様…」
「いいでしょう。次の命令があるまで、ジュラの大森林で監視を継続。死にたくなければせいぜい役に立ってみせなさい」
「は……」
「逃げようなどと考えても無駄ですよ。貴女の心臓は、私が握っているのですから」
ドクン、ドクン……
「……っ」
「さっさと消えなさい。目障りです」
「…はい」
「あーあ、クレイマンたらひどいんだあ。道具は大事に使わなきゃって、ラプラスも言ってたよ」
「ティア!。もうフレイの調査から戻ったのですか?。早かったですね」
「そりゃね!。アタイだって中庸道化連の一員なんだから!。クレイマンはすぐ子供扱いするけど」
「ははは、すみません。……では早速聞かせてもらえますか?」
「まっかせて!。うんとね、魔王フレイの悩みを探ってたら結構あっさりわかったよ。だって
「なんとビックリ!あの
「ほう……」
遥かなる昔、その暴威を見かねた勇者に封じられたという話しでしたが……。
なるほど、
しかし手に余る相手…といった所でしょうか
「クレイマン、【いいこと思いついた】って顔してる!」
「おや、分かりますか?」
「わかるよ!クレイマンの考えてることなんて、仮面をつけてたって分かるんだから!」
「では、そんな貴女にまた一つ仕事をお願いしたいのですが」
「ほいきた!フレイに恩を売るんでしょ?。あ、でも
「まさか、貴女にそんなことさせませんよ。あれの相手をするのは魔王ミリムです」
「ほぇ?ミリムをけしかけるの?」
「あの暴君が言う事を聞いてくれる筈が無いでしょう?。ミリムにけしかけるのです」
「?でも、
「これは先程私の道具が持ってきた映像ですが……」
浅黒い肌の獣人が水晶に映し出された。
そう、彼こそが……
「どうです?。ぴったりだと思いませんか?。
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「くそっ!!」
バギッ!
俺は思わず大木を苛立ちに任せて殴る。
そのカリオン様の使者である俺の無様な姿は、なんと情けないことか……!
「フォビオ様、落ち着いてください!。あの敗北は仕方ありません。魔王ミリム相手では例えカリオン様でも」
「馬鹿野郎!!。カリオン様があんな無様な姿を晒すか!!」
くそっ……。
三獣士ともあろう者が一撃で伸されちまうとは…
「…心中お察しします。ですが我等の任務はあのスライムとその部下の勧誘…。どうかカリオン様の命令を忘れないでください」
「……そうだな」
「いやいや分かりますとも。抑えきれないそのお気持ち」
「だ…誰だ!?」
ギャルルルルルッ!!
回転し眼前に着地する大柄な怪しい魔人が、笑いながら俺達の前に現れた
「ご機嫌よう、
「
「中庸…道化連?」
「…知らんな。その道化共が何の用だ」
「そんなに警戒しないでよ」
……先程現れた魔人の背中から、小柄な少女の様な魔人が現れる。
なんの気配も感じなかった。
不気味な奴らだ
「アタイは
「……失せろ、得体の知れないピエロ共の話しを聞く義理はない」
「魔王ミリム」
「…に仕返ししたいんだよね?」
「……てめぇ」
「力が欲しいのでしょう?。ございますよ、とびっきりのヤツがね」
「フォビオ様!」
「当然ですが危険も大きい、しかしそれに打ち克った時」
「耳を貸してはなりません!」
「貴方は魔王となるのです」
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「おや?どうしたんだいシズ」
「そういえば
「
「そっか、ならしばらくこの国に居ようかな。リムルさんはフューズさんと温泉に浸かってるけど、お兄ちゃんは行かなくていいの?」
「あぁ…私は後で構わないし、今はシズが話していた教え子を救う魔道具を作成してて忙しいんだ」
「なにか方法が見つかったの!?」
「んーと、とりあえずこれを見てくれ」
「紫色の腕輪?」
「これは私が見ていた仮面ライダーギーツという作品のレーザーレイズライザーというアイテムの使用者が持つ理想の自分をプロデュース、コーディネイトする力「デザイン力」を発進する腕輪でね。簡単に言うと自分が思い描いた物質を生み出したり、変質させる魔道具だよ」
「私の
「これをどう使うの?」
「この力は作中で姿を自由に変えたり、他人の指紋を自分の指紋に上書きしたり様々な使い方があるんだけど、その中に人…正確には未来人という存在を創造する力があるんだ。これを使って教え子達の肉体を魔素が暴走しない強い身体にデザインしようと思ってたんだけど、問題が発生したんだ」
「問題?」
「これで身体を丸ごとデザインすると岩魔人に変化してしまうんだ。一応腕が欠損した魔物に使ったり、禿げた頭に髪をデザインした場合は肉体からの上書きで、岩から生身に置換されるのは分かったんだけど、丸ごとやると置換されずにそのままになる。成長期の子供にそれはキツイし、人間を辞めたくはないだろうからね」
あと、未来人と現代人では身体の構造が違う為に子供を作れないという面もある。
将来好きになった人との子供が欲しくなるかもしれないしね
「それは確かに……。あの子達はまだまだ伸び代があるからね。でもその、れーざーれいずらいざー?のままじゃ駄目だったの?」
「
「なるほど?つまりはお兄ちゃんの感情の問題なんだね」
「まぁ、ぶっちゃけるとそうなるね。あと重大な問題が発覚したんだよ。私の
「え、それって食べたり植えたりして大丈夫なの?」
「それは問題無い。ちゃんと消化出来るし、植えたら
「それは無理だね……」
「それに、
「数が少なくて気まぐれ……」
「精霊の棲家という場所で相性の良い精霊と契約出来れば最高なんだけど、入り口が精霊女王の意思ひとつで引っ越しするらしいし、トレイニーさんは現女王と接点がないらしいんだよ」
「なるほど、ならどうにかして精霊の棲家を見つければ良いんだね」
「近々ブルムンド王国に行くし、そのついでにイングラシア王国に寄って触診してみようか。一応
「わかっ…、お兄ちゃん!」
「ボス、ヤバいです!。暴風竜ヴェルドラの申し子
「……なるほど、ありがとうガロ。今から向かうよ」
おそらくはるか昔から存在し、猛威を奮った存在なのだろうけど、厄介な魔物が来たな……
ステータス
名前:
種族:
称号:暴風の紋章
魔法:なし
ユニークスキル:『
エクストラスキル:『毒霧吐息』『麻痺吐息』『超音波』『威圧』『嵐装天鎧』『木装天鎧』『土壌固定』『氷零弾』『陽装天鎧』「炎熱操作」『
コモンスキル:『念話』
耐性:痛覚無効、耐熱耐性、刺突耐性、物理攻撃耐性、電流耐性、麻痺耐性、腐食耐性、土耐性、熱変動無効、病毒無効、精神苦痛耐性
エルロックが
いわゆる経験値倍系です。
辛く険しい程経験値が増えます。
また、ヨウム一行は人間種ですがエルロックとスキルで濃密に繋がった結果、エルロックと魂の回廊が繋がっています。
iPhoneをアップデートしたら、文章に重なるように消えない検索バーが出て、凄く書きにくいです。
やんなりますね。
今回