どもです。
この小説読んでる皆さんであれば、転スラの根幹に関わる内容も大丈夫だろうと色々書きました。
ではどうぞ
な、なんという…。
先程の寒気の正体はこれか!。
絶え間無く修行をし、栄養補給に排泄の自動化をするなぞいくら精神苦痛耐性があってもキツイわ!。
しかも分身体を生み出すことで、肉体の経験を圧縮し短期間で永き修行を納めた修行僧の如き経験を、ヨウムに与えておる……。
そして極めつけは
寝る事で精神と身体を休め、健全な肉体を育む。
だというのにエルロックの
……惨すぎる。
我も暴れ回っていた時に姉上であるヴェルザードになんどもしばかれ、時には消滅させられもした。
今なら世を乱す我が悪いからこそ、姉上にしばかれていたのは理解出来るが、ヨウムは何もしておらぬというのに…。
しかし、あれとは別の方向性のヤバさを感じてしまう…。
我が
シズ、強くなったな…。
うぉおい、現実逃避するでないわイフリートよ。
エルロックの頼みとはいえ、あの女もかなりヤバいぞ!。
…確かにシズは教え子のユウキ・カグラザカとヒナタ・サカグチの両名の指導は苛烈だった。
まだ幼いケンヤ達にはそこまでキツイ修行は課さなかったが、シズは生き残る術を教える際は、相手のギリギリを責めて育てる方針をとっていました。
そうか、シズの育成方針は兄譲りだったんだな……。
駄目であるな。コヤツは放っておくか。
ぬわっ!いつの間にかヨウムが仙人に進化しておる!。
有り得んだろう!普通は才能がある者でも数年はかかるのだぞ!?。
そうか…わかった。
本来仙人に至るには肉体と精神に過酷な鍛錬を積むという方法であるのだ。
肉体的に成長し、人間として精神が成長する事で仙人に至る。
だが、あまりにも過酷過ぎて精神苦痛耐性を貫通し、それでも尚ヨウムが必死に耐えて修行をした結果、あの様な境地に至ったのだな……。
異世界人でも無く“勇者の卵”も無い男が短期間で“仙人”に至った理由は明らかにそれしかない。
しかも
ヨウム。良く頑張ったな!。
コヤツの部下も一蓮托生と言わんばかりに修行をし、仙人に至る寸前の者まででるとは。
クア──ッハッハッハ!!。
あまりこういう形で見てはいけない気がするが、これが人間の可能性なのだな。
……一応
何故
大体コヤツら、エルロックが同じ修行をしていると説明されておるが、あヤツのは全然違うわ!。
何がどう違うのですか?。
……エルロックは大分頭がオカシイようでな?。
それに一体なんの意味が?。
エルロックは芯流法という
無駄な魔素は混じりけのない純粋な魔素……。
名付けるなら
あの
本来何かに変換すれば、変換に生じるエネルギーに使用され減ったりする。
しかし、
……それはつまり、コップ一杯の普通の魔素をコップ一杯の
ちなみに
虚無のエネルギー程では無いが似てはいるな。
それは凄まじいですね。
しかし、己を強化しているようにしか聞こえませんが、何か問題があるのですか?。
うむ、総量が一切変わらずに凄まじいエネルギーを生み出すとなると、肉体がもたんのだ。
何せ
ぶっちゃけた話し、存在が不安定過ぎて反発しあった危険なエネルギーなのだよ。
容器に閉じ込めておるから霧散していないだけなのだよ。
それをあヤツは「
なるほど、負荷が凄まじいが故にエルロックの頭がオカシイと申しているのですか。
確かに正気の沙汰じゃないです。
え?。
通常の生命体は「
「
恐らくは情報子だとは思うがな。
そしてあヤツは
分かるか?魂を己で弄り回しておるのだぞ?。
頭がオカシイという形容以外なかろうよ。
……何故そこまで…怖くは無いのでしょうか?。
一歩間違えれば存在の消滅ですよ!?。
…おそらく恐れておるのだ。
聞いた話しによると、エルロックは妹と孫娘をこの基軸世界に飛ばされた事により、喪う事に凄まじい恐怖を覚えているのだよ。
そしてこの世界で何かを護るには相応の力が必要と考えた。
魂を物理的に練磨し質を高め、保有出来るエネルギー総量を高めようとしておるのだ。
もうやつは身体に宿る地の精霊と同化し、地の精霊が実体化した
まぁ
一年もせんうちに地の上位精霊である
……やがては
あの
贄が無いが故に未だに普通の
肉体は
完全に人であることを、辞めたのだ。
我らに似た存在にですか……。
私はシズにもシズの家族であるエルロックと、孫娘には幸せになって欲しいと思っていますが、自身を犠牲にしてまで家族の幸せを守ろうとするのは、家族の気持ちを考えていないように感じます!。
そうであるな……。
我の様な
エルロックはそんな風になって欲しくは無いな。
この事実を知覚出来るのは我以外におらず、リムルですら呑気にエルロックと話すくらいに巧妙に隠蔽されておるのだ。
そも、我ですらエルロックを解析する際にノイズが走るのだし、生半可な存在では気づけんよ。
我らはただひたすらにあヤツを眺める事しか出来んのだ……。
……ダメだダメだ!。こんな辛気臭い話しを続けても仕方ぬわ!。
何も出来ぬなら、出来るようになった時に最大限手助けすれば良いのだ。
よし、イフリートよ。リムルとエルロックの様子を見るぞ!。
はい!ヴェルドラ檨 。
って、
む?おお、そのようだな。
我の魔素溜りから産まれた、リムルとエルロックの姉にあたる魔物であるな。
そうかもう復活する時期なのだな。
何を呑気に言っているのですか!。
あれは
心配ではないのですか!。
いや、でもだな?。アソコには兄上の一粒種であるミリムがおるのだぞ?。
おそらくはミリムがドカンと解決するに違いないわ。
それは…確かにそうかもしれないですね。
魔王ミリムは最古の魔王の一柱でありますし、
であれば力を使いこなしている魔王ミリムであればいけます!。
うむ、そう……は?。
リムルとエルロックの配下がミリムを諌めておる。
馬鹿者!コヤツらは彼我の戦力差が分からぬのか!。
確かにリムルとエルロックであればある程度は戦えるだろうが、決め手に欠けておるのだぞ?。
いくらリムルの「
大丈夫ですかね……。
……わからん。
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はぁ…やはり上手く通じておらぬではないか。
適材適所という言葉を知らんのかコヤツらは!。
まぁまぁ、今エルロックがスキルを使い
しかし凄いですね。
「
確かにな。
敵意の度合いに左右されるが、敵意が向けられていれば即死級のダメージを与えられるのは強みであるな。
しかし、
というかフォビオ…、フォビオとは誰だ?。
という事はミリムの説得が無意味になるであろう?。
なにせ
確かにそうですね。
っと、凄い量の鱗の弾幕が!?。
あれ?リムルのスキルで全て無くなりましたね。
ふむ、やはり強力なスキルであるな。
「
む?リムルがミリムと話しをしておるな。
ほうほう、ようやくミリムに任せるきになったか!。
凄いですね。ミリムの「
おや?中から五体満足のフォビオが出てきましたよ!。
本当であるな。
それよりも、エルロックが新しいスキルを得たようだな。
「
大抵のユニークスキルは個人の思想が反映されますし、知らないのも当然ではないですか?。
いや、そうでもないのだ。
確かに個人思想は絡むが“美徳系”や“大罪系”という明確なスキルが存在する。
まぁ“美徳系”の場合は兄上であるヴェルダナーヴァが保有していた14ある“天使系究極能力”の中のなかでも、別格の七つの美徳を表す
しかし、明確な進化前と呼べる
“大罪系”は魔王の何名かは持っておるし、我には分からぬが最古の魔王のミリムとギィは多分
それらを踏まえて話すが、エルロックの「
しかしだ。“大罪系固有能力”は「
兄上が光の大聖霊から創造した始原の七天使が生まれた結果、おそらくは世界が辻褄を合わせる為に闇の大聖霊から、原初の悪魔の七柱が生まれたのだ。
この七という数が重要の様でな。
“大罪系固有能力”が生まれたのは原初の悪魔が七柱生まれたからだろうと推察しておる。
……逆に兄上は自身の持つ“美徳系究極能力”に準えた始原の七天使を生み出したのであろうな。
“美徳系”スキルに準えて始原の七天使が生まれたのであれば、天使の反動で生まれた原初の悪魔に準えて、“大罪系”スキルが発生してもおかしくは無い。
いわゆる卵が先か鶏が先かというやつだな。
バランスを取るために発生をしたのだろうよ。
まぁこれらのスキルを獲得しておると言うのに慢心して、覚醒進化の最中に
……自分で話して疑念が生まれてしまったな。
もしや、「
初めて知りましたよ……。
まぁ我も昔に見たから知っておるだけであるしな。
一部の者しか知らぬのでは無いか?。
とにかく“大罪系固有能力”はユニークスキルのなかでも別格の力を持つ。
故にエルロックの「
さて、続きを見るか……ん?。
……
なんともいえぬ素材だな……。
透き通った茶色の魔鉱塊のようですが?。
あれはな?リムルの身体を再現したリムル岩と、エルロックの身体を再現したエル岩の合金のエムル岩の様だな。
我としてはあヤツらの生前が、いい歳のおっさんとおじいちゃんである事を考えるといささか珍妙な気持ちになってな……。
おそらくは
それは、確かになんともいえませんね……。
あ、でもとてもお美しい彫像になりましたよ!。
ほほう?どr……あ、姉上ぇぇぇ!?。
ヴェルドラ檨の姉君の彫像なのですか?。
わ、忘れる訳がなかろう!。
我は姉上に幾度も地に伏せられ、消滅されても“竜核”にこびりついて離れぬあの姿!。
な、何故姉上の姿をエルロックが!?。
……ミリムか!。そういえばあヤツはギィと仲が良いのであったわ。
ギィと一緒に姉上は居るからな…。
なるほど。まぁ私には関係無いですね。
うわ、凄いですよ。一気に身長が縮んで元々大きな胸が更に大きく!。
凄い変化ですね。
う、うむ。エルロックの魔物作成の中の
……しかし、顔立ちはヴェルザード、髪色は
ヴェルグリンドに似てしまったな……。
姉上達の子では?。
あー、多分髪の裏側の金色とか褐色肌とかがヴェルドラ檨の要素だと思いますよ?。
そうか、なら良しとするか。
…何やら凄まじい鬱屈したオーラを放っておるな。
うわ、惨いですよヴェルドラ檨。
平和な世界の常識を与えて、創り出した仮想世界で生育したらしいです。
普通の人間としての自我に、あらゆる場所で暴れ蹂躙した記憶を……。
やはりエルロックは自身の改造で頭がイカれてしまったのでは無いか?。
我ドン引き。
確かに…。
おや?ヴェルドラ檨 、「
嘘を積み重ねて精神生命体を生み出すスキルとは。
うむ、しかしそこまで行くと
現に今エルロックは長く存在出来ないと申しておるし。
完全な悪魔や天使に精霊といった存在は不可能の様だな。
不完全な精神生命体を一時的に生み出すスキルといった所か?。
だが……リムルの持つ「
何か別の使用方法があるのでは無いか?。
ハッキリ言って
エルロックの岩魔人の保有するエクストラスキルである“天鎧系スキル”を手に入れたとしても、扱える
雑兵を生み出すというのであれば、話しは別なのだが……。
確かに…。そもそも説明だけで件の
ですが、いずれお話しになると思いますよ。
確かにな。
おぉ、どうやら今から、
シオンもなかなかやるではないか。
あの斬撃から肉を透過。骨のみを粉砕し、流れを操作して一部の場所に運びおったわ。
我程の存在であれば剣を丸呑みしても、刺さらずに消化も出来よう。
しかし、普通の存在では粘り気のある物を詰まらせただけで死ぬと、聖典にもあったしな。
硬い骨が無くなればかなり食べやすいだろうよ。
しかし料理にしか使えないとはいえ、時間の流れをちょうどいい塩梅に加速させる転龍壺は、相変わらず恐るべき代物よ。
私は普通の食事は実際に食べた事は無いのですが、
ほぼシズと同質の存在として在りましたので、味噌漬けをエルロックが作って、シズが食べた暖かな記憶も知っています。
なぬ!?お前は料理を食べた記憶があるのか!。
くっ、以前であればいざ知らず。
今の我は人間の文化に興味津々なのだ!。
ここから出た際にはあの味噌漬けもエルロックに所望するぞ。
いいですね。私も実際に食べてみたいと思います。
しかし、あの様な美味な食材であるとは驚きましたね。
あの刺身とやらも非常に美味しそうですし。
あぁ刺身か。
一部の魔人でなければ食あたりや、最悪の場合死に至る恐るべき料理よな。
リムルとエルロックは、生食文化が発展した国で生まれたようであるし、生食の危険性と対処法を熟知しているからこその料理であるな。
正直我が扱う風や雷に連なる魔法を使って、菌や寄生虫だけを殺す使い方は、なんともいえぬ気持ちにはなるがな。
このような使い方も出来る事を誇った方が精神的に良さそうだな。
確かに私なんて害あるものが入ってきたら、焼き尽くすでしょうが、普通の存在は無理ですからね。
この世界的にはあのフライの方が親しみやすく、気に入られるかもしれませんね。
あの料理もまた黄金色に輝く素晴らしく美味しそうな一品であるな。
下手な肉よりもさっぱりしていながら、そこら辺の魚よりも肉に近い。
ある種の良いとこ取りの食材のようだからな。
我の
更には肌を健康に保つ成分が豊富ときた。
更には大型の魔物であり、シオンが使った
もし、
女と年寄りは油っこい物をあまり食べられず、女は美容に気を使うらしいからな。
王妃や貴族の女などこぞって求めそうだ。
たしかに…私達の様な精神生命体では無く、
あとな?鮫の肝臓も貴重な薬になると、聖典にも記載されておったのだ。
カリュブディスも仲間になりましたし、
これはかなり良い交流材料となりそうですね。
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今日もリムル達の修行は捗っておるようだな!。
まぁ流石に魔王であるミリムにコテンパンにされておるが、かなりの勢いで強くなってきておるわ。
もう今のリムルであればシズの力が扱えたとしても、負けるでしょうね。
エルロックは配下の
シズも分身体でなければ良い勝負をしたであろうが…。
それは仕方ありませんよ。
エルロックは肉体が上手く動かせない生前ですら、並の達人を凌駕する力を持っていたそうではないですか。
力を十全に扱える肉体があれば、戦闘能力も飛躍します。
まぁな。
む、話しをしておれば昼食を食べ終わり、雑談しているようだ。
ふむ……何故ミリムが魔王になったかか。
悪気は無いのだろうが、あまり触れてやって欲しくは無いな。
何があったのか聞いても?。
まぁお主であればよかろう。
ミリムは
ミリムが産まれる際に、兄上の力の大半はミリムに受け継がれたのだが、ミリムを支える友を与えたいという一心で、弱った自身の全ての力を注いだ
……だが、超魔導大国ソーマの愚王が命じた刺客によって
この際にミリムは大量の魂を取り込み、真なる魔王へと覚醒したのだよ。
……それは確かに軽々しく聞けませんね。
更には無き友がミリムの
ちなみに封印された
つまりはガビル達の祖先というわけだな。
皮肉なことにもこれがミリムの成した最初の偉業となってしまったのであるが。
あの様な無邪気な笑顔をしていますが、かなり壮絶な人生を送っていらっしゃいますね…。
おそらくミリムは
スキルを得るには強い思いが必要であるし、あの悲劇が今のミリムを形作っておるのだろうよ。
しかし、今では語らえる友であるリムルとエルロックと楽しくしておる。
そうですね。
あのように前を向いて過ごせるのなら、心配は失礼です。
それに今ミリムは友の救いたい人の為に、精霊の棲家を探しに行くようです。
魔王達にも釘をさすみたいですし、彼女は頑張ってますよ。
そうであるな。
流石は兄上の一粒種よ!。
(だが…大切な者を亡くし、
(エルロックは成長途中の蛹の様な状態である。あれが悲劇によって羽化した場合……)
(最悪の存在に至りはせぬだろうか……)
ヴェルドラがこんなに知ってるかは知りませんが、粗暴でありながら頭が良く、「
だってこの邪竜語り手として優秀なんですもの。