今回のお話しはかなりオリジナル要素てんこ盛りです。
それでも良ければどうぞ。
ちなみに最近FGOで花咲翁が実装したのですが、思い描いていたエルロックの見た目にクリソツなんですが、声がギィ・クリムゾンで脳内再生が汚染されています……
ふわっ、ふわわわわ
「お…おお…っ」
今試しているのは「重力操作」というスキルで、これを研究すれば色々な事が出来そうだ。
リディスが自身の「魔力妨害」の影響下にありながら、空を飛んでいたのは、この能力によるものだろう。
俺が部分擬態で出していた
「こうやってみるとドラゴスライムみたいだね」
「まぁ確かにビジュアルだいぶ近いよな。やっぱりまだ羽が無いと上手く空中を移動出来ないな…」
「後でリディスにやり方聞いてみようか」
「だな。餅は餅屋って言うし」
「ふふふ、楽しそうですねリムル様」
「シュナ、もう時間か?」
「はい。兄もリグル殿も既に準備は完了しています。威厳のあるお姿を見せてくださいませ」
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真央カリオンからの提案を受け、
使節団に任命したのは幹部候補のホブゴブリンが数名とその取りまとめ役としてリグル。
エルロックからは
そして団長にはベニマルを指名した。
暮らしぶりはゴブリン村だった頃に比べ、とてつもなく贅沢になったが、
使節団には頑張って交流を確かなものにしてもらわないとな
「諸君、是非とも頑張って来てくれたまえ」
「今回の交流は互いの品格を試される場だ。いつも以上に気を引き締め、取り組んでほしい。これは
「今回は相手と今後も付き合っていけるのかを見極めるという目的もある。我慢しながらじゃないと付き合えそうもないのなら、そんな関係はいらん。お前達の後ろには俺や守り手に仲間達が居る。恐れず自分達の意思はキッチリ伝えろ。友誼を結べる相手か否かその目で確かめて欲しい」
「頼んだぞ!」
「「「ウオオオオオオオオ!!」」」
「任せたぞベニマル」
「は、カリオンが信用に足る人物かこの目で見極めてきます」
「リグル達も頑張ってくれ。良い点はどんどん取り入れたいからな」
「見聞を広めて参ります!」
「じゃあ
「任務、拝命いたしました」
「わかったですよ!」
「ワタシ達にお任せください!」
「では行くぞ」
「「「はい!」」」
彼らの事は心配ないだろう。
「迎賓館の料理人はどうだ?」
「はい、十全に」
次はこちらの受け入れ準備だ。
幸いとエルロックの配下の岩魔人は全員思考共有や
なにより料理人だったエルロックが学んだ数々の現代料理をマスターした岩魔人は即戦力となるだろう。
あらゆる文化水準が高くなり、料理や色々な事に余力を割けるようになった文明の調理技術だし、異世界でも通用する筈だ
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「もう帰るよ、暗くなっちゃう」
「はぁい」
ガサ……
「ハアァァァ……」
茸型の魔獣が少女達の前に現れた。
しかし……
シュパンッ!
「あ、え?ま、魔獣は?」
瞬時にサイコロ状に切り裂かれ、泣く暇もなく死んだ
「大丈夫か?嬢ちゃん達」
「怪我は無さそうですね。良かった」
「あ、ありがとうございます。貴方が倒してくれたんですよね?」
「うわぁ!剣かっこいい!!」
「良いってことよ。剣も鎧もカッコイイだろ?。この先の
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「配色よく盛り付けて…」
「姿勢には常に気を配ってくださいね」
「はい」
「ゴミは一つも残さないように!」
「───なんか忙しそうな時に来ちまったかな」
「ああ、いいよ。せっかくだし接客の練習相手になってやってくれ」
「接客?誰か来んの?」
湯上がりで温まり緩んだヨウムは酒を飲み始めていた
「ああ、もう時期魔王カリオンとこから使節団が来るんだよ」
ぶーーッ!
「氷装天鎧っと」
何となく吹きそうだなと考えていたエルロックは、氷装天鎧で瞬時に凍らせ、重力操作で木桶に入れた
「あ、エルロックさん済まねぇ…じゃなくて!。魔王カリオン!?なんだってそんなことに…!?」
「まぁ話せば長いんだが…」
スライム説明中……
「───という訳で国交樹立のチャンスってワケなんだよ」
「は、ははぁ…なるほど…。それにしても魔王かぁ。その配下ならさぞかしおっかないのが来るんだろうなぁ…」
「どうだろうな。別に喧嘩が目的じゃないし」
「でも不足の事態に備えて、あちらにはベニマルさんを行かせたんだろう?。向こうだって同じ様に考えるんじゃねぇのかなぁ」
「だとしても関係ないな。下手に手を出してチャンスを不意にしたくないし」
「確かに…」
「だからお前も使者相手に喧嘩売るなよ?」
「俺も手下共もそんなにバカじゃねーですって」
「そういや、ハクロウが会いたがってたぞ。腕が鈍ってないか確かめたいってさ」
「シズも後で模擬戦したいって言ってたよ」
「し、師匠達が!?一気に酔いが醒めた……」
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──────数日後
「…来たか」
ドドッドドッ
ドドドド!ギキィ……
馬車ならぬ虎車か…。
虎車から獣人の女性が降りた
「お初にお目にかかります。ジュラの大森林の盟主様。私はカリオン様の三獣士が一人。
「はじめまして俺が────」
「はッ弱小なるスライムが盟主だと?馬鹿にしてんのか!?。その上矮小で小賢しく卑怯な人間共とつるむなど、魔物の風上にも置けねぇ」
「控えなさいスフィア。カリオン様の顔に泥を塗るつもりですか?」
「うるさいぞアルビス。オレに命令するな」
「…随分な物言いだな。このヨウムは俺の友人で同じ師についた弟弟子でもあるんだが」
「お、おい。リムルの旦那…」
「それがどうした?」
…そう来たか
「なぁヨウム、ちょっと実力を見せてやったらどうだ?」
「はぁ!?おいおい、平和的に行くんじゃ無かったのかよ!?」
「向こうが仕掛けて来るなら話しは別だ」
「ほう?やるか人間」
「頭、やっちゃってくださいよ!」
「お願いしますヨウムさん!」
「……はぁ、しょうがねぇなぁ。ちゃんと骨は拾ってやってくれよ旦那」
「ああ、任せ…ろ?」
「黙って聞いていればリムル様に対する暴言の数々。我慢に我慢を重ねていましたが、どうやらその必要は無かったようです!貴女の相手は……」
「ちょっと良いかなシオン」
「へ?なんですかエルロック様」
「彼女聞くところによると三獣士というじゃないか。つまりフォビオの同僚だ。なら彼女に任せて貰えないかな。ねぇ……リディス」
「うわぁ、大変だな皆さんって拙が!?」
「今こそ亡きフォビオから受け継いた技を使う時だ!」
「フォビオさんまだご存命ですよ!?」
「私の出番……」
「む、そこの鬼人が相手かと思ったが、弱っちそうな餓鬼が相手か。まぁいい、スライムの配下がどの程度のものか、このオレが確かめてくれる!」
フッ……と音も無く消えるスフィア
「はぁ……
瞬時に両腕に蒼い鱗の篭手を身につけるリディス
「はぁっ!!。…なんだと?」
高速で回転し、リディスに絶大な威力の拳を叩きつけるスフィア。
しかし……
「
片手で軽々と受け止め
「
ボボボッボン!!
「ぐぁぁぁ!?」
「フォビオさん(勝手に)力使わせて頂きます!」
「どういうことだ?今のは威力こそ低いがフォビオの」
「拙の
「…面白い。侮った事を詫びよう。オレは
「
「───まったく、しょうがありませんねスフィアは。替りに貴方があの人間の相手をなさい。グルーシス」
「え?俺ですか…。人間の相手ね、まぁいいか。遊んでやるよ人間」
サバイバルナイフに似た片手剣を取り出すグルーシス
「おう、よろしく……な!」
ドゴォン!!
大剣をグルーシス目掛け上段から斬り込むヨウム。
しかし、身軽にも大剣を上に飛ぶことによって回避する。
「芯流握撃・斬撃回天」
グルーシスを取り囲む様にして不可視の
「はぁ!?どうやってん、だよ!」
見えないながらも剣圧を頼りに隙間から抜け、隠し持っていた二本の片手剣を投擲するグルーシス。
「うおおおお!!」
それを掻い潜り一直線に突き進み、グルーシスに大剣を横薙ぎに叩きつける
「っと甘いぜ、って、んな!?」
「
斬撃回天は縦に回転する六つの斬撃を飛ばす
そして使用者の意思で左右に移動するという特徴を持っていた。
「よし」
グルーシスの首筋に触れる冷たい感触
「チッ……俺の負けだ」
「良かったぜ…ん?なんだこの禍々しい魔素は…」
「罪悪装填……」
禍々しく流れ、湧き出す
「…いいぞ、見せてみろ。本能を解き放て!!そしてオレをもっと楽─────」
「それまで」
アルビスの錫杖に遮られる形で戦いは中断された
「
辺り一辺を飲み込まんとする巨大な水の槍が出現する
「あ、あの〜この槍どこに飛ばせばいいですかね?」
「はぁ……しまらねぇなぁ
シュルル、シュルン
「あ、ありがとうございますリムル様」
「ちっ、いいトコだったのに」
「それで?俺達は合格なのか?」
「ええ、堪能させていただきましたわ」
「合格!?ってことはまさかこの試合は…」
「ああ、どうやら俺達は試されていたらしいな」
スッと片手を上げスフィアは宣言した
「見たかお前ら!。彼らは強く度胸もある。我等が友誼を結ぶに相応しい相手だ。彼等とその友人を軽んじる事は、カリオン様に対する不敬と思え。わかったな!!」
「「「ははッ!!」」」
「スフィア様の言われる通りだ。獣人とこれだけやり合える人間は滅多にいない」
「…嬉しいね」
「……というかお前手を抜いていただろう」
「一応俺は英雄王の師と爆炎の支配者を師に持つからな。いちいち本気出してたら殺されちまう……」
「英雄王…ガゼル・ドワルゴか!。そのような御仁とシズエ・イザワに鍛え上げられたのなら、その強さも納得だ」
到着早々、どうなることかと思ったがひとまず一件落着だ
「それにしても、先程の魔人の槍を瞬時に消したのは驚きました。流石はカリオン様の認めしお方。貴方と貴方の国と縁が出来たことに感謝を」
「こちらこそ、ようこそ
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その夜、新築した迎賓館で歓迎の宴を催したのだが。
くぴ、くぴ…ぷはぁ
「ああ、幸せ…♡」
えらく酒のウケがいい
「おい、誰だ。樽ごと渡したのは!」
「私だよ。結構美味しそうに飲むからつい……」
「スフィアさん、同僚を止めた方がいいんじゃ────」
振り向いた先には、それはそれは見事な毛並みの虎がいた。
それは美味しそうに、大きく平たい酒杯に注がれた酒をぺろぺろ舐めて飲んでいた
「ええ────っ!?」
完全に虎…
「この姿って他人に見せていいもんなのか?」
「特段見せてはいけないものではないのですが…。些かお恥ずかしいですな。油断しすぎで」
「おかわりはあるか?」
「はい」
あれも酒だし……。
まぁそれだけ心を許してくれたんだと思う
「ああ…気づけばりんごのブランデーが空に……」
「凄いなぁ……度数が40を超える泡盛が二瓶飲まれてる」
「あまり量は造れませんの?」
「あ、すまんすまん。客人に振る舞うのがメインだから気にしないでくれ。果物はエルロックが色んな種類植樹しているんだが、まだそこまでの量は無いんだ。一応
「あくまでも果物が足りないだけで、酒造の人員が足りてない訳ではないと?」
「機密情報だから語れないが、酒は直ぐに作れるし、私の配下は全員酒造りのエキスパートだから問題ないよ」
一応
きのみジュースにツボツボの
一応ツボツボの甲羅には転龍壺に似た効果を再現しているから作成も速いし
「…では良い考えがございます。我が
「えっ!?いいのか?」
ジー……
うわぁ、目怖!!。
完全に酒の味に心を奪われている……。
ナンテゴウリテキデテキカクナハンダンナンダー
「…なるほど、わかった。割合は?」
「細かいことは任せる!オレは美味い酒が飲めればそれでいい」
雑務はこちらに丸投げか。
物々交換となると妥協なラインが難しいな。
…うん、専門家に任せよう
「ゴブタ、商人詰所にいる代表を呼んできてくれ」
「はいっす」
「リ、リムル様。これは一体…!」
彼は
エルロックの配下だな。
「じゃ、あとよろしく」
「えぇっ!?」
案外取引なんて酒の席で纏まるものなのかもね。
他国との交流、その始まりとしてはなかなか上々だ
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「なぁ岩の旦那、この酒のツマミに出ている蟹のコロッケの蟹はここら辺で得たのか?。蟹の魔物の上位種である
「えっ、あぁ実はそれ蟹じゃなくて蟹に似た食材なんだよ」
「ふむ、蟹に目が無いスフィアが認める食材が、蟹では無いとは」
「そんなに蟹が好きなのかい?」
「まぁな。
「一応
「最上位種の
「いやいや、
「…それはその…硬さと再生能力を高めた反面、戦闘能力はCランクなのです」
「しぶとさに比べて火力が貧弱過ぎる……。そうか、Aランクとはつまり異常に倒しづらいからなんだね?」
「それに
「一応ランクは付けられているくらいなのです。……おっと話しが脱線してしまいましたね。端的に言えばその蟹に似た食材の情報を教えて欲しいのです」
「オレが出来る範囲ならなんでも言ってくれ!。この味が気に入ったんだ」
「まぁそこまで言うなら教えるけど。実を言うと私のスキルで生み出した植物なんだよね」
「生み出した!?ってか植物なのかコレ!」
「イベリア、悪いんだけど成熟したバロメッツと未成熟の実を持ってきてくれるかい?。あと、どちらも調理したやつもお願いね」
「分かりました。ただいまお持ちします」
数分後……
「お待たせいたしました。こちらが生のバロメッツで、成熟したものと未成熟の実を同じように調理したものとなります」
「…羊?」
「……羊が果実の中に入ってる?」
「これは私が生み出した、種子変換装置という魔道具を使った実験で試したら生まれた綿の近縁種だよ。周りの金色の毛は羊毛の特徴を持つが、綿の特徴もあるので毛玉が出来にくく丈夫なんだ。なんでか分からないけど極上の蟹の味がするよ」
「いやなんで綿を変換して羊に似た植物が生まれんだよ!?」
「……随分変わったスキルをお持ちなのですね?」
あ〜だいぶ言葉を選んでいるなスフィアさん。
私もまさか地球の伝承を再現出来たりするのかな?と、ハッチャケたのが原因だからね……
「安心してほしい。毒は無いし寧ろ蟹が食べられない体質の人も食べられるし、美容や体の疲労回復に良い。更には脂肪の燃焼を助けるから、ダイエットに良いんだ!。あと、蟹とは違い毛皮を剥げばそのまま食べられるよ」
「世の女性の味方の様な食材ですわね」
「そして育て方は普通の綿と同じだし、かなり丈夫なんだ。あと血に似た果汁は蟹の旨味を凝縮した極上のスープだし、骨に似た節は煮込むと素晴らしい出汁が取れる。とりあえず調理したバロメッツを食べてみてほしい」
「あむ」
「これは…」
「成熟したバロメッツは肉質が細かくしっとりしつつもプリッとした食感と甘みが魅力で、蟹と食感は変わらない。部位ごとに食感は異なるけど美味い。未成熟の実は柔らかくジューシーで食感は子羊と同じ。味わいは成熟したバロメッツより濃厚だよ」
「オレは蟹の味と食感を含めて好きだ。だから成熟した方が好みだな。だが、未成熟の実は味で言えば
「本当に美味しい…。全てが利用出来、栄誉豊富となればかなりの価値が生まれますわ」
「ちなみに未成熟の実の周りの果皮は、プルプルしているだけで味は無いよ」
「…ぐっ、これ程の食材を手に入れるにはどんな対価が必要になるか!。オレと寝食を共にするか!?。可愛げは無いかもしれないが面は良いと思っている!」
「すまない…私には生涯を誓った亡き妻に操を立てているんだ」
「振られましたわね」
「まぁ代わりと言ってはなんだけど、時間がある時にリディスと遊んだりしてくれれば嬉しいかな。出来れば戦闘訓練とかに参加して貰えると助かるよ」
「それだけでいいのか?。それぐらい構わん。寧ろそれだけで良いのかオレは納得出来んくらいだ」
「この金色の綿の種をとりあえず30粒渡しておこう。後はそうだな。バロメッツは
「あいわかった!この種は
「他国の者に振る舞うのは構いませんのね?。であれば厳重に管理せねばなりませんわね。ハッキリ申し上げれば、エルロック様は我が国に黄金に勝る物を授けてくださったも同然。種は受け取りますが、カリオン様に確認を取り許可が戴ければ栽培をし、許可が戴け無い場合は種をそのままお返しすると誓いましょう」
「それで構わないよ。リムル君にももし聞かれたら、私の自由裁量で構わないと言われているからね。正式な書類はこの後作成しようか」
まさか私の生み出した植物で
「なぁ、最後に聞いてもいいか?。あのフォビオの力を使っていた魔人は……
「隠す気は無いよ。あの娘は空岩魔人のカリュブディス。私の力で魔人に転生させたんだ。私達は普段愛称のリディスと呼んでいるよ」
「……このことはカリオン檨に報告しても、かまいませんわね?」
「勿論さ。リディスは私が育て、善良な魔人に成長している。よほどのことがない限り他所でやらかすことは無いよ」
「わかりました」
「あぁ、バロメッツは魔素の濃度が高くないとただの黄色い綿になって、もう二度とバロメッツにならないから気をつけてね」
「了解した」
確かにバロメッツは他国に渡すのは危険だけど、この種はハッキリ言って魔素の濃度が高い場所じゃなければ黄色の綿になるし、人間の国では真の価値を得られない。
一度黄色い綿になればバロメッツに成長もしないしね。
わざわざ濃度を高めて栽培したらかなりのコストがかかるだろうしね。
これからが忙しくなりそうだ
ステータス
名前:
種族:
称号:暴風の紋章
魔法:なし
ユニークスキル:『
エクストラスキル:『毒霧吐息』『麻痺吐息』『超音波』『威圧』『嵐装天鎧』『木装天鎧』『土壌固定』『氷零弾』『陽装天鎧』「炎熱操作」『
コモンスキル:『念話』
耐性:痛覚無効、耐熱耐性、刺突耐性、物理攻撃耐性、電流耐性、麻痺耐性、腐食耐性、土耐性、熱変動無効、病毒無効、精神苦痛耐性
ちなみにバロメッツはダンジョン飯を基軸に、元の伝承を参考にしました。
余すこと無く使える所は、トリコのミリオンバードに触発もされてますが、単純にデカイ蟹が食べたいと思い、書きました。
・「
他者に敵意を向けられた際に、敵意の度合いに応じてダメージを軽減するスキル。
他者が自身を恐れていた場合は攻撃は殆ど効かない。
・「
自身の
分身体を通じて他者の経験を追体験し、我がものとする。
エクストラスキル「武装具現」と
・「
自身の罪悪感情を担保にエネルギーを生産するスキル。
使い過ぎると罪悪感情が
しかし、岩魔人としての能力を使い、澱を吸収する為デメリットは消されている。
・
海や川に生息する魔物。
人に危害を加える事は無いが、卑劣な存在や友を気づける存在が現れると凄まじい切れ味のハサミで襲いかかる勇猛な魔物。
多対一の戦いでは良き戦いをすれば満足し、ハサミを自切して凄まじいスピードで立ち去るが、一対一であれば互いに死ぬまで戦い、勝者を讃えて散る。
殻は毒を無毒化する為、貴族が食器として用いる。
・
はるか昔、とある女の護りたいという意思を核として、無数の護りたいという意思が寄せ集まり産まれた精神生命体。
たまたま近くにあった
小島の様に巨大な蟹であり、背の甲羅には森が生えている。
真紅の様に輝く甲羅は海に浮かぶ紅月と称された。
何を護りたいのかが分からないが故に、海を護る事に価値を見いだした。
海を荒らすものを藻屑にし、海を愛するものには敬意を評し甲羅の一部を渡す。
海で遭難した船乗りを配下の魔物を使って、時には自分で陸に運ぶ。
海の守護者とも呼ばれる。
死ぬと
その発生経緯故に身が殆どなく蟹の食べられないところみたいな味がする。
かつて海辺にある国を