ゴブリン達を救うべく立ち上がった私達だが、まずは負傷者の治療をリムル君が受け持ち、牙狼族の位置を
「エルロック。牙狼族達は今どれ位居る?」
「偵察に10匹程で感じられる意思からして、夜中に襲ってくるようだね。とりあえず石材で柵を作ってリムル君の指示通りに糸を張り巡らせておいたよ」
「助かるよ!わざわざ住処を解体して柵を作るのもなんだしな。ていうか意思なんて分かるのか?」
「私に意志を向けていればある程度は読めるし、敵意を抱いていればかなり細かく読み取れるかな」
「凄いな。じゃあ夜に向けてこのまま牙狼族を待つか」
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「あ!来たっ、来たっすよ!。牙狼族っす!!」
牙狼族のリーダー格と思わしき隻眼の彼からは一際強い敵意を感じるな。
とりあえず
他の子達は麻痺させるかな。
「む、なんだこれは。貴様達我の足に何をした!」
「あぁ君達が敵対的だったから足を使えなくしたり、麻痺させたのさ。そして、これより先はゴブリン達の村だ。引き返してくれるなら足も治すし、見逃しても構わないよ」
「息子の話しには出てこなかったが、大した
ん?リムル君は分かるが、私を認識していなかったのか?。
あの時は魔素を隠匿していたから気づかなかったのだろうか
《解。ユニークスキル
なんだそのスキル。
あれか死に際の皆私を想わないで前に進んでくれって思考がスキルになっちゃった感じか
《解。その通りだと思われます》
「俺達と敵対するってことでいいんだな?」
「くどい!人間の村にある柵や変わったスキル如きで止まるような臆病者では無いわ!お前達行け!」
リーダー格以外で麻痺から動ける様になった牙狼族がこちらに向かうと張り巡らせておいた鋼糸が牙狼族達を切り裂く。
あぁそうだ。死んだ牙狼族達の魂を回収しておこうか。
粘糸を着けた玉をヨーヨーの様に使って回収する。
「馬鹿な!一体何が起こった!」
「周りが暗くよく見えなかったようだな。エルロックの鋼糸でお前達は傷ついたんだ。矢と鋼糸を避けながら村に入れると思わない事だな」
「有り得ん……我ら誇り高き牙狼族が下等なゴブリンや
「オヤジ殿!?」
「小賢しい真似をしたところで、我が爪と牙を以てすれば切断も容易い!。貴様ら如き捻り潰してくれる!!」
「リムル様、エルロック様…!!」
「大丈夫さ。甘いね牙狼族のリーダー。私達の周りに粘糸を張っておいたんだよ」
リーダーの牙狼族は粘糸に絡め取られて動けなくなり
「そして終わりだ」
リムル君が水刃でリーダーの首を斬り裂いた。
彼の魂も回収しようか。
「オヤジ殿…」
「聞け、牙狼族よ!お前らのボスは死んだ!。選ぶがいい。服従か死か!」
「ん?反応が無いね」
「仕方ないか」
リムル君はそう言うと捕食者でリーダーを捕食し、擬態した
「ククク仕方がないな。今回だけは見逃してやろう……。我に従えぬと言うならばこの場より立ち去る事を許そう!!。さぁ行け!!」
これで彼らも
「我ら一同貴方様方に従います!」
おや?
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「うーん、だいぶ野性味溢れる所帯になったな。んで、エルロックはさっきから凄いスピードで彫刻してるけど何やってんの?」
「ん?あぁ今回亡くなった牙狼族のリーダーや配下を転生させてみようかなって思ってさ。今彫り終わったし、早速やろうか!」
「え、ちょ待てって!。だいたいその像人型……」
あ、リムル君に確認とって無かったなぁ。
彫像に玉を押し当てると白い大理石から、普通の人間と変わらぬ肌色と蒼い髪の獣人型の岩魔人が動き出す。
「む……ここは。いや、そうか我は、我達は死んでしまったのだな。しかし、あの世にしては普段と変わらぬし、妙に視界が高いな」
「やぁ牙狼族のリーダーと配下君達。君達は確かに死んでしまったけど、ここはあの世じゃない。君達は岩魔人、いや狼岩魔人に転生したんだ。見た目は狼の獣人って所かな?」
「なっ!生き返った、いや、転生したというのか!。だが、何故我らに再び生を与えたのだ?。敵対した我らは其方達の話しを聞かずに襲いかかったというのに……」
「まぁ単純に息子さんが寂しいんじゃないかと思ったのもあるけど、実験かな。君達普通に人間の体で動けてるし、会話も出来てるようだから成功して良かったよ」
「…そうか。済まない恩に着る。我ら一同この恩に報いる為に貴方様方に忠誠を捧げます。息子に再び合わせてくれた事感謝する」
「「「我らも感謝します!貴方様方の力になりたく思います!!」」」
「あぁよろしく頼むよ」
「えぇ、マジかよ。ケモ耳イケメンと美少女になっちゃったよ。つか、ボスの見た目見た事あるような……」
「あぁ魂を定着させやすい様に類似性のあるキャラの見た目にしたんだ。魔法先生ネギま!の年齢詐称薬使った犬上小太郎だね。髪が蒼いのは牙狼族の名残りかな?」
「あ、去年終わった作品か。へぇー類似性があればこんな感じに復活出来るんだな」
「そうだね。そういえば牙狼族…というか皆に名前ってあるのかい?。ずっと種族名で呼んでたんだけど」
「あぁ我ら魔物は普通名を持たぬのだ。別に名前が無くとも意思疎通が出来るからな」
「そうなのか…でも俺達が呼ぶ時に不便だし名前を付けるよ!。エルロックも手伝ってくれ!」
「リムル君。済まないが私とパスが繋がった狼岩魔人にだけ名前を付けるよ。それに私は君のサポートがしたいし、出来れば君がリーダーになってくれると嬉しい。」
「待ってください。宜しいのですか?」
ん?ゴブリンの村長が確認をとっているがなんなんだろうか。
《解。魔物に名を与える際に魔素を消費します。リムル=テンペストであればヴェルドラ=テンペストの魔素を使い大量の名付けが可能だと思われます。
あぁそういう事か。
思えばヴェルドラさんも名を付けてくれたし、私達に力を与えて生きやすくしてくれたのだろう……。
本当に感謝してもし足りない恩竜だ
「そうか…分かった!。俺が皆を引っ張ってやるよ。エルロックもサポートよろしくな!村長、大丈夫だ。今から名前付けるから一列に並んでくれ」
さて、リムル君が名付けしてるし、私も名前を考えようか
「そうだね……リーダーの君の名前はガロだ。君達は順にパブロ、イベリア、リコスだ」
「「「「有難く頂戴致します!!」」」」
お、本当に魔力が減ったね。
これくらいなら大丈夫そうだ
「リムル様!」
ん?ってリムル君がどろりと溶けた!?
《告。リムル=テンペストは大量の魔物に名付けをした為、
え?あちゃー、こうなると知っていれば私も名付けしたのに。
やってしまったな。
《告。リムル=テンペストはヴェルドラ=テンペストの魔素を効率的に使用しています。また、
うーん、そう言われると二人とも気絶して護りが疎かになるより、私が気絶している間の雑事を済ませるのが良いのかな?
「あー、リムル君は魔素を消費した事により、大体一週間くらい眠りにつく。リムル君が寝ている間にこの村を立派に仕上げて驚かせよう!!」
「「「「わかりました!!」」」」
さて、どんな風に家を作ろうかな!
ステータス
名前:
種族:
称号:暴風の紋章
魔法:なし
ユニークスキル:『
エクストラスキル:『自己補填』『魔力感知』『完全記憶』『並列演算』『毒霧吐息』『熱源感知』『麻痺吐息』『粘糸』『硬糸』『吸血』『超音波』『身体装甲』『水操作』『超嗅覚』『思念伝達』『威圧』
コモンスキル:『念話』
耐性:痛覚無効、傷病耐性、耐熱耐性、刺突耐性、物理攻撃耐性、電流耐性、麻痺耐性、熱変動耐性
牙狼族のスキルを
今回はエルロックの配下となる狼岩魔人を登場させました。
では、続きをいつ書くかは未定ですが、今月中には出します。