転生したら岩だった件   作:ぱのらま

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ヴェルドラ観察日記〜1

またあったな。

ヴェルドラ=テンペストである!

 

此度もリムルとエルロックの話しをしようと思う。

我はリムルとエルロックを信じ、リムルのスキルで胃袋に収納されておる。リムルの捕食者は巫山戯た能力(スキル)だった。なにせ、何も無い広大な空間が広がっていたのだからな。

とてもでは無いがあの小さな体に見合わぬ大きさよ。

 

さもありなんというべきか、我を捕食し収めるのだからそれ相応の広さが無ければならぬよな。

異世界からこっちに界渡りする際には、適正が無ければ死ぬ事になる。

逆に言えば、適正があれば大量の 魔素(エネルギー)を取得して、頑強な強さを得られる訳だが他の異世界人同様、 固有能力(ユニークスキル)を二人共獲得していた。

 

何を願ったのかは知らぬが、とんでもなく当たりの能力(スキル)を獲得したようだぞ。

 

そうそう 固有能力(ユニークスキル)と言えばエルロックの彫刻家(ホリダスモノ)だったか。

あれもとんでもない能力(スキル)だった。

 

なにせ我を封印したあの勇者を寸分たがわずに再現したのだからな!

まぁ再現自体はエルロックの彫刻家としての技量あってのものらしいが、奴らの会話を聞く限り彫り出した物に魂を宿し魔物として転生が出来るという。

 

ん?どうやって聞いたのか、だと?

馬鹿め、我は偉大なる“竜種”(りゅうしゅ)だぞ?

そんなもん、我の 固有能力(ユニークスキル) 究明者(シリタガリ)』を駆使してリムルと共有の“名”に干渉し、その得た情報を転送させーーとまぁ色々やって、ようやく成功したのだよ。

本当は視界の情報のみしか出来なかったが、本当に頑張ってなんとか声も転送出来るようにしたのだ。

 

無限牢獄(むげんろうごく)』は300年という年月を退屈な物にさせた。

そんなでは心が死んでしまうではないか!。

今度は同じ失敗はせぬ。

せっかく興味深い者達に出会えた上に、友達になったのだ。

とことんまで生き抜き、この世を楽しみ尽くしてやろうではないか!

気合いで能力(スキル)を獲得も出来たのだ。

我も知らぬ未知がこれから見つかるだろうしな!。

 

む?……軽く聞き流してしまったが転生だと?産まれたての魔物であるエルロックが持つには余りにも強大すぎる力よ。

はっきり言って 究極能力(アルティメットスキル)一歩手前どころか、 究極能力(アルティメットスキル)そのもののような力なのだよ。

おそらく 固有能力(ユニークスキル)の範疇に収まっているのは、使用者の技量に左右される不安定な部分が原因であろうな。

おそらく同じ能力(スキル)を獲得しても彫刻の技量が高くなければ、瓜二つに再現出来る能力があったとしても使用すら出来ないエルロックのみに許された 固有能力(ユニークスキル)だろう。

 

ほれ、また我の知らぬ未知が見つかったわ!

これは退屈するのはかえって難しいであろうな。

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