VRゲームやってみたいですか?やってみたいですよね?そう、やってみたくなるんですよ 作:かるー7
僕の名前はセット! この世界初のフルダイブ型ゲームOneThingを遊んでいる普通のプレイヤーだ!
この世界は本当に凄い。何が凄いって全てがだよ! AIの賢さや柔軟性なんかは人間と変わらない。中に人が入っているんじゃあないかと思ってしまうくらいには精巧なんだ!
それに加え全く違和感のないこの身体! 他にもこういうフルダイブとまでは行かないけど感覚同期ぐらいは出来るゲームを遊んだことがあるけどそっちは酷いもんだった……。
見た目と感触が違うことが普通。体の内部にグニグニとして何かが当てられている感触がある時もあった。ちなみにその感触を感じたのは武器屋で盾を買った時だった。
それに嗅覚も凄いアレだった。こっちだったら草原に行くと草の臭いなんてものが感じられるが、前やったものだとほとんど無味無臭。
臭いが設定されているものがごくわずかな種類のアイテムの臭いだけが漂うというなんとも言い難い環境だった。
それが! 街に繰り出せば屋台の匂いを感じれて、草原に繰り出せば爽やかな草の香りがする。味の再現も完璧! この串焼きなんか鶏の繊維の感じとかを感じられて美味しい!
だから料理なんかも現実と比べられるくらいには美味しい!
屋台の食べ歩きだけで時間を永遠に潰せると言っても過言ではない!
それにアイテムに同じものが一つとしてない。毎回同じ屋台で串焼きを頼んで食べているのだが毎回味が微妙に違うし肉の形や硬さも違うから食べてて飽きないんだよね! 複数のパターンを使い回しているということもないんだ!
物理法則だってしっかりしているから現実との差異に悩まされることもないんだよね! 最初のキャラメイクで身長とかもいじれるんだけど現実とかけ離れた体でも違和感が殆どない!
これは僕が特に凄いと思ったことなんだけど、元々足が不自由な人でもこの世界だと自然に立てたり走ったり出来たらしいんだよね!
それに! これは僕が痛みを弱くしているからというのもあるかもしれないけれど死んでも心が痛くない。何でも、限定的記憶制限処理という方法で死んでもトラウマにならないようにしてくれているそうんなんだ!
……それでも限界はあるらしいけどあるのとないのじゃ天と地ほどの差があるらしいんだよ!
ところでなんで僕が一人でこんな事を考えているかって?
ついさっき死んだばかりで屋台で現実逃避してるからだよ! ……自分で言ってて少し悲しくなってきたかも……。
こうなりゃ
ということで。
「おじさん! 串焼きもう五……いや! 十本! ちょうだい!」
僕がそう言うと屋台のおじさんは串を焼く手を止めて目の前に積み上げられた肉のついてない串の山を見て困ったような顔をしながら言いながら言った。
「いやぁ。買ってくれるのはうれしいんだけどね……。あんちゃんが全部食うせいでもうこの店には肉が7本分しか残ってないよ!」
「だって仕方が無いじゃん! おじさんの串焼きが美味しいんだもん!」
「だもんじゃなくってな……。この7本がなくなったら今日はおしまいだからな。そんなに気に入ったなら次も来てくれよな」
「分かった! ……他にお勧めのお店とかある?」
そう言われると屋台のおじさんはウンウンと唸りながら考え出した。そうして串焼きを口の中に詰め込みその肉の味を堪能しながら待っているとおじさんが口を開いた。
「やっぱあそこかな。王様行きつけの店があるんだけどな? そこが一番いい店だと思うぜ」
「王様行きつけ!? そんなところ行けるの!? ドレスコードとかあるのかな? ……でもお金そんなにないよ! 装備の修理代だってあるのに!」
残念ながら懐は温かくはあるものの防具だけの修理代でも決して油断はできないような状態である。しかもついさっき死んだからデスペナルティでただでさえ少ないお金は減ってしまったのだ! つまり、王様が通うようなお店に行くお金はセットにはない!
そう思ってセットはわたわたとどうやってお金を工面しようかと考えを巡らせていた。ここで諦めるという選択肢がないのがセットという人間なのだ。
そんな慌てているセットを見て店主は慌てたように言った。
「いやいや! あんちゃんそんなに慌てなくても良いさ。そこの店はドレスコードなんかない。というか俺が毎日行ったって大丈夫なくらい安い店だぜ」
「え? 王様行きつけのお店なのに安いの? というかそんなところに王様っていていいの? 護衛とか必要じゃないの?」
庶民が行けるようなお店に行って品格とか大丈夫なのかな? あと護衛とか連れて行くと思うから色々問題が起きそうなイメージあるけど……。
そう思っていると屋台のおじさんは生き生きとした表情で、それはもう嬉しくてたまらないといった顔で喋りだした。
「普通はダメだな。だけど我らが王! 【竜殺しの英雄】なら大丈夫なんだよ。なんせ、本人がこの世界で最強の人なんだから!」
「へぇ~! 王様が最強なんだ! それってすごいね!」
「あぁ! 昔、聖教では神に並ぶ力を持つとされていた【光の竜】を打ち倒し、領土を広げ、他の国の戦争にも勝ってる本当の英雄なんだよ! 王様のお陰で冒険者ギルドも活発になったし本当に凄い人なんだよ!」
それを聞いて思い出した! 確かにその【竜殺しの英雄】の活躍を歌った歌をあちこちで聴いたんだった! 確かその歌では……。
「精霊とも戦ったんだよね!」
「よく知ってるな! あんちゃん! その通り精霊と戦ったんだよ! 中でも一番有名なのは【光の竜】との戦いだけど俺は土の精霊、それを崇めてる人たちには土霊様って呼ばれてるやつとの戦いの場面が一番好きなんだよ! なんて言うのか……こう、武人と武人の戦いっていう感じでよ!」
「おじさん、王様が本当に好きなんだね!」
「もちろん! この国で王様が、【竜殺しの英雄】が嫌いなやつなんて犯罪者とかを除けばそうそういないさ」
「犯罪者に嫌われてるの?」
「犯罪の現場に本人が駆けつけて解決しちまうからな。お陰でこの王都の犯罪の数は他の都市と比べて明らかに少ないんだよ」
この国の王様は本当に凄い人なんだな! それに、少し聞いただけでも分かったけど、本当にこの国の王様は国民に愛されてる。そこかしこで王様をたたえる歌が歌われてるし。
「それで、その王様行きつけのお店ってどこなの?」
「凪の小鳥亭っていうところなんだけどな? ここの通りをまっすぐ進んで左に曲がったところにあるぞ。沢山の鳥の置物があるから見ればすぐ分かるはずだ。鳥の置物を置くために木を植えているんだが、そのせいであそこだけ半ば森みたいになっているから本当に見ればすぐ分かるぞ」
「おじさん教えてくれてありがとうね!」
そう言って店を離れて通りの中を進んでいく。
歩きながら頭の中でお金の計算をする。これから凪の小鳥亭で使うであろうお金の事を考えると武器と防具両方の修理は厳しそうだ。
そこまで考えて思い出した。そういえば今日レベルが5になったから武器の修理代はもういらないんだっけ。
そこまで思い出すと武器分の修理代がいらなくなった腰に吊るした原因を見る。それは細やかな装飾が施された長剣だった。
もっとよく見ようとしてウィンドウを開きこの剣の情報を開示させた。
『意思』
段階:幼芽
名称:撃剣ヴァーパクト
能力:衝撃の蓄積と解放
詳細:時間経過又は剣で攻撃をすることにより衝撃を蓄積出来る。蓄積した衝撃は剣から任意のタイミングで出すことができる。蓄積出来る衝撃の量は限界があり、現在蓄積できている衝撃の量は蓄積ゲージにて確認出来る。
蓄積ゲージ:3/10
溜めて溜めて溜めるのだ。今ではない何時かこの力を、衝撃をぶつける相手を間違えないために、そして必ず仕留める為にも。
これが武器分の修理代がいらない理由だ。
ちょっと前にこの国全体に知れ渡った『意思』というシステムはレベルが5になると解放されプレイヤーごとに特殊な能力か武器を与えることで知られている。
その中でも武器型の『意思』をアームズなんて言うこともあるらしい。何でも検証班と呼ばれる人たちがその名前を『意思』の分類の為につけたらしい。
そしてなんとこのアームズ! 壊れないのだ! 修理も不要! 全身鎧型のアームズを身に付けた人は鎧の修理代がなくなってようやく武器が買えるようになったらしい。
それまでは全身鎧を着て徒手格闘で頑張ってきたそうだ。でも武器を全然扱えなくて結局素手で戦ったほうが早いということに気づいたとかなんとか。
そんな事を考えながら自分の『意思』を見つめながらニヤニヤとしているといつの間にか森の中に居た。
いや、よく見れば森ではない。後ろを見れば木々の間から普段の街並みが見える。
周りを見渡せば木に何個もの鳥の置物が置いてあった。ところ狭しと置いてあるものだからどこか狂気的なもの感じてしまう光景になっていた。
そこまで考えてやっと気づいた。ここが凪の小鳥亭なのだと。
確かにこれは見ればわかるね……。あれはオウムにインコ、スズメかな? 後は……あれはなんだろう。全身が鱗に覆われてるけど、飛べるのかな?
周りを見ながらかすかにある獣道のような道を辿って歩いていくとそれは見えた。
最早廃墟と言っても過言ではないくらい蔦に覆われ苔がむしていてそれでもなんとか営業しているとわかったのは両開きの扉が開けっ放しになっていて中の様子が見えたからだ。
いい匂い……! これは確かに期待できるね! 王様行きつけのお店……本当に楽しみだよ!
迷わず店の中に入って行くと中には意外にも鳥の置物は無かった。外の光景さえ無視してしまえばただの食堂だ。早速カウンター席につくとウェイターさんがすぐに来てくれた。
「ご注文はありますか?」
「うーん。ここのお店について何にも知らないからなぁ。おじさんも教えてくれなかったし……。お勧めでお願いします!」
「かしこまりました」
そう言うとウェイターさんは去っていった。これでゆっくり出来ると思ってふぅと息をついた。このゲームしっかりと疲労感なんていうのも再現しているので移動休める時にしっかり休んでおかないと後がかなり辛いのだ。
そしてゆっくりしていると隣の席に座っていた男が話しかけてきた。
「なぁ、お前ここの店は初めてか?」
「え? うん。初めてだけど」
「そうか、なら乾燥キノコのポタージュが良いぞ」
おすすめをするのが少し遅いよ! そんなにおいしそうなものがあるのならそっちを先に頼んでおけばよかった! こうなるんだったらもっと情報収集してから来るんだった!
そう思っていたのが顔に出ていたのか男はこう言った。
「大丈夫。俺が奢ってやるから。すみませーん乾燥キノコのポタージュ一つこの子にお願いします」
「何で奢ってくれるんですか?」
「そりゃお前決まってんだろ。この店はいい店だからよ。うまいもんを食ってリピーターになってほしいのさ。店主の趣味が悪いせいで外があんなことになってんだろ? だから初めてのお客さんはあの『森』で怖がって帰っちまうのさ。ここが潰れたらあの【竜殺しの英雄】にもう俺程度じゃ会えなくなっちまうからな」
そう言うといつの間にか目の前に居た巨大な、それはもう熊と見間違うような体格のおじさんが居た。
「趣味が悪いとはなんだ! かっこいいだろうが!」
「いや、百歩譲って鳥がかっこいいってのは良いよ。でもあの数は無いだろ! 明らかにあれが出来てから新規の客足遠のいてんだろうが!」
「いや、あの数あってこそのかっこよさだろ!」
「それはもう救えねぇぜ。仮にもその腕があんだからこの癖さえなけりゃ宮廷でもどこでも働けただろうによ」
「オレは鳥たちがいる所でしか働く気はねぇよ。っとすまねぇな嬢ちゃん。これがおすすめのベアハンバーグとそこのバカの奢りの乾燥キノコのポタージュだ」
そう言いながら僕の目の前に湯気の立ち上る料理を置く。本当に美味しそうだ!
「それじゃいただきます!」
まずは乾燥キノコのポタージュからスプーンでポタージュをすくって口に入れる。とても熱くて冷まさなかったことを少し後悔したけど、その後悔はすぐに消えた。熱い蒸気とともにキノコの香りが鼻から抜けることで一度に何十種類ものキノコを食べたかの様な満足感を得られたのだ!
「おいおい、ベアハンバーグって共食いハンバーグって名前に変えたほうが良いんじゃねえか?」
「誰がクマだ!」
その満足感を又得ようと熱いままにどんどんと口の中にポタージュを放り込んで行く! だが数十種類のキノコを食べたかの様な満足感と言っても食べたポタージュの量は少ない。まだまだ腹には余裕がある。そこでポタージュからは一度離れベアハンバーグを食べることにした。ナイフとフォークに持ち替えていざベアハンバーグへ!
「そういうゼンドこそいつもキノコばっか食ってから今に体から木でも生えんじゃねぇのか?」
「やめてくれ! お前が言うと洒落にならん!」
フォークで突き刺しナイフで切り裂けば中から滝のように肉汁が湯気と一緒に一気に出てくる。切り裂いたそれを口の中にまで運べば口からはあふれそうなほどの肉汁が噛めば噛むほど出てくる! 先程の香りで攻めてくるような料理とは違いこれは単純な旨さ! それだけで攻めてくる! 野性味溢れる肉の旨味! 歯ごたえ抜群のお肉! それだけで十分なのだと言わんばかりの美味しさ!
「お父さん何やってるの?」
「お! コセナちゃんじゃん! 久しぶり! 元気してたか?」
「てめえ! 娘に色目使ったらはっ倒すからな!」
再び乾燥キノコのポタージュへ! 先ほどまでの野性味溢れた味から一気に優しさで包まれた味に戻る!
…………! これは! 先ほどまでは熱すぎたせいであまり感じられなかったキノコ本来の旨味が舌の上で踊っている!? 香りと旨味、しかもそれらは何十種類ものキノコがそれぞれの個性を出すかのように主張している! 旨味と香りの情報により脳がオーバーヒートしそうだ! そしてポタージュを口に入れればいれるほど情報量が多くなっていく! そして、気づくこれはキノコだけではない! 香草だ! 香草がキノコの香りをより更に高めている! 旨味に負けない香り高さはこの香草から来ていたのか!?
「へぇ~。最近はギルドの職員も大変なんだねえ」
「コセナ、本当に大丈夫なのか? 辛くなったら何時でもお父さんに言えよ」
「お前子煩悩すぎねぇか? そろそろコセナちゃんだって親元を離れてもいい頃合いだろうに」
「てめえ! 俺とコセナを引き剥がそうったってそうはいくかよ!」
「いや、だから!」
ベアハンバーグ! 再び! 僕はまたフォークで突き立てナイフで切り裂くことで切り分け口に運ぶだけの機械となる! 口から溢れ出しそうな肉汁を飲み干し更にもっと肉をくれ! と叫ぶ体のために! そして再び乾燥キノコのポタージュへと繰り返していくうち脳内にある光景が浮かび上がる!
それは森だった! それも熊がいる森だ! キノコとそれを補助する香草によって森が形作られそこには野性の凶暴なクマが住んでいる! ……いや! 凶暴なクマではない! 森にとっての外敵を駆除し森を守る守護神! そんな存在として森に君臨している! それがイメージされた頃には舌の上で肉の旨味とキノコの香りそれらが完全に融合していた!
気付いたときには僕はもうベアハンバーグと乾燥キノコのポタージュを食べきって居た。
「ごちそうさまでした」
「おう、いい食いっぷりだったな。代金はそこの転がってる男からもらうからいらねぇ」
「良かった! 装備の修理代結構心配だったんだよね! ……そういえば王様ってよくここに来るんですか?」
貰うものは取り敢えず貰っておく精神のセットは転がっている男を特に気にすることもなく気になったことを聞いた。
「あぁ。よく来るぜ」
「それじゃあ、王様って今どこにいるんですか?」
「今なら多分、北の山脈を越えた先で怪物退治でもやってると思うぜ。前に来た時にそう言ってた」
「じゃあありがとう御座いました!」
「おう! いつでも来な!」
そう言われると少女は良いものを食べれた。という満足気な顔で店を去っていくのだった。
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ズルズルと俺は師匠に引きづられていた。セイムさんと話していたのだが、儂らの話は終わったからと問答無用で引きづられてしまった。
今は街も活気が溢れる時間帯ということもあって路地裏を通って移動しているというのに家越しに表通りの人の声が聞こえる。
「今日はレッサー・ベア倒してレベルも5に上がったしここらへんで終わるか?」
「私もそれで良いと思う。だけどまだ現実はお昼には早いわよ?」
「あっ! そういえばこのゲーム現実に比べて時間が過ぎるのが速いんだっけ。今までのゲームと同じ感覚だったわ。じゃあドロップ品売ってなんか飯でも食って休むか」
「そうね。ずっと戦ってばっかだったから少し休みたいかも」
「そうと決まれば! ここら辺に俺の知り合いがやってる飯屋があるんだよ。そこで飯食おうぜ!」
「別に私も当てが無いからそこでも良いけど。先に換金してからね。今私たち一文無しなのよ?」
「分かってる分かってる。じゃあギルドに行くか!」
……何か凄い楽しそうだな。決して羨ましいとかそういうのじゃないけど!
……嘘です羨ましいです。俺レベルという概念がほぼ死んでるし、こんなにこのゲームやってるのに未だに名前を知っているプレイヤーの人数が一人だし。
おかしいよな。俺VRMMOやってるんだよな? プレイヤーとほとんどあって無いんだけど?
というかギルドって何? 換金何か出来んの? レッサー・ベアって何? もうクマ倒してんの? 早くね? 俺ウサギだよ? しかも一体しか倒してない。
…………。
まぁ? 俺はかなりやっている人が少ないイベント(おそらく)をやってるし? かなり凄そうな人に修行つけてもらってるし? (修行つけてもらってもウサギに勝てないし、その人物にステータスを封印されてるし、なんなら重犯罪の片棒担がされてる)土足とかいう技術も使えるし? (いつでも使えるとは言ってないし、ほとんど足でしか使えない)
そんな風に自分を励ますもそんなに大した事はしていないという事に気付かないように誤魔化すのも限界に近づいて来た頃にはもうあの洞窟の前にたどり着いていた。
最早プレイ時間のほとんどを過ごしているひんやりとした薄暗い空間の中に入って行く。
洞窟の奥の広い空間に移動していると師匠が唐突に口を開いた。
「そういえば何でお前さんを鍛えていたのか説明していなかったのう」
「え? 俺を鍛えるのに目的何かあったんですか?」
てっきり暇だからとか、あのおばあさんに頼まれたからとか。後はメタ的にサブクエストとしてプレイヤーを鍛えるって言うもんかと思ったけど。だとしたらとんだ外れクエストだけど。
「あるに決まっとるじゃろ」
老人がそう言うと同時に何処からかパイプオルガンの音が聞こえてくる。それと同時に目の前に少し豪華なウィンドウが表示される。
「この国の王を殺すんじゃよ」
「へ?」
『エクストラクエスト
王を守れが発令されました』
Tips:デスペナルティについて
死ぬと一番最後に寄ったリスポーン地点からリスポーンします。リスポーン地点は街にいくつかある噴水か宿屋など複数あります。
デスペナルティは死んだ時に持っていたお金の三分の一がなくなるというものと全ステータスがゲーム内時間で1日大幅ダウンし、更に経験値などもロストします。