黒夜、後に白日~裏ボス転生者、周りを曇らせながら能天気に戦います~   作:せみふぁいなる

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今度は双子姉妹

 

 この魔法科学が発展した世界にも、"無能"という言葉は当然のように存在する。

 誰でも魔法が使えて当たり前、使えない者は『何も出来ない無能だ』と嘲笑われ、周りから虐げられる。本人も悔しさを元に努力はするが、大体の人が使えるはずのソレが何故か使えない。

 そうして自分は無能なんだ、誰の役にも立たないクズなのだと、とうとう努力をやめてしまうのだ。

 

 この『魔法を使えない』という人は世界でごく一部の者がなってしまっており、原因は不明とされている。

 "使えない"と一概に言っても、これには様々な種類がある。

 

 例を挙げるなら、『魔法を構築中に、突然なんの予兆も無く魔法陣が暴走を起こす』といった者や、『そもそも何故か全ての人に存在している筈の魔力を持っていない』という者。中には『魔力量はあるのにそもそも魔色が無い』なんて者もいる。…まぁ、この場合は無属性となるのだが。

 既存の魔法が構築できない為、今の人類の魔法科学では無能扱いとなるらしい。

 

 しかし、俺に言わせれば、それは間違いである。

 目に見えるものではない為忘れられがちだが、この世界には"スキル"が存在するのだ。この可能性を何故人類は考慮しないのか、転生者の俺には全く分からないし、無意識に魔法こそが全てだと思い込み、無能がどうなろうと知らんこっちゃないと傷付ける奴らの事なんて分かりたくもない。

 

 だがしかし、その可能性に辿り着いた者が一人もいない、というのも考えづらい。考慮した上で、後述する厄介な点のせいで『結局よく分からないし時間の無駄だ』と切り捨てたのだろうか?

 だとしたらソイツは大損してる。

 

 原作でもこの"無能"と呼ばれていた子が仲間になっていたのだが、無能とは名ばかりで、むしろその逆。

 超絶有能だったのだ。

 

 というのも、だ。たしかに魔法は使えなかった。原作では、MPこそ多けれど、覚えている魔法が一つも無かったのだ。

 が、しかし。その代わりとして、所持スキルが専用のスキルとなっており、それが大変にイカれていた。

 

 …なんなんだ、現在のMP量に応じて効果範囲内の味方のATKがUPって。俺より好きな人は居ないと豪語する程に黒白が大好きな俺ですら擁護出来ない程にバランスブレイカーだったぞ…。

 

 ンンッ、とまぁそのスキルのおかげで、初心者でも安定してストーリーの攻略を進めることが出来る、誰にでもオススメできる有能キャラクターだった。

 決して無能では無かったんだよな。

 

 

 …おっと、話が逸れてしまった。

 好きなゲームの事になるといっぱい話そうとしてしまうのは、何かのオタクをしている人の習性のような物だ、これは失敬。

 

 結局何が言いたいのかというと、この世界における"無能"というのは、その全てが『魔法が使えない代わりにスキルが超強力である』というパターンなのだ。

 一応、面倒くさくて厄介な設定はある。原作と設定が変わっていないならば、専用スキルは実際に効果が現れるまでスキル欄には表示されない、という事だ。

 

 原作と同じならば、この世界でもそうなっているはず。…設定周りは流石に同じだよな?そうだと言ってよバー〇ィ。

 少し不安だが、多分恐らくきっとめいびー同じだろう。

 

 とにかく、今の魔法絶対主義の社会が分かっていないだけで、魔法が使えないはイコール無能では無く、むしろ才に恵まれている方なのだ。

 必要なのは理解して協力してくれる周りの環境と、自分の心である。蔑みの言葉には耳を貸さず、希望を持って欲しいのだ。

 

 

 

 ……といった内容の言葉を、俺は目の前にいる、見た目は瓜二つで少し幼く見える双子姉妹に説いていた。

 双子姉妹は、片方はビクビクと怯え、自信なさげに目線を下にしている。もう片方は諦めと悲しみの混ざった目で、それでも警戒は絶やさず俺に向けて来ている。

 …気まずい。俺の考えを頑張って言葉にして伝えたは良いが、明らかに一方的になっている。

 

 こんな状況になってしまったのには理由があるのだ。ちゃんとした理由が。決して俺が不審者と化して、子供に自分の思想を押し付けようとしている訳では無い。

 

 

 

 あの危険宗教刺客ストーカー事件の後、八割殺しした半死体をなるべく優しめに置いて結界を解除し、さっさと家に帰ろうとしたその場を離れたすぐ後の事だった。

 

『あ、の……す、すみません、そこのお、お兄さん』

『私達、今寝る場所が無くて…。一日だけでいいので、泊めてくれませんか…? 私に出来る事なら、何でもするので…』

『お、お姉ちゃん?! 私、じゃなくて、わ、私達って言うはずじゃ…』

『良いから、ね? 大丈夫だから』

『で、でもぉ…それだとお姉ちゃんが…』

 

 

 …話しかけてきたと思えば、目の前でこんな会話をしだして。

 二人の滲み出る悲壮感にもう見てられないと、たまらずに了承してしまったのだ…。

 

 それで表の方の家まで連れ帰って来て、レイゼさんとグレイスを裏世界から呼び事情を説明。

 レイゼさんは『ご主人様の意のままに』と、グレイスは『…私も、良いよ。……ご主人、ロリコンなの?』と、家に泊める了承を貰った。

 あとグレイス、俺はロリコンじゃないからな。俺をすぐにロリコンにしたがる風潮、良くないと思います。

 

 了承を貰った後は、一旦全員でご飯にした。献立はレイゼさんの気分で変わるが、今回は和食だった。

 レイゼさんが作ったご飯はいつも本当に美味しいなぁなどと思ってたら、なんとビックリ。グレイスがレイゼさんの助けなしで作った品が何皿かあるらしい。

 自慢げに『…私が作りました。ぶい。ご主人、美味しかった?』と言ってきたので間違いないだろう。

 前に二人で美味しい料理を研究中だと言って留守番してたのは、こういう事だったのか…。思わずレイゼさんとグレイスを撫でたくなる衝動に駆られたが、姉妹の前なので自重。慎みを持つことは大事である。

 

 俺が撫での衝動に駆られている間に、姉妹の姉の方も恐る恐る料理を口に運んでいたようで、続いてすぐに妹の方も食べていたのだが。

 …この後が、まぁ大変だった。

 

 二人共、料理を飲み込んだ後に泣き出したからだ。

 特に大人しそうな方の子が『こんなに美味しいの初めてです…グスッ…』と言って、泣き止まなくなったのだ。

 本人達的には嫌々で、仕方なく"なんでもする"なんて言って泊まった家のご飯で泣くなんて、どれだけの食生活を送っていたんだ?と問い掛ければ、返ってくるのは驚愕の言葉の数々。

 

『今までマトモな食事はして来なかった』、『路地裏のゴミを漁ったり、文字通り道草を食べたりして生活していた』、『酷い時は2.3日間水すら飲めない事もあったりした』、と。

 

 今どきそんな生活を強いられる環境に居たなんて、何があってそうなってしまったのか気になってしまい、『家族はどうしたのか』と問えば。

 

『私達が無能だから捨てられた』、『何も出来ない役立たずのクズだから呆れられた』、と返ってきた。

 二人の目には、涙が浮かんでいた。随分デリカシーの無い質問をしてしまったと、要らぬ事を聞いてしまったとすぐに後悔した。

 

 そして、それを聞いてすぐに俺の手が勝手に動き、二人の頭を撫でようとした……が、全力の理性を持ってそれを抑えた。突然会って一日もしていない知らん男に頭を撫でられるとか、恐怖以外の何物でもないからね。

 頭を撫でられてキュンとするのは、ゲームの中だけのお話だ。

 

 だが、理性で自分の体を抑えたその瞬間、それと同時に俺は"この子達に寄り添う"と心に決めた。

 余計なお世話とか言われても関係無い、俺は俺の好きに行動するとこの世界に来た時から決めたから。

 

 

 その後ご飯タイムを終了させたら、少しだけ姉妹に事情を聞いた。

 どうやら、『無能は家に居るな、近所に噂されて恥ずかしい。生きていても役に立てないなら出て行け』と言われて親に捨てられた挙句、誰か頼れるような人も身近には居なく。

 そんな状況の中で、何とか二人でも生きていこうと三ヶ月もの間先程聞いた生活の中暮らしていたらしい。

 

 

 ……それで、それを聞いた俺が冒頭の内容の話をして、姉妹を怖がらせてしまい今に至る、というわけだ。

 流石に転生者だの原作だのと、その辺の聞かれると不都合が起こりそうな事は言っていないが…。それでも突然あんな内容の話を聞かされたら警戒もするだろう。

 自業自得だ。

 

 自分の境遇を聞かれ、それに答えたら突然自分の考えを一方的に伝えてきて、挙句の果てには「君達は実は無能ではなく、超有能なんだよ!」ときた。普通に怪しいだろ、こんな奴。

 しかも「大事なのは希望を持つこと」だのなんだのと綺麗事をのたまい、遠回しに"もっと頑張れ"と伝えているのだ。

 本人達はもうすでに頑張って、その上で苦しんでいると言うのに。

 

 俺の昔の事を思い出してつい感情的になってしまったが故に、こんな言葉を投げかけてしまったのだ。これは謝罪案件だろう。

 俺がしたのはただの偽善だ。独りよがりで、感情的な、相手の事なんてなにも考えていない、自己中心的な行動。

 

 好きに行動するとは言っても、それで誰かが嫌な気持ちになるような、そんな行動は自分で自分を許せない。

 

 ビクビクと怯えている子と、その子を守るように片腕を広げ、前に出て警戒を続ける子。

 …今思えば、名前も知らないのにあんな事を言ってしまったのかと、また自己嫌悪に陥る。

 

 せめて目の前にいる姉妹に誠意が伝わるようにと願い、頭を下げる。

 レイゼさんとグレイスも俺がやらかした事だからか、少し遠目で「また謝ってるよあの人……」みたいな目で見守ってくれている。

 

「…ごめん。感情的になって、俺の考えを自分勝手に押し付けようとしてた。大事な時に人の気持ちを考えて発言出来ない奴の言葉は、気持ち悪いだけだっただろう。ただでさえ今日会ったばかりで、名前もお互い知らないと言うのに。……さっき言った事は、忘れてもらっても大丈夫だから。改めて、ごめん」

 

 

 俺の謝罪を聞いて、怯えていた子が震えながらもゆっくりと立ち上がる。

 …今ならビンタでもなんでも受けようと、目を瞑る。…が、待っていても痛みは来なかった。

 来たのは、思いもしていなかった返しの言葉だけだった。

 

「あ、あの、えっと…その…。わ、私は、怒ってないですよ…? 確かに、突然勢いよく話し始めた時は、こ、怖かったですけど…。でも、その、お兄さんは今まで泊めてくれた人とは違って、なんと言うか、こう……温かいですし…。それにむしろ、す、少し嬉しかったくらい…です…。初めて人に認めて貰えた気がして…」

 

 先程の小動物のように怯えていた彼女はどこに行ったのか、徐々に笑顔になっていく。

 なんと言えばいいのか…先程までと比べると見違える程に変わり、自信というものを感じる。しかしどこか儚さも感じ取れる、何とも不思議な笑顔だ。

 

「もしお話が本当なんだとしたら、わ、私も誰かの役に立てるかもしれないってこと…ですよね…? 私も、少しは希望を持ってもいいって事なんですよね…? そそ、そんな事思わなくても…。私はさっきの言葉とお料理で、十分に救われました…よ…?」

 

 その言葉を聞いて俺は、下げっぱなしだった頭をつい上げてしまう。

 

「…でも、所詮は会ったばかりで、泊まる泊まらせるの関係なだけの赤の他人で…」

 

「……夏希よ」

 

 ………え?

 

「…名前よ、名前! 私の名前は夏希! 苗字は捨てたわ! あんな奴らの形なんて残したくないもの!」

「あ、あの、私の名前は夏美です…。苗字は同じく、捨てました…。言いたくもない、です…。す、すみません…」

 

 ……えぇ?

 展開が急で着いていけない。なんでいきなり自己紹介を?と頭の中をグルグルと疑問符が浮かんで、思考が停止する。

 

「…ボーッとしてないで、貴方の名前も教えなさいよ」

「……お姉ちゃん、多分お兄さん着いてこれてないんじゃ?」

「んー、仕方ないわね…」

 

 未だに頭がショートを起こしている俺に夏希ちゃんが近付いてくる。

 

「……」

 

 真顔のまま近くに来たと思ったら、立ち位置を調整し始めた。

 その後すぐに丁度いい位置を見付けたのかそこで止まると、おもむろに片手を振り上げ、俺の頭へ斜めに思い切り振り下ろした。

 

「そぉい!!!」

「割と痛いっっ?!」

 

 意外と痛い!落ちてたレゴを踏んでしまった時の痛みくらい痛い!

 

「お、お姉ちゃん?! 何してるの?!」

「機械はこれで治るってあのクソ母が言ってたわ」

「お、俺は機械じゃない……」

 

 四つん這いで痛みに悶えていると、見守ってくれていたグレイスがステステと歩いてくる。

 

「……ご主人、だいじょぶ?」

「グ、グレイス…。心配して来てくれたのか…? いい子だなぁグレイスは…」

 

 心配してくれるグレイスに感涙していると、グレイスは姉妹の方に指を差した。

 

「……名前、教えて欲しいって言ってた。教えてあげないと可哀想」

「…心配じゃないんかい」

「…だいじょぶ。心配なら何時もしてる」

 

 そ、そうなんだ……。

 それなら、まぁ良いかぁ…。

 

 痛みも徐々に引いてきたので、夏姉妹の方へと向き直る。

 

「お、俺の名前が知りたいの…?」

「えぇ。私達は名乗ったんだし、教えてくれてもいいじゃない?」

「そ、そうですよ…!」

「…まぁそうだけど……」

 

 少し釈然としないような気がしないでも無いが、大人しく名前を答える事にした。

 

「…俺の名前は黒斗。暗夜 黒斗 だ。呼び方は好きにして貰っていいよ。…これで満足?」

「えぇ! 満足よ!」

 

 アッハイ。

 それなら何よりです…。

 それで、結局の所…

 

「なんでお互い自己紹介を?」

 

 俺がそう聞くと、夏希ちゃんが照れ臭そうに髪を指でいじいじしながら答えた。

 

「…これで、お互いに名前を知れたでしょう? なら、もう他人同士じゃないかなと思って…。……そ、その、謝られても困るのよ。私も夏美と一緒で、嬉しいって少しは思ったんだから…! それと同時に確かに警戒はしたし怒ったけど…! 反省してるって事は分かったし、夏美がああ言ってたって事は、ちゃんと心からの言葉だったって事だし…。…あぁ、もう! つまりその、アレよ! 少しは信用したって事よ! 人間的にね! 分かった!? 分かったわね! じゃあ私は寝るから、おやすみなさい!」

 

 そう矢継ぎ早に言うと、夏希ちゃんは二階へと上がってしまった。

 

「あっ! お、お姉ちゃん?! ……行っちゃった……」

「あー、えっと……。レイゼさん、夏美ちゃんと夏希ちゃんを寝室に案内してあげてくれる……?」

 

 そう言うと、レイゼさんはペコリとお辞儀をしてこちらに寄ってきた。

 

 

「かしこまりました。…それにしてもご主人様、初対面の方大体に謝ってますね。そういうご趣味でも?」

「ヤメテ! お黙り! 触れないで! 自分でもそう思ってるから!」

「フフッ、かしこまりました。では夏美様、寝室の方へ行きましょうか。こういう時を想定して、寝室は分かりやすくなっております。お姉様の方もきっとそこに居るかと」

 

 わぁ、俺より主人が似合ってそうだなぁレイゼさんは。

 正直前からちょくちょく思ってたけど。

 

「……私とも仲良くなって欲しい。夏美って呼んでいい?」

「あ、え、えと、良いですよ…? 貴女のことはなんとお呼びしたら…?」

「……グレイスって呼んで。…夏美、今日は一緒に寝よう」

 

 …泊まりの許可、ほぼ無期限でいいって伝えるのは明日落ち着いてからで良いか。楽しそうな雰囲気の邪魔をしたくない。

 

「それでしたら、私のことも是非レイゼとお呼びください。ご主人様の事です、恐らく今日だけではなく、暫く泊まっても良いと許可を出そうとしていたでしょうし。長いお付き合いになりそうで、不肖このレイゼ、嬉しく思います」

 

 バレてるのは承知だったけど、バラすのは違くない?!

 恥ずかしいんだけど、レイゼさん!

 

「え、あ、え…? きょ、今日だけじゃない…?」

 

 夏美ちゃんが困惑している声を出し、レイゼさんと俺を交互に3往復ほど見る。

 ホラ!いきなりで困惑しちゃったじゃん!

 

「さぁ、ご案内します。着いてきてください」

「……ご主人、おやすみ。また明日」

「う、うん…。おやすみ、グレイス……」

 

 そうして三人がリビングから出る直後、夏美ちゃんが首をぶんぶんと振って困惑を振り切ると、俺の方へ向いて言葉を紡ぐ。

 

「く、黒斗さん、お、おお、おやすみなさい! ああ明日もよろしくお願いします!」

 

 そこまで言うと、扉が閉じる。

 先程までうるさかったリビングがシーンとなり、どこか寂しさを覚える。

 

「…一人には慣れてたはずなんだけどなぁ…。人と関わるって大事だよなぁ、やっぱり」

 

 ご飯の時に姉妹が座っていた椅子の場所へ目線を移す。

 

「まさか、許されるとは…。俺の考えすぎなのかなぁ…。──おやすみなさい、かぁ…」

 

 言ってなかったが、あの姉妹は原作には出てこない。

 本当の意味での初対面だった。

 

 しかし、最近はどうも原作キャラとは会わず、こうして何も知らないまま一から関係を築いている事が多い気がする。

 そして、そんな人達と知り合って、"この人達も笑顔にしてあげたい"と思っているのも事実だ。

 

「もう少し、気合い入れて頑張るかぁ……。原作ファンだけど、正直今の俺の気持ちは、”ゲームのスチルをリアルで見たい”と、非原作の………いや、”この世界の住民を含めた原作のキャラ全員で、あのクリア後のハッピーエンドを見たい”という気持ちがせめぎ合ってる」

 

 台所へ行くと、『お疲れ様です』という紙と一緒にココアが入ったカップが用意されていた。恐らくレイゼさんがこっそり用意してくれていたのだろう。

 ……うん、これで俺の気持ちに決着が着いたような物だ。

 

「原作を取るのか、それとも未来を取るのか……。俺の答えはもう、実質一つだ。そうだろう? …神様、見守っててくださいね。失敗したらお得意の煽りで笑ってやってください」

 

 新たに決意を胸にしながら、俺はココアをゆっくりと啜った。

 俺が甘い物が好きな事を知っているからなのか、普通のココアよりとても甘く感じた。

 




今回は早く書けました!
これが成長か…?!とも思いましたが、普通に気分なだけだったと思い返して成長してるか怪しいなと感じる所存でございます。
あ、あと誤字報告とても助かっています。それっぽいのがあったらバンバンくださると、とても嬉しいし助かります。

ここまで見て下さりありがとうございます!
よろしければ是非、感想・評価の方お願い致します!作者のモチベーションに繋がります!
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