転生者にして侯爵家の子息である青年ウィルバート・マッケイは、前世の知識という転生者にとってのアドバンテージを駆使しながら自身と同じ転生者を探すのを目的として活動し続けた結果、ベルトラム王国を発展させたり銀髪合法ロリな婚約者と結ばれる事になってしまう物語である。(ただし前世の価値観から、自分が間違いなくロリコン野郎認定をされても可笑しくない事実に悶々とした日々を送る模様)

注意点:完全な思い付きで執筆した作品なので、現段階では連載する予定はありません。 評価や感想しだいで連載しようと思います。

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何となくネタが思い付いたから試しに執筆した。 反省も後悔もしていない。 因みに連載するかは未定とする。


人生の墓場/転生したら銀髪合法ロリと結婚していた件

 

 

 

 

「結婚は人生の墓場」──この言葉は元々は"ひとりの人と愛し合い、墓のある教会で結婚するべきである。"という意味で、フランスの詩人として知られるシャルル=ピエール・ボードレールが残した言葉である。

 

しかし、現代においては結婚をネガティブに捉える際に使われる事が多く、そこに込められた本当の意味を知っているのは物好きな人間くらいである。 そんな事を知っている時点で俺も物好きな人間の1人だと言える。

 

いきなり何故この様な話をしたのかを説明する前に、一つだけ大して面白くもなんともない男の話をしよう。

 

その男は何処にでも居る凡人の1人で、特に将来の夢もなければ叶えたい理想も皆無に等しい日々を、悪く言えば変わり映えのしない退屈でつまらない人生を送っていた。

 

そんな男の人生に転機が訪れたのは彼が大学2〜3年生の頃の事で、ある日偶然にも乗り合わせたバスで不幸にも交通事故に見舞われてしまい呆気ない最期を迎える事となった。

だが何の因果なのか死んだ筈の男は気が付くと見知らぬ屋敷の浴場だった。 男は突然の事に困惑しつつ自身の手に視線を向けるとそこには自分ではない誰かの掌が映り、水面に視線を移すと見慣れた自分の顔の代わりに全く見知らぬ少年の顔が映っていた。 それと同時に男の脳内に自分ではない1人の少年の記憶が呼び起こされ、自分の持つ記憶と混じり溶け合う感覚に襲われた。 余りにも形容し難い感覚に襲われた男、もとい少年は思わず吐き気に苛まれつつも、何とか堪えると自分が目にした男の記憶が前世のものである事を理解した。

 

それからというもの少年は今世の世界と前世の世界のギャップに驚愕しつつも、自分の中に存在する前世の記憶を有効的に活用するべく行動を開始した。

 

余りにも非現実的な体験をしたにも関わらず、それでも冷静でいられる今世の自分の精神的な強さに思わず感嘆の声を漏らしたのは言うまでもないだろう。 これが前世の自分だったら耐えられず自ら命を絶っても可笑しくはなかった。

 

そんな事を思いながら、俺は前世の記憶というポテンシャルを活かして今世の世界で様々なことを実践する日々を送りながら、もしかしたら自分と同じ様に前世の記憶を持った人間が居るかもと考え探す様になっていた。

 

そうして前世の知識を役立てながら自身と同じ"転生者"を探す日々を過ごしていた俺だったが、現在ある意味で危機的状況へと追いやられていた。

 

それが何かと言うと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神聖歴千年の春、ベルトラム王国にて貴族である一組の男女の結婚式を祝ったパレードが開かれていた。

 

結婚式が執り行われる会場である大神殿を目指す豪奢な馬車に乗っているのは、ベルトラム王国きっての天才と称される程の頭脳を持つ才女である"クレール伯爵家"の令嬢「セリア=クレール」。

その隣に座るるのは、"稀代の天才にして、騎士の中の騎士"と人々から称される程の実力を持つ事で知られる"マッケイ侯爵家"の子息「ウィルバート・マッケイ」。

 

これから大神殿で結婚式を執り行う2人をパレードの見物に訪れていた人々が次々と祝福の言葉を投げ掛けて来るのを耳にしたセリアは頬を赤く染めながら、隣に座るウィルバートへと視線を向ける。

 

「ごめんね"ウィル"。 お父様ったら結婚式だからって気合いを入れ過ぎたみたいで、こんな風に大々的に執り行うなんて思わなかったわ」

 

「謝らなくても大丈夫。 それに俺もお義父さんの立場だったら娘の結婚式を祝う為に張り切るだろうしな……まあ、流石にここまで大々的に執り行う気は無いけど」

 

苦笑気味に謝ってくるセリアに対してウィルバートはそう答えた。

 

「それにしても、まさか本当にこの日を迎える事が出来るなんてな。 最近は色んな事があり過ぎて大変だったけど、こうしてセリアと結婚式を挙げる事が出来るのは純粋に嬉しい。 改めて言うけど、セリア……これからも末永くよろしくな」

 

「うん」

 

ウィルバートの言葉にセリアは満面の笑みで返しながら2人を乗せた馬車は大神殿を目指して進み続けるのだった。

 

 

だが、この時のウィルバートは内心ある事を考えていた。

 

(…うん、ダメだ。 どれだけ言い繕っても前世の基準で考えると俺って間違いなくロリコン野郎だ!?)

 

自分の隣でウィルバートがそんな事を考えているなど、幸せそうな笑顔を浮かべているセリアが知る術などなかった。

 

 

 

 

 

 

これは転生者である青年ことウィルバート・マッケイが前世の知識を活かしながら、自身と同じ転生者を探す為に色々と頑張り続けた結果、ベルトラム王国を発展させたり銀髪合法ロリな婚約者と結ばれる事になってしまった物語である。

 

 

to be continued‥?




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